でも、どんな資格でも実績になるわけじゃないよね...?
こんにちは、キベリンブログです。
資格試験は求職活動実績になるのですが、条件があります。
今回は、「資格試験を求職活動実績にする方法」について、紹介します。
【本記事の内容】
失業保険は3回受給してきました。
経験から、うまく求職活動実績を作るポイントを解説していきますね。
① 求職活動実績になる資格試験とは【再就職に役立つ試験】
失業保険をもらうには、認定日までに少なくとも「2回(初回認定日のみ1回)」の求職活動実績が必要です。
「資格試験の受験」も実績になるのですが、実は条件があります。
「再就職に資する(役に立つ)試験」なら、実績になる
失業保険を申請するともらえる「雇用保険受給資格者のしおり」には、求職活動実績になるものとして次のように書かれています。
「就職に資する各種国家試験、検定等の資格試験の受験等」
"資する" とは難しい言葉ですが、言い換えると「役に立つ」という意味ですね。
つまり、「あなたの希望職種と関連のある資格試験」でないと、実績にはなりません。
実績になる資格試験と希望職種の具体例
「資格試験」と「希望職種」の具体例を挙げると、上記のとおりです。
英語が役立つ職種はたくさんあるので、「TOEIC」は幅広い職種に使えますね。
繰り返しですが、資格試験と希望職種には関連性が必要です。
例えば、「ITエンジニア」を希望職種にしている人が「日商簿記検定」を受験しても、実績にはなりません。
※TOEIC学習のコツは、「TOEIC800点以上を取る勉強時間と学習方法3選【海外転職】」をご覧ください。
資格試験の結果は一切関係なく、求職活動実績になる
試験の合否は、求職活動実績には関係ありません。
たとえ不合格だったとしても、「受験の時点で1回分の実績」として認められます。
結果については心配しなくても大丈夫なので、安心してくださいね。
② 資格試験を求職活動実績にするときの注意点【5つのポイント】
資格試験を求職活動実績にするには、5つほど注意点があります。
それぞれ内容を見ていきましょう。
【資格試験を求職活動実績にするときの注意点】
❶ 認定日までの受験が必要で、勉強だけでは実績にならない
❷ 資格試験の申込期限は数か月前が多いので、認定日の予定と合わせて確認しておく
❸ ネットで無料で受けられるような、認知度の低い資格の受験は避ける
❹ 失業保険の申請時に提出した「求職申込書」の希望職種と関連する資格試験を受験する
❺ 受験票や案内メールなど、氏名と受験日が記載された証明になるコピーを取っておく
❶ 認定日までの受験が必要で、勉強だけでは実績にならない
資格試験は、「受験した時点」で1回分の求職活動実績になります。
「勉強しただけ」だと、実績になりません。
なので勉強期間中は、別の方法で求職活動する必要があるんですよね。
詳しい内容は「3つ目のパート」で紹介していくので、参考にしてみてください。
❷ 資格試験の申込期限は数か月前が多いので、認定日の予定と合わせて確認しておく
資格試験の申し込みは、受験日の「数か月前」に締め切られることが多いです。
具体例を見てみると、以下のとおりです。
【資格試験の申し込み期限日の具体例】
認定日は「4週間(28日)ごとに1回」のペースで設定されます。
つまり次の認定日前に申し込んでも、「資格試験の受験を、次回認定日の求職活動実績にするのは難しい」んですよね。
自己都合退職での「2か月の給付制限期間」なら別ですが、次回ではなく、さらに先の認定日の実績になるということです。
なので、受験日と認定日の予定を合わせて確認しておきましょう。
❸ ネットで無料で受けられるような、認知度の低い資格の受験は避ける
どの資格試験が求職活動実績に認められるかは、ハローワークによって判断されます。
具体例で出した「TOEIC」や「簿記検定」は広く知られているので、特に問題ありません。
一方で、ネットで簡単に受けられる無料の資格は避けておきましょう。
なぜなら、ハローワークから「なぜ就職に必要なのか?」を問われるなど、面倒になる可能性が高いからですね。
❹ 失業保険の申請時に提出した「求職申込書」の希望職種と関連する資格試験を受験する
失業保険を申請したとき、「求職申込書」を提出しているはずです。(画像はハローワークのHPより引用)
求職申込書に書いた「希望する仕事」欄の内容と関連する資格試験を受験するようにしましょう。
なぜなら、実績にならないリスクを下げられるからですね。
もし「書いた希望職種を忘れてしまった」とか「希望職種を変更したい」といった場合は、ハローワークの窓口で確認しましょう。
その場で手続きすれば、内容の修正もできますよ。
❺ 受験票や案内メールなど、受験日が記載された証明になるコピーを取っておく
