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失業保険をもらい続けながら職業訓練を受ける方法とは【条件あり】

2020/07/28

失業保険をもらいながら職業訓練を受ける方法とは【条件と注意点】

 

お悩み相談
職業訓練を受けたいけど、訓練中に収入がなくなると厳しいな...。
訓練中は失業保険をもらい続けることができるのかな?

 

こんにちは、キベリンブログです。

職業訓練を受けていると、給付日数を過ぎても失業保険が支給され続けることを知っていますか?

今回は、「失業保険をもらい続けながら職業訓練を受ける方法」を解説します。

 

【本記事の内容】

① 公共職業訓練(ハロートレーニング)とは?【特徴】

② 職業訓練中は、条件を満たせば失業保険をもらい続けることができる【延長給付】

③ 失業保険の受給中に職業訓練を受けるメリットとは?

④ 職業訓練を受ける前の注意点【選考や年齢制限あり】

⑤ まとめ:職業訓練で失業保険は増えるが、お金だけが目的なら要注意

 

失業保険を3回ほど受給してきました。

経験を踏まえて、失業保険と職業訓練について書いていきます。

 

※【補足】失業保険に関する一連の流れは、「失業保険の受給の流れとスケジュール」で解説しています。

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① 公共職業訓練(ハロートレーニング)とは?【特徴】

① 公共職業訓練(ハロートレーニング)とは?【特徴】

① 公共職業訓練(ハロートレーニング)とは?【特徴】

 

「公共職業訓練(ハロートレーニング)」とは、就職に必要なスキルや知識を習得するための訓練です。

職業訓練の特徴を簡単に説明しますね。

 

公共職業訓練(ハロートレーニング)の特徴

・訓練期間は、コースにより異なる(短期で2か月~6か月、長期で1年~2年)

・受講料は、無料と有料がある(1年未満だと無料が多く、1年以上は有料が多い)

・テキストなどの教材は、自己負担

・コースは「IT、機械、電気、建築、ファッション、介護、美容、旅行」など、幅広い

・国や自治体が運営する「施設内訓練」と、民間に委託して実施する「委託訓練」がある

 

とにかくコースが豊富ですね。

開始時期・場所・定員などは、コースによって異なります。

 

「短期(2か月~6か月)」の場合は基本的に無料で、「長期(1年~2年)」になると有料のものが増えてきます。

(有料コースの受講料の一例 : 年額で118,800円)

 

東京都の例では、都立職業能力開発センターのホームページでコース内容を確認できます。

 

ハロートレーニングには、「公共職業訓練」「求職者支援訓練」があります。

違いは以下のとおり対象者が異なる点にありますが、本記事は「公共職業訓練」を対象に解説していきます。

・公共職業訓練 : 「失業保険を受給している求職者」を対象

・求職者支援訓練 : 「失業保険を受給できない or 受給が終わった求職者」を対象

 

※【補足】求職者支援訓練については、「【月10万円給付+受講無料】職業訓練の求職者支援訓練とは?」をご覧ください。

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② 職業訓練中は、条件を満たせば失業保険をもらい続けることができる【延長給付】

② 職業訓練中は、条件を満たせば失業保険をもらい続けることができる【延長給付】

② 職業訓練中は、条件を満たせば失業保険をもらい続けることができる【延長給付】

 

通常は、失業保険は所定の給付日数がなくなると、支給はそこで終了します。

しかし、職業訓練を受けると、給付日数がなくなっても訓練中は失業保険が支給され続けます。(延長給付)

 

学校に通いながら、お金をもらい続けることができるなんて、素晴らしいですよね。

 

ただし、失業保険の延長給付を受けるには、一定の条件が必要です。

 

職業訓練で失業保険が支給され続ける条件【延長給付】

・失業保険の給付日数の「3分の2」を受け終わる以前に、訓練が開始されること

・過去1年以内に、職業訓練を受講していないこと

 

