こんにちは、キベリンブログです。
帰国時は疲れているし、なるべく早めに空港から出たいですよね。
今回は、「日本帰国・入国審査から税関申告までの所要時間と、混雑の回避方法」について紹介します。
【本記事の内容】
① 日本帰国・入国手続きの、2023年4月29日前後での違いとは【Visit Japan Web】
② 空港到着時、入国審査から税関申告までの流れと所要時間【税関の混雑回避法】
③ まとめ:2023年4月29日以降も Visit Japan Web で税関申告すると、混雑回避に使える
2023年4月下旬に、海外から日本に帰国しました。
GW連休での海外旅行からの帰国で参考になるよう、待ち時間を減らすポイントを語っていきます。
① 日本帰国・入国手続きの、2023年4月29日前後での違いとは【Visit Japan Web】
日本は海外に比べて遅かったですが、新型コロナウィルスによる入国規制は緩和が進んできました。
「2023年4月28日(金)まで」は、入国制限(水際対策)が残っていました。
「2023年4月29日(土)以降」は、すべての入国制限は終了に。
体験談に入る前に、2023年4月29日前後での日本帰国・入国の手続きを、簡単に紹介しておきますね。
2023年4月28日(金)までの日本帰国・入国手続き
・3回以上のワクチン接種証明書が必要
・「Visit Japan Web」から、事前に検疫手続きを行う(税関申告の登録も可能)
・日本到着時に、空港で証明書の提示は不要(税関申告で紙の税関申告書を使わない場合のみ、税関用のQRコード提示が必要)
GW連休前の2023年4月28日(金)までは、入国制限が残っていました。
ただし、空港では「検疫に関する証明書の提示はなくなっている」ので、税関申告まではかなりスムーズになりました。(税関の状況については、次のパートで紹介しますね)
2023年4月29日(土)以降の日本帰国・入国手続き
・すべての入国制限(水際対策)は終了し、ワクチン接種証明書も不要
・「Visit Japan Web」は登録しなくても帰国できるが、税関申告を登録すると紙の税関申告書は不要になる
・発熱や咳などの症状がある渡航者に、任意でゲノム解析を行う(感染症ゲノムサーベイランス)
GW連休が始まる2023年4月29日(土)以降、一切の制限がなくなり、約3年に及んだ規制は終了しています。
Visit Japan Web を使わなくても日本に帰国できますが、税関申告で引き続き使えるので、登録すれば紙の申告書は不要です。
Visit Japan Web では、「税関申告」がオンラインで行える
❶ アカウントの登録 : メールアドレスが必要
❷ パスポート情報の登録 : スマホのカメラで読み取ると、入力が不要になる
❸ 日本入国・帰国予定の登録 : 帰国便の情報が必要(複数回分の入力も可能)
❹ 税関申告の登録 : 登録内容を反映したQRコードが発行され、紙の税関申告書が不要になる
※検疫の登録は、「2023年4月28日の入国まで」で終了
改めて紹介しておきますが、Visit Japan Web とは「税関申告」が事前にオンラインで行えるシステムのことです。
登録の流れとしては、上記4つの流れですね。(※検疫の登録は、2023年4月28日までで終了)
PC(パソコン)でも登録できますが、スマホだとカメラでの読取で情報の入力が簡単になるので、スマホでの登録がおすすめです。
2023年4月29日の午前0時以降の入国では、検疫の登録はなくなりますが、税関申告の登録で利用できます。(紙の税関申告書を使うなら、Visit Japan Web は登録しなくてもOK)
② 空港到着時、入国審査から税関申告までの流れと所要時間【税関の混雑回避法】
2023年4月下旬、Visit Japan Web に登録して海外から帰国しました。
検疫の画面確認が不要となり、無駄に多かった空港のアルバイトスタッフも、すでにいなくなっています。
実際に入国手続きを経験した印象として、「ほぼコロナ前の状態に戻ったな」という感じで、かなりスムーズでしたね。
飛行機を降りてから税関申告を終えるまでの所要時間は、歩く時間も含めて「10分ほど(預け荷物なしの場合)」でした。
税関申告のゲートをうまく選んだことや、飛行機を降りてから審査場までの距離が近かったこともあり、かなり早く終えられています。
手続きの流れと、税関の混雑を回避するための方法を紹介していきますね。
【空港到着時、入国審査から税関申告までの流れ】
ステップ1 : 入国審査場までの通路にある、検疫のサーモグラフィーカメラの前を通過する
ステップ2 : 自動化された顔認証ゲートで、パスポートを読み取り入国審査を受ける
ステップ3 : 税関申告では混雑状況を見て、「電子申告ゲート」or「有人ゲート」で空いている方を選ぶ
ステップとしては3つです。
それぞれ見ていきましょう。
ステップ1 : 入国審査場までの通路にある、検疫のサーモグラフィーカメラの前を通過する
・検疫は、サーモグラフィーカメラの前を歩いて通過するだけ
・検疫でQRコードなどの証明書の提示は不要
飛行機を降りて入国審査場に向かって歩いていくと、検疫のサーモカメラの前を通過します。
検疫のスタッフが1人だけで、モニター越しに入国者の体温をチェックしていました。
繰り返しですが、「検疫でのQRコードなどの証明書の提示は不要」になっています。
止まることもなく、通路を歩いて通過するだけでOKです。
