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タイの物価上昇は日本以上?【2024年vs2023年比較】

タイの物価上昇は日本以上?【2024年vs2023年比較】

 

お悩み相談
海外は物価高がすごいって聞くけど、タイの物価も上がってるの?

 

こんにちは、キベリンブログです。

海外旅行に行く場合など、物価の変動は気になりますよね。

今回は、「タイの2024年までの物価上昇(食料品・日用品の価格一覧)」について、紹介します。

 

【本記事の内容】

① 2023年以降はインフレがピークアウトするも、タイの物価は上昇【日本以上+円安】

② タイの食料品・日用品は、1年でどのくらい上がった?【2023年と2024年の比較】

③ まとめ:タイの物価は2023年から2024年も上がっているが、上昇率は落ち着いている

 

2023年と2024年にタイで暮らした経験から、物価上昇をまとめました。

1年間でどのくらい変わったのか、わかりやすく具体例で語っていきます。

 

① 2023年以降はインフレがピークアウトするも、タイの物価は上昇【日本以上+円安】

① 2023年以降はインフレがピークアウトするも、タイの物価は上昇【日本以上+円安】

① 2023年以降はインフレがピークアウトするも、タイの物価は上昇【日本以上+円安】

 

タイでの具体的な物価の話に入る前に、全体的な「物価上昇(インフレ)」について紹介しておきます。

新型コロナ以降は世界中でインフレが加速し、物の値段がどんどん上がっていきました。

 

2023年の中頃から物価上昇はピークアウトし始め、値上げも落ち着きつつあります。

ただそうは言っても、一度上げた値段はめったに下がりません。

 

コロナ以降のタイの物価の上がり方は、「日本以上」の上昇率です。

加えてタイバーツ(THB)に対して「円安(円の価値が下がること)」が進み、日本円での換算だとさらに高くなります。

 

そこで、2024年までのタイの「物価上昇(インフレ)」「為替レート(円安)」の2つを見ていきましょう。

 

タイの消費者物価指数は、2023年以降はピークアウト【インフレ】

タイの消費者物価指数の変化率(%)

【タイの消費者物価指数の変化率(%)】

日本の消費者物価指数の変化率(%)

【日本の消費者物価指数の変化率(%)】

 

上の2つのグラフは、タイ(上のグラフ)と日本(下のグラフ)の「消費者物価指数(CPI)」について、2024年1月時点から直近2年間の変化率を示したものです。

(画像は「Investing.com」から引用)

 

物の値段を表す指標として、世界的にもよく使われるデータです。

タイのデータをみると、2023年3月までは「+3%以上(前年同月比)」の高い水準でしたが、2023年6月以降は「+1%以下」に落ち着いてきています。

 

一方で日本は、タイに比べてコロナ以降の物価上昇率は低いものの、2023年の半ばを過ぎても「+3%前後」の水準が続いています。

2年間のトータルで見ると、タイの方が上昇率は日本よりも高いと言えますね。

 

円安の加速で、日本円で換算すると以前より高くなる【2年で約20%高】

タイバーツ - 日本円の為替チャート

【タイバーツ - 日本円の為替チャート】

 

上記のチャートは、タイの通貨「タイバーツ(THB)」に対する日本円の為替レートです。

(画像は「XE : 通貨換算レート」より引用)

 

2021年以降に円安が進み、タイバーツに対しても円は弱くなりました。

2024年1月時点からの直近2年でみると、日本円では「約20%」も高くなります。(グラフが上がるほど、円の価値は下がっている)

 

この円安による20%高に、タイでの物価上昇が加わります。

以前と比べてかなり割高になるのは、想像に難くないですよね。

 

 

② タイの食料品・日用品は、1年でどのくらい上がった?【2023年と2024年の比較】

② タイの食料品・日用品は、1年でどのくらい上がった?【2023年と2024年の比較】

② タイの食料品・日用品は、1年でどのくらい上がった?【2023年と2024年の比較】

 

前のパートで、2024年までの「物価上昇(インフレ)」と「為替レート(円安)」を見てきました。

タイは昔から物価が安いと言われてきましたが、以前のような日本との物価の格差はなくなってきています。

 

新型コロナ収束後の2023年以降は、自由な海外旅行が戻ってきました。

2023年から2024年の1年間で、タイの物価がどのくらい変わったのか、「飲料品・食品・日用品」にわけて紹介していきますね。

 

【紹介している物価と為替レートについて】

2023年3月と2024年1月のタイのスーパー(中級のチェーン店)での販売価格の一例です。

日本円への換算は、以下の為替レートで計算しています。

【2023年の価格】1THB = 3.9円(2023年3月時点)

【2024年の価格】1THB = 4.1円(2024年1月時点)

 

タイの飲料品の物価一覧(2023年 vs 2024年)

項目 2023年 2024年
水(500ml) 7THB(27円) 7THB(29円)
水(1.5L) 14THB(55円) 14THB(57円)
コーラ(500ml) 19THB(74円) 19THB(78円)
コーラ(1.5L) 29THB(113円) 29THB(119円)
牛乳(800ml) 46THB(179円) 47THB(193円)
豆乳(1L) 36THB(140円) 38THB(156円)
ビール(500ml) 51THB(199円) 53THB(217円)
ワイン(750ml) 299THB(1,166円) 320THB(1,312円)
インスタントコーヒー(200g) 125THB(488円) 132THB(541円)

