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【失業保険】初回の支給はいくら?少ない理由を解説【計算方法】

【失業保険】初回の支給はいくら?少ない理由を解説【計算方法】

 

お悩み相談
失業保険って、初回の振り込みでいくらもらえるの?
2回目以降とかと違いはあるのかな。

 

こんにちは、キベリンブログです。

もらうまで時間のかかる失業保険は、最初の振込でいくらになるのか気になりますよね。

今回は、「初回の振込でもらえる失業保険の金額と、少なくなる理由」について、紹介します。

 

【本記事の内容】

① 失業保険の振込金額で、初回が少ない理由とは【待期期間と給付制限】

② 月給20万円から30万円でいくらになる?失業保険の振込金額の事例【3通り】

③ まとめ:失業保険の初回の振込は、数万円以上少なくなるので要注意

 

失業保険は3回受給してきました。

経験から、初回の振込は少なくなる理由を語っていきますね。

 

① 失業保険の振込金額で、初回が少ない理由とは【待期期間と給付制限】

① 失業保険の振込金額で、初回が少ない理由とは【待期期間と給付制限】

① 失業保険の振込金額で、初回が少ない理由とは【待期期間と給付制限】

 

失業保険は、まとめて一度にもらえるわけではありません。

4週に1回の認定日にハローワークで手続きすると、失業が認められた日数分の金額が振り込まれるしくみです。

 

1日分の金額は、基本手当日額で決まる

雇用保険受給資格者証 - 基本手当日額

雇用保険受給資格者証 - 基本手当日額

 

失業保険は、1日単位で計算されます。

その1日あたりの金額が、上記の雇用保険受給資格者証に書かれている「基本手当日額」です。(画像はハローワークのサイトから引用)

 

基本手当日額は、「退職直前の6か月間の月給」から決まります。

たくさん稼いでいた場合ほど、基本手当日額も高くなるしくみですね。

 

目安としては、月給を日割りにした「6~7割ほど」になります。

給付日数が90日であれば、失業保険の総額は「基本手当日額 × 90日」というわけです。

 

2回目以降の振込は、28日分になる

失業保険には「認定日」が設定され、「4週(28日)ごと」に手続きが必要です。

失業状態であったことが認められると、その認定日までの日数分の金額が約1週間後に振り込まれます。

 

つまり、「基本手当日額 × 28日分」になるわけですね。

(※祝日と重なって認定日がずれた場合は、ずれた分だけ日数が変わります)

 

給付日数がなくなった後の認定日が最後になりますが、最後の振込は残りの給付日数分だけになります。

ただし、初回の振込だけは、ちょっと日数の計算に注意が必要です。

 

初回の振込が少ない理由は、「待期期間」と「給付制限」の影響

・会社都合退職 : 初回の振込は、約20日分の金額(※1回目の認定日の後)

・自己都合退職 : 初回の振込は、約15日分の金額(※2回目の認定日の後)

 

初回の振込は28日分にならず、金額は少なくなります。

上記のとおり、離職理由でも変わってきます。

 

なぜ初回は少ないかというと、「待期期間(7日間)」と「給付制限(自己都合退職のみ)」が影響するからですね。

認定日の「28日ごと」のカウントは、失業保険を申請したタイミングからカウントします。

 

この28日のカウントの中に、「待期期間」の7日間も含まれているんですよね。

待期期間は受給資格を確認するための期間なので、まだ失業保険の支給対象にはなりません。

 

そのため、自己都合でも会社都合でも、待期期間分は減ってしまうことになります。

日数が「約」になっているのは、申請のタイミングで認定日の決まり方が前後するからですね。

 

加えて、自己都合退職だと「2ヶ月間の給付制限期間」があります。

給付制限により、1回目の認定日の後は、まだ失業保険の振込はありません。

 

自己都合だと初回の振込は「2回目の認定日の後」になり、「基本手当日額 × 約15日分」と日数の都合で少なくなってしまいます。

次のパートで、わかりやすく具体例をあげて見ていきますね。

 

