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【付加年金】10倍リターン可能な年金とは?【2年で元が取れる】

2020/12/08

【付加年金】10倍リターン可能な年金とは?【2年で元が取れる】

 

お悩み相談
付加年金って、どんな年金制度なのかな?
条件やメリットとか、もっと詳しく知りたいな。

 

こんにちは、キベリンブログです。

付加年金は、お得で低リスクな年金制度なんです。

今回は、10倍リターンも可能な「付加年金」について、解説します。

 

【本記事の内容】

① 付加年金は、実はかなりお得な制度【2年で元が取れて、10倍リターンも可能】

② 付加年金に加入できる条件とは?【国民年金の第1号被保険者で、会社員は対象外】

③ 国民年金でも、付加年金に加入できない人とは?【保険料の免除・猶予中は注意】

④ まとめ:付加年金ほどお得な保険はないので、対象なら利用すべき【ローリスク・ハイリターン】

 

転職前のブランク期間で無職になったとき、初めて付加年金という制度を知りました。

どのくらいお得なのか、語っていきます。

 

※【補足】退職後にやるべき手続きのリストは、「【手続きリスト】退職後にやるべきことをまとめ一覧で解説」で紹介しています。

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① 付加年金は、実はかなりお得な制度【2年で元が取れて、10倍リターンも可能】

① 付加年金は、実はかなりお得な制度【2年で元が取れて、10倍リターンも可能】

① 付加年金は、実はかなりお得な制度【2年で元が取れて、10倍リターンも可能】

 

付加年金って、残念なほどあまり知られていないですよね。

実は、かなりお得な年金制度なんです。

 

毎月400円の保険料を上乗せするだけで、将来もらえる年金額が増える

付加年金とは、「毎月の保険料を400円上乗せして払うと、もらえる年金が増える」という、シンプルな年金制度です。

増える年金額(※毎年)は、「200円 × 付加年金を納付した月数」です。

 

ポイントは、「毎年、もらえる年金額が増える」ということですね。

 

支払った付加年金の保険料は、2年の年金受給で元が取れてしまう

「毎月400円でも、余計な出費はしたくないなぁ...」と、思いますよね。

でも、この付加年金の出費は、「2年間の年金受給」で元が取れてしまいます。

 

2年経過後は常に利益となり、「長生きするほど、お得になる」というわけですね。

 

具体例:20年間 付加年金に加入した場合【もらえる年金が、毎年 48,000円 増える】

イメージしにくいと思うので、「付加年金に20年間加入した場合」の具体例で、見ていきましょう。

 

【20年間 付加年金に加入した場合の計算例】

・付加年金を納付した月数 : 240か月 (20年 × 12か月)

・付加年金を支払った金額 : 96,000円 (400円 × 240か月)

・増える年金額(※毎年) : 48,000円 (200円 × 240か月)

 

上記のとおり、「2年(48,000円 × 2年 = 96,000円)」で元が取れることがわかりますよね。

次に、65歳から年金をもらい始めたとして、年金の受給期間の年数で損益を計算してみましょう。

 

【20年間 付加年金に加入した場合の、年金受給期間の年数別での損益】

・1年(66歳) : - 48,000円

・2年(67歳): ± 0円(※元が取れる)

・5年(70歳): + 144,000円

・10年(75歳): + 384,000円

・20年(85歳) : + 864,000円

・22年(87歳): + 960,000円(※10倍リターン)

 

長生きして年金をもらい続けるほど、利益がどんどん増えていきます。

20年間の付加年金に加入した例では、22年間年金をもらえば、10倍リターンになりますね。

 

でも、「何があるか分からないし、そんなに長生きしないよ...。」と思うかもしれません。

 

日本の平均寿命は、「女性 87.09歳、男性 81.05歳」(2022年の平均寿命)で、どんどん長くなっているんですよね。

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)」のベストセラー著者であるリンダ・グラットン(ロンドン・ビジネススクール教授)も、「人生100年時代」の到来を提唱し、どう生きるべきか説いています。

 

確率論から考えても、月400円の付加年金は「ローリスク・ハイリターン」な投資であることは、間違いないと思います。

 

