条件や手続きとか知りたいな。
こんにちは、キベリンブログです。
海外移住中に一時帰国したときは、免税の対象になります。
今回は、「一時帰国中に免税で買い物できる条件と、手続きの方法」について紹介します。
【本記事の内容】
① 海外移住者が、一時帰国中に免税となる条件とは【2年以上】
② 免税品を買うときと、出国時の手続きの流れ【入国スタンプ必須】
③ まとめ:電子化で手続きは簡単になったので、お得な免税制度を使おう
海外転職してマレーシアに移住するなど、海外でも生活してきました。
消費税10%を免税でお得に買い物できる制度を、わかりやすく語っていきますね。
① 海外移住者が、一時帰国中に免税となる条件とは【2年以上】
海外移住している場合、一時帰国中に日本で買い物すると、消費税が「免税」になります。
例えば税込み「11,000円」のものが「1,000円の割引」で買えるなら、お得ですよね。
ただし条件があるので、項目を分けて見ていきましょう。
【免税になる条件】
・対象者 : 非居住者(2年以上)
・対象店 : 消費税の免税店(TAX FREE SHOP)
・対象物品 : 生活に使う物品(一般物品、消耗品)
対象者 : 非居住者(2年以上)
・「外国にある事務所で働く目的」or「2年以上外国に滞在する目的」で出国し、外国での滞在が2年以上経過していること
・一時帰国中の滞在期間が、6か月未満であること
「非居住者」が対象と言われますが、具体的には上記2つの条件を満たす人のことです。
出国の目的に決まりがあるものの、実際に詳しく調べられることはありません。
なので条件は「海外に2年以上いて、一時帰国の期間が6か月未満」と考えればOKです。
対象店 : 消費税の免税店(TAX FREE SHOP)
免税は、「消費税の免税店(TAX FREE SHOP)」でのみ受けられます。
(2021年時点での免税店数は、全国で52,884店、都内で14,037店)
「ドン・キホーテ」や「ヤマダ電機」といった量販店も、免税店ですね。
お店の入口やレジの前などに「シンボルマーク」や「ステッカー」が貼ってあったりするので、わかりやすいはずです。
免税店の数は、右肩上がりで増え続けています。
免税店以外のお店では免税されないので、注意してくださいね。
【DUTY FREE SHOP は異なる免税店】
空港の出国エリアにある「DUTY FREE SHOP」も、免税店と呼ばれます。
でもこちらは本記事で紹介する免税対象とは異なるので、気をつけてくださいね。
対象物品 : 生活に使う物品(一般物品、消耗品)
・一般物品 : 家電、洋服、民芸品など(1日の合計額は、同じ店舗で5千円以上)
・消耗品 : 食品、化粧品、医薬品など(1日の合計額は、同じ店舗で5千円以上かつ50万円以下)
・消耗品については、指定の方法で包装され、出国まで開封されていないこと
免税になる商品は、基本的に「通常の生活で使う物」で、上記のとおり「一般物品」と「消耗品」が対象です。
販売の合計額が「同じ店舗で5千円以上」が条件なので、注意しておきましょう。
なお、消耗品については「出国まで未開封」でなければなりません。
お店側が指定の方法で包装してくれるので、出国まで開けないようにしてくださいね。
「一般物品」については、開封して使っても大丈夫です。
【出国時の免税品の持ち込みについて】
飲料や化粧品などの液体物は、免税品でも飛行機の機内には持ち込めません。
次のパートで説明しますが、買った免税品を提示する必要もないので、心配せず預け荷物に入れて大丈夫ですよ。
② 免税品を買うときと、出国時の手続きの流れ【入国スタンプ必須】
前のパートで紹介した条件を満たせば、免税でお得に買い物できます。
ここで、「お店で買うとき」から「出国するとき」までの免税手続きの流れを紹介していきますね。
【免税手続きの流れ】
❶ 免税店のレジで、パスポートを提示する【入国スタンプ必須】
❷ お店側が確認後、税抜価格で商品を購入する【お店が国税庁にデータ送信】
❸ 出国時、税関でパスポートを提示する【2020年4月から電子化され書類不要】
❶ 免税店のレジで、パスポートを提示する【入国スタンプ必須】
買う商品を選んだら、店員さんに「免税で購入したい」と伝えましょう。
お店にもよりますが、「免税専用レジ」があったりします。
パスポートを求められるので、パスポートを提示しましょう。
ここで、一時帰国したときの「入国スタンプ(帰国印)」が必要になります。
「スタンプなし」だと免税手続きしてもらえないので、空港で忘れずに入国スタンプを押してもらってくださいね。
【空港での入国スタンプのもらい方について】
顔認証ゲートの導入で出入国審査が自動化されたので、入国スタンプは希望しないと押してもらえません。
顔認証ゲートを通過すると、そばにスタンプを希望する人のためのカウンターがあります。
そこでパスポートを担当者に渡せば、すぐスタンプを押してもらえますよ。
※出入国スタンプの詳しい内容は、「出入国のスタンプはいつ必要?忘れた時の対処法も解説【海外転職】」で紹介しています。
❷ お店側が確認後、税抜価格で商品を購入する【お店が国税庁にデータ送信】
店員さんがパスポートを確認したら、免税販売に関する必要事項を説明してくれます。
(説明の代わりに、案内の書類をくれる場合もあります)
免税の手続きなど説明されたりするので、聞いておきましょう。
あなたが免税で商品を購入した情報は、お店側から国税庁へデータ送信されます。
ここで商品は「税抜き価格」で支払うので、値段も確認しておくといいですね。
繰り返しですが、「消耗品」は指定の方法で包装してくれるので、出国まで開けないようにしてくださいね。
❸ 出国時、税関でパスポートを提示する【2020年4月から電子化され書類不要】
免税品を買ったら、海外へ戻る出国のときに「税関」で手続きします。
税関は空港の保安検査を抜けた後にありますが、手続きは「パスポートを渡すだけ」です。
買った免税品を見せる必要はありません。(預け荷物に入れてOK)
以前は書類の提出があり面倒だったのですが、2020年4月から電子化されて、書類は不要になりました。
販売する店側も、電子化に対応していなければ、2021年10月から免税販売できなくなっています。
現在は完全に電子化されて、かなり簡単になったので安心してくださいね。
③ まとめ:電子化で手続きは簡単になったので、お得な免税制度を使おう
本記事では、「一時帰国中に免税で買い物できる条件と、手続きの方法」を紹介しました。
ポイントをまとめます。
【免税になる条件】
・対象者 : 非居住者(2年以上)
・対象店 : 消費税の免税店(TAX FREE SHOP)
・対象物品 : 生活に使う物品(一般物品、消耗品)
【免税手続きの流れ】
❶ 免税店のレジで、パスポートを提示する【入国スタンプ必須】
❷ お店側が確認後、税抜価格で商品を購入する【お店が国税庁にデータ送信】
❸ 出国時、税関でパスポートを提示する【2020年4月から電子化され書類不要】
2020年4月からの電子化対応で、免税手続きは簡単になりました。
書類は一切不要で、「パスポート」と「入国スタンプ(帰国印)」があればOKです。
購入した情報は、お店側が国税庁にデータ送信するので、面倒な手続きはありません。
出国時の税関の手続きも、パスポートを見せるだけで済みます。
消費税の免税が受けられるのは、海外移住者のメリットです。
お得な免税制度を、うまく活用してくださいね。
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