廃止されたの??
こんにちは、キベリンブログです。
タイで出入国カードか必要かどうか、事前にチェックしておきたいですよね。
今回は、「出入国カード(TM6)の免除措置と、タイ版ESTAの導入予定」について紹介します。
【本記事の内容】
① タイの出入国カード(TM6)の免除措置が延長へ【2025年4月まで】
② タイ版ESTA導入で、入国時も自動化ゲートが利用可能に【電子渡航認証システム】
③ まとめ:タイでは出入国カード廃止の代わりに、タイ版ESTAが導入予定
タイには海外旅行やデジタルノマド生活など、何度も渡航してきました。
今後変わっていく出入国カードの情報も、わかりやすく語っていきます。
① タイの出入国カード(TM6)の免除措置が延長へ【2025年4月まで】
タイの出入国カードは、「T.M.6(To Mo 6)」と呼ばれています。
出入国カードの提出が必要かどうかは "入国方法で変わる" ので、まずは違いを見ていきましょう。
タイの出入国カード(TM6)の入国方法による違い
・空路で入国 : 不要(2022年7月以降から無期限で免除)
・陸路 / 海路で入国 : 本来は必要だが、免除措置の期間中のため不要
出入国カード(TM6)は出国カード・入国カードが一体になっています。(画像はタイ大使館のサイトから引用)
タイ入国時に出国カードが切り離されて返却されるので、出国まで捨てずに持っておきましょう。
この出入国カードの提出が必要かどうかは、「空路」or「陸路 / 海路」で変わります。
日本からタイに直接向かう場合は「空路(飛行機での入国)」になるので、"出入国カードは不要" です。
2022年7月以降、空路の場合は無期限で出入国カードは免除になっています。
一方で「陸路 / 海路」でのタイ入国においては、出入国カードが廃止されたわけではなく、本来は必要という扱いになっています。
陸路・海路でのタイ入国時、出入国カードの免除措置が延長に
・出入国カードの免除措置期間 : 2024年4月15日 ~ 2024年10月15日
→ 2025年4月30日まで免除期間が延長
繰り返しですが、陸路/海路でのタイ入国では出入国カードが廃止されたわけではありません。
時限的な免除措置として、出入国カードが不要になっている状況です。
その免除措置は、2024年10月15日までで終了する予定でした。
ところが、「2025年4月30日まで」免除措置を延長するよう変更に。
目的は入国手続きを簡素化して、検問所の混雑を緩和することです。
入国が簡単な状態が続くのは、旅行者にとってはありがたいですね。
陸路・海路で出入国カードが免除される国境
・陸路 : アランヤプラテート、ムクダハン、ノンカイ、チェンセン、パダンブサール、サダオ、スンガイコロク、べトン
・海路 : パタヤ、シラチャ、シーチャン、マプタプット、プーケット、クラビ、スラタニ、サムイ
陸路/海路でのタイ入国で出入国カードが免除されるのは、すべての国境ではありません。
上記の「16ヶ所(陸路8ヶ所 / 海路8ヶ所)」において、"2025年4月30日まで免除" となります。
外国人旅行者が通るような検問所は、ほとんど含まれています。
陸路で出入国カードの記入は面倒なので、空路のように無期限で免除になってくれると良いですね。
② タイ版ESTA導入で、入国時も自動化ゲートが利用可能に【電子渡航認証システム】
前のパートで、タイの出入国カード(TM6)の免除措置を紹介しました。
あくまで免除は時限的な措置なので、廃止になったわけではありません。
タイ政府は、"タイ版ESTA" ともいえる「電子渡航認証システム」の導入に動いています。
出入国カードの免除措置の延長は、タイ版ESTAの運用開始も背景にあるようです。
ESTAとは(電子渡航認証システム)
ESTA(Electronic System for Travel Authorization)とは、アメリカで運用されている電子渡航認証システムです。
事前にオンラインで申請して渡航認証を受けないと、入国できない仕組みになっています。
タイでもこの仕組みの運用に向けて、進めているということですね。
目的としてはタイで問題となっている入国時の混雑解消と、セキュリティの強化が背景にあります。
タイ版ESTAの導入後は、自動化ゲートが入国時も利用可能になる
バンコクのスワンナプーム空港では、出国時に「自動化ゲート」が日本人も利用できるようになっています。
"20秒ほど" で手続きが終わるスムーズな出国が可能です。
自動化ゲートの運用で、外国人の出国手続きにかかる時間は大幅に短縮されています。
ただ2024年現在では、自動化ゲートが使えるのは出国時のみで、入国時は利用できません。
タイ版ESTAの導入後は、登録時に発行されるQRコードを使って、入国時も自動化ゲートが利用できるようになります。
タイの入国手続きの混雑解消や、審査官から質問を受けたりするストレスがなくなるのもメリットですね。
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タイ版ESTAの導入は、いつから?
以前は2024年に試験運用を開始するとの予定もありましたが、はっきりとした日程は未定の状況です。
本格的な運用開始は、2025年中になる可能性が高そうです。
とはいえ、タイではこういった予定はコロコロ変わります。
焦らずゆっくり待っていた方が良いですね。
申請料(観光税)の徴収の可能性も
タイ版ESTAの開始に合わせて、「申請料(観光入国税)」の徴収が始まるかもしれません。
というのも、外国人旅行者を対象とする観光税の徴収は、すでに閣議でも承認されました。
空路での入国は「300バーツ」、陸路/海路での入国は「150バーツ」とされています。
ただ、観光業の回復に水を差すとの理由から、観光税の徴収は延期になっている状況です。
タイ版ESTAが運用されれば、申請料として観光税を徴収しやすいはずです。
運用開始時には、申請料など税金の扱いにも注意しておきましょう。
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③ まとめ:タイでは出入国カード廃止の代わりに、タイ版ESTAが導入予定
本記事では、「出入国カード(TM6)の免除措置と、タイ版ESTAの導入予定」を紹介しました。
ポイントをまとめます。
【タイの出入国カード(TM6)の入国方法による違い】
・空路で入国 : 不要(2022年7月以降から無期限で免除)
・陸路 / 海路で入国 : 本来は必要だが、免除措置の期間中のため不要(2025年4月30日まで)
【タイ版ESTAの導入】
・ESTAとは電子渡航認証システムで、事前にオンライン申請して認証を受けないと入国できない仕組み
・タイ版ESTAの導入後は、自動化ゲートが入国時も利用可能になる
・タイ版ESTAが導入される具体的な日程は未定だが、2025年中の可能性が高い
・導入開始に合わせて、観光税の徴収の可能性あり(空路は300バーツ、陸路/海路は150バーツ)
タイの出入国カード(TM6)が必要かどうかは、入国方法で違いがあります。
空路では無期限で不要となっていますが、陸路/海路では免除措置が「2025年4月30日まで」に延長されました。
出入国カードの免除に合わせて、"タイ版のESTA(電子渡航認証システム)" の運用に向けて動いています。
運用開始後は事前にオンライン申請して認証を受けないと、タイに入国することはできません。
運用が始まる具体的な日程は未定ですが、2025年中に開始となる可能性が高そうです。
申請料(観光税)の扱いにも、注意しておきましょう。
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