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ベトナムの物価上昇はどのくらい?【2024年vs2023年比較】

ベトナムの物価上昇はどのくらい?【2024年vs2023年比較】

 

お悩み相談
海外でも物価高が続いてるみたいだけど、ベトナムの物価は上がってるの?

 

こんにちは、キベリンブログです。

近年は世界の物価が上がっているので、日本との違いなど知っておきたいですよね。

今回は、「ベトナムの2024年までの物価上昇(食料品・日用品の価格一覧)」について、紹介します。

 

【本記事の内容】

① 2023年以降はインフレがピークアウトするも、ベトナムの物価は上昇【日本以上+円安】

② ベトナムの食料品・日用品は、1年でどのくらい上がった?【2023年と2024年の比較】

③ まとめ:ベトナムの物価は2023年から2024年も上がっており、値上げは続いている

 

2023年と2024年にベトナムで生活した経験から、物価上昇をまとめました。

1年間でどのくらい変わったのか、上昇率などわかりやすく紹介していきます。

 

① 2023年以降はインフレがピークアウトするも、ベトナムの物価は上昇【日本以上+円安】

① 2023年以降はインフレがピークアウトするも、ベトナムの物価は上昇【日本以上+円安】

① 2023年以降はインフレがピークアウトするも、ベトナムの物価は上昇【日本以上+円安】

 

ベトナムでの具体的な物価の話に入る前に、全体的な「物価上昇(インフレ)」について紹介しておきます。

新型コロナ以降、世界中でインフレが加速して、物の値段がどんどん上がっていきました。

 

2023年の中頃からは物価上昇もピークアウトし始め、値上げも落ち着きつつあります。

ただ値上げが落ち着いたといっても、一度上げた値段はなかなか下がりません。

 

コロナ以降のベトナムの物価の上がり方は、「日本以上」の上昇率です。

加えて、ベトナムの通貨であるベトナムドン(VND)に対して「円安(円の価値が下がること)」が進み、日本円での換算だとさらに高くなります。

 

そこで、2024年までのベトナムの「物価上昇(インフレ)」「為替レート(円安)」の2つを見ていきましょう。

 

ベトナムの消費者物価指数(CPI)の増加率は、日本以上【インフレ】

【ベトナムの消費者物価指数の変化率(%)】

【ベトナムの消費者物価指数の変化率(%)】

【日本の消費者物価指数の変化率(%)】

【日本の消費者物価指数の変化率(%)】

 

上の2つのグラフは、ベトナム(上のグラフ)と日本(下のグラフ)の「消費者物価指数(CPI)」について、2024年2月時点から直近2年間の変化率を示したものです。

(画像は「Investing.com」から引用)

 

物の値段を表す指標として、世界的にもよく使われるデータです。

ベトナムのデータをみると、一時ピークアウトの兆しを見せたものの、2023年9月以降から再び「+3%以上(前年同月比)」の高い水準が戻ってきています。

 

一方で日本は、ベトナムに比べてコロナ以降の物価上昇率は低く、2023年の半ば以降で「+3%前後」の水準が続いたものの2024年は「+2%台」に落ち着いています。

2年間のトータルで見ると、ベトナムの方が上昇率は日本よりも高いと言えますね。

 

円安の加速により、日本円で換算すると以前よりも高くなる【2年で約20%高】

【ベトナムドン - 日本円の為替チャート】

【ベトナムドン - 日本円の為替チャート】

 

上記のチャートは、ベトナムの通貨「ベトナムドン(VND)」に対する日本円の為替レートです。

(画像は「XE : 通貨換算レート」より引用)

 

2021年から円安が加速し、一時的に円高方向に振れる時期もありましたが、ベトナムドンに対しても日本円の価値は下がっています。(グラフが上がるほど、円の価値は下がっていく)

2024年2月時点からの直近2年でみると、日本円では「約20%」も高くなります。(チャートが上がるほど、円の価値は下がっている)

