ネットだと良い情報が多いけど、どんなデメリットがあるんだろう?
こんにちは、キベリンブログです。
海外移住では悪い面も知っておくと、移住後の後悔を減らせます。
今回は、「ベトナム移住で知っておくべきデメリット7選」について、紹介します。
【本記事の内容】
① ベトナム移住で、知っておくべきデメリット7選【体験談】
② 東南アジアの中で、ベトナム移住が魅力的なメリットとは【刺激あり】
③ まとめ:海外移住後の後悔を防ぐために、デメリットも知ることが大切
2023年にベトナムで1ヶ月間生活し、それ以前も旅行で繰り返しベトナム各地を訪れてきました。
経験から、移住後に失敗しないための経験談を語っていきます。
① ベトナム移住で、知っておくべきデメリット7選【体験談】
東南アジアは、日本人に人気の海外移住先のエリアです。
日本から近くて、気候は暖かく、物価も安い。
中でもベトナムは、マレーシアやタイなどに続いて移住者の多い国です。
とはいえ、移住先で人気の国でも、当然ながら悪い面はあります。
デメリットの情報はメリットより見つけにくいので、知らずに行くと失敗して後悔する可能性も高くなります。
そこで実際の経験から、ベトナム移住でのデメリットを紹介していきます。
【ベトナム移住のデメリット】
❶ 騒音がひどい
❷ 湿度が高い
❸ 都市部の大気汚染
❹ 交通マナーが悪い
❺ 生活インフラが不安定
❻ 英語が通じにくい
❼ 長期的な移住は難しい
上記のとおり、7つ挙げました。
それぞれ見ていきますね。
❶ 騒音がひどい
・無数のバイクが、とにかくクラクションを鳴らす
・一般の家庭でも、爆音でカラオケをしている
・近所の飼い犬が、朝から晩まで吠え続ける
行ってみるとわかりますが、ベトナムでは「騒音」に対してあまり気遣いがありません。
基本的に普通に会話している声でも、声が大きい印象を受けますね。
バイクだらけで有名な国ですが、どこでもクラクションを鳴らし続けます。
また、普通の家でも窓全開の状態で気にせずカラオケをするので、隣に限らず周辺一帯にまで大音量が響き渡ります。
音に敏感だと、都市部などでは騒音に悩まされるかもしれません。
気になるなら人の少ないエリアにするなど、住む場所の選び方には注意した方が良いですね。
-
ベトナムは騒音問題が酷い?5つの要因とは【海外の防音対策】
お悩み相談ベトナムに移住してみたいけど、騒音がひどいって本当? どのくらいうるさいんだろう?? こんにちは、キベリンブログです。 海外は日本より騒音がうるさい傾向があるので ...
続きを見る
❷ 湿度が高い
・年間の平均湿度は約80%で、一年を通して高い
・食品や衣類などが傷みやすい
・北部(ハノイ)の冬などは、洗濯物が乾かない
ベトナムは南北に長い国なので、多少の地域差はありますが、どこでも湿度は高いです。
年間の平均湿度は80%ほどもあり、たとえ乾季でもカラッとした快適さは感じられません。
一時的なスコールだけでなく、まとまった雨も降るので、部屋に湿気が溜まるんですよね。
食料品は保存しにくいし、衣類もカビなどで傷みやすくなります。
特に北部(ハノイ)の冬は10℃くらいまで気温が下がり、曇天が多いので洗濯物がなかなか乾きません。
中部(ダナン)から南部(ホーチミン)は暖かいのでまだいいですが、湿気の多さは気になりますね。
❸ 都市部の大気汚染
・近年は大気汚染が深刻で、ホーチミンとハノイは世界でもワースト都市
・靄がかかって外は見通しが悪くなり、空気の悪さは気分にも影響する
・大気汚染を避けるなら、中部のダナンがおすすめ
ベトナムでは、大気汚染が深刻化してきています。
特に酷いのはホーチミンとハノイで、世界の大気汚染のワーストランキングに入っていたりします。
原因は山のように走り回るバイク、経済発展、野焼きなどですね。
外は靄がかかって見通しが悪く、窓を開けていると健康を害する影響も。
行ってみないとわかりにくいのですが、外の空気が悪いと、気分も上がらないんですよね。
大気汚染を避けるなら、中部のダナンはホーチミンやハノイよりも空気がきれいなのでおすすめです。
❹ 交通マナーが悪い
・縦横無尽に走るバイクに交通ルールはなく、逆走や歩道走行など何でもあり
・車が通れない細い道や歩道を歩いていても、クラクションを鳴らされる
・信号が少なく、慣れるまで道路の横断が難しい
1つ目の「騒音」の項目でも触れましたが、ベトナムはどこでもバイクが無数に走っています。
逆走・歩道走行・3~4人乗りなど何でもありで、交通ルールは無いに等しい状態です。
歩行者しか通れないような細い路地などでも、バイクは遠慮なく入ってきます。
存在を知らせるためにバイクはクラクションを鳴らしまくるので、なかなか落ち着いて歩けません。
初めてベトナムに行くと、難しいのは道路の横断ですね。
バイクの波の中を渡らなければならないことも多いので、ゆっくり止まらずに渡るとバイクは避けていってくれますよ。
-
【ベトナム移住】交通ルールで、知るべき6つ【道路の渡り方】
お悩み相談ベトナムの交通ルールって、日本と違ったりするの? バイクが多いイメージあるし、道路を渡るコツも知りたいな。 こんにちは、キベリンブログです。 海外の交通ルールは日 ...
