こんにちは、キベリンブログです。
海外移住を考えるとき、生活費は気になりますよね。
今回は、「トルコ移住での1ヶ月の生活費」について、紹介します。
【本記事の内容】
① トルコ移住で、1ヶ月にかかった生活費【月7.5万円】
② トルコでの物価高と、円安の影響をどう感じたのか【円以上のリラ安】
③ まとめ:2022年以降でトルコの物価は激しく値上がりしたが、月10万円以下で生活できる
2022年10月中旬から約1ヶ月間、トルコで暮らしました。
激しいインフレ後のトルコでは、いくらで生活できるのか紹介していきますね。
① トルコ移住で、1ヶ月にかかった生活費【月7.5万円】
❶ 家賃 : 56,451円
❷ 電気代 : 0円(※家賃に込み)
❸ 通信費(WiFi) : 0円(※家賃に込み)
❹ 食費 : 14,001円
❺ 日用品 : 0円(※家賃に込み)
❻ 趣味・娯楽 : 4,755円
【合計 : 75,207円】
※1TL(トルコリラ) = 7.5円で計算
トルコ移住で1ヶ月にかかった生活費は、「約7.5万円」でした。
2022年以降のトルコでは、特に家賃が以前よりも大幅に高騰しています。
とはいえ全体としては、わりと安く済みました。
それぞれ項目ごとに紹介していきますね。
❶ 家賃 : 56,451円
イスタンブールのような大都市や観光地は避けたかったこともあり、郊外の海沿いにある落ち着いた町で暮らしました。
1ヶ月間と短い期間だったので、やや高くなるものの「Airbnb」で借りました。
1LDKの広めのアパートに「まるまる貸切」で住みましたが、キッチンやシャワー、トイレなど水回りも問題なかったです。
トルコはヨーロッパなどと違って、室内で靴を脱ぐ習慣があるので、部屋がきれいで清潔だったのも良かったですね。
実際に部屋を決める前に家賃の相場を調べていたら、日を追うごとにAirbnbの値段はどんどん上がっていきました。
都市圏は家賃の高騰が激しく、特にイスタンブールで貸し切り部屋を探すなら、10万円くらいの予算は考えた方がいいかもしれません。
※海外で部屋探しする方法は、「【海外移住】割安に住む、家の探し方【リモートワークで中長期滞在】」をご覧ください。
❷ 電気代 : 0円(※家賃に込み)
電気代は家賃に含まれていたので、その分のお金はかかりませんでした。
水道やガスなど電気代以外の光熱費も、家賃に含まれています。
❸ 通信費(WiFi) : 0円(※家賃に込み)
アパートに付いているWiFiが使い放題なので、通信費はかかりませんでした。
外で使う必要もなかったし、もし必要になったらカフェに入ればいいので、SIMカードは買っていません。
使っていた部屋のWiFiは、たまに通信速度が落ちることがあった程度で、わりと安定して使えていました。
つながらず困る状況などもなかったですね。
❹ 食費 : 14,104円
キッチンが充実していたので、外食はあまりせず自炊で生活しました。
トルコは食料自給率100%を超えており、野菜や果物が安くて新鮮なので、自炊を楽しみながら節約につながるのも良かったですね。
2022年にトルコは異常なインフレに見舞われており、レストランやロカンタ(大衆食堂)、スーパーの食料品などすべてが値上がりしています。
それでもトマト1kgが100円ほどで買えたので、農産物はまだまだ割安に感じました。
お酒については、トルコはイスラム教の国ですが、一部のスーパーや酒屋で普通に売られています。
ただ食料品と比べると安くはなく、ビールなどは日本とあまり変わらない値段ですね。
❺ 日用品 : 0円(※家賃に込み)
ティッシュやトイレットペーパーといった日用品の項目です。
洗剤なども含め、借りた部屋の備え付けを使わせてもらえました。
他に買い足す必要もなく、余計に費用がかからなかったのは良かったですね。
※食品や日用品などスーパーでの価格一覧については、「【海外移住】トルコのインフレ後の物価は安い?【スーパー実売価格】」をご覧ください。
❻ 趣味・娯楽 : 4,755円
おもな費用としては、近くの町へ行ってみたり、空港へ向かうときなどのバス代ですね。
観光地は前に行ったことがあったので、名所を巡るようなことはしませんでした。
のんびり街歩きしてモスクを見て回るだけでも、十分楽しめます。
アザーンを聞きながら海沿いを散歩するのも、海外にいることを実感できて良かったですね。
ちなみにトルコでは、宮殿や美術館などの入場にかかる観光費は、他の物価に比べると割高です。
