【経験談】TDAC登録はチェックされる？【タイ入国拒否も】

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タイ旅行するには、オンラインでTDAC登録が必要なんだよね。
空港の出入国審査では、提示とかも必要なの？

こんにちは、キベリンブログです。

2025年以降、タイ入国にはTDAC（デジタル版の入国カード）登録が必須になっています。

今回は、「TDAC登録後のタイ入国審査の体験談と、高まる入国拒否のリスク」について紹介します。

【本記事の内容】

タイの出入国審査は、近年は厳しくなってきています。

強化されたビザラン対策など入国拒否のリスクについても、わかりやすく語っていきます。

① タイの入国審査時、TDAC登録はチェックされるのか【体験談】

① タイの入国審査時、TDAC登録はチェックされるのか【体験談】

2025年から、タイ入国時に義務付けられているデジタル版の入国カードが「TDAC」です。

タイ旅行など数日間の観光目的でもTDAC登録が必要で、登録しないと入国できません。

実際にTDACを登録し、タイに入国してきました。

そのときの出入国審査がどんな感じで、TDACの提示が必要なのかなど、実体験から解説していきますね。

タイ入国に必要な、TDAC登録とは

出入国審査の話に入る前に、タイのTDACについて簡単に紹介しておきます。

TDACは、従来の紙で提出していた入国カードに代わる、デジタル版の入国カードです。

専用の公式サイトから登録するしくみで、登録料などは一切かからず "無料" です。（登録方法は関連記事をご覧ください）

もしクレジットカード情報を入力させるような画面が出てきたら、それは偽サイトや代行サイトなので、注意しておきましょう。

いつ登録するかというと、"タイ入国日を含む3日前（実質2日前）" からTDACの登録が可能です。

例えば、「12月10日」にタイに到着するなら、「12月8日」から登録できるようになります。

もし出発前に登録を忘れてしまっても、バンコクやチェンマイなどの主要空港では、TDAC登録できる端末があります。

到着して入国審査前に登録することも可能ですが、事前に日本でやっておくと、スムーズに入国できますよ。

空港でのチェックイン時、TDACはチェックされる？

日本からタイへ向かうフライトのチェックイン時は、TDACの提示を求められることはありませんでした。

ただし、「TDACは登録済みですか？」との確認だけ聞かれましたね。

航空会社としては、TDACの登録内容までは求めていないようです。

もしこの時点で登録を忘れていたら、搭乗までの待ち時間でTDAC登録してしまうのも良いと思います。

なお、片道航空券で行く場合には、タイを出国する航空券を持っているか高確率で確認されます。

その場合はチェックインさせてくれない可能性もあるので、注意しておきましょう。

タイの入国審査時、TDACの提示は求められる？

実際にタイの空港のイミグレで入国審査を受けたところ、TDACの提示は求められませんでした。

スマホでQRコードを見せたり、紙で印刷して提示することもなかったです。

入国審査官はパスポートをスキャンして読み取ったときに、TDACが登録済みかどうか判断できるのかもしれません。

TDAC未登録のまま入国審査を受けた人は、端末で登録してから来るよう案内されているようでした。

TDAC登録はタイ入国に必須ですが、入国審査での提示は不要でした。

その他にも旅程やホテル情報なども特に何も聞かれなかったので、すこし身構えていたものの、ひと安心でしたね。

個人的には厳しい印象なかったものの、近年はタイの入国が厳しくなっています。

ビザラン対策も強化されており、高まる "入国拒否リスク" について次のパートで見ていきますね。

② タイ入国審査の厳格化で、高まる入国拒否リスク【ビザラン対策強化】

② タイ入国審査の厳格化で、高まる入国拒否リスク【ビザラン対策強化】

ここまで、タイのTDAC登録と出入国審査時での状況を紹介してきました。