【飲料品の合計での物価上昇率(2023年 → 2024年)】

・タイバーツ建て : 約5%の値上がり

・日本円での換算 : 約10%の値上がり

 

飲料品の値段を2023年と2024年でみると、この1年間はそこまで物価上昇していない印象でした。

チェックした飲料品の合計で比べると、タイバーツ建てで「約5%」、日本円換算で「約10%」の値上げです。

 

水やコーラなど一般的な飲料は、まだ日本よりも安いですね。

牛乳や豆乳は、日本と同じくらいの価格かもしれません。

 

タイではお酒も売られていますが、ビールはそれほど割安ではありません。

ワインやインスタントコーヒーなど、輸入品は値上げ幅が大きくなっています。

 

タイの食品の物価一覧(2023年 vs 2024年)

項目 2023年 2024年
米(5kg) 155THB(605円) 165THB(677円)
食パン(480g) 32THB(125円) 40THB(164円)
パスタ(500g) 40THB(156円) 62THB(254円)
鶏肉(1kg) 92THB(359円) 99THB(406円)
豚肉(400g) 147THB(573円) 139THB(570円)
牛肉(200g) 133THB(519円) 149THB(611円)
卵(10個) 57THB(222円) 56THB(230円)
ヨーグルト(450g) 60THB(234円) 55THB(226円)
トマト(1kg) 60THB(234円) 62THB(254円)
きゅうり(1kg) 75THB(293円) 60THB(246円)
ドラゴンフルーツ(1kg) 42THB(164円) 69THB(283円)
スナック菓子(70g) 31THB(121円) 31THB(127円)
インスタント袋麺(55g × 6P) 36THB(140円) 42THB(172円)
カレー粉(50g) 47THB(183円) 50THB(205円)

【食品の合計での物価上昇率(2023年 → 2024年)】

・タイバーツ建て : 約7%の値上がり

・日本円での換算 : 約13%の値上がり

 

食品では一部安くなっているものもありますが、基本的に値上げされているものがほとんどですね。

食品の合計で比べると、タイバーツ建てで「約7%」、日本円換算で「約13%」の値上げです。

 

物価が上がっているとはいえ、お米はタイではまだまだ安いです。

タイ米は昔に日本でも流通しましたが、「5kgが700円以下」で買えます。

 

一方でパスタは割高な印象で、値上げ幅も大きくなっていました。

卵や乳製品などは、日本より高いかもしれないですね。

 

タイはパッタイなどローカルの屋台飯であれば、一皿200円~300円ほどでも済ませられるので、外食でも安くできます。

ただ野菜や果物も全般的にはまだ安いので、自炊中心の生活も安上がりでおすすめですよ。

 

 

タイの日用品の物価一覧(2023年 vs 2024年)

項目 2023年 2024年
トイレットペーパー(8ロール) 42THB(164円) 50THB(205円)
歯磨き粉(140g) 59THB(230円) 60THB(246円)
シャンプー(410ml) 149THB(581円) 175THB(718円)
生理用品(24枚) 52THB(203円) 52THB(213円)
洗濯用洗剤(770ml) 90THB(351円) 99THB(406円)
食器用洗剤(750ml) 62THB(242円) 68THB(279円)

【日用品の合計での物価上昇率(2023年 → 2024年)】

・タイバーツ建て : 約11%の値上がり

・日本円での換算 : 約17%の値上がり

 

日用品は飲料や食品よりも、値上げ幅が大きくなっていました。

日用品の合計で比べると、タイバーツ建てで「約11%」、日本円換算で「約17%」の値上げです。

 

食品などの価格と比べて、タイで日用品はあまり安くはありません。

シャンプーなどは日本でも売っているメーカーのものも多いですが、全般的に輸入品が多いため、やや割高になりますね。

 

③ まとめ:タイの物価は2023年から2024年も上がっているが、上昇率は落ち着いている

③ まとめ:タイの物価は2023年から2024年も上がっているが、上昇率は落ち着いている

③ まとめ:タイの物価は2023年から2024年も上がっているが、上昇率は落ち着いている

 

本記事では、「タイの2024年までの物価上昇(食料品・日用品の価格一覧)」を紹介しました。

ポイントをまとめます。

 

【タイの物価が、以前よりも上がっている理由】

・タイの消費者物価指数は、2023年6月以降は「+1%以下」に低下するも、直近2年のトータルでは日本以上の上昇率

・円安の加速で、日本円にすると以前よりも割高になる(2024年1月時点から直近2年で約20%高)

 

【タイの2023年から2024年の物価上昇率(チェックした商品の合計で計算)】

・飲料品 : タイバーツ建てで「約5%」、日本円換算で「約10%」の値上がり

・食料品 : タイバーツ建てで「約7%」、日本円換算で「約13%」の値上がり

・日用品 : タイバーツ建てで「約11%」、日本円換算で「約17%」の値上がり

 (※2023年は1THB = 3.9円、2024年は1THB = 4.1円で換算)

 

新型コロナ以降の数年で、世界の物価は大きく値上がりしました。

加えて円安が進み、円で稼ぐ日本人にとっては2~3割ほど負担が増すのは厳しいですね。

 

タイの物価上昇も例外ではなく、日本以上の物価上昇率を記録しています。

2023年から2024年の1年間でも、タイの物価は上がっていました。

 

ただ、2023年の中頃からは、世界のインフレはピークアウトの兆しが見えてきています。

2024年はタイの物価上昇も落ち着きつつあるので、ぜひタイ旅行・タイ移住を楽しんでくださいね。

 

 

 

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