こんにちは、キベリンブログです。
失業保険の手続きは、管轄のハローワークが決められています。
今回は、「管轄のハローワークの調べ方と、管轄外でもできること」について紹介します。
【本記事の内容】
失業保険は3回受給してきました。
経験から、管轄 or 管轄外のハローワークでできることを紹介していきますね。
① ハローワークには、住所で決められた管轄がある【調べ方】
ハローワークは全国にありますが、住所で管轄区域が決められています。
そのため、どこに住んでいても必ず「管轄のハローワーク」があります。
失業保険の手続きは、管轄のハローワークでないとできない
次のパートで詳しく紹介しますが、失業保険の手続きは管轄のハローワークでないとできません。
どこのハローワークでも受け付けてくれるわけではないんですよね。
なので申請のときは、管轄のハローワークへ行く必要があります。
「最も近いところが管轄のハローワーク?」と思うかもしれませんが、ちょっと注意が必要です。
ハローワークの管轄区域は、市区町村などの単位で決められている
上の画像は、東京都のハローワーク(公共職業安定所)の管轄一覧です。(厚生労働省のサイトより引用)
区や市などの単位で、住所によって管轄区域が決められています。
ハローワークは、すべての区や市にあるわけではありません。
なので、いくつかの区域をまとめて管轄しています。
住んでいる場所によっては、必ずしも一番近いところが管轄とは限らないんですよね。
(伊豆大島や八丈島などは、飯田橋のハローワークが管轄だったりします)
東京に限らず各都道府県の「管轄一覧表」があり、その表から管轄のハローワークが調べられます。
管轄のハローワークの調べ方
❶ 厚生労働省のサイト「都道府県労働局 所在地一覧」を開く
❷ 表から「住所地の都道府県」を選ぶ
❸ 「公共職業安定所」の表(上から3つ目)の右側にある「管轄一覧表」を選ぶ
❹ 管轄区域(表の右側)からあなたの住所の市区町村を探し、該当する公共職業安定所(表の左側)が管轄のハローワーク
厚労省のサイトから、上記の手順で管轄のハローワークが調べられます。
47都道府県すべて載っているので、チェックしてみてくださいね。
※失業保険の「申請前」or「受給中」に引越した場合は、管轄のハローワークを変更できます。
詳しい手順は「【失業保険】申請前or受給中の引越しで必要な手続き【住所変更】」をご覧ください。
② 管轄のハローワークでしかできないこと【手続き系】
ハローワークの業務には、「管轄のハローワーク」でしかできないものがあります。
具体的に紹介していきますね。
【管轄のハローワークでしか、できないこと(※管轄外では不可)】
・失業保険の申請手続き
・教育訓練給付の申請手続き
おもに「手続き系」の業務です。
それぞれ見ていきましょう。
失業保険の申請手続き
失業給付を受けるための手続きは、管轄のハローワークでしかできません。
どのハローワークでもできるわけではないので、ちょっと注意が必要ですね。
前のパートで紹介した「管轄のハローワークの調べ方」で確認してから、行くようにしましょう。
なお、「求職申込み」の手続きについて、「失業保険の申請をしない場合」は管轄外のハローワークでも可能です。
※失業保険の流れについては、「失業保険の受給の流れとスケジュール【自己都合退職は給付制限あり】」をご覧ください。
教育訓練給付の申請手続き
「教育訓練給付」は、雇用保険の制度です。
そのため窓口はハローワークになっているのですが、この手続きも管轄のハローワークで行う必要があります。
教育訓練給付を利用すると、受講料の「20%」or「50%」or「80%」の給付が受けられます。
失業中に限らず会社員でも利用できるので、うまく活用するとお得ですね。
※教育訓練給付の詳しい条件は、「【教育訓練給付制度】受講料が返ってくる!3つの給付とは【お得】」で解説しています。
③ 管轄外のハローワークでもできること【転職活動系】
ハローワークは利用登録しておけば、どこのハローワークでも利用できます。
管轄のハローワークが混雑などで利用しにくいときは、他の場所へ行く方法もあります。
管轄外のハローワークでもできることを、3つほど紹介しておきますね。
【管轄外のハローワークでも、できること】
・就職セミナーの参加
・職業相談
・求人応募(紹介状の発行)
おもに「転職活動系」の業務なら、どこのハローワークでもOKです。
こちらも順番に見ていきましょう。
就職セミナーの参加
ハローワークでは、「職務経歴書の書き方」や「ビジネスマナー」などのセミナーを行っています。
座学形式のため定員が限られているので、申し込めないことも多いんですよね。
そういったときは、管轄外のハローワークのセミナーに参加することも可能です。
セミナー参加は、失業保険の求職活動実績にもなりますので。
※セミナーの詳しい内容は、「セミナーも求職活動実績に!【ハローワークvs転職エージェント】」で紹介しています。
職業相談
転職活動の相談など、求職者の悩みに対して「職業相談」を受け付けています。
就職のこと何でも相談できる、ハローワークのおもなサービスの1つです。
失業保険を受給していなくても利用できますよ。
ただ、実際に利用した経験からですが、残念ながら専門的なサポートまでは受けられなかったですね。
※職業相談の利用の流れは、「【職業相談】求職活動実績の簡単な作り方と質問例【失業保険】」をご覧ください。
求人検索(紹介状の発行)
ハローワークの窓口で希望条件を伝えると、職員が一緒に求人を検索してくれます。
求人の中で応募したい求人があれば、「紹介状」を発行してもらえます。
検索できる求人は、どこのハローワークでも同じです。
ただし求人は無料で掲載が可能なので、内容はよくチェックしてくださいね。
④ まとめ:手続き系は管轄のハロワのみで、転職活動系は管轄外でもOK
本記事では、「管轄のハローワークの調べ方と、管轄外でもできること」を紹介しました。
ポイントをまとめます。
【管轄のハローワークの調べ方】
❶ 厚生労働省のサイト「都道府県労働局 所在地一覧」を開く
❷ 表から「住所地の都道府県」を選ぶ
❸ 「公共職業安定所」の表(上から3つ目)の右側にある「管轄一覧表」を選ぶ
❹ 管轄区域(表の右側)からあなたの住所の市区町村を探し、該当する公共職業安定所(表の左側)が管轄のハローワーク
【管轄のハローワークでしか、できないこと(※管轄外では不可)】
・失業保険の申請手続き
・教育訓練給付の申請手続き
【管轄外のハローワークでも、できること】
・就職セミナーの参加
・職業相談
・求人応募(紹介状の発行)
ハローワークでは、失業保険などの「手続き系」と就職をサポートする「転職活動系」の2つの業務があります。
手続き系の業務は、管轄のハローワークでしかできません。
一方で転職活動系の業務なら、管轄外のハローワークでも対応してもらえます。
ですが、ハローワークだけでの転職活動に絞るのは、あまりおすすめできません。
民間の転職エージェントも併用して活動を進めると、希望に合う求人やサポートの内容を比べた上で進められます。
ハロワだけの活動はリスクが高いので、転職エージェントも使いながら比較してみてください。
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