 

この円安の「20%高」の上に、「ベトナムでの物価上昇」が加わってきます。

以前と比べたら、あまり割安にならないことがわかりますよね。

 

② ベトナムの食料品・日用品は、1年でどのくらい上がった?【2023年と2024年の比較】

② ベトナムの食料品・日用品は、1年でどのくらい上がった?【2023年と2024年の比較】

② ベトナムの食料品・日用品は、1年でどのくらい上がった?【2023年と2024年の比較】

 

前のパートで、2024年までの「物価上昇(インフレ)」「為替レート(円安)」を紹介してきました。

ベトナムは東南アジアの中でも、物価が安い国の1つです。

 

でも近年のインフレと円安により、以前ほど物価の格差はなくなってきています。

2023年から2024年の1年間で、ベトナムの物価がどのくらい変わったのか、「飲料品・食品・日用品」にわけて見ていきますね。

 

【紹介している物価と為替レートについて】

2023年2月と2024年2月のベトナムのスーパー(中級のチェーン店)での販売価格の一例です。

日本円への換算は、以下の為替レートで計算しています。

【2023年の価格】1VND = 0.0056円(2023年2月時点)

【2024年の価格】1VND = 0.0060円(2024年2月時点)

 

ベトナムの飲料品の物価一覧(2023年 vs 2024年)

項目 2023年 2024年
水(500ml) 4,400VND(25円) 5,800VND(35円)
水(1.5L) 9,300VND(52円) 10,600VND(64円)
コーラ(390ml) 7,400VND(41円) 8,000VND(48円)
コーラ(1.5L) 19,800VND(111円) 20,600VND(124円)
牛乳(1L) 33,500VND(188円) 37,900VND(227円)
豆乳(1L) 26,000VND(146円) 29,400VND(176円)
ビール ベトナム産(330ml) 11,200VND(63円) 12,500VND(75円)
ビール 輸入品(330ml) 19,500VND(109円) 21,000VND(126円)
ワイン(750ml) 205,000VND(1,148円) 225,000VND(1,350円)
コーヒー(15P × 2g) 29,800VND(167円) 28,300VND(170円)

【飲料品の合計での物価上昇率(2023年 → 2024年)】

・ベトナムドン建て : 約9%の値上がり

・日本円での換算 : 約17%の値上がり

 

飲料品の値段を2023年と2024年でみると、全体的に値上がりしている印象はありました。

チェックした飲料品の合計で比べると、ベトナムドン建てで「約9%」、日本円換算で「約17%」の値上げです。

 

水やコーラなど一般的な飲料は、まだ日本よりも安いですね。

牛乳や豆乳は、日本と同じくらいの価格かもしれません。

 

ベトナムはビール(ベトナム産)が安く、約70円ほどで飲めるのはタイやマレーシアに比べてお得です。

ワインなど輸入品は割高になりますね。

 

ベトナムの食品の物価一覧(2023年 vs 2024年)

項目 2023年 2024年
米(5kg) 80,000VND(448円) 85,000VND(510円)
食パン(300g) 17,000VND(95円) 21,000VND(126円)
パスタ(400g) 29,100VND(163円) 29,400VND(176円)
豚肉(1kg) 110,900VND(621円) 130,000VND(780円)
卵(10個) 33,800VND(189円) 44,000VND(264円)
ヨーグルト(400g) 18,800VND(105円) 22,000VND(132円)
トマト(1kg) 41,000VND(230円) 37,000VND(222円)
きゅうり(1kg) 27,000VND(151円) 24,000VND(144円)
バナナ(1kg) 28,900VND(162円) 28,900VND(173円)
スナック菓子(40g) 5,300VND(30円) 7,500VND(45円)
インスタント袋麺(65g) 3,100VND(17円) 3,600VND(22円)

【食品の合計での物価上昇率(2023年 → 2024年)】

・ベトナムドン建て : 約9%の値上がり

・日本円での換算 : 約17%の値上がり

 

