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失業保険 失業保険ノウハウ

【失業保険】専門学校やプログラミングスクールに通っても支給OK?

【失業保険】専門学校やプログラミングスクールに通っても支給OK?

 

お悩み相談
違う業種に転職したいから、会社を辞めてスクールで学びたいな。
でも学校とか通いながら、失業保険ってもらえるの?

 

こんにちは、キベリンブログです。

失業保険に支給条件があることは、あまり知られてないですよね。

今回は、「学校・スクールに通いながら、失業保険がもらえる条件」について紹介します。

 

【本記事の内容】

① 専門学校やプログラミングスクールに通いながら、失業保険はもらえるか【支給OK・NG例】

② 失業保険がもらえない学校でも、教育訓練給付は受給できる【雇用保険で80%給付】

③ まとめ:"昼間の学生" でなければ、学校に通っても失業保険は受給できる

 

失業保険は3回ほど受給してきました。

支給OK・NGの事例を、わかりやすく語っていきます。

 

① 専門学校やプログラミングスクールに通いながら、失業保険はもらえるか【支給OK・NG例】

① 専門学校やプログラミングスクールに通いながら、失業保険はもらえるか【支給OK・NG例】

① 専門学校やプログラミングスクールに通いながら、失業保険はもらえるか【支給OK・NG例】

 

失業保険の支給は、「失業の状態」であることが条件になっています。

失業の状態とは、「いつでも就職できる能力(健康状態・環境など)があること」と定義しています。

 

つまり、学校に通うことで「失業の状態」でなくなってしまった場合には、失業保険は支給されません。

逆に、学校に通っても「失業の状態」を維持できるなら、失業保険はもらえます。

 

そこで気になってくるのは、「どんな学校なら支給されなくなるの?」ということですよね。

具体的な例を挙げて、詳しく見ていきましょう。

 

【失業保険の支給OK/NGとなる、学校・スクールの具体例】

❶ 大学・専門学校

❷ プログラミングスクール

❸ 職業訓練校

 

例として3つ挙げました。

順番に説明していきます。

 

❶ 大学・専門学校

【支給OK】通信制、夜間制、定時制

【支給NG】昼間部(昼間の学校に通う)

 

原則的な決まりとして、学校教育法第1条に規定される学校(いわゆる大学や専門学校)の場合、昼間の学生だと「支給NG」となります。

昼間に学校に通っていたら、すぐに就職できず、「失業の状態」ではなくなってしまうからですね。

 

雇用保険法上でも、労働者とはならなくなります。

ただし昼間部ではなく、「通信制、夜間制、定時制」のコースであれば、大学や専門学校でも「支給OK」です。

 

"雇用保険受給資格者のしおり(失業保険を申請するともらえる資料)" にも、はっきりと明記されており 、実際に就職して働きながら学んでいる人もいますよね。

失業保険をもらいながら大学や専門学校に行きたいときは、オンライン受講や夜間に学校に通うコースを選びましょう。

 

❷ プログラミングスクール

【支給OK】オンラインコースや、学校に通っても週20時間以上働ける

【支給NG】スクールに通うことで、週20時間以上働けない(昼間の学生と同様レベル)

 

ITエンジニアに転職する人で需要が高まっているプログラミングスクールは、おおむね「支給OK」になっています。

ラインの考え方としては、たとえ学校に通ったとしても「週20時間以上働ける状態」なら、支給は問題ありません。

 

なぜ週20時間かというと、「就職」と判断されるのは「週20時間以上働くこと」と決められているからですね。

オンライン対応のスクールが多いので、受講に融通が利きやすいのもメリットです。

 

IT系のスクールは政府の後押しもあり、教育訓練給付での給付率も高くなっています。

失業保険の受給が終了しても、さらに失業保険の80%を継続して給付される特典もあるので、利用価値はかなり大きいです。

 

【受講料80%が給付される、プログラミングスクール 3選】

TechAcademy : 受講者数No.1のオンライン完結型スクール【給付対象:16コース】

テックキャンプ : 短期集中(3か月) or 夜間・休日スタイル(6か月)を選べる【給付対象:4コース】

DMM Webcamp : 通学 or オンライン受講を選択できる未経験者向け【給付対象:1コース】

 

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❸ 職業訓練校

【支給OK】公共職業訓練校

【支給NG】給付日数の残りが3分の2を切ってから訓練開始(延長給付なし)

 

公共職業訓練校は、失業保険を受給している人をメインにした学校です。

なので、昼間の学生でも「支給OK」です。

 

訓練中は失業保険が支給され続ける(延長給付)ため、給付の点でメリットがあります。

ただし、給付日数が3分の2以上残っている状態から学校に通わないと、延長給付の支給はありません。

 

