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失業保険 支給額

【8月変更】失業保険の支給(基本手当日額)は上限あり【月いくら】

【8月変更】失業保険の支給(基本手当日額)は上限あり【月いくら】

 

お悩み相談
失業保険って、退職前の給料から計算されるんだよね。
稼げば稼ぐほど、お得になるってこと?

 

こんにちは、キベリンブログです。

退職後にもらえる失業保険には、実は上限があります。

今回は、「失業保険の支給額の上限と、毎年8月の基本手当日額の変更」について紹介します。

 

【本記事の内容】

① 失業保険の上限には、月いくら稼ぐと達するか【基本手当日額は8月変更】

② 賃金日額・基本手当日額以外で、毎年8月に変わる雇用保険の限度額【5つの手当】

③ まとめ:失業保険の基本手当日額の上限は、毎年8月に変わる

 

失業保険は3回ほど受給してきました。

毎年8月に変更がある雇用保険の手当についても、わかりやすく語っていきます。

 

① 失業保険の上限には、月いくら稼ぐと達するか【基本手当日額は8月変更】

① 失業保険の上限には、月いくら稼ぐと達するか【基本手当日額は8月変更】

① 失業保険の上限には、月いくら稼ぐと達するか【基本手当日額は8月変更】

 

会社を辞めると、少なくとも3か月間は失業保険がもらえます。

収入が途絶えてしまうので、いくらもらえるのかは気になりますよね。

 

そこで、失業保険の支給額の決まり方をチェックしておきましょう。

毎年8月に変更される上限額についても、紹介していきます。

 

失業保険の金額は、退職前6ヶ月間の給料から決まる

失業保険をもらう時は、「辞める前に稼ぐほどお得」などとよく言われます。

その理由は、「退職前6か月間の給料から決まる」からですね。

 

失業保険の計算には、「残業代」も含まれます。

つまり、たくさん残業して稼いでおけば、失業保険も増やせるというわけです。

 

※失業保険の計算に含む細かい内容は、「【失業保険】ボーナスや残業代は給付の計算に含まれる?【一覧あり】」をご覧ください。

 

失業保険には、上限額がある

「じゃあたくさん残業して、いっぱい稼ごう!」と思うかもしれませんが、ちょっと注意が必要です。

なぜなら、失業保険には「上限額」があるからですね。

 

上限額に達したら、それ以上稼いでも失業保険は増えません。

なので「月いくら稼いだら、失業保険の上限額になるか?」を知っておくと安心です。

 

それを知るポイントが、「賃金日額」「基本手当日額」にあります。

 

賃金日額と基本手当日額の上限は、毎年8月に変更あり

・賃金日額 : 退職前6ヶ月間に支払われた1日あたりの給料

・基本手当日額 : 失業給付の1日あたりの金額

年齢 賃金日額 基本手当日額
29歳以下 13,670円 → 13,890円 6,835円 → 6,945円
30~44歳 15,190円 → 15,430円 7,595円 → 7,715円
45~59歳 16,710円 → 16,980円 8,355円 → 8,490円
60~64歳 15,950円 → 16,210円 7,177円 → 7,294円

(※2023年8月1日から変わった変更前後の上限額)

 

上の表は、「賃金日額」「基本手当日額」の上限額です。

賃金日額と基本手当日額の上限は、毎年8月に変更されます。

 

なぜ変更されるかというと、毎月勤労統計での平均給与額の増減を反映させるからですね。

基本的には、数百円レベルで上がることが多いです。

 

また、離職時の年齢によっても、賃金日額と基本手当日額の上限は変わってきます。

60~64歳は例外ですが、高齢になるほど上限額も上がるしくみですね。

 

月いくら稼いだら、失業保険の上限に達するか

年齢 上限に達する退職前6ヶ月の平均月給 1ヶ月あたりの失業保険の上限額
29歳以下 416,700円 208,350円
30~44歳 462,900円 231,450円
45~59歳 509,400円 254,700円
60~64歳 486,300円 218,820円

 

賃金日額と基本手当日額から、「月いくら稼いだら、失業保険の上限に達するか?」を具体的に考えてみましょう。

年齢で違いはありますが、退職前6か月の平均月給が40万円を超えてくると、上限に近づいてくる感じですね。

 

例えば29歳以下で見ると、「月給41.6万円」ほどで上限につきあたります。

失業保険は最大で月いくらかというと、29歳以下なら「20.8万円」ほどで、最も上限額の高い45~59歳なら「25.4万円」です。

 

退職前に残業を増やして、賃金日額の上限額以上を稼いでも、失業保険の支給額は増えません。

年齢による違いにも、注意しておいてくださいね。

 

② 賃金日額・基本手当日額以外で、毎年8月に変わる雇用保険の限度額【5つの手当】

② 賃金日額・基本手当日額以外で、毎年8月に変わる雇用保険の限度額【5つの手当】

② 賃金日額・基本手当日額以外で、毎年8月に変わる雇用保険の限度額【5つの手当】

 

前のパートでは、毎年8月に変更される「賃金日額」と「基本手当日額」を見てきました。

その2つ以外にも、失業保険(雇用保険)では8月に変わる上限額があるので、参考として紹介しておきますね。

 