観光スポットを見て回る場合はもうすこし高くなるので、注意しておきましょう。
② トルコでの物価高と、円安の影響をどう感じたのか【円以上のリラ安】
2022年は、世界的にインフレ(物価高)が加速しました。
日本も値上げが続いていますが、海外は日本のレベルではありません。
そんな中で日本やトルコは、他国の通貨に対して「円安・トルコリラ安」が進みました。
ここで、トルコでの物価高と円安の影響をどう感じたか、紹介していきますね。
2022年のトルコの消費者物価指数(CPI)は、+85%超
インフレが進む世界の中で、トルコは異常なスピードでインフレが加速しました。
物の値段を示す指標である「消費者物価指数(CPI)」は、2022年10月に前年比で「+85.5%」にも上っています。(画像は「ceicdata」から引用)
価格が「数か月で2倍」になるような状態です。
日本は「+3.6%」でしたが、それでも値上げラッシュを感じますよね。
トルコの数字はあまりに高くて、日本にいたら想像できないかもしれません。
トルコリラの下落(リラ安)は、日本円以上
2022年、日本円の価値は新興国なみに下落して、円安が加速しました。
トルコリラを見てみると、円以上に「リラ安」が進んでいます。
2022年初来からトルコリラの価値は、対円で「約12%」の下落で、対ドルでは「約28%」ほど下落しています。
(ちなみに日本円は、対ドルで「約18%」の下落)
リラ安よりも物価上昇が大きいため、割安感はない
リラ安になると、「私たち外国人にとってはお得」になるので、海外旅行や海外移住しやすくなります。
ですが、トルコでは物価が高騰し、あらゆる物の値段が上がっています。
実際にスーパーでも値段が週レベルで変わったりして、どんどん値上げされていました。
1ヶ月と短い生活の中でも、物価の上昇を実感しましたね。
「リラ安」よりも「物価上昇」の方が勝っているので、リラ安による割安感はあまり感じられませんでした。
外国人はまだいいですが、トルコの人たちの生活は厳しい状況であることは想像できますよね。
以前ほどの割安感はないけれど、欧米に比べたらまだまだ安い
世界に広がった2022年以降のインフレの中で、トルコは急激に物価上昇した国の1つです。
特に家賃、ホテル・宿代、観光費などは大きく値上がりしました。
とはいえ、もともと物価の安かった国です。
リラ安の影響もあるし、欧米などに比べれば、まだまだ安いですね。
以前ほどの割安感はないものの、トルコでは円安の影響については、そこまで感じずに過ごせました。
行く前は経済の混乱による治安の悪化も気になっていましたが、危ない場面に遭遇することもなかったです。
③ まとめ:2022年以降でトルコの物価は激しく値上がりしたが、月10万円以下で生活できる
本記事では、「トルコ移住での1ヶ月の生活費」を紹介しました。
ポイントをまとめます。
【トルコ移住で1ヶ月にかかった生活費】
❶ 家賃 : 56,451円
❷ 電気代 : 0円(※家賃に込み)
❸ 通信費(WiFi) : 0円(※家賃に込み)
❹ 食費 : 14,001円
❺ 日用品 : 0円(※家賃に込み)
❻ 趣味・娯楽 : 4,755円
【合計 : 75,207円】
※1TL(トルコリラ) = 7.5円で計算
【トルコでの物価高と、円安の影響について】
・2022年のトルコの消費者物価指数(CPI)は、+85%超
・トルコリラの下落(リラ安)は円以上で、2022年初来から対円では「約12%」の下落
・リラ安よりも物価上昇が大きいため、割安感はない
・以前ほどの割安感はないけれど、欧米に比べたらまだまだ安い
2022年以降、トルコの経済は以前とは比べられないほど変わっています。
物価が2倍ほどまで高騰していたり、トルコリラの価値も下落しました。
特にイスタンブールのような都市や観光地では、家賃の相場は倍以上に跳ね上がっています。
ルームシェアではなく、「まるまる貸切」で居心地の良い部屋を借りようとすると、日本での生活費よりも高くなるかもしれません。
ただ、そんな状況でも野菜や果物などは安くて新鮮で、自炊中心にすれば節約は簡単です。
家賃を抑えれば「月10万円以下」でも生活できるので、異国情緒あふれる魅力的なトルコの暮らしを、ぜひ経験してみてくださいね。
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