こんにちは、キベリンブログです。
失業保険の受給が終わって就職が決まっていないと、お金の面で不安になりますよね。
今回は、「月10万円給付 + 無料で受講できる求職者支援訓練」について、紹介します。
【本記事の内容】
① 求職者支援訓練とは?【5つのポイントで解説】
② 月10万円の職業訓練受講給付金の要件
③ 求職者支援訓練の受講の流れ【ハローワークと職業訓練施設で手続き】
④ まとめ:お得な求職者支援訓練(職業訓練)を活用しよう【月10万給付+受講無料】
求職者支援訓練は、給付金の支援があります。
お得に利用できる制度を、わかりやすく説明していきますね。
① 求職者支援訓練とは?【5つのポイントで解説】
最初に、「求職者支援訓練とは何か?」を5つのポイントに分けて説明していきますね。
【求職者支援訓練とは】
1. 求職者支援訓練は、職業訓練(ハロートレーニング)のうちの1つ
2. 「基礎コース」と「実践コース」がある
3. 訓練期間が短め(2~6か月間)なので、入りやすい
4. 受講料は無料(テキスト代のみ負担)
5. 月10万円の給付金がある(職業訓練受講給付金)
1. 求職者支援訓練は、職業訓練(ハロートレーニング)のうちの1つ
求職者支援訓練は、離職中の人が就職を実現するために、支援してくれる訓練です。
職業訓練には、おもに2種類あります。
【職業訓練(ハロートレーニング)のおもな種類】
・求職者支援訓練 : 「失業保険を受給できない or 受給が終わった求職者」を対象
・公共職業訓練 : 「失業保険を受給している求職者」を対象
求職者支援訓練は、失業保険の受給資格がない人でも利用できます。
離職中であれば受けられる、間口の広い訓練ですね。
2. 「基礎コース」と「実践コース」がある
訓練のコースは、2つに分けられています。
【求職者支援訓練のコース】
・基礎コース:社会人の基本的なスキルとパソコンスキルを学べる科目が中心
・実践コース:基本スキルに加え、実践的な技能を学べる科目が中心
科目は、エンジニアなどIT系に関連するものが多いですね。
3. 訓練期間が短め(2~6か月間)なので、入りやすい
訓練期間は、「2~6か月間」で設定されています。
入校時期も毎月なので、公共職業訓練と比べて入りやすいですね。
4. 受講料は無料(テキスト代のみ負担)
受講料はかからず、無料で受けられます。
ただし、テキスト代などの実費だけは負担する必要があります。
5. 月10万円の給付金がある(職業訓練受講給付金)
訓練の受講中は、要件を満たせば「月10万円」の給付金があります。
加えて、交通費や宿泊する場合も支給を受けられます。
給付金の要件については、次のパートで紹介していきますね。
※【補足】失業保険の受給者を対象とした公共職業訓練は、「失業保険をもらい続けながら職業訓練を受ける方法とは」をご覧ください。
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② 月10万円の職業訓練受講給付金の要件
月10万円の手当をもらうには、一定の要件を満たす必要があります。
要件の内容を、具体的に見ていきましょう。
月10万円の給付金を受けるための要件
・月収8万円以下
・世帯の月収が30万円以下
・世帯の金融資産が300万円以下
・居住する土地や建物以外の土地と建物を所有していない
・訓練をすべて受講している(やむを得ない理由での欠席であっても、8割以上出席)
・世帯の中で、この給付金を受講していない
・過去3年以内に、失業保険などを不正受給していない
・過去6年以内に、職業訓練受講給付金の支給を受けていない
上記の要件を満たせば、訓練中は月10万円の「職業訓練受講給付金」を受けられます。
加えて、交通費や宿泊費用の手当もあります。
上記の要件のうち、「訓練をすべて受講している」という内容だけは、ちょっと大変かもしれません。
ですが、訓練期間は「2~6か月間」とそれほど長くないですよね。
③ 求職者支援訓練の受講の流れ【ハローワークと職業訓練施設で手続き】
求職者支援訓練を受講するまでの、具体的な流れを説明しておきますね。
以下の7つのステップで、受講を開始していきます。
各ステップでの手続きは「ハローワーク」と「職業訓練施設」のそれぞれで行う必要があるので、合わせて書いておきますね。
【求職者支援訓練の受講までの流れ】
STEP1 : 求職申し込み 【ハローワーク】
STEP2 : 職業相談(職業訓練の担当窓口) 【ハローワーク】
STEP3 : 職業訓練の受講申し込み 【ハローワーク】
STEP4 : 選考試験の受験 【職業訓練施設】
STEP5 : 選考結果の通知 【職業訓練施設】
STEP6 : 受講あっせん 【ハローワーク】
STEP7 : 求職者支援訓練の受講開始 【職業訓練施設】
STEP1 : 求職申し込み 【ハローワーク】
まず、ハローワークで「求職申し込み」を行います。
「求職申込書」に必要事項を記入して、提出しましょう。
【求職申込書】
求職申込書は、求職を行うための基本的な情報(氏名、住所、希望職種など)を記入する書類です。
(画像はハローワークのホームページより引用)
ハローワークにあるので、その場で記入して提出すればOKです。
事前に準備したい場合は、ハローワークのホームページからダウンロードできます。(求職申込書の記入例)
STEP2 : 職業相談(職業訓練の担当窓口) 【ハローワーク】
ハローワークでは「職業相談」を受け付けていて、その中に「職業訓練の担当窓口」があります。
【職業訓練の担当窓口で相談できる、おもな内容】
・目指す就職に向けて、どの訓練を受講すべきか?