タイ入国にはTDAC登録が義務づけられましたが、個人的には審査が厳しい印象は受けませんでした。

とはいえ、近年はタイの入国審査が厳しくなっているのも事実です。

「入国拒否された！」という情報も、少なからず出てきています。

その背景には、タイ政府が "ビザラン対策の強化" を打ち出していることも背景にあります。

タイが好きなだけで旅行を繰り返しているだけでも、不自然に見られると別室送りにされるケースも。

タイ入国を拒否されて路頭に迷わないためにも、どんな対策が強化されているのか、ここで紹介しておきますね。

（※ビザラン ： 短期間での出入国を繰り返し、ビザなしでの滞在可能日数をリセットする行為）

【タイ入国審査の厳格化による、ビザラン対策強化】

対策① ： 2回以上ビザランした場合、入国拒否（正当な理由がない場合）

タイは再入国が簡単だったので、詐欺やマネーロンダリングなど違法行為を行う外国人が流入していました。

そのような背景から、正当な理由なく「2回以上のビザラン」を行った場合は、"入国を拒否" されます。

なお、2025年は約2,900人が入国拒否されています。

入国したい場合には、適切なビザを申請するよう求められます。

ビザを取るのは手間もかかるし、ビザランでタイに長期滞在するのは簡単な手法でもありました。

たとえ1回のビザランでも履歴は残るので、なるべくビザランと思われるような短期間での出入国は、控えた方が良いですね。

対策② ： ビザランを繰り返している場合、滞在延長申請を拒否（強制送還あり）

タイでは現地のイミグレで一時滞在の延長申請が可能で、さらに30日滞在できるようになります。

ですが過去にビザランを繰り返すような行為が見られた場合、一時滞在の延長申請をしても拒否されます。

申請拒否に加えて、強制送還される対応も。

ビザラン行為は入国だけでなく、延長申請もできなくなるリスクがあるので、注意しておきましょう。

対策③ ： オーバーステイの外国人への取り締まりを、全国的に強化（結果公表）

タイにビザなしで入国した場合、滞在できる日数は「60日間まで（出入国日を含む）」です。

この期限を過ぎると滞在期限超過となり、「オーバーステイ」となります。

オーバーステイすると1日あたり500バーツの罰金を出国時に科されますが、それとは別に取り締まりが強化され、結果が公表されます。

街中などで発覚した場合は、すぐに強制送還されることもあります。

対策④ ： 監視リストの外国人は、再入国禁止（特殊詐欺犯罪）

タイ・ミャンマーの国境付近では、国際的な詐欺組織の拠点となっていました。

詐欺組織の多い低域で「監視リスト（ブラックリスト）」に登録されている外国人は、再入国が認められません。

また、過去に強制送還されたことがある人は、永久に再入国を禁止されます。

特殊詐欺の犯罪に限らず、何らかの違法行為を行った場合でも入国が厳しくなる可能性があるので、気をつけておきましょう。

③ まとめ：タイ旅行では、TDAC登録が必須。突然の入国拒否にも要注意

③ まとめ：タイ旅行では、TDAC登録が必須。突然の入国拒否にも要注意

本記事では、「TDAC登録後のタイ入国審査の体験談と、高まる入国拒否のリスク」を紹介しました。

ポイントをまとめます。

【タイ入国に必要な、TDAC登録とは】

【TDACの提示は、求められるのか】

【タイ入国審査の厳格化による、ビザラン対策強化】

2025年以降、タイでTDACの運用が始まってから、実際に入国してきました。

タイの入国審査では、TDACの提示を求められることもなかったです。

無事入国できて一安心でしたが、近年はタイ入国が厳しくなってきています。

ビザラン対策の強化措置を受けて、外国人の入国拒否が増えている状況も。

以前はタイにビザランで滞在できていても、今後は入国できない可能性が高いので要注意です。

タイ旅行を繰り返していて不自然に見られる可能性がある場合など、入国拒否のリスクが高まっている点には気をつけてくださいね。