職業訓練校には定員があり、選考に通る必要があります。

入校時期も限られているので、タイミングを合わせる難しさには注意が必要ですね。

 

※職業訓練と失業保険のしくみは、「失業保険をもらい続けながら職業訓練を受ける方法とは【条件あり】」で紹介しています。

 

② 失業保険がもらえない学校でも、教育訓練給付は受給できる【雇用保険で80%給付】

② 失業保険がもらえない学校でも、教育訓練給付は受給できる【雇用保険で80%給付】

② 失業保険がもらえない学校でも、教育訓練給付は受給できる【雇用保険で80%給付】

 

前のパートで、大学や専門学校の「昼間の学生」や、プログラミングスクールで「昼間の学生と同様レベル」になる場合は、失業保険は受給できないと説明しました。

ただし、失業保険はもらえなくても、「教育訓練給付」なら受給できます。

 

ここで、代わりの給付を受けられる対処法も紹介しておきますね。

 

教育訓練給付は、雇用保険の制度

雇用保険には、教育訓練給付という制度があります。

失業保険以外の給付は、あまり知られていないですよね。

 

厚生労働省が認定する講座や学校なら、費用の一部を支給してもらえます。

雇用保険の加入期間が1年以上で条件を満たせるなど、実はわりと簡単に利用できる制度です。

 

教育訓練給付の種類は、3種類

❶ 一般教育訓練給付 : 受講料の20%給付

❷ 特定一般教育訓練給付 : 受講料の50%給付

❸ 専門実践教育訓練給付 : 受講料の80%給付

 

たくさん漢字がならんでわかりにくいのですが、給付には3種類あります。

給付率が「20%・50%・80%」の違いで分けられています。

 

専門性の高い講座や学校ほど、給付率が高くなるイメージです。

費用の80%も支給してもらえたら、経済的な面ではかなり助かりますよね。

 

プログラミングスクールや大学・専門学校は、最大の80%給付

政府は「第四次産業革命スキル習得講座」を後押ししており、その分野であるプログラミングスクールが80%給付の対象になっています。

4か月など短めの講座でも80%給付されるので、利用価値は高いですよね。

 

大学や専門学校の専門性の高い課程も、80%給付の対象です。

2~4年の中長期の課程でも、継続して支給してもらえるので、安心できると思います。

 

80%給付(専門実践教育訓練給付)の場合は、「雇用保険の加入期間が2年以上」で利用できます。

思っているよりハードルは高くないので、雇用保険をうまく活用してくださいね。

 

【受講料80%が給付される、プログラミングスクール 3選】

TechAcademy : 受講者数No.1のオンライン完結型スクール【給付対象:16コース】

テックキャンプ : 短期集中(3か月) or 夜間・休日スタイル(6か月)を選べる【給付対象:4コース】

DMM Webcamp : 通学 or オンライン受講を選択できる未経験者向け【給付対象:1コース】

 

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③ まとめ:"昼間の学生" でなければ、学校に通っても失業保険は受給できる

③ まとめ:"昼間の学生" でなければ、学校に通っても失業保険は受給できる

③ まとめ:"昼間の学生" でなければ、学校に通っても失業保険は受給できる

 

本記事では、「学校・スクールに通いながら、失業保険がもらえる条件」を紹介しました。

ポイントをまとめます。

 

【失業保険の支給OK/NGとなる、学校・スクールの具体例】

❶ 大学・専門学校 : 通信制、夜間制は支給OK(昼間部はNG)

❷ プログラミングスクール : スクールに通っても週20時間以上働ける状態なら支給OK

❸ 職業訓練校 : 支給OK

 

【失業保険がもらえない学校に行く場合、雇用保険を活用する方法】

・失業保険は支給NGでも、教育訓練給付なら受給できる

・教育訓練給付は3種類あり、給付率「20%・50%・80%」の違いで分けられている

・プログラミングスクールや大学・専門学校は、最大の80%給付

 

失業保険をもらうには、「すぐに働けること」が条件になっています。

そのため、昼間に学校へ通うような「学生に専念する」状態だとすぐに働けないと見なされるため、失業保険は受給できません。

 

一方で、通信制や夜間制の大学・専門学校や、スクールに通っても週20時間以上働けるプログラミングスクールであれば、通いながら受給できます。

オンラインで受講できるコースも、もちろんOKです。

 

もし昼間部の学校で失業保険がもらえない場合でも、「教育訓練給付」なら受給できます。

受講料80%の給付は経済的に大きいので、制度を知ってしっかり活用してくださいね。

 

 

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