備えておくべき条件とか知りたいな。
こんにちは、キベリンブログです。
海外旅行や移住など、便利なクレジットカードは不可欠のアイテムです。
今回は、「海外向けに作るクレジットカードの条件とおすすめ3選」について、紹介します。
【本記事の内容】
海外転職での海外移住と100か国以上の旅行経験から、世界中でクレカを使ってきました。
海外ではどんな条件を備えておくべきか、経験から語っていきます。
① 海外旅行・移住で必須のクレジットカード条件【5つのポイント】
まず最初に、海外で必要なクレジットカードの条件を確認しておきましょう。
海外旅行・海外移住などで当てはまるので、チェックしてみてくださいね。
【海外向けのクレジットカードに必要な条件】
1. 海外のATMでキャッシングできること
2. 海外旅行傷害保険が付帯されていること
3. 国際ブランドは「Visa」または「Mastercard」であること
4. 最低でも3枚は持っておくこと
5. 予備で持つカードは年会費が永年無料であること
上から順に解説していきます。
1. 海外のATMでキャッシングできること
海外では、現地通貨の現金が必要になりますよね。
でも日本から海外移住すると、現金を入手するのはちょっと面倒です。
両替だと日本円が使える国は限られるし、為替レートも場所によって極端に悪かったりするんですよね。
クレカでATMからキャッシングすれば、海外でもすぐに現金が引き出せます。
手数料は両替より安くなるし、手間もかかりません。
いつも私は両替せず、クレカでATMから現金を入手しています。
※【補足】キャッシング後に繰り上げ返済すると、利息をほぼゼロにできるため安くできます。
ネット完結で簡単に繰り上げ返済する方法は、「【海外キャッシング】繰り上げ返済で利息を安くする【ネットで簡単】」をご覧ください。
2. 海外旅行傷害保険が付帯されていること
海外旅行保険に長期で加入すると、数万円以上になります。
ですが、クレジットカードには海外旅行保険が付いているものがありますよね。
クレカに保険が付帯されているなら、別途の保険加入は不要です。
とはいえ「クレカの保険なんて、大した補償を受けられないんでしょ?」と思いますよね。
でも実際のところ、クレカの付帯保険でも問題ありません。
しかもカードを複数枚持っていれば補償額が合算されるので、十分な補償額になりますよ。
海外旅行保険が適用される条件には、以下の2種類があります。
【クレジットカード付帯の海外旅行保険の種類】
・利用付帯 : 旅行費用の一部をカードで支払った場合に補償される
・自動付帯 : カードを使わなくても、持っているだけで補償される
「利用付帯」は「自動付帯」よりも条件が厳しいので、マイナスに見えますよね。
実は、利用付帯は「使った時点から保険が有効になる」というメリットがあります。
例えば、海外でバスや電車などの交通費をカードで払えば、その時点から保険が有効となります。
つまり、カードを複数枚組み合わせれば、補償日数の90日を超えるような長期間の海外旅行でも保険を適用できるというわけです。
3. 国際ブランドは「Visa」または「Mastercard」であること
クレジットカードは、使えなかったら意味がありません。
「Visa」と「Mastercard」の国際ブランドのクレジットカードは、必ず作っておきましょう。
なぜなら、世界で圧倒的に使えるのが「Visa」と「Mastercard」だからですね。
ブランド別で世界シェアの上位をみると、「Visa:約50%、Mastercard:約25%」というシェア率です。
実際に100か国以上に行ってクレカを使ってきた体感でも、やはり「Visa」が No.1 でした。
地域にもよりますが「Visaだけ使えて、Mastercardは使えない」というところも、それなりに見かけましたね。
「Amex」や「JCB」だと、海外で使える場所はかなり限られます。
特典だけで選ばないように注意してくださいね。
4. 最低でも3枚は持っておくこと
海外では日本よりも、クレジットカードのトラブルに遭う確率は高くなります。
「ATMに飲み込まれた」「カードを盗まれた」といった話は、わりと聞きますよね。
トラブル発生時はすぐにカード会社に連絡して利用停止すればOKで、また新たなカードが送られてきます。
でも、カードが届くまでに手持ちのカードがなくなってしまったら、困りますよね。
そういった状況でも予備のカードを持っていれば、そのカードを使えばいいだけなので、困らなくて済みます。
ただ2枚だと、1枚なくなった時点で「最後の1枚がなくなったらどうしよう...。」と不安を感じます。
この不安を解消するためにも、最低3枚は用意しておくと良いですね。
国際ブランドの組合せは、「Visa:2枚、Mastercard:1枚」はキープしておくと安心です。
※海外でのカードのトラブル対処法は、「海外旅行でよくあるクレジットカードの3つのトラブル【原因と対策】」で解説しています。
5. 予備で持つカードは年会費が永年無料であること
メインで使うカードなら、年会費に見合ったサービス次第で、有料のクレカもありだと思います。
でも、予備で何枚も持つクレジットカードに年会費がかかっていたら、そこそこ負担ですよね。
年会費が無料でも、十分な機能をもつクレジットカードはあります。
余計な支出を減らすためにも、できるだけ年会費が「永年無料」のカードを選びましょう。
ただし無料には2種類あり、「初年度だけ無料」と「永年無料」があります。