※認定日の決まり方については、「認定日はいつになる?曜日の決まり方を解説【失業保険】」をご覧ください。

 

② 月給20万円から30万円でいくらになる?失業保険の振込金額の事例【3通り】

② 月給20万円から30万円でいくらになる?失業保険の振込金額の事例【3通り】

② 月給20万円から30万円でいくらになる?失業保険の振込金額の事例【3通り】

 

前のパートで、失業保険の振込のしくみを紹介しました。

ここで、退職前の月給が20万円から30万円の具体例で、初回と2回目の振込金額をみていきましょう。

 

【退職前の月給別での、振込金額】

❶ 月給20万円の場合(基本手当日額:5,000円で計算)

❷ 月給25万円の場合(基本手当日額:5,500円で計算)

❸ 月給30万円の場合(基本手当日額:6,000円で計算)

 

上記の3通りで、順番にまとめていきます。

あなたの月給に近いものを参考にしてみてくださいね。

 

❶ 月給20万円の場合(基本手当日額:5,000円で計算)

・初回の振込金額 : 会社都合退職は約100,000円、自己都合退職は約75,000円

・2回目の振込金額 : 約140,000円

 

初回の振込金額は、会社都合は「20日分」、自己都合は「15日分」で計算しています。

2回目は「28日分」で計算しており、会社都合・自己都合で差はありません。

 

初回と2回目を比べると、数万円以上は違うことがわかりますよね。

初回はどうしても少なくなるので、経済的に厳しいときは注意しておきましょう。

 

❷ 月給25万円の場合(基本手当日額:5,500円で計算)

・初回の振込金額 : 会社都合退職は約110,000円、自己都合退職は約82,500円

・2回目の振込金額 : 約154,000円

 

月給25万円になると、月給20万円と比べて基本手当日額は500円ほど上がります。

その分だけ失業保険の振込金額も増えていますね。

 

❸ 月給30万円の場合(基本手当日額:6,000円で計算)

・初回の振込金額 : 会社都合退職は約120,000円、自己都合退職は約90,000円

・2回目の振込金額 : 約168,000円

 

月給30万円の場合は、基本手当日額は6,000円くらいになります。

月給20万円・25万円と比べてみて、退職直前の6か月間で多めに稼いでおくと、失業保険の金額を増やせることがわかりますよね。

 

※失業保険の振込日は "認定日の約1週間後" と案内されますが、実際にはすこし早くなることが多いです。

詳しい実績や内容は、「【失業保険】振込日は、認定日から何日後?【実際は2~3営業日】」をご覧ください。

 

③ まとめ:失業保険の初回の振込は、数万円以上少なくなるので要注意

③ まとめ:失業保険の初回の振込は、数万円以上少なくなるので要注意

③ まとめ:失業保険の初回の振込は、数万円以上少なくなるので要注意

 

本記事では、「初回の振込でもらえる失業保険の金額と、少なくなる理由」を紹介しました。

ポイントをまとめます。

 

【失業保険の初回の振込が少ない理由】

・「待期期間(7日間)」と「給付制限」が影響する

・会社都合退職 : 初回の振込は、約20日分の金額(※1回目の認定日の後)

・自己都合退職 : 初回の振込は、約15日分の金額(※2回目の認定日の後)

 

【失業保険の初回の振込金額における、月給別での具体例】

❶ 月給20万円の場合 : 会社都合退職は約100,000円、自己都合退職は約75,000円

❷ 月給25万円の場合 : 会社都合退職は約110,000円、自己都合退職は約82,500円

❸ 月給30万円の場合 : 会社都合退職は約120,000円、自己都合退職は約90,000円

 

失業保険は実際には複雑で、かなり分かりにくくなっています。

初回と2回目以降の振込金額が違うことも、あまり知られていません。

 

特に初回はもらえる金額が少ないので、経済的に厳しいときは事前に注意が必要です。

数万円以上は変わってくるので、先に知っておくと安心ですよ。

 

 

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