高くなったりするのかな??
こんにちは、キベリンブログです。
複数から収入がある場合、社会保険料のしくみは気になりますよね。
今回は、「ダブルワークでの社会保険料と、副業が残業より稼げる理由」について紹介します。
【本記事の内容】
① ダブルワーク・副業時の社会保険料のしくみ【3パターン解説】
② 副業が残業よりも、効率よく稼げる理由【社会保険料が上がらない】
③ まとめ:ダブルワーク・副業では、社会保険料を安上がりにできる
社会保険料は上がり続ける一方です。
制度を知って収入を増やす方法も含め、わかりやすく語っていきます。
① ダブルワーク・副業時の社会保険料のしくみ【3パターン解説】
最近では副業が一般的になり、異なる仕事を掛け持ちする「ダブルワーク」も増えてきました。
勤務先が2つ以上になると、知っておきたいのが "社会保険の扱い" ですよね。
社会保険には加入条件があり、満たす勤務条件で働いている場合は加入しなければなりません。
そこでまずは、社会保険の加入条件をチェックしておきましょう。
社会保険の加入条件
・月額の賃金が8.8万円以上
・週の所定労働時間が20時間以上
・雇用期間が2か月を超える見込み
・従業員数が101人以上の企業(※2024年10月から「51人以上」に適用拡大)
上記の条件をすべて満たす勤務先で働いている場合は、社会保険へ加入しなければなりません。
ダブルワークや副業では、2つの合計ではなく、「個々の勤務先」で判断されます。
つまり、社会保険の加入条件を満たす・満たさないの組合せは、以下の "3通り" があります。
条件に合わせて、それぞれ順番にメリット・デメリットを含めて見ていきますね。
【ダブルワーク・副業での社会保険への加入】
❶ どちらも加入条件を満たしていない場合 : 加入は不要
❷ 片方だけ加入条件を満たしている場合 : 片方だけ加入
❸ どちらも加入条件を満たしている場合 : 両方加入(※雇用保険は片方のみ)
❶ どちらも加入条件を満たしていない場合 : 加入は不要
メリット : 社会保険料がかからないため、手取り収入が増える
デメリット : 自分で国民年金・国民健康保険料を支払う必要がある
2つの勤務先がともに加入条件を満たさない場合は、どちらも社会保険に加入する必要はありません。
厚生年金や健康保険料が天引きされないので、手取り収入が増えるメリットがあります。
一方で配偶者の扶養に入らない場合は、あなた自身で国民年金と国民健康保険料を払わなければなりません。
将来もらえる年金が厚生年金に比べて少ないこともデメリットですね。
【スキマバイト(短期・単発)が探しやすいサイト3選】
❶ ショットワークス : 短期・単発バイト専門で、スマホアプリから希望の仕事が探せる
❷ プチジョブ : 単発バイト中心で、スキマ時間など1日のみの仕事も可能
❸ マッハバイト : 採用でお祝い金(最低5,000円~最大1万円)があり、20万件以上を掲載
❷ 片方だけ加入条件を満たしている場合 : 片方だけ加入
メリット : 加入側の収入だけで社会保険料が計算されるので、全体の収入に対して安くなる
デメリット : 特になし
2つの勤務先のうち1つだけ加入条件を満たしている場合は、満たす勤務先の方だけ社会保険に加入することになります。
加入が必要な勤務先の収入から厚生年金や健康保険料を計算するため、もう一方の勤務先での収入は社会保険料の計算に含まれません。
つまり全体の収入に対して社会保険料が安くなるので、メリットは大きいですね。
デメリットは特になく、この仕組みを活かすのも手取り収入を増やす方法の1つです。(次のパートで具体例を紹介していきます)
❸ どちらも加入条件を満たしている場合 : 両方加入(※雇用保険は片方のみ)
メリット : 将来もらえる年金が増える
デメリット : 社会保険料の負担が増え、手取り収入が減る
2つの勤務先それぞれで加入条件を満たす場合は、ともに社会保険の加入が必要です。
ただし、雇用保険は1ヶ所でしか入れない仕組みのため、本業とする勤務先のみで加入することになります。(申告が必要)
どちらの給料からも社会保険料が引かれてしまうので、手取り収入が減ってしまうことがデメリットですね。
