こんにちは、キベリンブログです。
退職と同時に引っ越すことも多いので、失業保険に必要な手続きは気になりますよね。
今回は、「失業保険の申請前or受給中に引越した時の住所変更の手続き」について、紹介します。
【本記事の内容】
① 失業保険の申請前に引っ越しした場合【引越後のハローワークでのみ】
② 失業保険の申請後or受給中に引っ越しした場合【管轄が変わるor変わらない場合】
③ まとめ:申請後の引越しで住所変更を忘れると、失業保険が支給されない場合もあるので要注意
失業保険は3回受給してきました。
経験から、状況に応じた必要な手続きを、わかりやすく語っていきます。
① 失業保険の申請前に引っ越しした場合【引越後のハローワークでのみ】
先に結論ですが、申請前に引越した場合は「住所変更の手続きは不要」です。
失業保険の窓口は、「現在の住所地を管轄するハローワーク」になります。
なので引越し先のハローワークへ行って、失業保険を申請すればOKです。
ただ注意点もあるので、申請までの具体的な流れも見ておきましょう。
失業保険の申請前に引越した場合の、手続きの流れ
❶ マイナンバーカードや運転免許証など、身分証の住所変更を行っておく
❷ 「引越後のハローワーク」に、住所変更した身分証など必要書類を持って失業保険を申請する
繰り返しですが、申請前の引越しなら「引越先の住所を管轄するハローワーク」へ行って、通常どおりの失業保険の申請手続きでOKです。
住所変更など特別な手続きは必要ありません。
ただし、申請には身分証(マイナンバーカードや免許証)が必要になるので、事前に身分証の住所変更をしておく必要があります。
役所での「転入届」の提出や、身分証の住所変更を先に行ってくださいね。
※管轄のハローワークの調べ方は、「【失業保険】管轄のハローワークとは?調べ方と管轄外でも可能なこと」で紹介しています。
引越し前のハローワークでの手続きは、一切不要
「引っ越し前のハローワークでは、何かしなくていいの??」と気になったりしますよね。
でも、引越し前のハローワークでの手続きは、「一切不要」です。
なぜなら、失業保険の窓口は「現在の住所地を管轄するハローワーク」だからですね。
気にせず引越後のハローワークで申請すれば大丈夫ですよ。
※失業保険の申請方法は、「失業保険(雇用保険)の申請方法と必要なものを解説【体験談】」をご覧ください。
② 失業保険の申請後or受給中に引っ越しした場合【管轄が変わるor変わらない場合】
続いて、「失業保険の申請後(受給中や給付制限中)」に引越した場合ですね。
こちらの場合は、「住所変更の手続きが必要」です。
引越後に、「引越し先のハローワーク」で住所変更の手続きをすればOKですね。
「管轄のハローワークが変わる引越し・変わらない引越し」ともに、住所変更の手続きは必要です。
手続きまでの流れを見ていきましょう。
失業保険の申請後or受給中に引越した場合の、手続きの流れ(管轄のハローワークが変わる場合)
❶ 役所で「転入届」を提出し、住民票など引越後の住所を証明できる書類を取得しておく
❷ 「引越後のハローワーク」に、必要書類を持って認定日までに住所変更の手続きをする
失業保険の住所変更の手続きには、「新しい住所を証明できる書類」が必要です。
なので、先に役所で転入届の手続きを行っておきましょう。
その後に「引越後の住所を管轄するハローワーク」で住所変更の手続きをする流れですね。
いつまでに手続きが必要かというと、「次の認定日まで」に済ませておきましょう。
引越し前のハローワークでの手続きは、必要なし
住所変更について引越し前のハローワークでやることは、特にありません。
繰り返しですが、「引越後の住所を管轄するハローワーク」で手続きすればOKです。
ただし、「認定日の直前や当日に引越しする場合」は、事前に引越前のハローワークに確認しておきましょう。
失業保険の住所変更の手続きに必要な書類
上記の書類を準備して、引越後のハローワークで住所変更の手続きを行いましょう。
総合窓口で住所変更したいことを伝えれば、担当の窓口を教えてくれます。
「失業認定申告書」は不要なこともありますが、持っておくと安心ですね。
管轄のハローワークが変わらない引越しの場合も、住所変更の手続きは必要
同じ市区町村内での引越しなど、管轄のハローワークが変わらないこともありますよね。
その場合でも、「住所変更の手続きは必要」です。
管轄のハローワークが同じなら、住所変更の手続きをするタイミングは「引越後の次の認定日」でOKです。
ただその前にハローワークへ行く用事があるなら、早めに手続きしても大丈夫ですよ。
認定日や求職活動実績など、その他のポイント
・求職活動実績は、そのまま引き継がれる
・認定日は、4週間ごとで変わらない
・雇用保険受給資格者証の支給番号は、変更になる
住所変更に伴うその他のポイントは、上記のとおりです。
認定日の予定は基本的に変わらず、4週間ごとにやってきます。
引越しでバタバタしていると、つい求職活動を忘れやすくなります。
認定日までに2回の求職活動実績がないと失業保険はもらえないので、注意してくださいね。
※簡単に求職活動実績を作る方法は、「【失業保険】求職活動実績を1日で2回作るには?当日の作り方を解説」を参考にしてみてください。
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③ まとめ:申請後の引越しで住所変更を忘れると、失業保険が支給されない場合もあるので要注意
本記事では、「失業保険の申請前or受給中に引越した時の住所変更の手続き」について紹介しました。
ポイントをまとめます。
【失業保険の住所変更の手続き】
・申請前に引越した場合は、住所変更の手続きは不要(引越先のハローワークで通常どおりの失業保険の申請でOK)
・申請後or受給中に引越した場合は、引越先のハローワークで住所変更の手続きをする
・引越し前のハローワークでの手続きは、特に必要なし
【住所変更の手続きに必要な書類】
【認定日や求職活動実績など、その他のポイント】
・求職活動実績は、そのまま引き継がれる
・認定日は、4週間ごとで変わらない
・雇用保険受給資格者証の支給番号は、変更になる
失業保険の申請前の引越しなら手続きは不要ですが、申請後に引越したときは住所変更が必要です。
住所変更の手続きを忘れると、失業の認定や失業保険(基本手当)が支給されない場合もあります。
引越しとなると忙しくなるので、求職活動もやりにくくなります。
失業保険をもらい損ねないよう、住所変更手続きと合わせて求職活動実績も、認定日までに忘れないでくださいね。
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