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【海外転職】海外移住で知っておくべき国民年金の知識【任意加入】

【海外転職】海外移住で知っておくべき国民年金の知識【任意加入】

 

お悩み相談
海外転職したら年金ってどうなるのかな?
毎月の支払いは?将来はきちんともらえるの??

 

こんにちは、キベリンブログです。

海外転職したら年金の扱いはどうなるのか、調べてみないとよく分からないですよね。

今回は、「海外移住で知っておくべき国民年金の知識」について解説します。

 

【本記事の内容】

① 海外移住すると、国民年金は強制ではなくなる【任意加入】

② 年金の受取に必要な資格期間は、10年に短縮された【海外移住期間も加算される】

③ まとめ:将来の日本の年金は不安だけど、仕組みは知っておこう

 

海外転職して海外移住しましたが、それまで年金がどうなるのかよく分かっていませんでした。

海外移住する人、考えている人へ向けて、経験から語っていきます。

 

※海外移住するときの必要な手続きは、「海外移住前にやることをリストで解説【手続き編】」でまとめています。

 

① 海外移住すると、国民年金は強制ではなくなる【任意加入】

① 海外移住すると、国民年金は強制ではなくなる【任意加入】

① 海外移住すると、国民年金は強制ではなくなる【任意加入】

 

日本に住んでいると、国民年金には強制的に加入することになります。

毎月の保険料を支払っていますよね。(会社員の厚生年金は、国民年金の上乗せです)

 

ところが、海外へ移住すると、国民年金は「強制」ではなくなります。

加入するかどうかを選択できる、「任意」となります。

 

つまり、国民年金に入ってもいいし、入らなくても良くて、自分で選べるということですね。

 

海外移住したとき、国民年金に加入する「メリット」と「デメリット」を考えてみましょう。

 

海外移住で国民年金に任意加入するメリット

・将来の年金の受給額が減らない

・海外移住中に死亡したときや、病気などで障害が残ったときに、「遺族基礎年金」「障害基礎年金」がもらえる可能性がある

・お得な年金制度「付加年金」に加入できる

 

※付加年金については、「【付加年金】10倍リターン可能な年金【2年で元が取れる】」で解説しています。

 

海外移住で国民年金に任意加入するデメリット

・毎月の保険料を支払う必要がある(令和6年度:16,980円)

・保険料の支払いのため、日本国内の銀行口座を管理する必要がある(国内の家族などに依頼も可)

 

将来の年金の受給額を減らされたくなければ、任意加入しておきましょう。

私は海外転職したとき、保険料の負担の大きさを考えて、任意加入はしませんでした。

 

※海外転出時の銀行口座の取扱いは、「海外移住で銀行口座は解約手続きが必要?銀行別に解説」をご覧ください。

 

② 年金の受取に必要な資格期間は、10年に短縮された【海外移住期間も加算される】

② 年金の受取に必要な資格期間は10年に短縮された【海外移住期間も加算される】

② 年金の受取に必要な資格期間は、10年に短縮された【海外移住期間も加算される】

 

年金を受け取るにあたって、国民年金にどのくらいの期間加入していたらもらえるか、知っていますか?

2017年8月から、年金受給に必要な資格期間は「10年」に短縮されています。(以前は25年)

 

海外移住期間は、任意加入しなくても資格期間に加算される

海外へ移住していた期間は、任意加入しなかった場合でも、特例で資格期間に加算されます。

そのため、「日本で9年 国民年金加入 + 海外移住 1年(任意加入なし)」という場合は、将来的に年金を受け取れます。

 

ちなみに、海外移住期間は「カラ期間」と呼ばれています。

 

ただし、10年分の保険料を支払った場合よりも年金の受給額は少なくなるので、そこは注意しましょう。

海外移住して年金額が減るのを避けたいなら、任意加入して保険料を払えばOKです。

 

※将来もらえる年金受給額を知りたい場合は、「年金はいくらもらえる?将来の受給額を知る方法【年金定期便不要】」を参考にしてくださいね。

 

二重加入の防止と年金加入期間の通算のため、「社会保障協定」を結んでいる国がある

海外移住にあたって、年金には「二重加入」の可能性があります。

 

・移住先の社会保障制度に加入する必要があるが、日本からの駐在員は、保険料を二重で負担する場合がある

・日本や海外の年金を受け取るには、その国で負担した保険料が年金の受給につながりにくい

 

上記のような「二重加入の防止」「年金加入期間の通算」のため、「社会保障協定」が結ばれている国があります。

 

・社会保障協定が発行済の国:ドイツ、英国、韓国、アメリカ、ベルギー、フランス、カナダ、オーストラリア、オランダ、チェコ、スペイン、アイルランド、ブラジル、スイス、ハンガリー、インド、ルクセンブルク、フィリピン、スロバキア、中国

・社会保障協定が署名済だが未発行の国:イタリア、スウェーデン、フィンランド

 

上記の国へ移住する場合は、メリットを受けられる可能性があります。

詳細は 日本年金機構 に確認してみましょう。

 

③ まとめ:将来の日本の年金は不安だけど、仕組みは知っておこう

③ まとめ:将来の日本の年金は不安だけど、仕組みは知っておこう

③ まとめ:将来の日本の年金は不安だけど、仕組みは知っておこう

 

本記事では、「海外移住で知っておくべき国民年金の知識」を解説しました。

ポイントをまとめます。

 

【海外移住するときの国民年金のポイント】

・海外移住すると、国民年金は「強制」ではなくなり「任意」となる(任意加入)

・年金受給に必要な資格期間は「10年」だが、海外移住期間は任意加入しなくても特例で加算される

・社会保障協定を結んでいる国へ移住する場合は、要チェック

 

【海外移住で国民年金に任意加入するメリット】

・将来の年金の受給額が減らない

・海外移住中に死亡したときや、病気などで障害が残ったときに、「遺族基礎年金」「障害基礎年金」がもらえる可能性がある

・お得な年金制度「付加年金」に加入できる

 

【海外移住で国民年金に任意加入するデメリット】

・毎月の保険料を支払う必要がある(令和6年度:16,980円)

・保険料の支払いのため、日本国内の銀行口座を管理する必要がある(国内の家族などに依頼も可)

 

日本は今後、ますます少子高齢化が進み人口が減るので、年金制度には不安しかないですよね...。

保険料も上がる一方で見通しは怪しいですが、少なくとも年金の仕組みは知っておきましょう!

 

 

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