何か手続きも必要なのかな??
こんにちは、キベリンブログです。
海外移住のときに海外転出届を出すと、マイナンバーは失効となります。
今回は、「海外移住でのマイナンバーの取扱い」について、紹介します。
【本記事の内容】
① 海外転出届を出す(住民票を抜く)と、マイナンバーは失効する【カード返納手続きあり】
② 帰国して転入届を出すと、同じ番号でマイナンバーが有効になる【カードは再交付】
海外転職して海外移住したとき、マイナンバーの失効を経験しました。
経験から、取扱いのポイントを語っていきます。
【2024年5月27日以降、海外転出してもマイナンバーカードの継続利用が可能に】 マイナンバー法の改正で、2024年5月27日以降は海外転出してもマイナンバーカードは失効しなくなり、引き続き利用が可能になっています。 現在は変わっているので、本記事は過去の内容として参考にしてくださいね。
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① 海外転出届を出す(住民票を抜く)と、マイナンバーは失効する【カード返納手続きあり】
「マイナンバー(個人番号)」は、住民票がある人に与えられる制度です。
海外移住するときに「海外転出届」を出すと、住民登録が抹消されるので、マイナンバーは失効します。
海外転出届を出したら、マイナンバーカード(通知カード)の返納手続きが必要
マイナンバーカードを持っている場合は、役所で返納手続きが必要です。
海外転出届の手続きのときに、マイナンバーカードも持っていきましょう。
カードに返納の内容を記載した上で、返してもらえます。
返納手続きをしたカードは、帰国して転入届の手続きのときに必要になるので、捨てずに取っておきましょう。
「マイナンバー通知カード(紙のカード)」は、2020年5月25日で廃止されています。
マイナンバーカードを持っていなくても、通知カードを持っていたら、返納しておきましょう。
ちなみに、私は通知カードの返納を忘れてしまいました。。(忘れても特に問題はなかったですが)
マイナンバーは一旦失効するが、「抹消」はされない
ちょっとややこしいのですが、海外転出している間は、マイナンバーは一旦失効します。
ですが、番号が「抹消」されるわけではありません。
なぜなら、マイナンバーは原則として「生涯で同じ番号を使用する」からですね。
他の人があなたの番号を使うこともなければ、自由に変更することもできません。
※海外転出届は、「海外に1年以上滞在する予定の場合」に提出が求められています。
詳細は「海外転出届は出さなくてもいい?メリットとデメリット」をご覧ください。
② 帰国して転入届を出すと、同じ番号でマイナンバーが有効になる【カードは再交付】
海外移住から帰国して「転入届」を出すと、住民登録されて住民票が作成されます。
このタイミングで、またマイナンバーが復活します。
転入後のマイナンバーは、海外転出前と同じ番号になる
海外から転入後に与えられるマイナンバーは、「転出前と同じ番号」が有効になります。
ただ、「2015年10月5日以前」から海外転出していた人はマイナンバーがないので、その場合は新たに番号が付番されます。
以前のマイナンバーカードは使えないので、交付申請が必要
マイナンバーの番号は同じですが、以前の「マイナンバーカード」は失効しているので使えません。
カードが必要なら、転入届の手続きと一緒に、マイナンバーカードの交付申請もしてしまいましょう。
※海外からの転入届の手続きは、「海外転職から帰国時の転入届手続きを解説」をご覧ください。
③ 海外転出でマイナンバーが失効すると、できなくなること【デメリット解説】
マイナンバーが失効すると、できなくなることを紹介しておきますね。
マイナンバー失効で、できなくなること
・銀行口座の開設
・証券口座の開設
日本で口座を開設するとき、マイナンバーの届出を求められます。
海外転出中はマイナンバーが失効しているので、以前の番号で届け出ても難しいでしょう。
なお、海外転出するときは、多くの銀行は口座を解約するよう規約を定めています。
証券口座も取引が制限されたりするので、注意しておいてくださいね。
※海外移住による銀行口座の取扱いは、「海外移住で銀行口座は解約手続きが必要?銀行別に解説【海外転職】」で紹介しています。
2021年12月末に、法令上の経過措置期間が終了
マイナンバーは、2016年から導入されています。
2021年12月末までの6年間は、「経過措置期間」という位置付けでした。
マイナンバーを届け出ていない場合、銀行はこの期間内にマイナンバーを届け出るよう求めています。
2022年1月以降は、法令上でマイナンバーの届出が必須になっています。
海外移住すると、クレジットカードの新規作成も難しくなる
マイナンバーとは直接的には関係ありませんが、海外移住するとクレジットカードの新規作成も難しくなります。
移住前に作成・解約するなど、整理しておくと安心ですね。
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④ まとめ:海外移住でのマイナンバーは、今後の動向に注意【変わる可能性あり】
本記事では、「海外移住でのマイナンバーの取扱い」を紹介しました。
ポイントをまとめます。
【海外移住とマイナンバーの取扱いのポイント】
・海外転出届を出すと、マイナンバーは失効する
・マイナンバーカード(通知カード)は、返納手続きが必要
・マイナンバーは一旦失効するが「抹消」はされず、帰国して転入すると同じ番号で有効になる
【マイナンバー失効により、できなくなること】
・銀行口座の開設
・証券口座の開設
マイナンバーおよびマイナンバーカードの活用は、政府のデジタル化の推進で広がっていく流れですよね。
今後は、以下のような拡大案が出てきています。
【マイナンバー制度の拡大案】
・健康保険証としての運用(※既に対応済み)
・カード機能(電子証明書)のスマートフォン搭載
・戸籍情報の連携開始
・運転免許証との一体化
・海外継続利用開始 【※2024年5月27日からスタート】
(デジタル庁のホームページ参照)
マイナンバー法の改正により、2024年5月27日以降は海外転出してもマイナンバーカードは失効しなくなり、引き続き利用が可能になっています。
海外にある日本大使館など在外公館でも申請・受取が可能になっているので、注意してくださいね。
【2024年5月27日以降、海外転出してもマイナンバーカードの継続利用が可能に】 マイナンバー法の改正で、2024年5月27日以降は海外転出してもマイナンバーカードは失効しなくなり、引き続き利用が可能になっています。 現在は変わっているので、本記事は過去の内容として参考にしてくださいね。
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