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ブルガリア、シェンゲン協定加盟【滞在可能日数に要注意】

ブルガリア、シェンゲン協定加盟【滞在可能日数に要注意】

 

お悩み相談
2024年3月31日に、ブルガリアとルーマニアがシェンゲン協定に加盟したんだね。
行く前に注意しておくこととかあるの?

 

こんにちは、キベリンブログです。

ヨーロッパの海外旅行では、シェンゲン協定は知っておかなければならない内容です。

今回は、「ブルガリアのシェンゲン協定加盟で、知るべき3つのポイント」について紹介します。

 

【本記事の内容】

① ブルガリアがシェンゲン協定に加盟【知るべき3つのポイント】

② シェンゲン協定加盟国と、非加盟国の一覧【ETIAS導入あり】

③ まとめ:シェンゲン協定加盟で、ブルガリアの滞在可能日数に要注意

 

海外移住や旅行の経験から、100か国以上に渡航してきました。

ヨーロッパ滞在で影響するシェンゲン協定の注意点など、わかりやすく語っていきます。

 

① ブルガリアがシェンゲン協定に加盟【知るべき3つのポイント】

① ブルガリアがシェンゲン協定に加盟【知るべき3つのポイント】

① ブルガリアがシェンゲン協定に加盟【知るべき3つのポイント】

 

2024年3月31日、ブルガリアとルーマニアが欧州各国間で自由に行き来できる「シェンゲン協定」に加盟しました。

ブルガリアへ行く場合に何が変わっているのか、知っておくべき内容を見ていきましょう。

 

【ブルガリアのシェンゲン協定加盟で変わること】

❶ ブルガリアの滞在日数が、シェンゲン協定加盟国の滞在期間に加算される

❷ ブルガリア⇔シェンゲン協定国の移動時、出入国審査がない

❸ パスポートの有効期限が、出国予定日から3か月以上あることが必要

 

ポイントは3つです。

順番に紹介していきますね。

 

❶ ブルガリアの滞在日数が、シェンゲン協定加盟国の滞在期間に加算される

シェンゲン加盟前 : 6か月の間に最大90日まで滞在可能

シェンゲン加盟後 : シェンゲン協定加盟国の合計で、6か月の間に最大90日まで滞在可能

 

シェンゲン協定に加盟する前は、"ブルガリアのみ" で90日までの滞在が可能でした。

他のヨーロッパの国々を周遊してブルガリアも旅行する場合などは、滞在日数を気にせず行けるメリットがあったんですよね。

 

でもシェンゲン協定に加盟した今では、"シェンゲン協定加盟国の合計" で日数がカウントされます。

ブルガリアも含めた「加盟国29か国の合計で90日まで(※あらゆる180日の期間内で)」しか滞在できません。

 

例えば、隣国でシェンゲン協定加盟国であるギリシャに60日滞在してからブルガリアに行ったら、ブルガリアに滞在できる日数は最大30日までです。

デジタルノマド生活などで移住先を転々とする場合は、行く国と滞在日数に注意しておきましょう。

 

❷ ブルガリア⇔シェンゲン協定国の移動時、出入国審査がない

シェンゲン加盟前 : ブルガリア出入国時、国境審査がある

シェンゲン加盟後 : ブルガリア⇔シェンゲン協定加盟国の出入国時は、国境審査がない

 

シェンゲン協定の加盟前は、ブルガリアでの出入国では出入国審査がありました。

出入国時にパスポートを提示しなければ、国境を越えることはできなかったんですよね。

 

シェンゲン協定の加盟後は、「ブルガリア⇔シェンゲン協定加盟国の移動」なら、出入国審査がありません。

パスポートのチェックもないので、審査に時間を取られることなく、スムーズに移動できるようになっています。

 

【シェンゲン協定加盟直後における、陸路での出入国審査について】

シェンゲン協定の加盟直後からの一定期間は、「空路」「海路」だけを出入国審査がない状態にしています。

"陸路" ではシェンゲン協定国(ギリシャとルーマニア)からの出入国でもしばらく国境審査があるので、パスポートを忘れないようにしましょう。

 

❸ パスポートの有効期限が、出国予定日から3か月以上あることが必要

シェンゲン加盟前 : ブルガリア入国時、6か月以上あること

シェンゲン加盟後 : シェンゲン協定加盟国の出国予定日から、3か月以上あること

 

シェンゲン協定加盟前のブルガリアでは、パスポートの残存有効期間が "入国時に6か月以上あること" が入国条件でした。

どこから入国する場合でも出入国審査があったため、有効期限が6か月以上なければ入国できなかったんですよね。

 

でもシェンゲン協定に加盟した今は、"シェンゲン協定加盟国の出国予定日から3か月以上あること" が条件になっています。

つまり「ブルガリア → シェンゲン協定に加盟していない国」へ移動する場合、有効期限が3ヶ月以上残っているかチェックされます。

 

パスポートの有効期限は意外と気づきにくいので、要注意のポイントです。

少なくとも1年を切ったら、パスポート更新の予定はしっかり考えておいてくださいね。

 

 