・申し込み方法と手続き方法の確認
・月10万円の職業訓練受講給付金を受けるための要件の確認
また、「職業訓練セミナー」も開催されています。
以下のような内容を紹介しているので、参加してみるのもおすすめです。
【職業訓練セミナーの内容】
・職業訓練の制度や種類の紹介
・職業訓練校の担当者からのコース案内
STEP3 : 職業訓練の受講申し込み 【ハローワーク】
職業相談で職業訓練の受講したいコースの詳細が分かったら、受講の申し込みを行います。
受講申込書に必要事項を記入して、ハローワークに提出しましょう。
STEP4 : 選考試験の受験 【職業訓練施設】
受講するコースによって試験方法は異なりますが、職業訓練施設で選考試験を受けます。
求職者支援訓練の場合は、選考は「面接だけ」の場合が多いです。
どのような試験の問題があるのか、事前に職業相談で確認しておきましょう。
STEP5 : 選考結果の通知 【職業訓練施設】
職業訓練施設から、選考結果の通知が郵送されます。
合格なら次の「STEP6」へ進めますが、落ちてしまったら別のコースを受けられるか、探してみましょう。
STEP6 : 受講あっせん 【ハローワーク】
選考に合格したら、ハローワークから「受講あっせん(受講指示 or 受講推薦)」を受ける必要があります。
選考結果の通知書を持って、ハローワークへ行きましょう。
受講あっせんの条件は、以下のとおりです。
【受講あっせんを受けられる条件】
・職業訓練の受講が、適職に就くために必要であること
・職業訓練を受けるために、必要な能力があること
STEP7 : 求職者支援訓練の受講開始 【職業訓練施設】
ハローワークから受講あっせんを受けられたら、求職者支援訓練の受講が認められます。
開校日から、職業訓練施設での受講がスタートします。
以上の7つのステップが、求職者支援訓練の受講までの流れです。
雇用保険(失業保険)には、職業訓練とは別に「教育訓練給付制度」があります。
教育訓練給付とは、「厚労省が認定した講座や学校なら、受講費用の一部を支給するよ」という制度です。
対象は、「会社員」でも「失業中(退職から1年以内に受講開始)」でも教育訓練給付を受けられます。
「費用」の面では職業訓練にメリットがありますが、「講座の質や豊富さ」では教育訓練給付の方がメリットは大きいです。
特にIT系は給付率の高い講座が多く、「教育訓練給付の対象となるプログラミングスクール」なら「受講料の 80%」が返ってきます。
職業訓練で希望のコースがなければ、教育訓練給付の対象となる講座を探してみましょう。
教育訓練給付に関しては、「【教育訓練給付制度】受講料が返ってくる!3つの給付とは【お得】」をご覧ください。
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④ まとめ:お得な求職者支援訓練(職業訓練)を活用しよう【月10万給付+受講無料】
本記事では、「月10万円給付 + 無料で受講できる求職者支援訓練」を紹介しました。
ポイントをまとめます。
【求職者支援訓練とは】
・求職者支援訓練は、職業訓練(ハロートレーニング)のうちの1つ
・「基礎コース」と「実践コース」がある
・訓練期間が短め(2~6か月間)なので、入りやすい
・受講料は無料(テキスト代のみ負担)
・月10万円の給付金がある(職業訓練受講給付金)
求職者支援訓練は、失業保険の受給資格がない人に向けた訓練です。
受給が終わってしまった人も、もちろんOKです。
無料で職業訓練を受けながら、月10万円の給付金がもらえるのは、お得ですよね。
本記事を参考に、求職者支援訓練をうまく活用してくださいね!
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