【賃金日額・基本手当日額以外で、毎年8月に変わる上限額】

❶ 再就職手当の算定における基本手当日額

❷ 就業手当の1日あたりの支給額

❸ 介護休業給付

❹ 育児休業給付

❺ 高年齢雇用継続給付

 

❶ 再就職手当の算定における基本手当日額

・59歳以下 : 6,190円 → 6,290円

・60~64歳 : 5,004円 → 5,085円

(※2023年8月1日から変わった変更前後の上限額)

 

就職が決まったら支給されるのが、再就職手当です。

再就職手当も基本手当日額から計算するのですが、基本手当(いわゆる失業保険)とは上限額が違います。

 

再就職手当は、基本手当に比べて上限額が低めに設定されています。

退職前の月給が38万円ほどで再就職手当は上限に達するので、基本手当との違いに気をつけておきましょう。

 

※再就職手当の条件など詳しい内容は、「【失業保険】再就職手当の受給条件と申請方法【派遣・バイトも可能】」で解説しています。

 

❷ 就業手当の1日あたりの支給額

・59歳以下 : 1,857円 → 1,887円

・60~64歳 : 1,501円 → 1,525円

(※2023年8月1日から変わった変更前後の上限額)

 

就業手当とは、1年未満の短期の就職(アルバイトなど)した場合、働いた日に基本手当日額の30%が支給される手当です。

なので金額としては低めの手当になっており、上限額も低いです。

 

もらうと損する手当とも言われたりするので、受給にはちょっと注意が必要ですね。

就業手当をもらうなら、事前にしくみを知っておくと安心ですよ。

 

※就業手当のしくみについては、「【就業手当】もらわない方がいい?知らないと損する理由【失業保険】」をご覧ください。

 

❸ 介護休業給付

・支給限度額 : 335,871円 → 341,298円

(※2023年8月1日から変わった変更前後の限度額)

 

介護休業給付は、家族介護の休業でもらえる雇用保険の制度で、「失業等給付」に含まれる手当です。

もらえる金額は「月給の67%」を受給できます。

 

ただし、支給には上記のとおり限度額があります。

また、休業中に会社から給料が支払われていると支給率も変わったりするので、注意しておきましょう。

 

※詳しい介護休業給付の内容は、「【失業給付】介護休業給付金とは?受給条件と申請方法【月給67%】」で紹介しています。

 

❹ 育児休業給付

・支給限度額 (支給率67%): 305,319円 → 310,143円

・支給限度額 (支給率50%): 227,850円 → 231,450円

(※2023年8月1日から変わった変更前後の限度額)

 

育児休業給付は、育児休業中にもらえる「雇用保険」の手当です。

支給率は、休業開始から6か月間は「67%」、6か月経過後は「50%」になっています。

 

ただし、介護休業給付と同様に、支給には限度額があります。

もらうには「職場復帰」が前提なので、条件は事前に知っておくといいですね。

 

※育児休業給付の条件などは、「【月給67%】育児休業給付金の条件と申請方法【失業給付から分離】」をどうぞ。

 

❺ 高年齢雇用継続給付

・支給限度額 : 364,595円 → 370,452円

・60歳到達時等の賃金月額の上限 : 478,500円 → 486,300円

(※2023年8月1日から変わった変更前後の限度額)

 

高年齢雇用継続給付は、60歳以上から65歳未満までの人向けの手当です。

60歳になると賃金が下がることが多いので、それを補うための給付金ですね。

 

月給が支給限度額を超えると、高年齢雇用継続給付は支給されなくなります。

受給中の場合は、限度額に気をつけてくださいね。

 

※高年齢雇用継続給付については、「【失業保険】高年齢雇用継続給付とは?受給条件を簡単解説【2種類】」をご覧ください。

 

③ まとめ:失業保険の基本手当日額の上限は、毎年8月に変わる

③ まとめ:失業保険の基本手当日額の上限は、毎年8月に変わる

③ まとめ:失業保険の基本手当日額の上限は、毎年8月に変わる

 

本記事では、「失業保険の支給額の上限と、毎年8月の基本手当日額の変更」を紹介しました。

ポイントをまとめます。

 

【賃金日額と基本手当日額の上限額】

年齢 賃金日額 基本手当日額
29歳以下 13,670円 → 13,890円 6,835円 → 6,945円
30~44歳 15,190円 → 15,430円 7,595円 → 7,715円
45~59歳 16,710円 → 16,980円 8,355円 → 8,490円
60~64歳 15,950円 → 16,210円 7,177円 → 7,294円

(※2023年8月1日から変わった変更前後の上限額)

 

【月いくら稼いだら、失業保険の上限に達するか】

年齢 上限に達する退職前6ヶ月の平均月給 1ヶ月あたりの失業保険の上限額
29歳以下 416,700円 208,350円
30~44歳 462,900円 231,450円
45~59歳 509,400円 254,700円
60~64歳 486,300円 218,820円

 

失業保険の支給額は、退職前6か月間の給料から計算されます。

辞める前に稼ぐほど、もらえる失業保険の金額も増えるしくみです。

 

ただし、失業保険には上限額があり、年齢で違いはあるものの月給40万円を超えてくると上限に近づいてきます。

上限以上に稼いでも失業保険は増えないので、注意しておきましょう。

 

失業給付の1日あたりの金額である基本手当日額は、毎年8月に上限額が変わります。

数百円レベルで上がることが多いですが、変更があることは知っておいてくださいね。

 

 

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