こんにちは、キベリンブログです。
海外移住を考えるとき、その国での生活費は気になりますよね。
今回は、「ベトナム移住での1ヶ月の生活費」について、紹介します。
【本記事の内容】
① ベトナム移住で、1ヶ月にかかった生活費【月5.9万円】
② ベトナムでの物価高と、円安の影響について【約3~4割高】
③ まとめ:2023年以降もベトナムの物価上昇は続いているが、まだ安さは実感できる
2023年に1ヶ月間、ベトナムで暮らしました。
世界中でインフレ(物価上昇)が続く中で、ベトナムではいくらで生活できるのか紹介していきますね。
① ベトナム移住で、1ヶ月にかかった生活費【月5.9万円】
❶ 家賃 : 48,436円
❷ 電気代 : 0円(※家賃に込み)
❸ 通信費(WiFi) : 0円(※家賃に込み)
❹ 食費 : 10,754円
❺ 日用品 : 44円(※ほぼ家賃に込み)
❻ 趣味・娯楽 : 204円
【合計 : 59,438円】
※1VND(ベトナムドン) = 0.0056円で計算
ベトナム生活で1ヶ月にかかった費用は、「約5.9万円」でした。
2023年以降も世界中でインフレが続き、ベトナムの物価も上がっていました。
ですがそんな中でも、かなり安く暮らせたと感じています。
項目ごとに紹介していきますね。
❶ 家賃 : 48,436円
ベトナムの大きなメリットの1つに、「家賃の安さ」があります。
アパートも安いですが、ホテルでも1泊「1,000円~2,000円」ほどで良い部屋がたくさん見つかります。
同じ東南アジアのタイやマレーシアなどと比べても、ベトナムは家賃など宿泊費の相場がひとまわり安いんですよね。
3万円台でも良さそうなアパートはありましたが、より快適に過ごしたかったこともあり、ちょっと高めの部屋を選びました。
キッチン、シャワー、トイレなど水回りに問題はなく、洗濯機や冷蔵庫、電子レンジも備えています。
高層階でバルコニーからの眺めも良くて、かなり落ち着いて過ごせたので満足ですね。
※海外で部屋探しする方法は、「【海外移住】割安に住む、家の探し方【リモートワークで中長期滞在】」をご覧ください。
❷ 電気代 : 0円(※家賃に込み)
電気代は家賃に含まれているので、その分のお金はかかっていません。
水道やガスなど電気代以外の光熱費も、家賃に含まれています。
❸ 通信費(WiFi) : 0円(※家賃に込み)
アパートに付いているWiFiが使い放題のため、通信費は無料です。
安定して使えており、通信速度も問題ありませんでした。
外ではあまり使う必要もなかったし、もし必要ならカフェとかでも使えるので、SIMカードは買っていません。
ちょっと使うぐらいなら、「楽天モバイル」の海外ローミング(無料)でも対応できますね。
※海外でのネット環境の選び方は、「海外でネット環境はどうする?旅行・移住での選び方【追加料金なし】」で解説しています。
❹ 食費 : 10,754円
ベトナムは外食費も安く、特にローカルフードなら外食してもそれほどお金はかかりません。
でも部屋のキッチンは使いやすかったし、その国の食材を使った自炊が好きなので、外食はあまりせず自炊中心で生活しました。
ベトナムはスーパーでも、野菜など安く食材が買えます。
特にお米は安くて、5kgが「400円台」で買えるのは割安感がありましたね。
ビール1缶(330ml)が「約60円」で飲めるのも、東南アジアの中でも圧倒的な安さです。
ビール党の人にとっては、かなりお得に楽しめますよ。
❺ 日用品 : 44円(※ほぼ家賃に込み)
ティッシュやトイレットペーパーといった日用品の項目です。
バス用品や洗剤なども含め、ほとんどの日用品は借りた部屋の備え付けが利用できました。
ベトナムでは、食品に比べると日用品はそこまで割安ではありません。
その点では余計な費用がかからなかったのは良かったですね。
※食品や日用品などスーパーでの価格一覧については、「【海外移住】ベトナムの物価はインフレ後も安い?【スーパー価格表】」をご覧ください。
❻ 趣味・娯楽 : 204円
おもな見どころは以前に行ったことがあったし、観光地を巡るようなことはしませんでした。
配車アプリ(Grab)でバイクタクシーをすこし使っただけの費用ですね。
