【マレーシア旅行】片道航空券は入国できない？【入国条件と回避法】

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マレーシアはビザなしで旅行できるんだよね。
他に入国条件とかあるの？

こんにちは、キベリンブログです。

パスポートだけで旅行できる国でも、実は入国条件があります。

今回は、「マレーシアのビザなし入国条件と、片道航空券による入国拒否の回避法」について紹介します。

【本記事の内容】

マレーシアには海外転職による移住や海外旅行など、短期・長期の滞在を繰り返してきました。

実際の経験を踏まえながら、片道航空券で行く注意点も語っていきます。

① マレーシアのビザなし（ノービザ）での入国条件【3つの注意】

① マレーシアのビザなし（ノービザ）での入国条件【3つの注意】

マレーシアは英語が通じて旅行しやすく、人気の海外旅行先のひとつです。

日本人の海外移住者も多く、海外の中でも過ごしやすい国として魅力があります。

90日以内の滞在ならパスポートがあれば入国できますが、実は「マレーシアの入国条件」があります。

知っておかないと入国拒否される恐れもあるので、内容を紹介していきますね。

【マレーシアのビザなし（ノービザ）での入国条件】

マレーシアにビザなしで入国する場合は、3つの条件があります。

順番に見ていきましょう。

❶ パスポートの残存有効期間が、マレーシア入国時に6か月以上あること

まず1つ目は、「パスポートの有効期間」ですね。

"残存有効期間" とも言われ、入国日から "6ヶ月以上" あることが条件です。

パスポートの有効期限が6か月未満の状態で空港へ行くと、航空会社のチェックインカウンターで搭乗を拒否されます。

もし出発の当日に気付いた場合、対処法はありません。

パスポート更新の手続きには、1～2週間ほどかかります。

マレーシア以外の多くの国でも条件になっているので、余裕をもって更新しておきましょう。

❷ デジタル入国カード（MDAC）を登録していること

2つ目の条件が、「デジタル入国カード」の登録です。

2023年12月から義務付けられたもので、正式には "マレーシア・デジタル・アライバル・カード（MDAC）" と呼ばれています。

「マレーシア到着の3日前」から、専用のサイトでオンラインでの登録が可能です。

新たに加わった条件で忘れやすいので、必ずマレーシア到着前に登録しておきましょう。（登録方法は関連記事をご覧ください）

❸ 往復航空券または第三国へ出国する航空券（90日以内）を持っていること

最後の3つ目が、マレーシアから出る「出国用のチケット」ですね。

実はこの条件が、問題になりやすい内容でもあります。

予定が決まっている短期の海外旅行であれば、往復などで出国チケットを買っていることがほとんどなので問題はありません。

問題になるのは、"片道航空券" での入国です。

マレーシアに行ってから予定を決めたいときや、海外移住やノマド生活の中長期滞在で帰国日が決まっていないときなど、出国用の航空券を購入していないケースも多いです。

「片道航空券での入国時の対処法」については、次のパートから解説していきますね。

② マレーシアに片道航空券で行く場合、入国拒否されるのか【回避法】

② マレーシアに片道航空券で行く場合、入国拒否されるのか【回避法】

前のパートで、マレーシアのビザなし入国における条件を紹介しました。

3つの条件うちで気になるのは、「片道航空券でマレーシアに行ったら入国拒否されないか？」ということだと思います。

マレーシアを出国する航空券を買っていなければ、入国条件にされている以上、拒否されても仕方ありません。

そこで気になるのが、"出国用の航空券はチェックされるのか？" ということ。

実は出国チケットを確認されるタイミングは、マレーシア入国時だけではありません。

確認されるタイミングと、入国を拒否される回避法も含めて見ていきましょう。

マレーシア出国の航空券を確認される可能性があるタイミング

出国用の航空券をチェックされるのは、上記の2つのタイミングです。

ただし必ず確認されるわけではなく、あくまで "可能性がある" ということですね。

マレーシアに到着したら、空港のイミグレーションで入国審査を受けます。

ここで入国審査官から、出国用の航空券を持っているか聞かれる場合があります。

ただ、今まで何度もマレーシアに行っていますが、入国審査のタイミングでは出国用の航空券を確認されたことはありません。

何も聞かれないことも多いですが、「いつまで滞在するのか？」など簡単な質問は聞かれることがあるので、答えられる準備はしておきましょう。

日本出国（または他国からマレーシアへ向かう）時の航空会社のチェックイン時、確認される可能性が高い

マレーシア入国時のイミグレよりも問題になりやすいのが、「日本出国（または他国からマレーシアへ向かう）時の航空会社のチェックイン時」です。

同じ航空会社で往復航空券を買っていれば、チェックインすると分かるので、問題になることはありません。

ですが片道航空券でチェックインすると、「帰国用の航空券」or「マレーシアから第三国へ出国する航空券」を持っているか、高い確率で聞かれます。

なぜ聞かれるかというと、マレーシアで入国拒否された場合に航空会社が連れて帰る責任を負うので、余計なリスクは航空会社側も避けたいからです。

もちろん何も聞かれない場合や、簡単な旅程を話すだけで済む場合、一筆サインを求められる（入国拒否されたら航空券代をあなた自身が払うこと）場合もあります。

その中で最も厳しい対応が、「出国用の航空券のeチケットが提示できないと、マレーシア行きの飛行機に乗せてもらえない」というケースです。

回避法は、マレーシア出国の安い航空券（ダミーチケット）を買ってしまうこと

片道航空券（マレーシア出国の航空券を未購入）で飛行機に乗れないリスクを回避する対処法は、「安い航空券（捨て用のダミーチケット）を買ってしまうこと」です。

例えば、上記の区間はマレーシアを出国する航空券でわりと値段が安いルートで、"数千円ほど" で買えます。

買う航空券は日本行きである必要はないし、それに日本行きは高いですよね。

マレーシアを出国するルートであれば、「出発地や行先はどこでもOK」です。

「Trip.com」では、安くて簡単に航空券が買えます。

ダミーチケットの出発日は「マレーシア入国日から90日以内」なら大丈夫なので、最も安い日を選んで買いましょう。

③ まとめ：マレーシア入国は、出国用航空券の所持が条件。片道航空券は回避法を要チェック

③ まとめ：マレーシア入国は、出国用航空券の所持が条件。片道航空券は回避法を要チェック

本記事では、「マレーシアのビザなし入国条件と、片道航空券による入国拒否の回避法」を紹介しました。

ポイントをまとめます。

【マレーシアのビザなし（ノービザ）での入国条件】

【マレーシア出国の航空券を確認される可能性があるタイミング】

【マレーシア出国の航空券がないことで、飛行機に乗れないリスクを回避する対処法】

マレーシアはパスポートのみの「ビザなし（ノービザ）」で入国できます。

英語が通じて旅行しやすいこともあり、居心地の良さも人気のひとつですね。

ただしビザなし入国では、あまり知られていない "入国条件" があります。

最も注意すべきなのは、「マレーシア出国用の航空券を持っていること」という条件です。

海外移住やデジタルノマド生活などの中長期滞在では、片道航空券でマレーシアへ行くことも多くなります。

回避法を事前にチェックしておけば入国拒否のリスクもなくなるので、ぜひ参考にしてみてください。