資格試験の受験の証明には、「受験日」の記載がポイントです。
「受験票」が確実なので、念のためコピーを取っておきましょう。
受験票がなければ、受験日とあなたの名前が書かれた「案内メール」などでもOKです。
証明書のコピーを提出しなくても、認定日に提出する「失業認定申告書」に書くだけで実績になります。
もし求められた場合はすぐ提示できるよう、認定日には忘れずに証明書のコピーを持っておくと安心ですね。
※資格試験の失業認定申告書の書き方は、「失業認定申告書の書き方を求職活動実績の記入例で解説【失業保険】」をご覧ください。
③ 資格試験が大変な点と、認定日までに受験できなかった時の方法【効率の良い実績の作り方】
前のパートまでで、資格試験を求職活動実績にする方法を解説してきました。
ここで、「資格試験が大変な点」と「認定日までに受験できなかった時の方法」を紹介しておきますね。
資格試験が大変な点
・試験時間は「2時間以上」かかるものが多いので、労力を使う
・出費は「受験料」だけでなく、試験会場への「交通費」などお金がかかる
・申し込み期限は「数か月前」なので、求職活動実績にするには計画性が必要
資格試験が大変な点を簡単にまとめると、上記のとおりです。
「労力・お金・計画性」が求められることがわかりますよね。
要するに、求職活動実績だけが目的だと、資格試験は「割に合わない」んですよね。
なので「資格試験そのもの」が目的で、「ついでに求職活動実績にする」という人に向いています。
認定日までに受験できなかった時の、効率の良い求職活動実績の作り方
資格試験の受験が認定日に間に合わないときや、勉強期間中の場合は、効率の良い実績の作り方を選びましょう。
「リクナビNEXT(転職サイト)から求人に応募する方法」だと、簡単に求職活動実績が作れます。
【リクナビNEXT での求人応募が効率良く作れる理由】
・登録が簡単で、データを複数の求人に使い回せるので効率的
・他の転職サイトより認知度が高く、全国に求人があり選びやすい
・時間と場所を選ばず、休日でも自宅で実績作りが可能
・2社に応募すれば、1日でも2回分の求職活動実績になる
上記の理由を見てみると、資格試験のような「労力・お金・計画性」は必要ないですよね。
応募した後の結果は実績には関係なく、「1社ごとに応募時点で1回」の実績になります。
あなたから面接を辞退しても、実績は取り消されたりしないので安心してくださいね。
※具体的に詳しい手順を知りたい場合は、「【失業保険】求職活動実績を1日で2回作るには?当日の作り方を解説」をご覧ください。
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【失業保険】求職活動実績を1日で2回作るには?当日の作り方を解説
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④ まとめ:資格試験は求職活動実績になるけど、実績目的だけだと割に合わない方法
本記事では、「資格試験を求職活動実績にする方法」を紹介しました。
ポイントをまとめます。
【求職活動実績になる資格試験のポイント】
・「再就職に役立つ資格試験」なら、実績に認められる
・希望職種と関連のない資格試験だと、実績にならない
・資格試験の結果は関係なく、受験の時点で1回分の実績になる
【資格試験を求職活動実績にするときの注意点】
❶ 認定日までの受験が必要で、勉強だけでは実績にならない
❷ 資格試験の申込期限は数か月前が多いので、認定日の予定と合わせて確認しておく
❸ ネットで無料で受けられるような、認知度の低い資格の受験は避ける
❹ 失業保険の申請時に提出した「求職申込書」の希望職種と関連する資格試験を受験する
❺ 受験票や案内メールなど、氏名と受験日が記載された証明になるコピーを取っておく
【資格試験が大変な点】
・試験時間は「2時間以上」かかるものが多いので、労力を使う
・出費は「受験料」だけでなく、試験会場への「交通費」などお金がかかる
・申し込み期限は「数か月前」なので、求職活動実績にするには計画性が必要
【認定日までに受験できなかった時の、効率の良い求職活動実績の作り方】
繰り返しですが、「再就職に役立つ資格試験の受験」なら求職活動実績になります。
とはいえ、資格試験は「労力・お金・計画性」が必要なので、ちょっと大変なんですよね。
あくまで "資格試験そのもの" が目的で、「ついでに求職活動実績にする」という人に向いています。
認定日までに受験が間に合わないときは、「リクナビNEXT からの求人応募」が実績作りには最も簡単です。
あなたの就職に合わせて、資格試験も失業保険にうまく活用してみてくださいね。
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