でも実際のところ、どうなんだろう...??
こんにちは、キベリンブログです。
海外移住するとき、治安は最も気になるところですよね。
今回は、「実際に住んだ経験から感じた、マレーシアの治安」について、紹介します。
【本記事の内容】
① 「マレーシアは治安が良い」のは、海外の中での話【強盗は日本の25倍】
② マレーシア移住・旅行での治安で気をつけること【3つの状況】
③ まとめ:海外でマレーシアの治安は良い方だけど、日本との差に要注意
マレーシアへ海外転職して、2年ほどクアラルンプールに住みました。
経験から、マレーシアの治安について感じたことを語っていきます。
① 「マレーシアは治安が良い」のは、海外の中での話【強盗は日本の25倍】
海外移住先として上位にランキングされるマレーシアは、治安が良いと言われますよね。
でもそれは「海外の中での話」というのが、実際の印象です。
自分の身近な日本人在住者が、被害に遭っていた
・Grab(タクシー)に乗っていて、バイクで横付けされ窓ガラスを割り、荷物をひったくられた
・お店で食事をしていたら、テーブルの上に置いていたスマホを盗まれた
・公共のバスで警察から不意にパスポートの提示を要求されたが、携帯しておらず拘束されかけた
実際に身近な知り合い(日本人の在住者)たちが、こういった被害に遭っていました。
私自身はありませんでしたが、知っている人たちが被害に遭っているし、「あまり治安は良くないな...」という印象です。
日本だと長く住んでいても、知り合いが犯罪に遭う確率も、かなり低いですよね。
マレーシアは確率的に高く、「言われるほど治安が良い」とは感じませんでした。
マレーシアでは「外国人に対し、旅券の提示を求める権限を有する」と規定されており、従わないと処罰の対象になります。
言い換えると、「パスポートの常時携行」が必要ということですね。
マレーシアの強盗の犯罪発生率は、日本の約25倍
ここで、実際にマレーシアで起きた犯罪の発生状況を見てみましょう。
【マレーシアの犯罪発生状況(2016年)】
データからも分かるとおり、日本と比べて犯罪の発生率は多いです。
強盗は日本の「約25倍」なので、これを見ると治安が良いとは思えないですよね。
路地などに入ると、ゴミが散らかり雰囲気が良くないところも多い
クアラルンプールの繁華街(Bukit Bingang(ブキッ・ビンタン)やKLCC)は、キレイなイメージですよね。
ただし、繁華街を外れたり、すこし郊外に行くと、注意が必要になってきます。
目に留まるところはきちんとしていても、路地などに入ったりすると、ゴミが散らかっていたりします。
場所によって「雰囲気が悪いな...」というところは、それなりに多いですね。
マレーシアの治安は、海外の中では良い方
とはいえ、クアラルンプールに住んだ治安の実感として、「海外の中では良い方」という印象です。
世界の100か国以上の国に行き、いろいろな地域を見てきましたが、マレーシアはそう感じましたね。
出歩く場所の判断は必要ですが、ひとり歩きや夜の外出も可能です。
多民族国家で差別を受けたりすることも少なく、日本人にも住みやすいですね。
住居は、セキュリティがしっかりしている「コンドミニアム」なら、安心して生活できます。
敷地内にジムやプールもあるので、快適に過ごせますよ。
ただ、日本と比べると、マレーシアの方が治安は明らかに悪いです。
「日本と同じ感覚で住んでいたら、危ないな」というのが正直なところですね。
※マレーシアの住居については、「【経験談】マレーシア移住の家賃相場と賃貸契約【部屋の探し方】」をご覧ください。
② マレーシア移住・旅行での治安で気をつけること【3つの状況】
マレーシアで遭遇しやすい犯罪は、「スリ」「ひったくり」です。
「できるだけ外を歩かない」とは言われるけど、それはちょっと無理ですよね。
そこで、状況別に気をつけておくことを紹介していきます。
ローカルの人たちもやっていた方法なので、参考にしてみてくださいね。
レストランなどお店にいるときに、気をつけておくこと
・カバンなど荷物を置いたまま、席を離れない
・席でスマホを使っていないとき、テーブルの上に置かない
・できるだけ荷物は、身体から近いところに置く
席から離れるのに、日本の感覚で「席取りで荷物を置いておく」とかやってしまうと、アウトです。
スマホは使わないなら、座席にいたとしても、見えるところに置かないようにしましょう。
Grab(タクシー)など車で移動中に、気をつけておくこと
・車に乗ったら、すぐにドアをロックする
・外から見えるところに、荷物を置かない
・車から降りるときは、後方を確認してからドアを開ける
私の知り合いも被害に遭いましたが、バイクで横付けされ窓ガラスを割り、荷物をひったくられました。
バイクを使った犯罪は多いので、車の乗り降りなども注意が必要ですね。
マレーシアでは、車の運転が荒い人も多いです。
基本ですが、シートベルトも忘れないでくださいね。
【Grabとは?】
自動車の配車アプリで、スマホから車を手配してタクシーのように利用できます。
事前に料金がわかり、低価格でぼったくりの心配もないので、マレーシアでは必須のアプリですね。
街を歩いているときに、気をつけておくこと
・多額の現金は、持ち歩かない
・現金やスマホは、できるだけ人前に出さない
・カバンやリュックは、身体の前にもってくる
・人の多い場所で立ち止まるときは、壁を背にする
・もし強盗に遭遇したら、抵抗せず現金を渡す
海外で「強盗に抵抗する」と命の危険があるので、遭遇してしまったら抵抗せずに現金を渡しましょう。
被害を最小限にとどめるには、「多額の現金は持ち歩かない」ことですね。
クレジットカードなら盗られてもカード会社に利用停止の連絡をすればいいし、損害があったとしても補償されます。
カード払いを心掛けておくと、リスクに備えられますね。
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③ まとめ:海外でマレーシアの治安は良い方だけど、日本との差に要注意
本記事では、「実際に住んだ経験から感じた、マレーシアの治安」について、紹介しました。
ポイントをまとめます。
【実際に住んだ経験から感じた、マレーシアの治安】
・治安が良いと言われるのは「海外の中での話」で、身近な日本人在住者も被害に遭っていた
・マレーシアの強盗の犯罪発生率は、日本の約25倍もある
・日本人にも住みやすいのは間違いないが、日本と同じ感覚でいると危ない
【街を歩いているときに、気をつけておくこと】
・多額の現金は、持ち歩かない
・現金やスマホは、できるだけ人前に出さない
・カバンやリュックは、身体の前にもってくる
・人の多い場所で立ち止まるときは、壁を背にする
・もし強盗に遭遇したら、抵抗せず現金を渡す
メディアでも「マレーシアは治安が良い」とよく言っているので、安心だと思いがちですよね。
でも、「強盗の犯罪発生率は、日本の約25倍」というデータでもわかりますが、日本と同じ感覚でいると危ないです。
とはいえ、海外の中では「日本人にとって移住しやすい国」であることは、間違いありません。
気をつけるべきポイントを押さえて、マレーシア移住を考えてみてくださいね。
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