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トルコの物価上昇は日本以上?【2024年vs2022年比較】

トルコの物価上昇は日本以上?【2024年vs2022年比較】

 

お悩み相談
海外は日本より物価高が激しいって聞くけど、トルコの物価も上がってるの?

 

こんにちは、キベリンブログです。

世界では物価が上がり続けている国が多く、日本と比べてどのくらい違うのかは気になりますよね。

今回は、「トルコの2024年までの物価上昇(食料品・日用品の価格一覧)」について、紹介します。

 

【本記事の内容】

① トルコの物価上昇は、他国よりケタ違いのインフレ【日本以上+リラ安】

② トルコの食料品・日用品は、2年でどのくらい上がったのか【2022年と2024年の比較】

③ まとめ:トルコの物価は2024年も上がり続けており、値上げは止まらない

 

2024年と2022年にトルコで生活した経験から、物価上昇をまとめました。

どのくらい変わったのか、上昇率などわかりやすく紹介していきます。

 

① トルコの物価上昇は、他国よりケタ違いのインフレ【日本以上+リラ安】

① トルコの物価上昇は、他国よりケタ違いのインフレ【日本以上+リラ安】

① トルコの物価上昇は、他国よりケタ違いのインフレ【日本以上+リラ安】

 

トルコの具体的な物価の話に入る前に、まず全体的な「物価上昇(インフレ)」について紹介しておきます。

新型コロナ以降、世界中でインフレが加速して、物の値段がどんどん上がっていきました。

 

トルコでは2023年に入ると物価上昇が落ち着いたのですが、2023年の後半から再び物価が上がり始めました。

2024年以降も、値上げが続いている状態です。

 

コロナ以降のトルコの物価の上がり方は、圧倒的に「日本以上」の上昇率です。

ただ、トルコの通貨「トルコリラ(TRY)」の価値は日本の円安のレベルよりも "暴落" しており、日本円での換算だとやや割安になります。

 

そこで、2024年までのトルコの「物価上昇(インフレ)」「為替レート」の2つを見ていきましょう。

 

トルコの消費者物価指数(CPI)の増加率は、圧倒的に日本以上【インフレ】

トルコの消費者物価指数の変化率(%)

【トルコの消費者物価指数の変化率(%)】

日本の消費者物価指数の変化率(%)

【日本の消費者物価指数の変化率(%)】

 

上の2つのグラフは、トルコ(上のグラフ)と日本(下のグラフ)の「消費者物価指数(CPI)」について、2024年6月時点から直近5年間の変化率を示したものです。

(画像は「Investing.com」から引用)

 

物の値段を表す指標として、世界的にもよく使われるデータです。

トルコのデータをみると、2022年から急激に物価が上がり、一時は「+85%以上(前年同月比)」というとんでもない上昇率を記録した月も。

 

一方で日本は、トルコに比べるとはるかに低く、「+3%前後」の水準が続いています。

トルコの上昇率は日本と比べて "ケタ違い" ということが分かりますよね。

 

トルコリラ(TRY)の暴落は、日本の円安以上【5年で約70%減】

トルコリラ - 日本円の為替チャート

トルコリラ - 日本円の為替チャート

 

上記のチャートは、トルコの通貨「トルコリラ(TRY)」に対する日本円の為替レートです。

(画像は「XE : 通貨換算レート」より引用)

 

2022年以降、日本円の価値は新興国なみに下落して、円安が加速しました。

トルコリラは日本円の円安レベルをはるかに超えて暴落し、2024年6月までの5年間では対円で「約70%以上」も価値が下落しています。(2019年6月:1TRY=18.5円、2024年6月:1TRY=4.9円)

 

「日本円に換算すれば割安でお得!」と思うかもしれませんが、先ほど紹介したとおり、トルコの物価上昇率は日本の比ではありません。

リラ安のお得分など簡単に打ち消すほど何倍も値上げされているので、どのくらいの上がったのか、次のパートから見ていきましょう。

 

② トルコの食料品・日用品は、2年でどのくらい上がったのか【2022年と2024年の比較】

② トルコの食料品・日用品は、2年でどのくらい上がったのか【2022年と2024年の比較】

② トルコの食料品・日用品は、2年でどのくらい上がったのか【2022年と2024年の比較】

 

前のパートで、2024年までの「物価上昇(インフレ)」「為替レート」を紹介してきました。

トルコは世界中から観光客がやってくる人気の国ですが、物価の安さも魅力の1つでした。

 

ところが近年のインフレと円安によって、物価は大きく上昇しています。

2022年から2024年の2年間で、トルコの物価がどのくらい変わったのか、「飲料品・食品・日用品」にわけて見ていきますね。

 

【紹介している物価と為替レートについて】

2022年11月と2024年5月のトルコのスーパー(中級チェーン店)での販売価格の一例です。

日本円への換算は、以下の為替レートで計算しています。

【2022年の価格】1TRY = 7.5円(2022年11月時点)

【2024年の価格】1TRY = 4.9円(2024年6月時点)

 

トルコの飲料品の物価一覧(2022年 vs 2024年)

項目 2022年 2024年
水(500ml) 2.00TRY(15円) 6.95TRY(34円)
水(1.5L) 3.00TRY(23円) 15.50TRY(76円)
コーラ(450ml) 11.35TRY(85円) 25.00TRY(123円)
コーラ(1.5L) 16.95TRY(128円) 40.00TRY(196円)
アイラン(1.5L) 17.25TRY(130円) 35.75TRY(175円)
ビール(500ml) 31.00TRY(233円) 60.00TRY(294円)
インスタントコーヒー(100g) 31.95TRY(240円) 55.00TRY(270円)

【飲料品の合計での物価上昇率(2022年 → 2024年)】

・トルコリラ建て : 約2.7倍の値上がり

・日本円での換算 : 約1.8倍の値上がり

 