続きを見る
❺ 生活インフラが不安定
・同じ東南アジアのタイやマレーシアに比べると、やや安定性に欠ける
・場所にもよるが、停電や断水はわりと起きやすい
・近年は良くなってきており、大きな不便さまでは感じない
日本はインフラが良すぎるので日本との比較は別として、ベトナムは不安定な面があります。
同じ東南アジアのタイやマレーシアと比べて、インフラ面では劣っていますね。
例えば停電は、天候などの影響がなくても、わりと起こることが多いです。
停電よりも頻度は少ないですが、断水もたまに起こります。
WiFiなどインターネットの安定性は悪くなかったですが、タイなどに比べたらもう一歩という感じですね。
とはいえ、ベトナムのインフラは良くなってきており、生活の不便さを感じることはそれほどないはずです。
❻ 英語が通じにくい
・都市部のお店以外では、英語が通じない
・観光地を除いて、英語での案内表示も少ない
・若い世代ほど、英語が通じる傾向がある
公用語はベトナム語で、ベトナムでは英語があまり通じません。
単語も理解してもらえなかったりするので、英語の通用度は日本よりも低い印象があります。
細かい内容の意思疎通は、ベトナム語を使わないと難しいですね。
英語での案内表示なども、観光地でなければあまり見かけません。
都市部のお店のスタッフなどであれば、英語が話せることが多いです。
若い世代ほど英語が話せる傾向があるので、困ったら若い人に話しかけてみましょう。
❼ 長期的な移住は難しい
・ビザなしの場合、滞在は45日間まで可能
・リタイアメントビザはないため、退職後の長期滞在は不可
・現地に海外転職すれば、長期滞在できる
マレーシアやタイに比べて、就労ビザ以外での長期的なベトナム移住は難しくなっています。
パスポートだけで入国した場合、ビザなし(ノービザ)では45日間まで滞在できます。
オンラインで簡単に取れる「eビザ」を申請すれば、3ヶ月(90日間)まで滞在可能です。
eビザ以外だと、リタイアメントビザもないので、ビザの取得が難しいんですよね。
長期的な移住が最もしやすい方法は、現地の会社に海外転職する方法です。
日系企業は多いし、就労ビザも取れるので、経験からも海外就職はおすすめです。
※海外転職を実現する詳しい方法は、「海外転職を実現するには?方法・ステップを解説【経験談】」をご覧ください。
【ベトナム滞在可能日数の延長について】 2023年8月15日から、ビザなし滞在:15日 → 45日、eビザでの滞在:30日 → 90日までに延長されています。 延長の変更措置に関する詳しい内容は、「【ベトナム】滞在日数が3倍延長!ビザなし・e-visa【2023年8月】」をご覧ください。
② 東南アジアの中で、ベトナム移住が魅力的なメリットとは【刺激あり】
前のパートで、ベトナム移住のデメリット7つを見てきました。
「デメリットばかり見ていると、やっぱり海外移住は厳しそう...。」と思ってしまいますよね。
ベトナムには、他の東南アジアの国にはない魅力があります。
そこで魅力的な点についても、少しだけ紹介しておきますね。
【東南アジアの中で、ベトナム移住が魅力的なメリット】
・タイやマレーシアにはない、カオスな雰囲気
・経済成長の中で活気があり、主体的に行動できる
・食べ物があっさりしていて、無理なく食べられる
タイやマレーシアにはない、カオスな雰囲気
住みやすさを考えると、東南アジアではタイやマレーシアに軍配が上がります。
でもベトナムには、タイやマレーシアにはないカオスな雰囲気があるんですよね。
