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海外移住でマイナンバー失効!カード返納手続きとは【帰国時も解説】

2021/05/27

海外移住でマイナンバー失効!カード返納手続きとは【帰国時も解説】

 

お悩み相談
海外移住すると、マイナンバーはどうなるんだろう?
何か手続きも必要なのかな??

 

こんにちは、キベリンブログです。

海外移住のときに海外転出届を出すと、マイナンバーは失効となります。

今回は、「海外移住でのマイナンバーの取扱い」について、紹介します。

 

【本記事の内容】

 

海外転職して海外移住したとき、マイナンバーの失効を経験しました。

経験から、取扱いのポイントを語っていきます。

 

① 海外転出届を出す(住民票を抜く)と、マイナンバーは失効する【カード返納手続きあり】

① 海外転出届を出す(住民票を抜く)と、マイナンバーは失効する【カード返納手続きあり】

① 海外転出届を出す(住民票を抜く)と、マイナンバーは失効する【カード返納手続きあり】

 

「マイナンバー(個人番号)」は、住民票がある人に与えられる制度です。

海外移住するときに「海外転出届」を出すと、住民登録が抹消されるので、マイナンバーは失効します。

 

海外転出届を出したら、マイナンバーカード(通知カード)の返納手続きが必要

マイナンバーカードを持っている場合は、役所で返納手続きが必要です。

海外転出届の手続きのときに、マイナンバーカードも持っていきましょう。

 

カードに返納の内容を記載した上で、返してもらえます。

返納手続きをしたカードは、帰国して転入届の手続きのときに必要になるので、捨てずに取っておきましょう。

 

「マイナンバー通知カード(紙のカード)」は、2020年5月25日で廃止されています。

マイナンバーカードを持っていなくても、通知カードを持っていたら、返納しておきましょう。

ちなみに、私は通知カードの返納を忘れてしまいました。。(忘れても特に問題はなかったですが)

 

マイナンバーは一旦失効するが、「抹消」はされない

ちょっとややこしいのですが、海外転出している間は、マイナンバーは一旦失効します。

ですが、番号が「抹消」されるわけではありません。

 

なぜなら、マイナンバーは原則として「生涯で同じ番号を使用する」からですね。

他の人があなたの番号を使うこともなければ、自由に変更することもできません。

 

※海外転出届は、「海外に1年以上滞在する予定の場合」に提出が求められています。

詳細は「海外転出届は出さなくてもいい?メリットとデメリット」をご覧ください。

 

② 帰国して転入届を出すと、同じ番号でマイナンバーが有効になる【カードは再交付】

② 帰国して転入届を出すと、同じ番号でマイナンバーが有効になる【カードは再交付】

② 帰国して転入届を出すと、同じ番号でマイナンバーが有効になる【カードは再交付】

 

海外移住から帰国して「転入届」を出すと、住民登録されて住民票が作成されます。

このタイミングで、またマイナンバーが復活します。

 

転入後のマイナンバーは、海外転出前と同じ番号になる

海外から転入後に与えられるマイナンバーは、「転出前と同じ番号」が有効になります。

ただ、「2015年10月5日以前」から海外転出していた人はマイナンバーがないので、その場合は新たに番号が付番されます。

 

以前のマイナンバーカードは使えないので、交付申請が必要

マイナンバーの番号は同じですが、以前の「マイナンバーカード」は失効しているので使えません。

カードが必要なら、転入届の手続きと一緒に、マイナンバーカードの交付申請もしてしまいましょう。

 

※海外からの転入届の手続きは、「海外転職から帰国時の転入届手続きを解説」をご覧ください。

 

③ 海外転出でマイナンバーが失効すると、できなくなること【デメリット解説】

③ 海外転出でマイナンバーが失効すると、できなくなること【デメリット解説】

③ 海外転出でマイナンバーが失効すると、できなくなること【デメリット解説】

 

マイナンバーが失効すると、できなくなることを紹介しておきますね。

 

マイナンバー失効で、できなくなること

・銀行口座の開設

・証券口座の開設

 

日本で口座を開設するとき、マイナンバーの届出を求められます。

海外転出中はマイナンバーが失効しているので、以前の番号で届け出ても難しいでしょう。

 

なお、海外転出するときは、多くの銀行は口座を解約するよう規約を定めています。

証券口座も取引が制限されたりするので、注意しておいてくださいね。

 

※海外移住による銀行口座の取扱いは、「海外移住で銀行口座は解約手続きが必要?銀行別に解説【海外転職】」で紹介しています。

 

2021年12月末に、法令上の経過措置期間が終了

マイナンバーは、2016年から導入されています。

2021年12月末までの6年間は、「経過措置期間」という位置付けでした。

 

マイナンバーを届け出ていない場合、銀行はこの期間内にマイナンバーを届け出るよう求めています。

2022年1月以降は、法令上でマイナンバーの届出が必須になっています。

 

海外移住すると、クレジットカードの新規作成も難しくなる

マイナンバーとは直接的には関係ありませんが、海外移住するとクレジットカードの新規作成も難しくなります。

移住前に作成・解約するなど、整理しておくと安心ですね。

 

※海外移住でのクレカの取扱いは、「海外移住するとクレジットカードは解約?取扱いを解説」をご覧ください。

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本記事では、「海外移住でのマイナンバーの取扱い」を紹介しました。

ポイントをまとめます。

 

【海外移住とマイナンバーの取扱いのポイント】

・海外転出届を出すと、マイナンバーは失効する

・マイナンバーカード(通知カード)は、返納手続きが必要

・マイナンバーは一旦失効するが「抹消」はされず、帰国して転入すると同じ番号で有効になる

 

【マイナンバー失効により、できなくなること】

・銀行口座の開設

・証券口座の開設

 

マイナンバーおよびマイナンバーカードの活用は、政府のデジタル化の推進で広がっていく流れですよね。

今後は、以下のような拡大案が出てきています。

 

【マイナンバー制度の拡大案】

・健康保険証としての運用(※既に対応済み)

・カード機能(電子証明書)のスマートフォン搭載

・戸籍情報の連携開始

・運転免許証との一体化

・海外継続利用開始

デジタル庁のホームページ参照)

 

今のところ海外転出でマイナンバーは失効しますが、継続して利用できるようにする案もあるようです。

見通しは不安定ですが、海外移住者のマイナンバーの取扱いも変わってきそうですね。

 

今後のマイナンバーの動向に、注目しておきましょう!

 

 

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