こんにちは、キベリンブログです。
海外移住には手続きが多いので、よく分からない書類もありますよね。
今回は、「無犯罪証明書(犯罪経歴証明書)の申請方法と必要なもの」について、紹介します。
【本記事の内容】
① 無犯罪証明書は、警察が発行する公的な書類【犯罪経歴証明書】
② 日本での無犯罪証明書の申請方法と必要なもの【受取まで1~2週間】
③ 海外での無犯罪証明書の申請方法と必要なもの【受取まで2~3か月】
④ まとめ:申請には時間が必要なので、余裕をもって申請しよう
ITエンジニアとして海外転職し、海外移住しました。
経験から、なじみにくい証明書を語っていきますね。
① 無犯罪証明書は、警察が発行する公文書【犯罪経歴証明書】
無犯罪証明書は、正式には「犯罪経歴証明書」といいます。
「無犯罪証明書」、「犯罪経歴証明書」、「渡航証明書」などと呼ばれるものは、すべて同一のものですね。
海外でのビザや永住権の申請で、無犯罪証明書を求められる場合がある
ビザや永住権などを申請するとき、国によって無犯罪証明書が必要になることがあります。
例えば、「ベトナムや中国での就職」や「アメリカでの永住」などですね。
無犯罪証明書は、「発行の必要性が確認できる書類」がないと発行してもらえません。
なので「海外就職の内定前に準備しておく」とかはできないので、注意しておきましょう。
なお、すべての海外就職で必要となるわけではありません。
求められなければ、取得する必要はないですよ。
警察が「指紋」から犯罪経歴を調べて、証明書を発行する
無犯罪証明書は、警察が発行する公文書です。
詳しくは後のパートで説明しますが、申請時に「指紋」を取られるんですよね。
証明書は「5か国語(日本語、英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語)」で書かれ、封緘をして交付されます。
「開けると無効になってしまう」ので、自分で内容を確認することはできません...。
どんな内容が記載されているのかは、「犯罪経歴証明書発給要綱」を見てみてくださいね。
② 日本での無犯罪証明書の申請方法と必要なもの【受取まで1~2週間】
無犯罪証明書は、日本でも海外でも取得できます。
海外在住でも、一時帰国して取得することも可能です。
まずは、「日本での申請方法」を説明していきますね。
【日本での無犯罪証明書の申請方法】
・申請場所
・申請に必要なもの
・受取までの日数
・申請と証明書の注意点
それぞれ見ていきましょう。
申請場所
・住民票のある都道府県の警察本部
(海外在住なら、海外転出の直前に住民登録していた都道府県)
各都道府県の「警察本部」で申請を受け付けています。
東京なら、「霞が関にある警視庁の本部庁舎」ですね。
近所の警察署とかでは申請できないので、注意してくださいね。
申請に必要なもの
・パスポート
・証明書発給の必要性が確認できる書類(雇用契約書やレターなど)
・犯罪経歴証明書発給申請書(申請時に記入)
・(※日本在住の場合)免許証 or 住民票 or マイナンバーカード
・(※海外在住の場合)住民票の除票 or 戸籍の附票
・(※海外在住の場合)海外の住所が確認できる書類(現地の免許証や郵便物など)
無犯罪証明書は、「外国の公的機関から要求された場合に発給するもの」とされています。
「必要性が確認できる書類」がないと発行されないので、雇用先などにレターがないかも確認しておきましょう。
・住民票の除票 : 海外転出の直前に住民登録していた役所で取得できる
・戸籍の附票 : 本籍地の役所で取得できる
受取までの日数
・申請から1~2週間(場所によって異なる)
早ければ1週間、通常で「2週間」という感じですね。
年末年始やGWはさらに時間が必要になることがあるので、余裕を持って申請しましょう。
申請と証明書の注意点
・手数料は「無料」
・申請時に本人の「指紋」を取られるので、郵送や代理人による申請は不可
(受取は委任状などがあれば、代理人でも可能)
・証明書には「旅券番号(パスポートNo)」が書かれるので、パスポートの更新予定がある場合は要注意
・証明書を開封すると無効になってしまうので、開けないよう注意
・どんな内容が記載されるかは、「犯罪経歴証明書発給要綱」を参照
基本的に手数料はかかりません。
パスポートを更新する予定があるなら、更新してから無犯罪証明書の申請に行きましょう。
※パスポートの更新方法については、「【海外移住】パスポート更新いつする?申請と目安時期【ビザも影響】」で紹介しています。
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③ 海外での無犯罪証明書の申請方法と必要なもの【受取まで2~3か月】
続いて、「海外での申請方法」を説明していきますね。
海外で申請すると「とにかく時間がかかる(2~3か月)」ので、そこは注意しておきましょう。
【海外での無犯罪証明書の申請方法】
・申請場所(海外)
・申請に必要なもの(海外)
・受取までの日数(海外)
・申請と証明書の注意点(海外)
申請場所(海外)
・在外公館(日本大使館や総領事館)
海外の各国にある日本大使館や総領事館ですね。
申請には予約が必要なことが多いので、事前に確認しておきましょう。
申請に必要なもの(海外)
・パスポート
・証明書発給の必要性が確認できる書類(雇用契約書やレターなど)
・申請書(申請時に記入)
申請書には「本籍」を番地まで記入するので、事前に調べておいてくださいね。
受取までの日数(海外)
・申請から2~3か月
日本で申請すると1~2週間で受け取れますが、海外での申請は「2~3か月」かかります。
どうしても急ぎで必要であれば、一時帰国して日本で申請した方がいいですね。
申請と証明書の注意点(海外)
・申請の前に予約が必要なところが多いので、事前に確認しておく
・手数料は「無料」
・申請時に本人の「指紋」を取られるので、郵送や代理人による申請は不可
(受取は委任状などがあれば、代理人でも可能)
・証明書には「旅券番号(パスポートNo)」が書かれるので、パスポートの更新予定がある場合は要注意
・証明書を開封すると無効になってしまうので、開けないよう注意
・どんな内容が記載されるかは、「犯罪経歴証明書発給要綱」を参照
日本での申請と異なるのは、申請に「事前予約」が必要な場合が多いです。
申請する大使館や総領事館のHPをチェックして、確認しておきましょう。
④ まとめ:申請には時間が必要なので、余裕をもって申請しよう
本記事では、「無犯罪証明書(犯罪経歴証明書)の申請方法と必要なもの」について、紹介しました。
ポイントをまとめます。
【無犯罪証明書のポイントと申請時の注意点】
・正式には「犯罪経歴証明書」といい、警察が発行する公文書
・警察が指紋から犯罪経歴を調べて、証明書を発行する
・各都道府県の警察本部で申請(海外なら日本大使館や総領事館)
・日本で申請した場合は1~2週間で受け取れるが、海外だと2~3か月かかる
無犯罪証明書は、「必要性が確認できる書類」がないと発行してもらえません。
申請する前に、雇用先などにレターがないかも確認しておきましょう。
また、海外で申請する場合は、受け取りまで「2~3か月」かかります。
とにかく時間が必要になるので、その点は注意しておいてくださいね。
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