飲料品の値段を2022年と2024年でみると、リラ建てでは数倍以上も上がっていました。

チェックした飲料品の平均で比べた場合、トルコリラ建てで「約2.7倍」、日本円換算で「約1.8倍」の値上げです。

 

水やコーラなど一般的な飲料は、日本と同じくらいか、やや高めの印象ですね。

トルコでもビールなどお酒は買えますが、以前からそれほど安くありません。

 

2022年から2024年の2年間は、ほとんどの国の通貨に対して円安になりましたが、トルコリラに対しては暴落しているため円高になっています。

そのため日本円換算すると値上げ幅はマイルドになりますが、トルコの現地の人たちには厳しいですね。

 

トルコの食品の物価一覧(2022年 vs 2024年)

項目 2022年 2024年
米(1kg) 24.95TRY(188円) 41.50TRY(203円)
食パン(500g) 12.75TRY(96円) 24.60TRY(121円)
パスタ(500g) 6.50TRY(49円) 10.50TRY(51円)
冷凍マントゥ(450g) 11.50TRY(87円) 23.50TRY(115円)
牛肉(1kg) 150TRY(1,125円) 495TRY(2,426円)
卵(10個) 32.75TRY(246円) 36.00TRY(176円)
ヨーグルト(400g) 9.90TRY(75円) 21.50TRY(105円)
トマト(1kg) 14.90TRY(112円) 26.75TRY(131円)
きゅうり(1kg) 14.90TRY(112円) 27.75TRY(136円)
りんご(1kg) 14.90TRY(112円) 29.75TRY(146円)
スナック菓子(45g) 4.65TRY(35円) 8.95TRY(44円)
スィミット(1個) 5.00TRY(38円) 10.00TRY(49円)
バクラヴァ(1kg) 140TRY(1,050円) 280TRY(1,372円)

【食品の合計での物価上昇率(2022年 → 2024年)】

・トルコリラ建て : 約2.0倍の値上がり

・日本円での換算 : 約1.3倍の値上がり

 

食品では野菜など生鮮食品は価格に変動があるものの、基本的には値上げされています。

食品の平均で比べると、トルコリラ建てで「約2.0倍」、日本円換算で「約1.3倍」の値上げです。

 

ただトルコは "食料自給率100%" を超える国でもあるため、パンやパスタなどの主食や、野菜や果物はもともとが安いです。

2倍ほど値上げされたとはいえ、食品は日本よりも安く手に入るものが多いですね。

 

なお、食堂(ロカンタ)やレストランで外食する場合は、スーパーとは比べ物にならないほど値上げ(ぼったくりでなくても)されています。

外食費は日本よりも高くつくので、利用するときは注意しておきましょう。

 

 

トルコの日用品の物価一覧(2022年 vs 2024年)

項目 2022年 2024年
トイレットペーパー(6ロール) 41.50TRY(312円) 49.00TRY(240円)
シャンプー(400ml) 34.95TRY(263円) 98.50TRY(483円)
生理用品(8枚) 14.50TRY(109円) 36.00TRY(176円)
洗濯用洗剤(750ml) 31.90TRY(240円) 44.95TRY(220円)
食器用洗剤(500ml) 12.50TRY(94円) 30.75TRY(151円)

【日用品の合計での物価上昇率(2022年 → 2024年)】

・トルコリラ建て : 約2.1倍の値上がり

・日本円での換算 : 約1.4倍の値上がり

 

日用品も飲料や食品と同様に、値上げ幅は大きくなっていました。

日用品の平均で比べると、トルコリラ建てで「約2.1倍」、日本円換算で「約1.4倍」の値上げです。

 

日用品の値段は、もともと食品に比べて安くはありませんでした。

日本で買うよりも、トルコの方が高くつくことが多い印象ですね。

 

③ まとめ:トルコの物価は2024年も上がっており、値上げは止まらない

③ まとめ:トルコの物価は2024年も上がっており、値上げは止まらない

③ まとめ:トルコの物価は2024年も上がっており、値上げは止まらない

 

本記事では、「トルコの2024年までの物価上昇(食料品・日用品の価格一覧)」を紹介しました。

ポイントをまとめます。

 

【トルコの物価が、以前よりも上がっている理由】

・トルコの消費者物価指数の上昇率は「+85%以上」を記録するなどケタ違いに大きく、2024年以降も値上げが続いている

・トルコリラは暴落で日本の円安以上に価値が下落しているものの、物価が数倍以上も上がっているためコロナ前のような割安感はない

 

【トルコの2022年から2024年の物価上昇率(チェックした商品の平均で計算)】

・飲料品 : トルコリラ建てで「約2.7倍」、日本円換算で「約1.8倍」の値上がり

・食料品 : トルコリラ建てで「約2.0倍」、日本円換算で「約1.3倍」の値上がり

・日用品 : トルコリラ建てで「約2.1倍」、日本円換算で「約1.4倍」の値上がり

 (※2022年は1TRY = 7.5円、2024年は1TRY = 4.9円で換算)

 

2020年に発生した新型コロナ以降、世界の物価は大きく値上がりしました。

加えて円安が加速して、円で稼ぐ日本人にとっては海外旅行が厳しくなっています。

 

トルコは経済が不安定な状態に陥り、トルコリラの暴落とともに、あらゆる物の値段が数倍以上になりました。

2022年から2024年の2年間でも、トルコの物価上昇はとどまる気配がありません。

 

特に観光スポットの入場料などは大幅に値上げされ、気軽に入れる値段ではなくなっています。

それでもトルコは魅力に溢れる国でもあるので、行きたいと思ったら早めにトルコ旅行・トルコ移住を楽しんでみてください。

 

 

 

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