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② シェンゲン協定加盟国と、非加盟国の一覧【ETIAS導入あり】

② シェンゲン協定加盟国と、非加盟国の一覧【ETIAS導入あり】

② シェンゲン協定加盟国と、非加盟国の一覧【ETIAS導入あり】

 

前のパートで、ブルガリアのシェンゲン協定加盟について紹介してきました。

加盟によって最も気をつけなければならないポイントは、「滞在可能日数」です。

 

繰り返しですが、"シェンゲン協定加盟国の合計" で最大90日まで(あらゆる180日の期間内)しか滞在できません。

そこで気になるのが、「どの国がシェンゲン協定の加盟国なのか?」だと思います。

 

ちなみに、シェンゲン協定とEU(欧州連合)は、同じではありません。

「シェンゲン協定に加盟しているけど、EUには入っていない」「EUに加盟しているけど、シェンゲン協定には入っていない」という国もあるので、どの国がシェンゲン圏なのか紹介しておきますね。

 

シェンゲン協定の加盟国(29か国)

アイスランド、イタリア、エストニア、オーストリア、オランダ、ギリシャ、クロアチア、スイス、スウェーデン、スペイン、スロバキア、スロベニア、チェコ、デンマーク、ドイツ、ノルウェー、ハンガリー、フィンランド、フランス、ブルガリア、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、マルタ、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク、ルーマニア、リヒテンシュタイン

※「アンドラ、サンマリノ、バチカン、モナコ」の小国も、事実上シェンゲン協定加盟国の扱い

 

シェンゲン協定に加盟している国は、上記の29か国です。

アイスランドやスイスなどはシェンゲン協定に加盟していますが、EUには加盟していません。

 

ブルガリアと陸続きで国境を接しているシェンゲン協定国は、「ギリシャ」「ルーマニア」ですね。

これら29ヶ国に滞在するときは、「合計で最大90日まで」しか滞在できないので、注意しておきましょう。

 

シェンゲン協定の非加盟国(12か国)

アイルランド、アルバニア、イギリス、ウクライナ、キプロス、コソボ、セルビア、ベラルーシ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、モルドバ、モンテネグロ、北マケドニア

※「キプロス」はシェンゲン協定の加盟を申請中

 

シェンゲン協定に加盟していない国(非加盟国)は、上記の12か国です。

アイルランドはシェンゲン協定に加盟していませんが、EUには加盟しています。

 

ブルガリアと陸続きで国境を接しているシェンゲン協定の非加盟国は、「セルビア」「北マケドニア」ですね。(トルコも国境を接しているがヨーロッパ圏外)

この12ヶ国に滞在した日数は、「シェンゲン協定加盟国の滞在日数に加算されない(各国それぞれで決めている日数まで滞在可能)」ので、ヨーロッパ周遊旅行やデジタルノマド生活での長期滞在がしやすくなります。

 

シェンゲン協定の加盟国へ行く場合、ETIAS申請が必要に【2025年予定】

シェンゲン協定の加盟国へ入国する場合、「ETIAS(エティアス)」の申請が必要になる予定です。

ETIASとは、あなたの入国を事前にオンラインで審査するシステムです。

 

アメリカに行くには「ESTA(電子渡航認証制度)」が必要なことはわりと知られていますが、ETIASはヨーロッパ版のESTAですね。

本当はもっと早く導入されるはずだったのですが、新型コロナの感染拡大などで予定が遅れに遅れ、現状は "2025年中" に導入される予定で動いています。

 

ETIAS導入後は、オンラインでのETIAS申請で許可が下りないと、ビザを取得しない限りシェンゲン協定の加盟国には入国できなくなります。

手続きが1つ増えるので、忘れないようにしてくださいね。

 

 

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③ まとめ:シェンゲン協定加盟で、ブルガリアの滞在可能日数に要注意

③ まとめ:シェンゲン協定加盟で、ブルガリアの滞在可能日数に要注意

③ まとめ:シェンゲン協定加盟で、ブルガリアの滞在可能日数に要注意

 

本記事では、「ブルガリアのシェンゲン協定加盟で、知るべき3つのポイント」を紹介しました。

ポイントをまとめます。

 

【ブルガリアのシェンゲン協定加盟で変わること】

❶ ブルガリアの滞在日数が、シェンゲン協定加盟国の滞在期間に加算される

❷ ブルガリア⇔シェンゲン協定国の移動時、出入国審査がない

❸ パスポートの有効期限が、出国予定日から3か月以上あることが必要

 

2024年3月31日から、ブルガリアとルーマニアがシェンゲン協定に加盟しています。

これでシェンゲン協定の加盟国は、29か国となりました。

 

シェンゲン協定加盟国の間で移動する場合は、出入国審査がなく自由に行き来できます。

審査を受ける手間が省けて、余計な時間がかからないのはメリットですね。

 

一方でシェンゲン協定加盟国での滞在は、「加盟国の合計で最大90日まで(※あらゆる180日の期間内で)」とされています。

ヨーロッパを周遊しながら行く場合、ブルガリアでの滞在可能日数は減ることになるので、長期滞在などでは気をつけてくださいね。

 

 

 

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