置ける場所・置けない場所とか知っておきたいな。
こんにちは、キベリンブログです。
多拠点生活する場合、住民票をどこに置くかは気になる問題の1つですよね。
今回は、「住民票を置けない場所・置ける場所」について、紹介します。
【本記事の内容】
① 住民票を置けない場所【トラブル回避】
② 住民票を置ける場所【多拠点・ノマド生活でも置けるサービス】
③ まとめ:デジタルノマド・多拠点生活では、住民票の置き場所も考えておこう
海外転職にともなう海外移住や、デジタルノマド生活を経験してきました。
住民票でトラブルを回避するポイントなども紹介していきます。
【住民票を抜く場合(海外転出届)のルールについて】
"1年以上の海外移住を予定している場合" に、「海外転出届」を提出する決まりになっています。
いわゆる「住民票を抜く」ということなのですが、予定は変わることもあるし、実際のところ「あなたの判断」に委ねられているのが実情です。
住民票を抜く場合、住民税や健康保険、マイナンバーにも影響するので、メリット・デメリットを考えた上で判断する必要があります。
具体的な内容については、「海外転出届は出さなくてもいい?メリットとデメリット【海外転職】」を参考にしてくださいね。
① 住民票を置けない場所【トラブル回避】
新型コロナウィルスの感染拡大でリモートワークが普及し、働き方は大きく変わりました。
場所に縛られず働けるようになり、海外・国内を問わず、移動しながら暮らす "デジタルノマド生活" も可能に。
また、1つの住所ではなく、複数の拠点を持って "多拠点生活" する人も増えています。
そんな生活スタイルで気になるのが、「住民票の置き場所」です。
日本は未だに役所からの通知は郵送が基本だし、住民税や健康保険の問題があるため、住民票を置ける場所が必要です。
住民票が置ける場所・置けない場所について、まずは「置けない場所」から見ていきましょう。
【住民票を置けない場所】
・トランクルーム
・私書箱
・バーチャルオフィス
・レンタルオフィス(居住できる場合は除く)
上記の4つの場所には、基本的に住民票は置けません。
ただ実際のところ上記のような場所でも、「住民票を移せたけど?」という人もいると思います。
ですが何か問題があってチェックされた場合、住める場所でないことはすぐにバレます。
明らかに法律違反となるので、罰則を受ける可能性も。
住民票を削除されるなどリスクが高いので、住民票は移せない場所と考えておきましょう。
それぞれ順番に説明していきますね。
トランクルーム
トランクルームは、荷物を保管するために借りる施設です。
リモートワークの普及で、トランクルーム市場は10年で2倍に拡大しました。
月額で「数千円ほど」借りれるスペースもあるなど、"コストの安さ" が魅力です。
ですが「住民票だけ置きたい」といった場合でも利用できず、規約でも決められていたりするので注意しておきましょう。
【トランクルーム 3選】
・ハローストレージ : 全国で約10万室展開し、トランクルーム物件数No.1。どこでもあるため選びやすい
・加瀬のレンタルボックス : 全国1,500ヶ所、85,000室以上展開しており、契約はネットで完結できる
・minikura(ミニクラ) : 月320円から始められる宅配型トランクルーム。荷物を送るだけで預かってもらえ、オンラインで管理可能
※トランクルームの選び方などは、「【海外移住】日本で荷物を保管する3つの方法【安いトランクルーム】」をご覧ください。
私書箱
私書箱とは、郵便局に置かれた鍵付きのロッカーで、郵便物を受け取るために利用できるサービスです。
(民間の業者が有料で運営する私設私書箱もある)
郵便物を受け取るための住所としては使えますが、住民票は移せません。
なお、私書箱を使うには条件があり、多拠点生活での利用は難しいのが現状ですね。
バーチャルオフィス
バーチャルオフィスとは物理的なスペースのない「仮想の事務所」で、事業向けに住所や電話番号を貸し出すサービスです。
郵便物がバーチャルオフィスの住所宛てに送られると、郵便転送され受け取れるしくみです。
物理的な居住空間がないため、当然ながら住民票は置けません。
法人登記など、ビジネス目的での使用に限られます。
レンタルオフィス(居住できる場合は除く)
レンタルオフィスはいわゆる「事務所」のことですが、一般的には住民票は置けません。
賃貸の契約書でも、住民登録は禁止されていることが多いです。
ただし、レンタルオフィス内に居住できるスペースがある場合は、住民票が置けるケースもあります。
住民票を置きたい場合は、貸主(オーナー)に確認してからにしましょう。
② 住民票を置ける場所【多拠点・ノマド生活でも置けるサービス】
前のパートでは、住民票を置けない場所を紹介しました。
続いて、「住民票を置ける場所」について見ていきましょう。
【住民票を置ける場所】
・実家、知人の家
・持ち家(物件購入)
・部屋を借りる(賃貸)
・シェアハウス
・ホテル(長期滞在する場合)
