スマホだけで申請できるならラクだよね。
こんにちは、キベリンブログです。
e-Taxで行う確定申告は、少しずつ改善されラクになっています。
今回は、「e-Taxでマイナンバーカード読取不要で確定申告が可能に」の件について、紹介します。
【本記事の内容】
① 2025年の確定申告から、e-Taxでマイナンバーカード読取不要に【スマホ用電子証明書】
② 2025年にe-Taxで拡充される、4つの対応とは
③ まとめ:e-Taxは毎年使いやすく改善され、紙の確定申告書より簡単
e-Taxでの確定申告は、紙の確定申告書よりも簡単に申告できます。
新たな機能の活用法を、わかりやすく語っていきます。
① 2025年の確定申告から、e-Taxでマイナンバーカード読取不要に【スマホ用電子証明書】
毎年2月~3月に行う確定申告は、前年分の所得をまとめて申告して税金を確定させる制度です。
オンラインで確定申告する「e-Tax」では、2025年(令和7年)からスマホでマイナンバーカードを読み取らなくても、申告できるようになります。
物理的なマイナンバーカードが不要になり、スマホだけで確定申告できれば便利ですよね。
具体的にどうすれば読取不要で使えるのか、内容を紹介していきます。
2025年(令和7年)のe-Taxから、スマホ用電子証明書に対応
・スマホ用電子証明書とは、マイナンバーカードで利用可能なサービスをスマホで完結できるもの
・e-Taxなど対応サービスではマイナンバーカード読み取りが不要となり、カードの持ち歩きも不要
・スマホ用電子証明書を使うには、マイナポータルでの "利用申請" と "対応スマホ" が必要
2025年からe-Taxでも、「スマホ用電子証明書」に対応します。
スマホ用電子証明書とは、スマホにマイナンバーカードの電子証明書を搭載させることで、スマホだけでサービスが使えるようにするものです。
マイナンバーカードが手元になくても、e-Taxで確定申告できるので、持ち歩きも不要になります。
使えるサービスはe-Tax以外にも、銀行や証券の口座開設、携帯の契約などにも使えます。
スマホ用電子証明書を使うには、"利用申請" と "対応スマホ" の2つが必要です。
それぞれ見ていきましょう。
スマホ用電子証明書の利用申請の手順
手順❶ : マイナポータルアプリから、スマホ用電子証明書の利用申請を開始
手順❷ : "マイナンバーカード用署名用電子証明書" のパスワードを入力(6文字から16文字までのパスワード)
手順❸ : マイナンバーカードを読み取る
手順❹ : スマホ用電子証明書のパスワードを設定し、利用申請は完了
スマホ用電子証明書の利用申請は、「マイナポータルアプリ」から行います。
ダウンロードしていなければ、スマホにダウンロードして起動しましょう。
起動したら、メニューからスマホ用電子証明書の申請の項目を選べば、申請を開始できます。
後は画面にしたがっていけばOKで、2~3分ほどで利用申請は終わります。
スマホ用電子証明書の対応スマホ
・Android : 対応済み
・iPhone : 2025年春に対応予定
2024年時点では、スマホ用電子証明書は "Androidスマホ" のみ対応しています。
iPhone(iOS)については、「2025年春」に対応される予定です。
確定申告の期限は3月15日(2025年は3月17日)までなので、2025年のiPhoneでのe-Taxによるスマホ用電子証明書の利用は微妙かもしれません。
対応時期は変わる可能性もあるので、チェックしておくと良いですね。
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② 2025年にe-Taxで拡充される、4つの対応とは
前のパートで、e-Taxでの「スマホ用電子証明書」の対応について紹介しました。
マイナンバーカードの読み取り不要で、スマホだけで確定申告が可能になります。
その対応も含め、2025年中にe-Taxでは "4つの機能拡充" があります。
拡充される内容も、まとめて紹介しておきますね。
【2025年(令和7年)にe-Taxで拡充される機能】
拡充① : スマホ用電子証明書の対応(2025年1月)
拡充② : マイページでの贈与税申告書の閲覧(2025年1月)
拡充③ : ゆうちょ銀行の口座振替依頼書のオンライン提出対応(2025年4月)
拡充④ : 納税代理人による納税者のマイページ閲覧(2025年5月)
拡充① : スマホ用電子証明書の対応(2025年1月)
まず1つ目は、前のパートで紹介した「スマホ用電子証明書」の対応です。
マイナンバーカード読取不要で、スマホだけでe-Taxでの確定申告が可能になります。(詳細は前のパートをご覧ください)
拡充② : マイページでの贈与税申告書の閲覧(2025年1月)
e-Taxのマイページでは、これまで申告した税情報が確認できます。
マイページ内の「各税目に関する情報」という項目に、"贈与税関係" の内容が追加されます。
過去にe-Taxで提出した贈与税申告書を閲覧できます。
拡充③ : ゆうちょ銀行の口座振替依頼書のオンライン提出対応(2025年4月)
税金の支払いを振替納税で行う場合、通常は「預貯金口座振替依頼書兼納付書送付依頼書」の提出が必要です。
"ゆうちょ銀行" を指定する場合でも、e-Taxのオンライン提出が可能になります。
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拡充④ : 納税代理人による納税者のマイページ閲覧(2025年5月)
e-Tax上で納税者(あなた)と「委任関係の登録」を行った税理士であれば、納税者のマイページが確認できます。(一部確認できない情報もあり)
「各税目に関する情報」などが参照可能になります。
③ まとめ:e-Taxは毎年使いやすく改善され、紙の確定申告書より簡単
本記事では、「e-Taxでマイナンバーカード読取不要で確定申告が可能に」を紹介しました。
ポイントをまとめます。
【2025年(令和7年)のe-Taxから、スマホ用電子証明書に対応】
・スマホ用電子証明書とは、マイナンバーカードで利用可能なサービスをスマホで完結できるもの
・e-Taxなど対応サービスではマイナンバーカード読み取りが不要となり、カードの持ち歩きも不要
・スマホ用電子証明書を使うには、マイナポータルでの "利用申請" と "対応スマホ" が必要
【2025年(令和7年)にe-Taxで拡充される機能】
拡充① : スマホ用電子証明書の対応(2025年1月)
拡充② : マイページでの贈与税申告書の閲覧(2025年1月)
拡充③ : ゆうちょ銀行の口座振替依頼書のオンライン提出対応(2025年4月)
拡充④ : 納税代理人による納税者のマイページ閲覧(2025年5月)
e-Taxでの確定申告は、毎年少しずつ改善されています。
以前は使いにくい点も多かったのですが、スマホだけでも可能になるなど、かなりラクになってきました。
株式の年間取引報告書のxmlファイルの読込や、ふるさと納税の寄付金控除も、簡単に反映できます。
何より確定申告の時期の税務署は大混雑なので、わざわざ行かなくて済むのは大きいですね。
両方の確定申告の経験がありますが、確定申告書を使った書面での申告よりも、e-Taxで確定申告する方が簡単です。
2025年から拡充される機能を、うまく利用してみてください。
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