こんにちは、キベリンブログです。
海外の物価はわかりにくいので、世界的なインフレ後の値段は知っておきたいですよね。
今回は、「タイのインフレ加速後の物価一覧(食料品・日用品)」について、紹介します。
【本記事の内容】
① 2023年以降も海外ではインフレが進み、タイでも物価が上昇【日本以上+円安】
② タイの食料品・日用品の物価一覧【スーパー実売価格(2023年3月)】
③ まとめ:タイの物価はまだ安さを感じるものの、かなり上がってきている
2023年にタイで暮らした経験から、実際のスーパーでの価格表をまとめました。
コロナ以前のように安く楽しめるのか、値上げラッシュ後の値段を語っていきます。
① 2023年以降も海外ではインフレが進み、タイでも物価が上昇【日本以上+円安】
タイでの具体的な物価の前に、全般的な「物価上昇(インフレ)」について紹介しておきます。
というのも、日本も値上げが続いたように、世界でも物の値段が上がっているからですね。
タイの物価の上がり方は、「日本以上」の上昇率です。
物価上昇に加えて、タイバーツ(タイの通貨)に対して「円安(円の価値が下がること)」が進み、日本円での換算だとさらに高くなります。
そこで、2023年までのタイの「物価上昇(インフレ)」と「為替レート(円安)」の2点を見ていきますね。
タイの消費者物価指数の増加率は、日本以上【インフレ】
上の2つのグラフは、タイ(上のグラフ)と日本(下のグラフ)の「消費者物価指数(CPI)」の変化率を示したものです。
(画像は「Investing.com」から引用)
物の値段を表す指標として、世界的にもよく使われるデータです。
タイのデータをみると、2023年以降は上昇率が鈍化してきているとはいえ、2022年は「+8%」ほどの数字を記録しています。
一方で日本は、物価上昇率が目立ってきたのは2022年5月以降からで、2023年1月は「+4%」でした。
2年間のトータルで考えると、タイの上昇率は日本以上であることが明らかですよね。
円安の加速により、日本円での換算で以前よりも高くなる【2年で約10%高】
上記のチャートは、タイの通貨「タイバーツ(THB)」に対する日本円の為替レートです。
(画像は「XE : 通貨換算レート」より引用)
2021年以降に円安が加速しましたが、タイバーツに対しては、2021年8月頃までは円高方向に進んでいました。
ところが、2021年8月以降は円安に振れていき、そこからは10%以上も円の価値は下がっています。(グラフが上がるほど、円の価値は下がる)
2023年3月時点からの直近2年でみれば、日本円では「約10%」ほど高くなります。
この円安による10%高に、タイでの物価上昇が加わるので、以前ほど割安ではないことがわかりますよね。
② タイの食料品・日用品の物価一覧【スーパー実売価格(2023年3月)】
前のパートで、2023年までの「物価上昇(インフレ)」と「為替レート(円安)」について見てきました。
タイは東南アジアの中でも過ごしやすい上に、物価の安さが魅力です。
でも、世界的な物価の高騰を受けて、タイも以前のような割安感は薄れてきています。
これを踏まえた上で、タイの物価を「飲料品・食品・日用品」にわけて紹介していきますね。
紹介する物価は、「2023年3月」に実際にタイのスーパー(中級のチェーン店)で売られていた値段の一例です。
「1タイバーツ(THB) = 3.9円」で計算しています。
タイの飲料品の物価一覧
項目 | THB | 日本円 |
水(500ml) | 7THB | 27円 |
水(1.5L) | 14THB | 55円 |
コーラ(500ml) | 19THB | 74円 |
コーラ(1.5L) | 29THB | 113円 |
牛乳(800ml) | 46THB | 179円 |
豆乳(1L) | 36THB | 140円 |
ビール(500ml) | 51THB | 199円 |
ワイン(750ml) | 299THB | 1,166円 |
インスタントコーヒー(200g) | 125THB | 488円 |
水やコーラなど一般的な飲料は、値上がりはしているものの、日本よりも安いです。
牛乳については、それほど安くはないですね。
タイはお酒が安いイメージがあるかもしれませんが、実はあまり割安感はありません。
タイ産のビールで、ひと缶(500ml)あたり「200円ほど」です。
日本の飲料やビールもありますが、輸入品は割高になります。
インスタントコーヒーも、そこまで安くはない印象ですね。
タイの食品の物価一覧
項目 | THB | 日本円 |
米(5kg) | 155THB | 605円 |
食パン(480g) | 32THB | 125円 |
パスタ(500g) | 40THB | 156円 |
鶏肉(1kg) | 92THB | 359円 |
豚肉(400g) | 147THB | 573円 |
牛肉(200g) | 133THB | 519円 |
卵(10個) | 57THB | 222円 |
ヨーグルト(450g) | 60THB | 234円 |
トマト(1kg) | 60THB | 234円 |
きゅうり(1kg) | 75THB | 293円 |
ドラゴンフルーツ(1kg) | 42THB | 164円 |
スナック菓子(70g) | 31THB | 121円 |
インスタント袋麺(55g × 6P) | 36THB | 140円 |
カレー粉(50g) | 47THB | 183円 |
食品の中で安さを感じたのは、「お米」です。
タイ米は日本でも知られているし、「5kgが600円ほど」で買えるのは嬉しいですね。
パスタは輸入品が多いですが、タイ産も置いてありました。
卵や乳製品などは、それほど安くはないですね。
タイはパッタイなどの屋台飯であれば、一皿200円ほどでも済ませられるので、外食してもあまりお金はかかりません。
ですが野菜や果物も全般的には安いので、自炊中心の生活にすると、さらに安上がりにできますよ。
タイの日用品の物価一覧
項目 | THB | 日本円 |
トイレットペーパー(8ロール) | 42THB | 164円 |
歯磨き粉(140g) | 59THB | 230円 |
シャンプー(410ml) | 149THB | 581円 |
生理用品(24枚) | 52THB | 203円 |
洗濯用洗剤(770ml) | 90THB | 351円 |
食器用洗剤(750ml) | 62THB | 242円 |
日用品に関しては、食品と比べてあまり安くはありません。
シャンプーなどは日本でも売っているメーカーのものも多いですが、全般的に輸入品が多いため、やや割高になりますね。
③ まとめ:タイの物価はまだ安さを感じるものの、かなり上がってきている
本記事では、「タイのインフレ加速後の物価一覧(食料品・日用品)」を紹介しました。
ポイントをまとめます。
【タイの物価が、以前よりも上がっている理由】
・タイの消費者物価指数は、日本以上の上昇率(2022年に+8%ほどの上昇率が継続)
・円安の加速で、日本円に換算すると以前よりも高くなる(2年で約10%高)
【タイの物価(食料品・日用品)のポイント】
・「インフレ」+「円安」の影響はあるが、タイの物価はまだ安さを感じられる
・ビールなどお酒の値段は、それほど安くはない(500ml缶で約200円ほど)
・以前ほどの割安感は薄れており、物価がかなり上がってきているのは事実
2023年までの数年間で、世界的なインフレにより各国で物価は大きく上がっています。
タイも物価上昇率は大きく、暮らしていた2ヶ月半の間でも、こまめに値上げが行われていました。
加えて円安の影響もあり、円建てだとさらに割高になります。
とはいえ、タイはもともと物価が安い国だったので、まだ安さは感じられます。
ですが、以前のような割安感は薄れ、かなり上がってきているのは事実です。
タイの過ごしやすさは東南アジアの中でも魅力なので、さらに物価が上がる前に、ぜひ行ってみてくださいね。
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