・定額住み放題サービス(住居サブスク)
上記の場所では、住民票を置くことが可能です。
こちらも順番に説明していきます。
実家、知人の家
一般的な住民票の置き場所としては、実家が多いと思います。
家族がいるなら頼みやすいし、役所からの郵便物も受け取ってもらえます。
でも実家がなかったり、プライバシーの問題などで頼みにくいときは、他の方法を選ぶしかありません。
知人の家の住所を使う場合は、少なからず面倒をかけることになるので、気を遣う点がデメリットですね。
持ち家(物件購入)
あなた自身で所有している家やマンションなどがあれば、住民票が置けます。
周囲に迷惑をかけることもないので、気を遣うこともありません。
ただし、購入費用はもちろんですが、固定資産税など維持費もかかります。
経済的に余裕がない限りは、住民票の置き場としては難しい選択肢ですね。
部屋を借りる(賃貸)
賃貸アパートなどであれば、どんなに安い部屋でも住民票は置けます。
家賃の安いエリアを選べば、コストを下げることも可能です。
注意点としては1ヶ月以上部屋を空ける場合などは、貸主(大家さん)への連絡や承諾が必要です。
1年のうち数か月は拠点として住むなら、選択肢としてありだと思います。
【おすすめ賃貸検索サイト】
・DOOR賃貸 : マンションとアパートの賃貸物件に特化し、入居決定でお祝い金などのキャンペーンあり
・キャッシュバック賃貸 : 問合せした「賃貸物件 or 不動産会社」で契約すると、キャッシュバック(5,000円~10万円)を受けられる
・クロスハウス(シェアハウス) : 初期費用が「一律3万円」と交渉不要で、都内でも割安に住める
(※シェアハウスではなく「クロスワンルーム(家具付きアパート)」の場合は、一律5万円)
※安くて良い部屋を探す方法は、「【2万円台】家賃が安くても、住み心地のいい部屋の探し方【経験談】」で紹介しています。
シェアハウス
シェアハウスは複数人でひとつの家や部屋に住む住居で、家賃が割安になるメリットがあります。
「同じ住所で何人も世帯主として住民票が置けるの?」と思うかもしれませんが、問題なく住民票が置けます。
ただし、長期で不在にする期間が長いと、シェアハウスは入居が難しいケースも。
貸主(オーナーさん)の判断で変わるので、要相談ですね。
ホテル(長期滞在する場合)
実はホテルでも、住民票を置くことが可能です。
ただし、実際に生活の実態がある場合に限られます。
数泊・数週間レベルでは難しいですが、1ヶ月を超えるなら住民票を置けることもあります。
長期での滞在が前提ですが、ホテルに相談してみましょう。
定額住み放題サービス(住居サブスク)
定額済み放題サービスとは、月額料金で全国各地の宿泊施設に泊まり放題のサービスです。
「住居サブスク(サブスクリプション方式の住居版)」とも言われていますね。
住む条件やプランによって、住民票を置くことも可能です。
利用したいサービスで住民票が置けるか、チェックしてみてください。
【住民票が置ける、定額住み放題サービス】
・goodroom(サブスくらし) : ホテル・マンスリーのサブスクで、"住民票設置OK" 特集あり
・ADDress : 専用ベッドプラン(月額4,800円~)の契約で、住民票の登録が可能
・unito : 都心中心のサービスアパートメントを扱っており、住民票が置ける部屋あり
③ まとめ:デジタルノマド・多拠点生活では、住民票の置き場所も考えておこう
本記事では、「住民票を置けない場所・置ける場所」を紹介しました。
ポイントをまとめます。
【住民票を置けない場所】
・トランクルーム
・私書箱
・バーチャルオフィス
・レンタルオフィス(居住できる場合は除く)
【住民票を置ける場所】
・実家、知人の家
・持ち家(物件購入)
・部屋を借りる(賃貸)
・シェアハウス
・ホテル(長期滞在する場合)
・定額住み放題サービス(住居サブスク)
IT技術の進化によって、今の時代は場所に縛られず働けるようになっています。
寒い季節は南国へ行ったり、花粉が酷い時期は海外で過ごすなど、数か月単位でのノマド生活を送ることも可能です。
生活スタイルは昔と大きく変わってきているものの、住民票の制度はそのままです。
時代に合わなくなっている気もしますが、現状のしくみが変わらないのは仕方ないですね。
住民税の支払いや、公共サービスを利用するためには、住民登録が必要です。
ノマド生活や多拠点生活するなら、住民票を置ける場所も考えておくと安心ですよ。
【住民票が置ける、定額住み放題サービス】
・goodroom(サブスくらし) : ホテル・マンスリーのサブスクで、"住民票設置OK" 特集あり
・ADDress : 専用ベッドプラン(月額4,800円~)の契約で、住民票の登録が可能
・unito : 都心中心のサービスアパートメントを扱っており、住民票が置ける部屋あり
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