デメリットも知っておきたいな。
こんにちは、キベリンブログです。
海外移住を考えるときは、良い面・悪い面ともに知ることが大切ですよね。
今回は、「マレーシア移住で知っておくべきデメリット 7選」について、紹介します。
【本記事の内容】
① マレーシア移住で、知っておくべきデメリット7選【体験談】
② マレーシアのデメリットを、メリットに変える見方【両面あり】
③ まとめ:海外移住で後悔しないために、デメリットの情報は大切
海外転職して2年ほどマレーシア移住し、2023年にはデジタルノマド生活で再びマレーシアで過ごしました。
経験から、後悔しないための情報を語っていきます。
① マレーシア移住で、知っておくべきデメリット7選【体験談】
海外移住は、必ず大きな経験になります。
行く前はいろんな期待を抱きますが、できることなら失敗したくないですよね。
マレーシアは海外からの移住者も多く、日本人にも住みやすい国です。
そんな人気のあるマレーシアでも、デメリットはもちろんあります。
メリットとなる良い情報はよく聞きますが、悪い情報も押さえておくと、行ってからの後悔を減らせます。
そこで実体験から、マレーシア移住のデメリットを説明していきますね。
【マレーシア移住のデメリット】
❶ 季節が変わらない
❷ 湿気が多い
❸ 車社会で歩きにくい
❹ 大気汚染(ヘイズ)
❺ アザーンがうるさい
❻ お酒が高い
❼ 時間にルーズ
上記のとおり、7つ挙げました。
それぞれ順番に見ていきましょう。
❶ 季節が変わらない
・1年を通して気候の変化がなく、季節が変わらない
・1日の気温は、「24℃~32℃」ほどで推移する
・日の出と日没の時刻も、年間で変化がない
マレーシアは、赤道の付近にある南国です。
そのため四季など季節の変化がなく、風景の移り変わりを感じずに時が過ぎていきます。
東京の真夏の暑さと比べれば過ごしやすいものの、ずっと暑い日が続きます。
乾季や雨季といった区別もあるのですが、実際に過ごしてみても、それほど違いはありませんでした。
日の出(午前7時頃)と日没(午後7時頃)の時刻も、年間を通してほとんど変わりません。
「飽き」を感じてしまうと、長年過ごすのはつらくなってくるかもれないですね。
❷ 湿気が多い
・常に湿度が「60%~80%」ほど
・食品や衣類などが傷みやすい
・高温多湿の対策で、部屋の天井にファンが付いている
マレーシアの気候は、常に「高温多湿」です。
日本の夏の感じに近いですが、日本のように1日ずっと雨が降り続いたりはしないので、そこまでジメジメした感じはありません。
とはいえ、湿度は常に高め(60~80%)なので、湿気が多いんですよね。
食料品はもちろんのこと、衣類もカビなどで傷みやすくなります。
そのためマレーシアの住宅には、天井にファン(シーリングファン)が付いています。
ファンを回しておくと、涼しいだけでなく湿気対策になりますよ。
❸ 車社会で歩きにくい
・車中心で街が作られており、歩行者よりも車優先
・歩道がきちんと整備されておらず、歩きにくい
・大きな公園や、海や川沿いの近辺なら、歩きやすい場所もある
マレーシアでは、車中心で街が作られています。
歩行者のための歩道がきちんと整備されておらず、歩きにくい場所が多いんですよね。
日本と違って歩行者よりも車が優先されるので、横断歩道を渡っていても、ほとんどの車は止まってくれません。
そもそも暑い国なので、歩いている人は少ないという事情もあります。
のんびり散歩したり、ジョギングをしたいときは、ちょっとストレスになりますね。
近くに大きい公園があるところや、海沿い・川沿いの近辺に住めば、歩きやすい場所は多いです。
❹ 大気汚染(ヘイズ)
・東南アジアは全体的に、大気汚染が広がっている
・マレーシアではヘイズ(煙害)が深刻で、空気が白く霞む
・空気の良し悪しは、意外と気分への影響が大きい
東南アジアは大気汚染が悪化しており、各地でPM2.5など深刻な問題になっています。
特にマレーシアでは、「ヘイズ(煙害)」があります。
インドネシアの野焼きがおもな原因ですが、白くもやがかかったように空気が霞みます。
ヘイズがひどい日には、目がかゆくなったり、鼻水が出るなど健康にも影響があるんですよね。
