条件とかあるなら知りたいな。
こんにちは、キベリンブログです。
派遣は不安定なイメージがあるので、失業保険も対象外と思ったりしますよね。
今回は、「派遣も失業保険の対象になる簡単な条件と、損しない3つの知識」について紹介します。
【本記事の内容】
① 派遣社員も失業保険の対象になる条件とは【2つだけで簡単】
② 派遣での失業保険で注意するべきポイント【損しない3つの知識】
③ まとめ:派遣も失業保険がもらえて、再就職手当の対象にもなる
失業保険は3回ほど受給してきました。
経験から、確実に給付を受けるための条件を語っていきます。
① 派遣社員も失業保険の対象になる条件とは【2つだけで簡単】
失業保険の支給対象は、正社員だけと思ったりもしますよね。
でも実は、雇用形態は条件に一切関係ありません。
支給対象かどうかは、「雇用保険の加入期間」だけで決まります。
まずは派遣で失業保険をもらうための、必要な加入期間から見ていきましょう。
失業保険の支給対象になる、雇用保険の加入期間
・自己都合による退職 : 辞めた日から以前の2年間のうち、「12か月以上」雇用保険に入っていること
・会社都合による退職 : 辞めた日から以前の1年間のうち、「6か月以上」雇用保険に入っていること
※派遣でも会社都合退職なら半年、自己都合退職なら1年働いていれば、失業保険が支給される
上記のとおり、退職理由によって必要な雇用保険の加入期間が変わってきます。
自己都合よりも会社都合の方が必要な期間が短くていいので、条件が満たしやすく優遇されるしくみです。
ちなみに自己都合退職とは、自発的な転職など、「あなた自身の理由」で辞めた場合ですね。
もう一方の会社都合退職は、倒産や解雇といった「会社の都合で退職せざるを得ない理由」などが該当します。
退職理由で期間の違いはあれど、要するに「雇用保険に加入していること」が、失業保険をもらうための条件になるわけです。
その条件を、掘り下げて見ていきますね。
雇用保険に加入するための条件とは【2つだけ】
・条件1 : 31日以上の雇用が見込まれること
・条件2 : 1週間の所定労働時間が20時間以上であること
雇用保険の加入条件は、上記の2つだけです。
派遣社員でも、簡単に満たせる条件ですよね。
派遣の契約は3ヶ月ごとに更新するパターンが一般的なので、31日以上の雇用は見込まれています。
労働時間も週20時間以上なら、たとえ時短勤務でも可能なレベルです。
派遣会社(雇用主)は、労働者が条件を満たしていたら、雇用保険に加入させなければなりません。
もし加入させずに未加入であれば、それは違法であり、会社には罰則が科されます。
派遣で1年働いていれば、確実に失業保険がもらえる
「雇用保険の加入期間 = 勤務していた期間」です。
会社都合退職なら半年、自己都合退職なら1年働いていれば、失業保険の対象になります。
繰り返しですが、派遣でも雇用保険の加入条件は、簡単に満たせます。
1年働いていれば退職理由にかかわらず、確実に失業保険がもらえるということですね。
雇用保険は、厚生年金や健康保険の加入よりもハードルは低いです。
たいていの場合は会社に加入させる義務があるので、派遣でも失業保険は活用できますよ。
【おすすめ派遣会社 3選】
・パーソルクロステクノロジー:エンジニア派遣の大手で、オンラインで登録が完結し仕事の紹介までとにかく早い。未経験でも可能な案件があり、入社日から有休付与など待遇面も充実
・マイナビスタッフ:大手企業の案件が多く、職種は事務系とクリエイティブ系が多い
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※派遣会社の登録の流れは、「【経験談】派遣会社の登録から就業の流れを解説【おすすめ3選あり】」をご覧ください。
② 派遣での失業保険で注意するべきポイント【損しない3つの知識】
前のパートで、派遣でも失業保険の対象になることを紹介してきました。
その上で知っておくと損しないための知識として、注意すべきポイントがあります。
【派遣での失業保険で注意するべきポイント】
❶ 希望したのに派遣契約が更新されなければ、会社都合退職
❷ 派遣の契約終了後の1ヶ月待機は、法改正で現在は不要
❸ 3ヶ月ごとの派遣契約でも、再就職手当の対象になる
ポイントは3つですね。
順番に説明していきます。
❶ 希望したのに派遣契約が更新されなければ、会社都合退職