※【補足】退職時の国民年金への手続きは、「【健康保険・年金】退職時に必要な手続き」で解説しています。

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② 付加年金に加入できる条件とは?【国民年金の第1号被保険者で、会社員は対象外】

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付加年金がお得な制度だと分かると、すぐに加入したくなりますよね。

ただし、加入には条件があります。

 

付加年金に加入できる人

・国民年金の第1号被保険者

・任意加入の被保険者(65歳以上は除く)

 

上記のどちらかに当てはまる人が、付加年金に加入できます。

それぞれどんな人が対象なのか、説明していきますね。

 

【国民年金の第1号被保険者】

・「自営業者(フリーランス) or 無職の人 or 農業者 or 学生」と、その家族

・20歳以上 ~ 60歳未満

・日本在住

 

上記の人が国民年金の「第1号被保険者」で、付加年金に加入できます。

日本に住んでいる会社員は、厚生年金に加入して「第2号被保険者」になるので、残念ながら付加年金には加入できません...。

 

【任意加入の被保険者(65歳以上は除く)】

・海外在住(※海外転出届を提出済)で、国民年金に任意加入している人

・60歳までに老齢基礎年金の受給資格期間を満たしていない理由で、60歳以降も任意加入している人

 

任意加入の被保険者は、上記のとおりです。

海外へ移住すると、国民年金は強制ではなく任意加入になるので、自分の希望に合わせて加入するかを選べます。

 

海外在住で国民年金に任意加入すれば、付加年金にも加入できます。

会社員でも、厚生年金に加入しない現地採用ならOKなので、ぜひ付加年金を検討しましょう。

 

※【補足】海外移住時の国民年金の取扱いは、「海外移住で知っておくべき国民年金の知識【任意加入】」で解説しています。

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③ 第1号被保険者でも、付加年金に加入できない人とは?【保険料の免除・猶予中は注意】

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国民年金の第1号被保険者であっても、付加年金に加入できない場合があります。

それは、保険料の「免除・猶予」を受けている場合です。

 

退職後に国民年金保険料の免除制度を利用しているときは、付加年金に加入できない

例えば、会社を退職して無職になると、「国民年金保険料の免除制度」を利用できます。

しかし、この免除制度を利用している間は、付加年金には加入できません。

 

もし付加年金への加入を優先したければ、免除制度を利用せず、国民年金の保険料を支払う必要があります。

無職のときは、保険料も安くはないので厳しいですが、余裕があったら検討してみましょう。

 

※【補足】退職後の国民年金保険料の免除制度については、「【国民年金】退職したら保険料の免除制度を利用しよう」をご覧ください。

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④ まとめ:付加年金ほどお得な保険はないので、加入対象なら利用しよう【ローリスク・ハイリターン】

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本記事では、10倍リターンも可能な「付加年金」を解説しました。

ポイントをまとめます。

 

【付加年金とメリット】

・付加年金とは、毎月400円の保険料を上乗せすると、もらえる年金が増えるシンプルな年金制度

・毎年増える年金額は、「200円 × 付加年金を納付した月数」

・支払った付加年金の保険料は、2年の年金受給で元が取れてしまう

・長生きして年金をもらい続けるほど利益が増え、10倍リターンも可能

 

【付加年金に加入できる人】

・国民年金の第1号被保険者(保険料の免除・猶予中は対象外)

・任意加入の被保険者(海外在住でも、国民年金に任意加入していればOK)

※厚生年金に加入する会社員は、付加年金の対象外

 

繰り返しですが、付加年金は月に400円上乗せするだけで、毎年もらえる年金が増えます。

付加年金として払った保険料は、2年の年金受給で元が取れてしまうので、かなりお得です。

 

65歳から年金をもらい始めたとすると、損するのは「67歳になるまでに死んでしまった場合」のみです。

世の中ではなかなか存在しない、「ローリスク・ハイリターン」な保険ですね。

 

付加年金の加入手続きは、役所や年金事務所で必要事項を記入した書類を提出すればOKです。

フリーランスや無職の人は、保険料の支払いが厳しくなければ、ぜひ付加年金に加入しておきましょう!

 

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