こんにちは、キベリンブログです。
海外旅行のときなど、海外で株取引したい場合もありますよね。
今回は、「海外からの株取引と、海外移住と海外旅行の扱い」について紹介します。
【本記事の内容】
① 海外からでも、証券口座で株取引できる【ネット接続と日本語環境でOK】
② 海外移住(非居住者)の場合は、証券口座に制限あり【ポイントは海外転出届】
③ まとめ:海外でも株の売買は可能だけど、住民票を抜いている場合は要注意
海外移住も含め、100か国以上の国に渡航してきました。
実際に海外で株取引した経験と、移住と旅行の扱いにも触れていきますね。
① 海外からでも、証券口座で株取引できる【ネット接続と日本語環境でOK】
結論ですが、日本の証券口座で「海外からでも株の取引は可能」です。
私も実際に海外から、SBI証券や楽天証券で売買できることを確認しています。
日本でやるのとまったく同じ方法で、リアルタイムで取引ができるんですよね。
ただ時差があるので、株式市場の取引時間に合わせる必要があります。
海外での取引で必要なものは、以下の2つです。
【海外からの株取引で必要なもの】
❶ ネット接続環境
❷ 日本語表示が可能なOS・ブラウザ
それぞれ簡単に説明しておきますね。
❶ ネット接続環境
当たり前ですが、インターネットの接続環境は必要です。
ネットにさえ接続できれば、場所は選びません。
ただ、通信状態やセキュリティ面には気をつけた方が良いですね。
例えばフリーWiFiなどでの取引は、避けておくと安心です。
❷ 日本語表示が可能なOS・ブラウザ
日本の証券口座のサイトは、日本在住者向けに作られています。
そのため日本語以外の環境では、きちんと動作確認ができていません。
多くの場合は、海外にスマホは持っていきますよね。
日本で使っているノートパソコンなどもあれば、海外でも安心して取引できます。
② 海外移住(非居住者)の場合は、証券口座に制限あり【ポイントは海外転出届】
前のパートで、「海外からでも株の取引は可能」と紹介しました。
短期で海外旅行している場合などは、もちろん問題なく株取引できます。
ただし「海外移住(非居住者)」の場合は、扱いが変わるので注意が必要です。
なぜなら、証券口座は「日本の居住者向け」の前提があるからですね。
ここで、海外移住と証券口座の扱いについて紹介しておきます。
海外移住(非居住者)すると、証券口座の取引は制限される
海外移住する場合の口座の扱いは、証券会社でそれぞれルールが決められています。
出国予定の年数によって、取扱いが変わってきたりします。
ただ、どの証券会社でも「海外移住者の取引は制限される」というのが、基本的な扱いですね。
例えばSBI証券と楽天証券は、一般口座に振替となり、取引は制限されます。
永住予定の場合になると、口座の維持もできなくなり、解約しなければなりません。
そこで気になるのが、「どんな場合に、海外移住(非居住者)と判断されるのか?」ですよね。
「海外移住(非居住者)」とは、海外転出届を出したとき
一般的に「海外移住(非居住者)」と判断されるのは、役所に「海外転出届」を出した場合です。
なぜなら、住民票(住民登録)が削除され税金の扱いも変わるため、証券会社にも海外転出した事実がわかるからですね。
厳密に言うと、証券会社で非居住者の定義を決めていたり、出国予定年数で口座の取扱いルールを定めたりしています。
ですが、海外転出届を出さずに出国した場合、あなたから言わなければ証券会社には判断できません。
つまり、「海外移住 = 海外転出届を出したとき」と考えてOKです。
※海外転出届を出したときの証券口座の詳しい扱いは、「【海外移住】証券口座はそのまま使える?【ばれるので取扱い注意】」をご覧ください。
海外旅行でも、海外転出届を出す場合は要注意
海外移住でも短期(ルール上は1年未満の予定)なら、海外転出届を出す必要はありません。
問題なく証券口座で株取引できます。
一方で、「長期で海外旅行するときに海外転出届を出す場合」は、注意しておきましょう。
なぜなら、海外移住でなくても、書類上は「海外移住(非居住者)」になるからですね。
気づかずそのまま出国すると、証券口座は「凍結」や「閉鎖」されることになります。
必ず証券会社で手続きを終えてから、旅に出るようにしてくださいね。
③ まとめ:海外でも株の売買は可能だけど、住民票を抜いている場合は要注意
本記事では、「海外からの株取引と、海外移住と海外旅行の扱い」について紹介しました。
ポイントをまとめます。
【海外からの株取引で必要なもの】
❶ ネット接続環境
❷ 日本語表示が可能なOS・ブラウザ
【海外移住の場合の証券口座の扱い】
・海外移住(非居住者)すると、証券口座の取引は制限される
・「海外移住(非居住者)」とは、海外転出届を出したときに判断される
・海外旅行でも、海外転出届を出す場合は要注意
海外旅行中など、海外にいても株取引は可能です。
ネットに接続できて、日本語が表示できるスマホやパソコンがあれば、日本でやっていたときと同じように取引できます。
ただし、海外転出届を出して「住民票を抜いている場合」は要注意ですね。
証券会社によってルールは異なりますが、基本的に取引は制限されます。
手続きせずに出国してしまうと、すぐにはバレなくても、いずれ発覚してしまいます。
移住でなくても、長期の海外旅行で海外転出する場合は、気をつけてくださいね。
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