ステップ2 : 自動化された顔認証ゲートで、パスポートを読み取り入国審査を受ける
・入国審査は、自動化された顔認証ゲートで行う
・入国審査の手続き自体はコロナ以前と変わらず、QRコードなどの提示も必要なし
空港の入国審査場に着くと、「顔認証ゲート」が使われています。
パスポートを読み取らせた後に顔写真を撮影して、自動で審査は完了します。
入国審査の手続きはコロナ前と特に変わらず、問題がなければ20秒くらいで終わります。
ここでもQRコードなど証明書の提示などはありません。
※もし日本の入国スタンプが欲しい場合は、入国審査後にあなたから依頼しなければもらえません。
スタンプに関する詳しい内容は、「出入国のスタンプはいつ必要?忘れた時の対処法も解説【海外転職】」で紹介しています。
ステップ3 : 税関申告では混雑状況を見て、「電子申告ゲート」or「有人ゲート」で空いている方を選ぶ
・電子申告ゲート(無人ゲート):Visit Japan Web で発行のQRコードを、荷物の受取場所にあるキオスク端末で登録すると通れる
・有人ゲート(税関職員がいるゲート):Visit Japan Web で発行のQRコード or 紙の税関申告書で通れる
・有人ゲートでもQRコード読取が可能になっているため、以前の紙の方が早い問題は対策されている
・電子申告ゲートと有人ゲートの混雑状況をチェックして、空いている方を選ぶと混雑を回避できる
入国審査を終えると、預け荷物の受取場所と税関申告をする場所に出ます。
税関申告する前に、先に荷物を受け取りましょう。(荷物がなければ、すぐ税関申告に向かってOK)
税関申告では、「電子申告ゲート(無人ゲート)」と「有人ゲート(税関職員がいるゲート)」の2つがあり、どちらも利用できるようになっています。
これまでは「Visit Japan Web で電子申告ゲートを使うよりも、紙の税関申告書に書いて有人ゲートから出た方が早い!」という、何ともお粗末な問題がありました。
というのも、電子申告ゲートから出る前に手続きする「キオスク端末」で行列になり、有人ゲートを使おうと思ってもQRコードの読み取りができなかったんですよね。
この問題はすでに対策され、「有人ゲートでもQRコードの読み取りが可能」になったため、キオスク端末を使わなくてもQRコードを提示すれば有人ゲートから出られます。
要するに、Visit Japan Web で税関申告すれば、電子申告ゲートと有人ゲートをどちらでも使えます。
到着時に2つのゲートの混雑状況をチェックして、空いている方を選べば、うまく混雑を回避できますよ。
有人ゲートの方には人がほとんどいなかったので、有人ゲートを選びました。
待つことなく空港を出られて、ストレスなどもなかったですね。
以上3つのステップが、入国審査から税関申告を終えるまでの流れです。
繰り返しですが、飛行機を降りてから税関申告を終えるまでの所要時間は、歩く時間も含めて「10分ほど(預け荷物なしの場合)」でした。
待ち時間もなかったため、かなり早く空港を抜けられています。
税関では2つのゲートのうち、空いている方をうまく選ぶと、早く空港から出られますよ。
③ まとめ:2023年4月29日以降も Visit Japan Web で税関申告すると、混雑回避に使える
本記事では、「日本帰国・入国審査から税関申告までの所要時間と、混雑の回避方法」を紹介しました。
ポイントをまとめます。
【2023年4月28日(金)までの日本帰国・入国手続き】
・3回以上のワクチン接種証明書が必要
・「Visit Japan Web」から、事前に検疫手続きを行う(税関申告の登録も可能)
・日本到着時に、空港で証明書の提示は不要(税関申告で紙の税関申告書を使わない場合のみ、税関用のQRコード提示が必要)
【2023年4月29日(土)以降の日本帰国・入国手続き】
・すべての入国制限(水際対策)は終了し、ワクチン接種証明書も不要
・「Visit Japan Web」は登録しなくても帰国できるが、税関申告を登録すると紙の税関申告書は不要になる
・発熱や咳などの症状がある渡航者に、任意でゲノム解析を行う(感染症ゲノムサーベイランス)
【税関申告のポイントと、混雑の回避方法】
・電子申告ゲート(無人ゲート):Visit Japan Web で発行のQRコードを、荷物の受取場所にあるキオスク端末で登録すると通れる
・有人ゲート(税関職員がいるゲート):Visit Japan Web で発行のQRコード or 紙の税関申告書で通れる
・有人ゲートでもQRコード読取が可能になっているため、以前の紙の方が早い問題は対策されている
・電子申告ゲートと有人ゲートの混雑状況をチェックして、空いている方を選ぶと混雑を回避できる
日本の入国制限は、2023年4月28日の入国までで終了しました。
2023年4月29日以降は制限がなくなり、完全にコロナ前の状態に戻っています。
入国制限の終了後は、Visit Japan Web での登録も必須ではなくなります。
ですが税関申告の登録は引き続き利用できるので、混雑の回避に使えます。
税関申告を事前に登録しておくと、電子申告ゲートと有人ゲートをどちらも使えるため、空いている方を選べば待ち時間を減らせます。
本記事を参考に、システムをうまく活用してみてくださいね。
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