
入国カードが必要になるの!?
こんにちは、キベリンブログです。
しばらく免除されていたタイの出入国カードが、再び必須になります。
今回は、「タイの出入国カードTDAC(TM6)のオンライン登録と、導入が予想される3つの対応」について紹介します。
【本記事の内容】
① タイの出入国カード「TDAC(TM6)」、オンライン登録必須に【2025年5月】
② タイのTDAC(オンラインTM6)開始後、導入が予想される試み【3つの対応】
③ まとめ:2025年5月以降のタイ入国は、オンラインでTDACの登録が必要
タイには海外旅行やデジタルノマド生活など、何度も渡航してきました。
タイ入国審査のデジタル化の流れから、今後の対応も語っていきます。
① タイの出入国カード「TDAC(TM6)」、オンライン登録必須に【2025年5月】

① タイの出入国カード「TDAC(TM6)」、オンライン登録必須に【2025年5月】
タイに入国するには、「出入国カード(TM6)」の提出が義務付けられていました。
ですが2022年7月以降は免除措置が取られ、一時的(2025年4月30日まで)に不要になっています。
それが再び、提出が求められるようになります。
そもそもTM6がどんなものなのかも含め、どう変わっていくのか具体的に見ていきましょう。
タイの出入国カードとは【TM6】
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【タイの出入国カード(TM6)】
タイの出入国カードは上の画像のような紙ベースの様式で、「TM6」と呼ばれているものです。
出国カード・入国カードが一体になっています。
タイ入国時に出国カードが切り離され、返却されるしくみでした。
2022年7月以降は免除措置が取られて主要の空港などでは不要になったので、見たことがないかもしれません。
タイ入国時、TDAC(TM6)のオンライン登録が必須に【2025年5月1日から】
タイ政府は、2025年5月1日からデジタルアライバルカード「TDAC(TM6)」のオンライン登録を義務づけることを発表しました。
TDACは、"Thailand Digital Arrival Card" を略したものですね。
TDACの位置づけとしては、以前のTM6と同じです。
もともと紙ベースだったTM6が、デジタル化されて再開となります。
近年は世界的に入国管理のデジタル化が進んでおり、近隣の国ではマレーシアもデジタル入国カード(MDAC)を導入しています。
タイもその流れを受けて、"TM6のオンライン化" に対応するということですね。
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オンラインTDAC(TM6)フォームとは【氏名やパスポート番号など】
先ほど画像で紹介したとおり、TM6は氏名やパスポート番号、滞在先住所などを記入するフォームです。
以前の紙バージョンのものをベースに、新たにデジタル版のオンラインTDAC(TM6)フォームの準備を進めています。
「せっかく入国カードが免除になったのに、登録が必要になるの面倒...。」と思ったりしますよね。
タイでは「やると言ったのにやらない」というケースは過去に何度もありました。
なので、開始のタイミングがずれる可能性もゼロではありません。
ただし、いずれはTDAC(TM6)のオンライン登録が必須になる流れなので、今後のタイ入国には情報に注意しておきましょう。
② タイのTDAC(オンラインTM6)開始後、導入が予想される試み【3つの対応】

② タイのTDAC(オンラインTM6)開始後、導入が予想される試み【3つの対応】
前のパートで紹介したとおり、2025年5月1日からタイのデジタル入国カード「TDAC(オンラインTM6)」の登録が必須になります。
TDACをはじめとする "入国管理のデジタル化" にともない、タイでは今後の入国で新たな対応の導入が予想されます。
具体的にどんな対応が始まりそうなのか、ここで具体的に紹介しておきますね。
【タイのTDAC(オンラインTM6フォーム)開始後、導入が予想される3つの対応】
対応❶ : 観光税の徴収
対応❷ : 電子渡航認証システム(タイ版ESTA)
対応❸ : 自動化ゲートによる入国審査
情報が出ている内容としては、上記の3つの対応です。
順番に見ていきましょう。
対応❶ : 観光税の徴収
タイでは以前から、「観光税(入国税)」の導入が検討されてきています。
空路での入国は「300バーツ(約1,400円)」、陸路/海路での入国は「150バーツ(約700円)」の観光税徴収を考えています。
2023年に閣議決定されたものの、実際の徴収は延期されました。
2025年5月1日からのTDAC開始のタイミングでは、まだ観光税は導入されない見通しです。
ですがTDACのデジタル化が問題なく進んだ後は、観光税の徴収が予想されます。
タイ旅行の負担が増えるのは厳しいですが、今後の対応に注意しておきましょう。
対応❷ : 電子渡航認証システム(タイ版ESTA)
タイ政府は「電子渡航認証システム」の運用に向けて、以前から動いています。
いわゆる "タイ版のESTA" ですね。
ESTA(Electronic System for Travel Authorization)とは、アメリカで運用されている電子渡航認証システムです。
事前にオンラインで申請して渡航認証を受けないと、入国できない仕組みになっています。
電子渡航認証システムを導入することで、セキュリティの強化と入国時の混雑解消が見込めます。
TDACの運用が安定した後は、電子渡航認証システムの導入に向けて動き出しそうです。
対応❸ : 自動化ゲートによる入国審査
バンコクのスワンナプーム空港では、出国時に「自動化ゲート」が利用できるようになっています。
"20秒ほど" で手続きが終わるスムーズな出国が可能です。
自動化ゲートの運用で、外国人の出国手続きにかかる時間は大幅に短縮されています。
ただ現状では自動化ゲートが使えるのは出国時のみで、入国時は利用できません。
先ほどの対応❷の「電子渡航認証システム(タイ版ESTA)」が導入されれば、登録時に発行されるQRコードで入国時も自動化ゲートが利用できるようになります。
タイの入国手続きの混雑解消や、審査官から質問を受けるストレスもなくなるので、入国時の自動化ゲート運用は期待したいですね。
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③ まとめ:2025年5月以降のタイ入国は、オンラインでTDACの登録が必要

③ まとめ:2025年5月以降のタイ入国は、オンラインでTDACの登録が必要
本記事では、「タイの出入国カードTDAC(TM6)のオンライン登録と、導入が予想される3つの対応」を紹介しました。
ポイントをまとめます。
【タイの出入国カードTDAC(TM6)とは】
・2025年5月から、タイ入国時にTDAC(TM6)のオンライン登録が必須に
・以前は紙ベースでTM6を提出していたが、2022年7月以降は免除措置で不要になっていた
・オンラインTDAC(TM6)フォームで、氏名やパスポート番号などの情報登録が必要になる
【タイのTDAC(オンラインTM6フォーム)開始後、導入が予想される3つの対応】
対応❶ : 観光税の徴収
対応❷ : 電子渡航認証システム(タイ版ESTA)
対応❸ : 自動化ゲートによる入国審査
免除措置で不要だったタイの出入国カード "TM6" が、2025年5月から「TDAC(Thailand Digital Arrival Card)」としてオンライン登録が必要になります。
手間が1つ増えるのは面倒ですが、入国管理のデジタル化は世界的な流れなので、仕方ないかもしれません。
TDACの運用が安定した後は、観光税の徴収開始も予想されます。
タイの入国審査の流れも変わっていきそうなので、注意しておきましょう。
ただ、タイではやる予定だったものが、コロコロ変わって結局やらないこともよくあります。
2025年5月以降にタイへ行くときは、オンラインでのTDACの運用に気をつけてくださいね。
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