どちらの無料なのか、きちんと確認してから選んでくださいね。
② 海外へ行く前に作る、おすすめクレジットカード3選【年会費は永年無料】
前のパートの5つの必須条件を押さえた上で、おすすめのクレジットカードを紹介していきますね。
紹介する3つのカードは、すべての条件を満たしているカードです。
【海外へ行く前に作る、おすすめクレジットカード 3選(※年会費は永年無料)】
・楽天カード : 楽天経済圏の活用で節約効果の大きい定番カード。国際ブランドが異なる2枚目のカードも作れて、ポイント特典がある
・エポスカード : キャッシング時にオンラインで簡単に繰り上げ返済できるため、利息が安くなる
・三井住友カード(ナンバーレス) : カード番号が券面になく、盗み見防止で悪用されにくいタイプのカード
楽天カード
年会費 |
永年無料 |
海外キャッシング |
あり |
海外旅行保険 |
・障害死亡 / 後遺障害:最高2,000万円 (※補償条件は利用付帯) |
国際ブランド |
・Visa |
ポイント還元率 |
1.0% |
その他メリット |
・楽天経済圏の活用で節約効果大 |
入会特典 |
5,000円分のポイント特典 |
「楽天カード」は、発行数 3,000万枚を超える定番のカードです。
楽天モバイル や 楽天トラベル など楽天経済圏の活用で、得られるポイントによる節約効果は絶大ですね。
海外旅行保険(利用付帯)も付いており、とりあえず持っておいて損しないカードです。
楽天カードでは2枚目も作成でき、2枚とも「永年無料」で作れます。
VisaとMastercardでブランドを分けて作っておけば、海外でも使えずに困ることはほとんどありません。
2枚目の作成でも追加でポイント特典があるので、お得に利用できますね。
盗み見防止のためカード番号は券面に印字せず、目立たない裏面に記載するなど、セキュリティ面も向上しています。
エポスカード
年会費 |
永年無料 |
海外キャッシング |
あり |
海外旅行保険 |
・障害死亡 / 後遺障害:最高3,000万円 (※補償条件は利用付帯 【2023年10月1日より自動付帯から改定】) |
国際ブランド |
Visa |
ポイント還元率 |
0.5% |
その他メリット |
・キャッシング時にオンラインで簡単に繰り上げ返済でき、利息が安くなる |
入会特典 |
2,000円分のポイント特典 |
「エポスカード」は、丸井グループの会社が発行しています。
海外で現金をATMから下ろせる便利なキャッシング利用時に、オンラインで簡単に繰り上げ返済できるので、利息が安くなるメリットがあります。
オンラインでの申し込み後にマルイの店舗へ行けば、即日でカードの受け取りも可能ですよ。
三井住友カード(ナンバーレス)
年会費 |
永年無料 |
海外キャッシング |
あり |
海外旅行保険 |
・障害死亡 / 後遺障害:最高2,000万円 (※補償条件は利用付帯) |
国際ブランド |
・Visa |
ポイント還元率 |
・通常は「0.5%」 |
その他メリット |
・カード番号が印字されずセキュリティ面で安心 |
入会特典 |
1,000円分のポイント特典 |
「三井住友カード(ナンバーレス)」は、2021年2月に登場したカードです。
カードの券面にカード番号や有効期限が印字されないので、カード情報を盗み見される心配がありません。
当初はカード番号が券面にないタイプは少なかったのですが、他のカードも対応されてきたため、ややメリットは薄くなりましたね。
「カード番号はないの?」と思うかもしれませんが、カード情報は「Vpass」という専用のアプリで確認でき、ネットショッピングもOKです。
国際ブランドのVisaとMastercardを2枚申し込んでも無料なので、選ぶのに悩まなくて済みます。
予備で持っておくのにおすすめですね。
>> 三井住友カード(ナンバーレス)を申し込む(公式サイト)
③ まとめ:海外でのクレカのトラブルは、条件に合うカードが複数枚あれば回避できる
本記事では、「海外向けに作るクレジットカードの条件とおすすめ3選」を紹介しました。
ポイントをまとめます。
【海外向けのクレジットカードに必要な条件】
1. 海外のATMでキャッシングできること
2. 海外旅行傷害保険が付帯されていること
3. 国際ブランドは「Visa」または「Mastercard」であること
4. 最低でも3枚は持っておくこと
5. 予備で持つカードは年会費が永年無料であること
【海外へ行く前に作る、おすすめクレジットカード 3選(※年会費は永年無料)】
・楽天カード : 楽天経済圏の活用で節約効果の大きい定番カード。国際ブランドが異なる2枚目のカードも作れて、ポイント特典がある
・エポスカード : キャッシング時にオンラインで簡単に繰り上げ返済できるため、利息が安くなる
・三井住友カード(ナンバーレス) : カード番号が券面になく、盗み見防止で悪用されにくいタイプのカード
クレジットカードは海外での生活はもちろん、旅行においても不可欠です。
でも、どんなカードでもいいわけではなく、使えなかったら意味がないですよね。
本記事で紹介した必要な条件を参考に、あなたに合うものを作っておくと安心です。
海外でのクレカのトラブルは、複数のカードを持って事前に対処法をチェックしておけば、ほとんど回避できます。
慌てないよう、海外へ行く前にしっかり準備しておいてくださいね。
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