デジタルノマドビザが新設されたの?
こんにちは、キベリンブログです。
2024年、タイで新たなノマド向けビザ制度が始まりました。
今回は、「タイのDTVビザ(デジタルノマドビザ)と、緩和された4つの措置」について紹介します。
【本記事の内容】
① タイのDTVビザ(デジタルノマドビザ)で、180日滞在可能に【要件緩和】
② タイのビザ対象拡大・期間延長による4つの措置【2024年6月以降】
③ まとめ:DTVビザは延長すればタイに1年いられる。リモートワークで海外移住可能
タイにはノマド生活や旅行を含め、中長期の滞在を繰り返してきました。
取りやすくなったデジタルノマドビザの魅力を、わかりやすく語っていきます。
① タイのDTVビザ(デジタルノマドビザ)で、180日滞在可能に【要件緩和】
2024年6月、タイは観光業支援のためビザ対象拡大・期間延長を打ち出しました。
この政策の中で、デジタルノマド向けの「DTV(Destination Thailand Visa)ビザ」の制度が開始に。
以前からタイにもノマドビザ(LTRビザ)はあったのですが、要件が厳しく取得が難しかったんですよね。
新たなノマドビザは取得のハードルが低くなり、ぐっと申請しやすくなっています。
具体的にどんなビザなのか、内容と要件を確認していきましょう。
タイのDTV(Destination Thailand Visa)ビザの内容
・滞在可能期間 : 180日(※延長180日の申請が1回可能で、合計で360日まで)
・ビザ有効期間 : 5年
・出入国の回数 : 何回でも可能(マルチプルエントリービザ)
(画像はタイ外務省から引用)
DTVビザは、1回の入国で180日まで滞在できます。
タイに約半年も滞在できるので、ビザなし滞在に比べれば日数をあまり気にすることなく過ごせますよね。
加えて延長申請が1回可能で、さらに180日滞在可能日数が増えます。
合計で360日となり、約1年ほど滞在が可能です。
有効期間は5年あるので、しばらく維持できるのもメリットですね。
複数回の出入国が可能な「マルチプルビザ」なので、日本を含む他国との頻繁な行き来も問題ありません。
DTVビザの発給対象者
・デジタルノマド(リモートワーカーやフリーランスなど)
・ムエタイ、タイ料理、スポーツトレーニング、医療技術、音楽フェスティバルなどの参加者
・DTVビザ所有者の配偶者や扶養家族
DTVビザはリモートワークできるデジタルノマドがメインの対象者ですが、実は幅広い対象者が申請可能です。
ムエタイの修行をしたい人、タイ料理を学びたい人など、タイの文化に触れたい人も対象になっています。
正式名称は「Destination Thailand Visa」なので、対象が広いのもうなずけますよね。
DTVビザの要件
・ビザ申請料 : 10,000バーツ(約43,000円)
・資産証明 : 預金額 50万バーツ(約210万円)以上
・収入要件 : 規定なし
・年齢条件 : 20歳以上
従来のタイでのノマドビザ(LTRビザ)は、収入要件が年収8万ドル(1,000万円以上)とかなり厳しい条件でした。
新たな「DTVビザ」では要件がゆるくなり、収入要件の規定はありません。
預金残高「50万バーツ(約210万円)」さえあれば、申請の要件を満たせます。
マレーシアなど東南アジアのデジタルノマドビザと比べても、取りやすい要件になっています。
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② タイのビザ対象拡大・期間延長による4つの措置【2024年6月以降】
前のパートで、タイの新設されたデジタルノマドビザ(DTVビザ)の内容を紹介しました。
2024年6月以降のビザ対象拡大・期間延長に関する内容は、DTVビザを含めておもに "4つの措置" があります。
他にどんな内容があるのかも紹介しておきますね。
【2024年6月以降の、タイのビザ対象拡大・期間延長の措置】
❶ ビザなしの滞在可能日数が、30日から60日に延長
❷ デジタルノマドビザ(DTV)の新設
❸ リタイアメントビザの保険要件を緩和
❹ 留学生は卒業後1年間、滞在延長が可能
❶ ビザなしの滞在可能日数が、30日から60日に延長
タイは観光目的であれば、ビザなし(ノービザ)で入国できます。
でも従来は滞在可能日数が30日までで、長期滞在したい人にとっては日数が少ない問題がありました。
それが「60日」に延長され、約2ヶ月の滞在が可能に。
東南アジアではマレーシアとシンガポールの90日に次ぐ長さとなり、居心地の良いタイでより長く滞在できるのはありがたいですね。
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❷ デジタルノマドビザ(DTV)の新設
2つ目はデジタルノマドビザ(DTVビザ)の内容で、以前のビザよりも要件が緩和され取りやすくなっています。
詳しい内容は、「前のパート」をご覧ください。
❸ リタイアメントビザの保険要件を緩和
3つ目は、50歳以上が対象の「リタイアメントビザ(ノンイミグラントビザ)」に関する内容です。
健康保険への加入が義務付けられていますが、補償範囲が引き下げられました。
「外来患者の治療費 4万バーツ以上、入院患者の入院費 40万バーツ以上」が補償要件になっています。
従来は300万バーツ以上(または10万米ドル)が要件だったので、引き下げの額としては大きいですね。
❹ 留学生は卒業後1年間、滞在延長が可能
タイに留学した人向けで、卒業後1年間までの滞在延長が可能になっています。
学業を終えてから、就職活動などを行うために滞在できるという位置づけですね。
【海外転職に強い 転職エージェント 3選】
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③ まとめ:DTVビザは延長すればタイに1年いられる。リモートワークで海外移住可能
本記事では、「タイのDTVビザ(デジタルノマドビザ)と、緩和された4つの措置」を紹介しました。
ポイントをまとめます。
【タイのDTV(Destination Thailand Visa)ビザの内容】
・滞在可能期間 : 180日(※延長180日の申請が1回可能で、合計で360日まで)
・ビザ有効期間 : 5年
・出入国の回数 : 何回でも可能(マルチプルエントリービザ)
【DTVビザの要件】
・ビザ申請料 : 10,000バーツ(約43,000円)
・資産証明 : 預金額 50万バーツ(約210万円)以上
・収入要件 : 規定なし
・年齢条件 : 20歳以上
【2024年6月以降の、タイのビザ対象拡大・期間延長の措置】
❶ ビザなしの滞在可能日数が、30日から60日に延長
❷ デジタルノマドビザ(DTV)の新設
❸ リタイアメントビザの保険要件を緩和
❹ 留学生は卒業後1年間、滞在延長が可能
以前のタイのデジタルノマドビザは、収入要件が厳しくて取得が難しい問題がありました。
2024年6月以降に新設の「DTVビザ」は、要件が緩和され取りやすいものになっています。
収入要件は特に規定されておらず、資産証明に必要な預金額もそれほど高くありません。
タイでじっくり過ごしたいなら、取得して損のないビザですね。
180日滞在できますが、延長すれば合計で360日(約1年)もタイで過ごせます。
リモートワークで海外移住できる時代なので、取れるビザをうまく利用してみてくださいね。
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