あれって強制なの??
こんにちは、キベリンブログです。
不動産屋で賃貸を契約すると、次々と書類にサインさせられるので、よく分からなくなりますよね。
今回は、「賃貸で不動産屋の火災保険に入ると損する理由と、回避する方法」について紹介します。
【本記事の内容】
① 不動産屋が指定する火災保険に入ると、1万円ほど損をする【強制は違法】
② 賃貸でも、自分で選んだ火災保険で契約できる【ネットで簡単】
③ 賃貸向け火災保険のおすすめ3選と、押さえるポイント3つ
④ まとめ:賃貸で損しないためにも、火災保険は自分で選ぼう
不動産屋が指定する火災保険を断って、自分で選んだ火災保険で賃貸契約をしています。
過去に失敗していた経験から、損しない方法を語っていきます。
賃貸の「火災保険」は「家財保険」とも呼ばれたりしますが、同じものと扱ってOKです。
① 不動産屋が指定する火災保険に入ると、1万円ほど損をする【強制は違法】
賃貸で不動産屋(仲介業者)に初期費用の見積もりを頼むと、火災保険の金額も書かれていますよね。
特に何も言わず契約に行くと、賃貸契約書と一緒に、決められた火災保険にサインさせられるわけです。
不動産屋の火災保険は、実はムダに高かった
私が以前、不動産屋で加入した火災保険は、2年で「2万円」のものでした。
(物件はワンルームの単身者向け)
でも実は、相場よりかなり高い保険料だったんですよね。
そんなことは全く知らなかったので、言われるがままサインしていました。
不動産屋の火災保険だと、1万円以上は損をしていた
・不動産屋の火災保険 : 20,000円(2年)
・自分で調べた火災保険 : 8,000円(2年)
上記のとおり、保険料を比べたら「12,000円」も損をしていました...。
さらに安い火災保険もありましたが、補償内容が良くて割安な保険は、8,000円のものでしたね。
不動産屋が指定の火災保険を強制することは、違法
「指定の火災保険に入るのが決まり」と思い込んでいたので、何の疑いもなくサインしていたわけです。
でも、不動産屋が指定する火災保険に、入る必要はありません。
もし強制された場合は、「独占禁止法」に違反します。
違法行為なので、問題なく断れたんですよね。
以上のとおり、何も知らなかったので「12,000円」ほど損をしていました。
次のパートから、失敗の経験を踏まえて、損しない方法を解説していきますね。
② 賃貸でも、自分で選んだ火災保険で契約できる【安くて補償も十分】
繰り返しですが、「不動産屋が指定する火災保険」には、加入する必要はありません。
強制された場合は、違法です。
とはいえ、賃貸契約は「火災保険の加入」が条件になっていることが多い
火災保険に加入するかは、法律上は任意です。
ただ賃貸の契約では、「火災保険の加入」を条件とすることが多いです。
火事などで部屋が使えなくなってしまったら、貸す側のオーナーは困りますよね。
何かしらの火災保険には入らないと、賃貸の契約は難しくなります。
そこで、火災保険は「自分で選んで加入すれば良い」というわけです。
自分で選んだ火災保険で、賃貸契約できた【体験談】
ネットで調べると、賃貸向けの火災保険がいくつか見つかります。
不動産屋(仲介業者)に「火災保険は自分で選ぶ」と伝えると、「契約時に火災保険の加入証のコピーがあればOK」とのことでした。
契約時に加入証のコピーを持って行ったら、問題なく賃貸契約できました。
初期費用は、火災保険だけでも1万円以上は節約になっています。
※初期費用の交渉の仕方は、「【10万円以下】賃貸の初期費用を安くする部屋探し方法【実績公開】」をご覧ください。
火災保険は、「審査通過後」から「賃貸契約前」の間に申し込んでおく
私の場合は、賃貸の契約時に「火災保険に入ることの証明(加入証のコピー)」を求められました。
なので、契約前に火災保険に申し込んでおく必要があります。
【賃貸契約前に、自分で火災保険を申し込む流れ】
・STEP1 : 自分で選んだ火災保険に入ることの確認を取った後、賃貸物件に申し込む
・STEP2 : 仲介業者からの審査結果の連絡まで待つ(この間にどの火災保険に入るか探しておく)
・STEP3 : 審査に通ったら、いつ契約に行くか日程調整する(1週間ほど余裕を見ておくと安心)