「東京は空気が悪い」と言われたりしますが、東南アジアから戻ってくると、日本は空気がきれいな方だということを実感します。
日本にいると気づきにくいですが、青空も見えなくなるし、空気の良さは気分への影響も大きいですね。
❺ アザーンがうるさい
・街の至る所にあるモスクから、アザーン(礼拝の呼びかけ)が大音量で流される
・1日5回(夜明け前、正午、午後、日没後、就寝前)あり、モスクの近所は特に響く
・異国情緒を感じるなど騒音と思わない場合はいいが、気になりだすと辛くなる
マレーシアは多民族国家ですが、イスラム教の国です。
モスクは街の至る所にあり、お祈りの合図である「アザーン」がスピーカーから流れてきます。
アザーンは、1日5回(夜明け前、正午、午後、日没後、就寝前)流されます。
とにかく大音量なので、たとえどこに住んでいても、聞こえないことはありません。
モスクがすぐ近所にあったりすると、夜明け前のアザーンで起こされます。
旅行などで異国情緒を感じたり、慣れて騒音と思わない場合は良いですが、気になりだすとつらいかもしれないですね。
❻ お酒が高い
・お酒は他の物価と比べて割高で、日本よりも高い
・イスラム教の国のため、高い酒税が課されている
・アルコール類の販売は、売り場が別に分けられている
イスラム教はお酒を禁じていますが、マレーシアでもお酒は買えます。
ですが他の物価に比べてかなり値段が高く、日本で買うよりも高くつきます。
スーパーで最も安いビール(320ml)は、約210円ほどで売られていました。(2023年4月時点)
お酒が高い理由は、高めの酒税が課されているからですね。
なお、普通のスーパーでも買えますが、売り場は別に分けられています。
毎日のようにお酒を飲んでいると、食費よりも高くなるかもしれません。
※マレーシアのスーパーでの価格一覧は、「【海外移住】マレーシア物価はインフレ後も安い?【スーパー価格表】」で紹介しています。
❼ 時間にルーズ
・ビザの申請や税金の処理など、役所系の手続きで遅れることが多い
・部屋の修理などを依頼した民間の業者も、時間どおりに来ない
・マイペースな雰囲気があり、時間の流れがゆっくりしている
人にもよりますが、時間にルーズであることを感じることが多いです。
ビザや税金など重要な役所系の手続きでも、予定よりも遅れて、かなり時間がかかりました。
部屋の修理などを担当している民間の業者も、なかなか時間通りには来てくれません。
「今向かっている」と連絡が来ても、1時間以上かかることも。
良くも悪くも、マレーシアではマイペースな雰囲気があります。
南国ならではの空気でもあるので、のんびり待つしかないですね。
② マレーシアのデメリットを、メリットに変える見方【両面あり】
前のパートで、マレーシア移住のデメリット7つを見てきました。
「デメリットばかり見ていたら、海外移住もしたくなくなる...。」と考えてしまいますよね。
でもそんなデメリットでも、見方を変えればメリットにもなり得ます。
どう見方を変えるのか、簡単に紹介しておきますね。
【マレーシア移住のデメリットを、メリットに変える見方】
❶ 季節が変わらない → 気候の安定により、体調を崩しにくい
❷ 湿気が多い → 乾燥肌や喉の痛みがなく、花粉症もない
❸ 車社会で歩きにくい → 配車アプリで、タクシーが安くて便利
❹ 大気汚染(ヘイズ) → ジム利用を促し、体力の向上につながる
❺ アザーンがうるさい → 早起きになり、1日の時間が有効に使える
❻ お酒が高い → お酒を減らすと節約になり、睡眠の質も良くなる
❼ 時間にルーズ → 時間の流れがゆっくりで、気持ちにゆとりが持てる
❶ 季節が変わらない → 気候の安定により、体調を崩しにくい
日本には四季があるため、季節の変わり目は気温や天気の変化が大きいですよね。
1日違うだけで気温差が10℃も違ったりすることもあるなど、身体に負担もかかります。
一方でマレーシアは、とにかく気候が安定しているため、体調は崩しにくいです。
同じ天気が続くので天気予報も気にならないし、スコールはありますが雨がシトシト降り続かないのも、メリットですね。
