自転車に乗るときの注意点も知りたいな。
こんにちは、キベリンブログです。
海外は日本と違う交通ルールがあるので、事前のチェックが必要です。
今回は、「タイの交通ルールで知るべき7つと、自転車で注意すること」について紹介します。
【本記事の内容】
① タイの交通ルールと、注意する7つのこと【日本との違いあり】
② タイで自転車に乗るとき、守るべきルールとは【5つのポイント】
③ まとめ:タイは車優先で、赤信号でも左折できる。レンタサイクルでは要注意
海外移住や100か国以上に渡航し、海外での車・バイクの運転も経験してきました。
実体験から、タイでの歩行者としての注意点にも触れていきます。
① タイの交通ルールと、注意する7つのこと【日本との違いあり】
日本人に人気のタイですが、交通ルールに違いがあることを知っていますか?
車やバイクを運転するなら当然ですが、歩行者としても注意するべきルールがあります。
タイの道路事情は車中心であり、歩行者には優しくありません。
そんな点も踏まえた上で、タイの交通ルールを見ていきましょう。
【タイの交通ルールで、注意するべきこと】
❶ タイは左側通行
❷ 赤信号でも、左折できる
❸ 歩行者優先ではなく、車優先
❹ タイ人は優しくても、道は譲ってくれない
❺ 道路に中央分離帯が多く、右車線からUターンが必要
❻ 逆走が多く、交通ルールを守らない
❼ 歩道はデコボコで、歩きにくい
注意する点として、7つを挙げました。
それぞれ簡単に説明していきますね。
❶ タイは左側通行
海外は日本と違って、右側通行が多い印象ですよね。
世界の割合でみると、約3割が左側通行、約7割が右側通行とされています。
でもタイは、日本と同じ "左側通行" です。
海外だからといって右側ではないので、注意しておきましょう。
❷ 赤信号でも、左折できる
日本人が最も戸惑うのが、この交通ルールかもしれません。
タイでは「赤信号でも、車やバイクが左折可能」になっています。
世界の一部で設けられているルールで、右側通行の国であれば右折が可能です。
信号が赤だからといって歩いて道路を横断すると、左折車が減速せず突っ込んできたりするので、本当に気をつけてくださいね。
❸ 歩行者優先ではなく、車優先
日本やヨーロッパなどは、車よりも歩行者優先のルールです。
「車が気をつけるのが当たり前」などと、思い込んでいたりしますよね。
でもタイでは、"車優先" の道路事情です。
信号のない横断歩道で渡ろうと待っていても、止まってくれる車はめったにいないので、気長に待ちましょう。
❹ タイ人は優しくても、道は譲ってくれない
一般的にタイ人は穏やかで、優しくしてくれる人が多いです。
私たち日本人にも温かく接してくれるので、海外旅行や長期滞在でも過ごしやすい国ですよね。
でもその一方で、道路での車やバイクの運転では、道はあまり譲ってくれません。(渋滞の原因にもなっています)
路上では異なる国民性を感じるので、車・バイク・自転車は気をつけて運転しましょう。
❺ 道路に中央分離帯が多く、右車線からUターンが必要
タイの道路は細い道を除き、中央分離帯が多いです。
また、日本に比べて信号が極端に少なく、あまり設置されていません。
こんな道路事情の中で右折したい場合、一番右の車線に移動して、分離帯の切れ目でUターンが必要なケースが多いです。
車がビュンビュン走り抜ける中でのUターンなので、交通事故のリスクも高いですね。
❻ 逆走が多く、交通ルールを守らない
1つ前でも紹介したとおり、タイの道路は中央分離帯が多いです。
そのためUターンが面倒なので、特に逆走してくるバイクをたくさん見かけます。
そもそも運転をみていると、異常に車線をはみ出したり、ウィンカーを使わないドライバーも。
交通ルールの認識が甘いので、歩行者としても注意が必要です。
❼ 歩道はデコボコで、歩きにくい
最後は交通ルールとは違いますが、タイの歩道は日本と違って、デコボコしていることが多いです。
穴があったり、木の根っこで盛り上がっていたりするので、とにかく歩きにくいんですよね。
そのため車道を歩かなければならないシーンも多いのですが、歩道と車道の段差が大きく、つまづくことも。
車にも気をつけなければならず、歩いていても疲れます。
※国際免許の取り方は、「【海外で運転】国際免許証は即日発行!取り方と注意点【経験談】」をご覧ください。
② タイで自転車に乗るとき、守るべきルールとは【5つのポイント】
前のパートで交通ルールを見てきましたが、「タイで自転車に乗りたい!」と思ったりしますよね。