道路を埋めつくす無数のバイク、道ばたで小さなイスを並べる屋台飯の風景、過積載も甚だしい野菜売りの自転車...。
その場にいるだけでも、他では感じられない刺激があります。
トラブルも起きやすいとはいえ、それも含めて経験になるんですよね。
ベトナム各地を旅行して、楽しめるところが多いのも魅力です。
経済成長の中で活気があり、主体的に行動できる
ベトナムは経済成長を続けており、新型コロナウイルスが感染拡大した年でさえも、プラス成長を遂げています。
2022年は、8%以上の経済成長率でした。
人口は約1億人に達し、25歳~34歳の若い世代が最も多いです。
街中は活気に溢れていて、若くて元気なパワーを感じますね。
こういった発展途上の国で過ごしていると、いろんな刺激がもらえます。
新たに何か挑戦するなど、主体的な行動につながりやすいはずです。
食べ物があっさりしていて、無理なく食べられる
短期の旅行では、だいたいローカルフードを楽しみますよね。
でも移住しての長期滞在だと、刺激が強めの料理などは、ある程度の時期から飽きて食べなくなります。
その点でベトナム料理は、タイなどと違って辛い料理は少なく、フォーやバインミーなどやさしい味のものが多いです。
無理することなく、毎日でも飽きずに続けて食べやすいんですよね。
食事は健康に直結するし、移住においては口に合うか重要なポイントです。
食べ物においては他の東南アジア諸国よりも、健康的に楽しめますよ。
③ まとめ:海外移住後の後悔を防ぐために、デメリットも知ることが大切
本記事では、「ベトナム移住で知っておくべきデメリット7選」を紹介しました。
ポイントをまとめます。
【ベトナム移住のデメリット】
❶ 騒音がひどい
❷ 湿度が高い
❸ 都市部の大気汚染
❹ 交通マナーが悪い
❺ 生活インフラが不安定
❻ 英語が通じにくい
❼ 長期的な移住は難しい
【東南アジアの中で、ベトナム移住が魅力的なメリット】
・タイやマレーシアにはない、カオスな雰囲気
・経済成長の中で活気があり、主体的に行動できる
・食べ物があっさりしていて、無理なく食べられる
東南アジアの中でも、ベトナムは人気の海外旅行先でもあります。
物価は安くて、料理も楽しめて、途上国ならではの活気に溢れてる。
その一方で、短期の旅行だと満足できても、海外移住での長期滞在となると「生活」に変わります。
日常を無理なく過ごせるかを考える上で、デメリットとなる悪い面を知っておくのは大切ですよね。
ベトナムは若い人が多くて、日本とは明らかに違うエネルギッシュな国です。
いろんな刺激が受けられて、有益な海外移住経験になるので、あなた自身で体験してみてください。
-
海外転職に強いおすすめ転職エージェント3選【経験者が語る】
お悩み相談海外転職に挑戦したいけど、まずはエージェントに相談してみたいな。 海外転職に強い転職エージェントを知りたいです。 こんにちは、キベリンブログです。 昔よりも一般的 ...
続きを見る
-
海外でネット環境はどうする?旅行・移住での選び方【追加料金なし】
お悩み相談海外でネットが使えなかったら困るよね。 あまりお金もかけたくないし、WiFi環境ってどうしたらいいのかな。 こんにちは、キベリンブログです。 海外でWiFi環境を ...
続きを見る
-
【必須条件あり】海外向けに作るおすすめクレジットカード3選
お悩み相談海外に行く前に、どんなクレジットカードを準備しておけばいいかな? 備えておくべき条件とか知りたいな。 こんにちは、キベリンブログです。 海外旅行や移住など、便利な ...
続きを見る