早朝や夕方の気持ちの良い時間帯などに、のんびり街歩きして心地よい時間を過ごしたりしました。
にぎやかな市場を眺めたり、せわしなく行き交うバイクの波を体感するのも、活気あふれるベトナムならではですね。
お金をそれほどかけなくても、生活しているだけでローカルな滞在が楽しめます。
ベトナムに限りませんが、普通の生活でも新鮮に感じられるのは、海外移住の魅力のひとつと思っています。
② ベトナムでの物価高と、円安の影響について【約3~4割高】
2023年以降も、世界中でインフレ(物価高)が続いています。
日本でも値上げは続いていますが、海外は日本以上に物価が上がっています。
その物価高に加えて「円安」が加速したため、日本円の価値が下がって以前よりも割高になりました。
ここで、ベトナムでの物価高と円安の影響をどう感じたか、紹介していきますね。
ベトナムの消費者物価指数(CPI)は、日本以上
世界でインフレが進む中で、ベトナムも同様に物価高が加速しました。
物の値段を示す指標の「消費者物価指数(CPI)」は、ベトナムのデータをみると2021年から物価の上昇率が高くなり、2023年1月は「+5%」でした。(画像は「Investing.com」から引用)
このベトナムの物価上昇率は、日本以上の上昇率になっています。(日本の2023年1月は「+4%」)
実際に1ヶ月の短い期間の中でも、スーパーでは食料品などの値上げが、週単位レベルで行われていました。
円安により、日本円で換算すると以前よりも割高に【2年で23%高】
上記のチャートは、ベトナムの通貨「ベトナムドン(VND)」に対する「日本円(JPY)」の為替レートの動きです。
(画像は「XE : 通貨換算レート」より引用)
2021年から円安が加速し、2022年10月頃の過度な円安はすこし落ち着いたものの、ベトナムドンに対して日本円の価値は下がっています。(グラフが上がるほど、円の価値は下がる)
2023年2月時点からの直近2年でみると、日本円での換算だと「約23%高くなる」ということですね。
以前ほどの割安感は薄れたけれど、ベトナムの物価はまだ安い
「ベトナムの物価上昇」+「円安」で、以前よりも全体的に「3~4割」ほど高くなる計算です。
物価はジャンルによって差があるので一概には言えないものの、割安感は薄れてきています。
ですが、もともとの物価が安い国でもあったので、物価高と円安の影響はそれほど感じませんでした。
ベトナムでは、まだ安く過ごせる印象です。
とはいえ、2023年1月までのデータでは、ベトナムの物価上昇は右肩上がりの状態がしばらく続いています。
どこまで物価が上がるのか、今後の状況も気にしておいた方がいいですね。
③ まとめ:2023年以降もベトナムの物価上昇は続いているが、まだ安さは実感できる
本記事では、「ベトナム移住での1ヶ月の生活費」を紹介しました。
ポイントをまとめます。
【ベトナム移住で1ヶ月にかかった生活費】
❶ 家賃 : 48,436円
❷ 電気代 : 0円(※家賃に込み)
❸ 通信費(WiFi) : 0円(※家賃に込み)
❹ 食費 : 10,754円
❺ 日用品 : 44円(※ほぼ家賃に込み)
❻ 趣味・娯楽 : 204円
【合計 : 59,438円】
※1VND(ベトナムドン) = 0.0056円で計算
【ベトナムでの物価高と、円安の影響について】
・ベトナムの消費者物価指数(CPI)は、日本以上の上昇率
・円安により、日本円で換算すると以前よりも割高になる(2年で23%高)
・「物価上昇」+「円安」で、以前よりも「3~4割」ほど高くなる
・以前ほどの割安感は薄れたけれど、ベトナムの物価はまだ安い
2023年以降も世界中でインフレが続き、物価が上がり続けています。
ベトナムはそこまできついレベルの物価高ではないとはいえ、日本以上の上昇率になっていますね。
「物価上昇」+「円安」の影響で、以前より「3~4割」ほど高くなる計算です。
そんな状況でも、ベトナムではまだまだ安く過ごせました。
東南アジアの中でも家賃やホテル宿泊料の相場が安いことは、魅力のうちの1つです。
活気あふれるベトナムでの暮らしを、楽しんでみてくださいね。
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