でも "車優先" のタイの道路事情を考えると、安心して自転車で走れるのか、不安もあるはず。
バンコクの街中は車が多くて自転車は走りづらいですが、チェンマイでは比較的走りやすいです。
実際にチェンマイ市内を自転車で回りましたが、行動範囲は広がるし、楽しくもありました。
レンタサイクルもあるので、利用価値は高いです。
ただし、日本と違って守るべきルールがあるので、自転車でのポイントを紹介しておきますね。
【タイで自転車に乗るとき、守るべきルール】
・自転車は、バイクや車と同じ扱い
・自転車で歩道は走れない
・交差点の左車線で信号待ちすると、クラクションを鳴らされる
・右左折や車線変更するときは、手信号を出す
・一方通行が多いので、逆走しないようにする
自転車は、バイクや車と同じ扱い
タイにおいて自転車は、「バイクや車と同じ扱い」です。
なので、基本的な交通ルールには従わなければなりません。
車道(道路)を走ることになるので、バイクや車と並走することになります。
ベトナムほどではありませんが、タイもバイクは多いので、後ろからの追い抜きに注意しましょう。
歩道は走れない
日本だと自転車も歩道の通行が許されていますよね。
でもタイでは、自転車で歩道は走れません。
ルール上もそうですが、そもそも歩道はデコボコで段差も大きくて、走ろうと思っても走れません。
繰り返しですが、自転車もバイクや車と同じ扱いなので、気をつけておきましょう。
交差点の左車線で信号待ちすると、クラクションを鳴らされる
車道ではバイクや車をできるだけ避けたいので、なるべく左車線を走りたいですよね。
でも交差点の左車線で信号待ちしていると、後ろからクラクションを鳴らされます。
なぜなら、タイでは「赤信号でも左折できる」ので、左車線で止まっていると邪魔だからです。
車やバイクが多くて右車線が怖いときは、自転車を手で押して歩行者として横断歩道をわたり、交差点を越えてから再び乗りましょう。
右左折や車線変更するときは、手信号を出す
自転車にはウィンカーが付いていません。
右折or左折、車線変更をするときは、手を横に伸ばし「手信号」で周囲にわかるよう合図を出しましょう。
日本と同じ感覚で自転車に乗っていると、タイでは高確率で交通事故に遭います。
"車優先" の交通ルールを認識し、手信号での合図は忘れないでくださいね。
一方通行が多いので、逆走しないようにする
日本だと自転車は一方通行とか関係なく、自由に道を走ったりしていますよね。
タイの道は一方通行が多いのですが、逆走は危険なので、自転車でも止めましょう。
たとえ歩道があって一時的に逃れようと思っても、車道との段差が大きく、急な場合に逃げ場がありません。
自転車が優先され守られている日本の感覚は捨てて、自転車も "車" である感覚でいると、タイの道は走りやすいことがわかるはずです。
③ まとめ:タイは車優先で、赤信号でも左折できる。レンタサイクルでは要注意
本記事では、「タイの交通ルールで知るべき7つと、自転車で注意すること」を紹介しました。
ポイントをまとめます。
【タイの交通ルールで、注意するべきこと】
❶ タイは左側通行
❷ 赤信号でも、左折できる
❸ 歩行者優先ではなく、車優先
❹ タイ人は優しくても、道は譲ってくれない
❺ 道路に中央分離帯が多く、右車線からUターンが必要
❻ 逆走が多く、交通ルールを守らない
❼ 歩道はデコボコで、歩きにくい
【タイで自転車に乗るとき、守るべきルール】
・自転車は、バイクや車と同じ扱い
・自転車で歩道は走れない
・交差点の左車線で信号待ちすると、クラクションを鳴らされる
・右左折や車線変更するときは、手信号を出す
・一方通行が多いので、逆走しないようにする
タイは穏やかで優しい人が多いのですが、道路上となると、すこし話は変わってきます。
道はほとんど譲ってくれず、交通事故の発生率は世界でもトップクラスです。
"車優先" なので、歩行者としても注意しなければなりません。
「赤信号でも左折可能」のルールは、日本人が戸惑いやすいので、くれぐれも気をつけておきましょう。
また、チェンマイではレンタサイクルの利用もおすすめですが、自転車は「バイクや車と同じ扱い」です。
自転車で右左折するときの手信号での合図や、一方通行を逆走しないなど、日本の感覚でいると危険な点には注意してくださいね。
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