失業保険では、有期雇用の契約終了は「会社都合退職」になります。
会社都合だと失業保険の給付日数が増えたり、2ヶ月の給付制限がないなど、自己都合よりも条件が優遇されています。
つまり、会社都合の方が失業保険ではお得なんですよね。
派遣切りに遭った場合などは、会社都合退職になります。
派遣契約が更新されず、その派遣会社で別の仕事が紹介されないときも、会社都合ですね。
なお、「あなたから契約の更新を断った場合」は自己都合退職になるので、注意しておきましょう。
❷ 派遣の契約終了後の1ヶ月待機は、法改正で現在は不要
派遣社員を辞めて会社都合退職になるには、「1ヶ月間待たなければならない」と言われることがあります。
ですがそのルールは、2009年4月1日に法律が改正されて、現在はすでに1ヶ月待機は不要になっています。
にもかかわらず、多くのサイトでは法改正前の古い情報のままであることが多いんですよね。
派遣会社のサイトですらも、1ヶ月の待機が必要と書いていたりします。
繰り返しですが、現在は「派遣の1ヶ月待機は不要」です。
もし派遣会社の担当者などに言われた場合は、法改正されたことをはっきり伝えるようにしましょう。
※派遣の1ヶ月待機に関する詳しい内容は、「【失業保険】派遣の1か月間待機は必要なし【法改正と会社都合】」で解説しています。
❸ 3ヶ月ごとの派遣契約でも、再就職手当の対象になる
この内容は新たに派遣で働くときの話になりますが、派遣での就職も「再就職手当」の対象になります。
再就職手当とは、「失業保険の申請後に就職したら、残りの給付日数分を一時金で支給する」という手当です。
再就職手当の条件には「1年以上の勤務が見込まれること」という内容があるので、派遣は支給の対象外と思うかもしれません。
ですが契約期間がたとえ1年未満であっても、契約書に「契約を更新しない」といった明確な記載がなければ、派遣でも支給対象になります。
私はITエンジニアとして派遣を経て、フリーランスになりました。
個人で稼ぐ感覚を身につける上で、派遣での経験は活きてくるし、再就職手当の受給にも利用できますよ。
※エンジニアに特化した派遣会社は、「エンジニアが語るIT系おすすめ派遣会社 3選【未経験可】」をご覧ください。
③ まとめ:派遣も失業保険がもらえて、再就職手当の対象にもなる
本記事では、「派遣も失業保険の対象になる簡単な条件と、損しない3つの知識」を紹介しました。
ポイントをまとめます。
【失業保険の支給対象になる、雇用保険の加入期間】
・自己都合による退職 : 辞めた日から以前の2年間のうち、「12か月以上」雇用保険に入っていること
・会社都合による退職 : 辞めた日から以前の1年間のうち、「6か月以上」雇用保険に入っていること
※派遣でも会社都合退職なら半年、自己都合退職なら1年働いていれば、失業保険が支給される
【雇用保険に加入するための条件とは】
・条件1 : 31日以上の雇用が見込まれること
・条件2 : 1週間の所定労働時間が20時間以上であること
【派遣での失業保険で注意するべきポイント】
❶ 希望したのに派遣契約が更新されなければ、会社都合退職
❷ 派遣の契約終了後の1ヶ月待機は、法改正で現在は不要
❸ 3ヶ月ごとの派遣契約でも、再就職手当の対象になる
「派遣は失業保険がもらえないのでは...?」と不安に思ったりしますよね。
でも決してそんなことはなく、そもそも失業保険に雇用形態は関係ありません。
支給の条件は、「雇用保険の加入期間」だけで決まります。
派遣なら雇用保険の加入条件は簡単に満たせるので、少なくとも1年(会社都合退職なら半年)働けば、失業保険がもらえます。
失業保険の申請後に派遣での就職を決めた場合は、再就職手当の対象にもなります。
派遣の経験はフリーランスを目指す場合も活きてくるし、失業保険にも活用できますよ。
【おすすめ派遣会社 3選】
・パーソルクロステクノロジー:エンジニア派遣の大手で、オンラインで登録が完結し仕事の紹介までとにかく早い。未経験でも可能な案件があり、入社日から有休付与など待遇面も充実
・マイナビスタッフ:大手企業の案件が多く、職種は事務系とクリエイティブ系が多い
・リクルートスタッフィング:リクルートグループ運営で、案件数が豊富かつ高単価の案件まで対応している
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