❷ 湿気が多い → 乾燥肌や喉の痛みがなく、花粉症もない
年間を通して湿気があるので、乾燥による悩みはなくなります。
マレーシア滞在中は、乾燥肌で起きる肌のかゆみや、喉の痛みなどもありませんでした。
特に大きいメリットとしては、花粉症がなくなることですね。
日本ではつらかった時期も、マレーシアでは悩まされずに済みますよ。
❸ 車社会で歩きにくい → 配車アプリで、タクシーが安くて便利
マレーシアでは道を歩く人は少なく、移動には車を使う人が多いです。
配車アプリ(Grab や Airasia Ride など)が普及しており、簡単にタクシーが呼べます。
2023年以降は値段が上がっているとはいえ、数百円で利用できます。
マレーシアは資源国なので、ガソリンが安いことも影響していますね。
❹ 大気汚染(ヘイズ) → ジム利用を促し、体力の向上につながる
空気の悪い中で外出すると、呼吸器系への影響も健康的によくありません。
運動する場合は、屋内のスポーツジムが安心ですね。
外国人が住む一般的な住居であるコンドミニアム(高層マンション)では、基本的にジムやプールが付いています。
入居者は無料で使えて、エレベーターで簡単に行けるので、継続しやすく体力の向上にもつながります。
※コンドミニアムの詳しい内容は、「【経験談】マレーシア移住の家賃相場と賃貸契約【部屋の探し方】」をご覧ください。
❺ アザーンがうるさい → 早起きになり、1日の時間が有効に使える
早朝のアザーンは特に響くので、モスクの近所だと起こされることが多くなります。
このアザーンを目覚まし代わりにすれば、自然と早起きになります。
マレーシアの朝は24℃前後なので、快適に過ごせる時間です。
1日の時間を有効に使えるようになりますよ。
❻ お酒が高い → お酒を減らすと節約になり、睡眠の質も良くなる
お酒の値段が高ければ、買う量は減りやすくなるはずです。
減らせば節約になるだけでなく、健康面にも良い影響があるんですよね。
睡眠の質は良くなるし、肝臓への負担も減らせます。
お酒との関係を見直すいい機会にもなりますね。
❼ 時間にルーズ → 時間の流れがゆっくりで、気持ちにゆとりが持てる
時間のルーズさは日本と違うので、最初はイライラするかもしれません。
でも、焦ったりイライラしたところで、そういった相手の気質は変えられません。
マイペースな南国の空気に合わせるようにすれば、落ち着いて過ごせます。
慣れるまで時間はかかりますが、気持ちにもゆとりが持てますよ。
③ まとめ:海外移住で後悔しないために、デメリットの情報は大切
本記事では、「マレーシア移住で知っておくべきデメリット 7選」を紹介しました。
ポイントをまとめます。
【マレーシア移住のデメリット】
❶ 季節が変わらない
❷ 湿気が多い
❸ 車社会で歩きにくい
❹ 大気汚染(ヘイズ)
❺ アザーンがうるさい
❻ お酒が高い
❼ 時間にルーズ
【マレーシア移住のデメリットを、メリットに変える見方】
❶ 季節が変わらない → 気候の安定により、体調を崩しにくい
❷ 湿気が多い → 乾燥肌や喉の痛みがなく、花粉症もない
❸ 車社会で歩きにくい → 配車アプリで、タクシーが安くて便利
❹ 大気汚染(ヘイズ) → ジム利用を促し、体力の向上につながる
❺ アザーンがうるさい → 早起きになり、1日の時間が有効に使える
❻ お酒が高い → お酒を減らすと節約になり、睡眠の質も良くなる
❼ 時間にルーズ → 時間の流れがゆっくりで、気持ちにゆとりが持てる
日本人の移住先として人気のマレーシアも、当然ながらデメリットはあります。
良いメリットばかり期待して海外移住すると、思い描いた生活との違いから、失敗や後悔の念が増えてきます。
「こんな海外生活は望んでいなかった」といった後悔を減らすにも、悪いデメリットの情報を知っておくのは大切と感じました。
加えてデメリットの中にも、見方を変えればメリットになり得る要素があるんですよね。
日本の当たり前が通じない場面に、必ず遭遇するはずです。
それも海外移住の経験になるので、ぜひ楽しんでみてください。
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