・STEP4 : 契約前に、自分でネットから火災保険に申し込む
上記の流れで、火災保険に申し込みましょう。
10分もあれば、ネットから簡単に申し込めます。
加入証の準備も含めると、火災保険の申込から契約まで1週間ほど余裕があると安心ですね。
火災保険によっては加入証を郵送してくれるので、それをコピーすれば簡単に準備できます。
加入証がない火災保険や、郵送が契約まで間に合わない場合は、ネットの契約内容画面を印刷すればOKです。
もし入居日が決まらなかった場合は、すこし前の日付で申し込んでおけば大丈夫ですよ。
③ 賃貸向け火災保険のおすすめ3選と、押さえるポイント3つ
賃貸向けの火災保険のおすすめと、補償内容で押さえるべきポイントを紹介しておきますね。
賃貸向けのおすすめ火災保険 3選
私は「日新火災(お部屋を借りるときの保険)」を選んでいます。
理由としては、以下のとおりです。
【日新火災(お部屋を借りるときの保険)を選んだ理由】
・割安(1年で4,000円)で、「借家人賠償責任(2,000万円)」と「個人賠償責任(1億円)」の補償額が良い
・高価な家財は持っていないので、家財保険は100万円の安いプランを選べる
・加入証を郵送してくれるので、賃貸の契約時に提出しやすい
他の2社も安くておすすめですが、補償内容が良いこともあって選んでいます。
「全労済(住まいる共済)」は特約や補償額の変更で保険料が変わるので、注意してくださいね。
火災保険で押さえるべき補償内容のポイント3つ
・家財保険 : 入居者の家財の補償(高価な物がなければ、最低の100万円でOK)
・借家人賠償責任保険 : オーナー(大家)に対する補償(最低でも、1,000万円以上)
・個人賠償責任保険 : 近隣に損害を与えたときの補償(任意だけど、1,000万円以上が目安)
賃貸で火災保険に入る目的は、「家財」「原状回復」「近所への損害」の補償です。
そこで、上記3つの補償額がポイントとなります。
【家財保険の補償額】
あなたが持っている家具や家電の補償で、金額は想像しやすいですよね。
高価な物がなければ、最低ラインの100万円でもOKです。
【借家人賠償責任保険の補償額】
火事などで損害を与えたときに借りた部屋を原状回復するための補償で、オーナー(大家)のためのものですね。
最低でも、1,000万円以上は見ておきましょう。
【個人賠償責任保険の補償額】
水漏れで階下に損害を与えたり、ベランダから物を落として誰かをケガさせてしまった場合など、近隣のための補償です。
任意ですが、1,000万円以上が目安ですね。(万が一の死亡事故まで考慮するなら、1億円ほどが安心)
④ まとめ:賃貸で損しないためにも、火災保険は自分で選ぼう
本記事では、「賃貸で不動産屋の火災保険に入ると損する理由と、回避する方法」を紹介しました。
ポイントをまとめます。
【不動産屋の火災保険が損する理由と、回避方法】
・不動産屋が指定する火災保険は相場よりも高いため、結果的に損をする
・不動産屋が火災保険を強制することは違法(独占禁止法に違反)なので、問題なく断れる
・自分で火災保険をネットで選んで加入すれば、賃貸契約できる
【賃貸契約前に、自分で火災保険を申し込む流れ】
・STEP1 : 自分で選んだ火災保険に入ることの確認を取った後、賃貸物件に申し込む
・STEP2 : 仲介業者からの審査結果の連絡まで待つ(この間にどの火災保険に入るか探しておく)
・STEP3 : 審査に通ったら、いつ契約に行くか日程調整する(1週間ほど余裕を見ておくと安心)
・STEP4 : 契約前に、自分でネットから火災保険に申し込む
【賃貸向けのおすすめ火災保険 3選】
繰り返しですが、不動産屋が指定する火災保険に入る必要はありません。
強制された場合は、「違法行為」です。(独占禁止法の違反)
賃貸の契約では、火災保険など細かいところでも、ぼったくりが隠れています。
「自分で火災保険を申し込むのは面倒...」と思うかもしれませんが、10分もあればネットから簡単に申し込めますよ。
それで1万円が浮くなら、大きいですよね。
賃貸で損しないためにも、火災保険を見直してみてくださいね。
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