食品では野菜など一部安くなっているものもありますが、値上げされているものが多いですね。

食品の合計で比べると、ベトナムドン建てで「約9%」、日本円換算で「約17%」の値上げです。

 

物価が上がっているとはいえ、お米はベトナムではかなり安いです。

米の産地でもあるので、ベトナム産のお米は「5kgが500円ほど」で買えます。

 

東南アジア全体に言えますが、お米に比べるとパスタはやや割高になります。

野菜は全般的に安く、一袋20円ほどで買える「インスタント麺(フォーはちょっと高くなる)」も種類がたくさんあってお得ですね。

 

ベトナムはフォーなどローカルフードであれば、外食しても数百円ほどで食べられます。

自炊するとさらに安上がりも可能で、健康にも良いので、自炊生活でもメリットは大きいですよ。

 

 

ベトナムの日用品の物価一覧(2023年 vs 2024年)

項目 2023年 2024年
トイレットペーパー(6ロール) 60,100VND(337円) 59,800VND(359円)
歯磨き粉(180g) 37,000VND(207円) 37,000VND(222円)
シャンプー(630ml) 125,100VND(701円) 139,000VND(834円)
生理用品(10枚) 32,000VND(179円) 39,500VND(237円)
洗濯用洗剤(800g) 35,000VND(196円) 41,500VND(249円)
食器用洗剤(750ml) 23,600VND(132円) 35,000VND(210円)

【日用品の合計での物価上昇率(2023年 → 2024年)】

・ベトナムドン建て : 約12%の値上がり

・日本円での換算 : 約20%の値上がり

 

日用品は飲料や食品よりも、値上げ幅が大きくなっていました。

日用品の合計で比べると、ベトナムドン建てで「約12%」、日本円換算で「約20%」の値上げです。

 

日用品の値段は、食品に比べるとあまり安くはありません。

シャンプーなどは日本でも見かけるメーカーのものも売っていますが、輸入品なのですこし高くなりますね。

 

③ まとめ:ベトナムの物価は2023年から2024年も上がっており、値上げは続いている

③ まとめ:ベトナムの物価は2023年から2024年も上がっており、値上げは続いている

③ まとめ:ベトナムの物価は2023年から2024年も上がっており、値上げは続いている

 

本記事では、「ベトナムの2024年までの物価上昇(食料品・日用品の価格一覧)」を紹介しました。

ポイントをまとめます。

 

【ベトナムの物価が、以前よりも上がっている理由】

・ベトナムの消費者物価指数は、2023年9月以降から再び「+3%以上」の高い上昇率が戻り、直近2年のトータルでも日本以上の上昇率

・円安の加速で、日本円にすると以前よりも割高になる(2024年2月時点からの直近2年で約20%高)

 

【ベトナムの2023年から2024年の物価上昇率(チェックした商品の合計で計算)】

・飲料品 : ベトナムドン建てで「約9%」、日本円換算で「約17%」の値上がり

・食料品 : ベトナムドン建てで「約9%」、日本円換算で「約17%」の値上がり

・日用品 : ベトナムドン建てで「約12%」、日本円換算で「約20%」の値上がり

 (※2023年は1VND = 0.0056円、2024年は1VND = 0.0060円で換算)

 

2020年に発生した新型コロナ以降、世界の物価は大きく値上がりしました。

加えて円安が加速して、円で稼ぐ日本人にとっては2~3割ほど負担が増えています。

 

ベトナムの物価上昇も例外ではなく、日本以上の物価上昇率を記録しています。

2023年から2024年の1年間でも、ベトナムの物価は上がっていました。

 

いったんピークアウトの兆しは見えたものの、ベトナムは再び上昇率が上がり始めているのも気になる点の1つです。

とはいえ、まだベトナムの物価は安い水準にあるので、早めにベトナム旅行・ベトナム移住を楽しんでみてくださいね。

 

 

 

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