将来もらえる年金は増えるため、その点はメリットと言えます。
② 副業が残業よりも、効率よく稼げる理由【社会保険料が上がらない】
前のパートで、ダブルワーク・副業における社会保険の扱いを見てきました。
3通りの組合せにうち、社会保険を最もうまく活用できる組合せは、「片方だけ加入条件を満たしている場合」です。
このしくみを利用すると、残業よりも副業する方が収入を増やせることがわかります。
この点を深掘りして紹介しておきますね。
残業して稼いだ場合、社会保険料が高くなる
残業収入 | 社会保険料 | 手取り収入 |
5万円 | +1万円 | +4万円 |
10万円 | +1.8万円 | +8.2万円 |
15万円 | +2.3万円 | +12.7万円 |
20万円 | +3万円 | +17万円 |
(※給与30万円の例で計算)
本業で残業して稼いだ場合、社会保険料(年金・健保・雇用保険)も稼いだ分だけ増額されます。
給料から引かれる額が増えるので、手取り収入は減ってしまうということですね。
例えば残業で5万円を稼いだとしても、社会保険料が1万円上がるので、手取り収入としては4万円しか増えません。
効率よく稼ぐことは難しい仕組みになっています。
副業で稼いだ収入なら、社会保険料は上がらない
副業収入 | 社会保険料 | 手取り収入 |
5万円 | +0円 | +5万円 |
10万円 | +0円 | +10万円 |
15万円 | +0円 | +15万円 |
20万円 | +0円 | +20万円 |
一方で副業で稼いだときは、社会保険料は変わりません。
なぜなら、社会保険料には本業での収入しか計算に含まれないからですね。
社会保険の加入条件を満たさない副業なら、効率よく稼げます。
給料から引かれる額が増えることなく、そのまま手取り収入になります。
副業で稼いだ分は、経費が計上できる【税金が安くなる】
・PC代
・家賃や電気代
・その他の消耗品代
加えて個人で行う副業の場合、上記のようなものは「経費」として計上できます。
収入から経費を差し引くことが認められるため、所得は安くなります。
つまり、「税金(所得税・住民税)が安くなる」ということですね。
ブログなどの副業なら経費も計上しやすく、低リスクで始められるのでおすすめです。
収入の芽が出るまで時間はかかりますが、個人でも稼げる経験は、その後の大きな自信にもなります。
私も副業で始めて稼げるようになったので、まずは動き出してみてください。
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③ まとめ:ダブルワーク・副業では、社会保険料を安上がりにできる
本記事では、「ダブルワークでの社会保険料と、副業が残業より稼げる理由」を紹介しました。
ポイントをまとめます。
【社会保険の加入条件】
・月額の賃金が8.8万円以上
・週の所定労働時間が20時間以上
・雇用期間が2か月を超える見込み
・従業員数が101人以上の企業(※2024年10月から「51人以上」に適用拡大)
【ダブルワーク・副業での社会保険への加入】
❶ どちらも加入条件を満たしていない場合 : 加入は不要
❷ 片方だけ加入条件を満たしている場合 : 片方だけ加入
❸ どちらも加入条件を満たしている場合 : 両方加入(※雇用保険は片方のみ)
【副業が残業よりも、効率よく稼げる理由】
・残業して稼いだ場合、社会保険料が高くなる
・副業で稼いだ収入なら、社会保険料は上がらない
・副業で稼いだ分は、経費が計上できる(税金が安くなる)
ダブルワークや副業などで勤務先が2か所以上になると、社会保険もややこしくなります。
最もメリットを活かせるのは、「片方だけ加入条件を満たしている場合」の働き方です。
副業で収入が増えても、社会保険料は上がりません。
残業して稼ぐと社会保険料も上がってしまうので、副業の方が効率よく手取り収入が増やせます。
社会保険料は上がり続ける一方なので、制度を知っておくと損しない対策も可能です。
ぜひ社会保険のしくみを押さえた上で、副業の働き方を活かしてみてください。
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