上記の2つの条件を満たさないと、延長給付は受けられません。

難しいのは、「給付日数の残り」「職業訓練の開始時期」を、うまく調整できるかですね。

 

職業訓練の開始時期

・1年以上のコース : 4月・10月

・6ヶ月以下のコース : 年中募集はあるが、特に4月・10月が多く、次に1月・7月が多い

 

長期のコースになるほど、開始時期が「4月」「10月」に限定されます。

 

退職の時期が合わないときは、調整する必要があります。

方法としては、「失業保険の申請タイミングを遅らせる」「アルバイトして失業保険の給付を後回しにする」などですね。

 

また、「訓練開始の2~3か月前には申し込まなければならない」ので、思いつきでは難しいです。

計画的な行動が必要になってきますね。

 

※【補足】失業保険の受給中のアルバイト条件は、「失業保険の受給中もアルバイト可能」で解説しています。

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③ 失業保険の受給中に職業訓練を受けるメリットとは?

③ 失業保険の受給中に職業訓練を受けるメリットとは?

③ 失業保険の受給中に職業訓練を受けるメリットとは?

 

失業保険の受給中に職業訓練を受けると、延長給付に加えて、その他にもメリットがあります。

 

【失業保険の受給中に、職業訓練を受けるメリット】

・失業保険が職業訓練終了まで給付され続ける(延長給付)

・自己都合退職での給付制限中に訓練を開始した場合、給付制限がなくなる

・認定日にハローワークへ行く必要がなくなる

・「受講手当」「通所手当」など、別途手当が支給される

 

失業保険が職業訓練終了まで給付され続ける(延長給付)

延長給付はすでに説明したとおりですが、所定給付日数を過ぎても、職業訓練の終了まで失業保険がもらえます。

学校に通いながらお金がもらえるのは、大きなメリットですね。

 

自己都合退職での給付制限中に訓練を開始した場合、給付制限がなくなる

自己都合で退職すると、通常では2か月間の給付制限があるので、2か月経過しないと失業保険は支給されません。

しかし、給付制限中に訓練が開始された場合は、給付制限がなくなり、すぐに失業保険をもらえます。

 

※「2020年10月1日以降」の自己都合退職より、給付制限期間が「3か月」から「2か月」に変更されました。

変更の詳細は、「自己都合退職の給付制限が2か月へ変更【2020年10月】」をご覧ください。

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認定日にハローワークへ行く必要がなくなる

失業保険を受給するためには、4週間ごとに1回の認定日に、「失業の認定」のためハローワークへ行かなければなりません。

しかし、職業訓練中の場合は、認定日にハローワークへ行く必要がなくなります。

 

求職活動実績を作る必要もありません。

 

「受講手当」「通所手当」など、別途手当が支給される

職業訓練を受講すると、通常の失業保険のほかに、訓練にかかる費用として別途手当が支給されます。

・受講手当 : 訓練日の1日に対して、500円が支給される

・通所手当 : 職業訓練を行う施設までの交通費が支給される

 

雇用保険(失業保険)には、職業訓練とは別に、「教育訓練給付制度」があります。

教育訓練給付とは、「厚労省が認定した講座や学校なら、受講費用の一部を支給するよ」という制度です。

対象は、「会社員」でも「失業中(退職から1年以内に受講開始)」でも教育訓練給付を受けられます。

「費用」の面では職業訓練にメリットがありますが、「講座の質や豊富さ」では教育訓練給付の方がメリットは大きいです。

特にIT系は給付率の高い講座が多く、「教育訓練給付の対象となるプログラミングスクール」なら「受講料の 70%」が返ってきます。

職業訓練で希望のコースがなければ、教育訓練給付の対象となる講座を探してみましょう。

教育訓練給付に関しては、「【教育訓練給付制度】受講料が返ってくる!3つの給付とは【お得】」をご覧ください。

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④ 職業訓練を受ける前の注意点【選考や年齢制限あり】

④ 職業訓練を受ける前の注意点【選考あり】

④ 職業訓練を受ける前の注意点【選考あり】

 

職業訓練を受けるには、いくつか注意点があり、選考や制限があります。

 

【職業訓練を受ける前の注意点】

・職業訓練を受けるには、選考がある(長期コースほど試験の種類が増える)

・職業訓練のコースによっては、年齢制限がある

・募集は2~3か月前に行われるので、計画的な準備が必要

 

職業訓練を受けるには、選考がある(長期コースほど試験の種類が増える)

職業訓練は誰でも受けられるわけではなく、定員があるので選考を受けなければなりません。

長期コースほど試験の種類が増える傾向があり、「筆記試験」「面接」があります。

 

2か月など短期コースだと、書類選考のみか、もしくは面接だけの場合が多いですね。

 

職業訓練のコースによっては、年齢制限がある

コースによっては、年齢制限があります。

「30歳未満」などとされているコースもあるので、注意が必要ですね。

 

募集は2~3か月前に行われるので、計画的な準備が必要

募集は訓練開始から2~3か月前に行われて、そのタイミングで締め切られます。

思いつきで訓練を受けるのは、難しいです。

 

事前にどんなコースがあるか調べておき、計画的に準備しておく必要があります。

 

※【補足】職業訓練の受講までの具体的な流れと手続きの詳細は、「職業訓練の受講の流れと手続き方法とは?」で解説しています。

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⑤ まとめ:職業訓練で失業保険は増えるが、お金だけが目的なら要注意

⑤ まとめ:職業訓練で失業保険は増えるが、お金だけが目的なら要注意

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本記事では、「失業保険をもらい続けながら職業訓練を受ける方法」を解説しました。

ポイントをまとめます。

 

【職業訓練で失業保険が支給され続ける条件(延長給付)】

・失業保険の給付日数の「3分の2」を受け終わる以前に、訓練が開始されること

・過去1年以内に、職業訓練を受講していないこと

 

【公共職業訓練(ハロートレーニング)の特徴】

・訓練期間は、コースにより異なる(短期で2か月~6か月、長期で1年~2年)

・受講料は、無料と有料がある(1年未満のコースは無料が多く、1年以上は有料が多い)

・テキストなどの教材は、自己負担

・コースは「IT、機械、電気、建築、ファッション、介護、美容、旅行」など、幅広い

・国や自治体が運営する「施設内訓練」と、民間に委託して実施する「委託訓練」がある

 

【失業保険の受給中に職業訓練を受けるメリット】

・失業保険が職業訓練終了まで給付され続ける(延長給付)

・自己都合退職での給付制限中に訓練を開始した場合、給付制限がなくなる

・認定日にハローワークへ行く必要がなくなる

・「受講手当」「通所手当」など、別途手当が支給される

 

【職業訓練を受ける前の注意点】

・職業訓練を受けるには、選考がある(長期コースほど試験の種類が増える)

・職業訓練のコースによっては、年齢制限がある

・募集は2~3か月前に行われるので、計画的な準備が必要

 

職業訓練で知識を学びながら失業保険をもらえるので、すばらしい制度ですよね。

でも、お金だけが目的なら、あまりおすすめしません。

 

なぜなら、以下のような理由があるからですね。

【お金が目的なら職業訓練をおすすめしない理由】

・実務経験にはならないので、転職時に会社からはあまり評価されない

・その後の転職活動で職業訓練の内容がつながらない場合、マイナスに作用してしまう

・何より、大切な時間が使われる

 

思いつきではなく、その後の転職にどう活かせるかを考えた上で、必要な職業訓練を受けるべきだと思います。

その方が学校に通っているときも、やる気が出ますよね。

 

職業訓練で希望のコースがない場合や、講座の質を求めるなら、「教育訓練給付制度」の利用がおすすめです。

制度をうまく活用して、訓練後の転職の成功につなげていきましょう!

 

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