もう少し長く滞在できる方法ってないのかな?
こんにちは、キベリンブログです。
海外でのノマド生活など、3ヶ月くらい滞在できるとじっくり過ごせますよね。
今回は、「ベトナムのeビザの申請方法」について、紹介します。
【本記事の内容】
2023年に、1ヶ月ほどベトナム移住しました。
実際にeビザを取得した経験から、申請方法や注意点などわかりやすく紹介していきますね。
【ベトナム滞在可能日数の延長について】 2023年8月15日から、ビザなし滞在:15日 → 45日、eビザでの滞在:30日 → 90日までに延長されています。 延長の変更措置に関する詳しい内容は、「【ベトナム】滞在日数が3倍延長!ビザなし・e-visa【2023年8月】」をご覧ください。
① なぜベトナムでeビザ(電子ビザ)が必要?オンラインで簡単【3ヶ月滞在可能】
東南アジアは物価が安くて居心地のよいエリアですが、その中でもベトナムは「家賃・宿泊費が特に安い」です。
リモートワークなどワーケーションでの滞在場所としても、割安で過ごしやすいんですよね。
月単位で長めに住めると、月割などで滞在費はかなり節約にもなります。
以前はベトナムにいられる日数は限られていたのですが、2023年8月15日から延長されています。
そこでベトナムのeビザに入る前に、ベトナムに滞在できる日数とビザ全般について、説明しておきますね。
一般的にベトナムへ行く場合、ビザの有無で以下のように分かれています。
【ベトナムに滞在できる日数】
❶ ビザなし(パスポートのみ):45日(1ヶ月半)
❷ 観光/業務ビザ(大使館or空港申請):30日(1ヶ月)or 90日(3ヶ月)
❸ eビザ(オンライン申請):90日(3ヶ月)
特別なケースを除くと、おもに上記の3通りですね。
それぞれのメリット・デメリットも含めて見ていきましょう。
❶ ビザなし(パスポートのみ):45日(1ヶ月半)
・メリット:申請不要で、費用もかからない
・デメリット:月単位では1ヶ月になるため、長期滞在を考えるとやや短い
ベトナムは、「ビザなし(ノービザ)」でも入国が許可されています。
2023年8月15日から「15日間 → 45日間」に変更されたため、以前より長く過ごせるようになっています。
数週間レベルの旅行なら十分ですが、お試し移住や海外ノマド生活で長く過ごしたい場合は、やや短い期間とも言えます。
2ヶ月以上滞在したい場合は、後で紹介する「eビザ」を取得しましょう。
❷ 観光/業務ビザ(大使館or空港申請):30日(1ヶ月)or 90日(3ヶ月)
・メリット:3ヶ月の滞在も可能
・デメリット:招聘状が必要で、申請はかなり面倒
2つ目は、「観光/業務ビザ」を取得するパターンです。
大使館または到着した空港(アライバルビザ)で申請します。
期間は1ヶ月だけでなく、3ヶ月滞在できるビザも選べるのはメリットですね。
ただし、ネックになるのは「申請がかなり面倒」ということです。
大使館で申請する場合、平日の限られた時間のうちに申請と受け取りで2回も大使館に行って、列に並ばなければなりません。
空港で申請する場合も、事前に招聘状の準備が必要ですし、空港で申請するための待ち時間も長くなります。
❸ eビザ(オンライン申請):90日(3ヶ月)
・メリット:申請が簡単で、招聘状もいらずオンラインで完結する
・デメリット:3ヶ月を超える滞在は不可
3つ目が、 「eビザ(電子ビザ)」を取得する方法です。
すこし長めに滞在したいときは、この方法が良いですね。
なぜなら、「申請がとにかく簡単」だからです。
招聘状や紙の証明写真も不要で、自分だけで家からオンラインで申請が完結します。
申請から「3営業日」で発給されるので、時間もそれほどかかりません。
ただし3ヶ月を超える滞在はできないため、さらに長くベトナムで過ごしたい時は注意が必要です。
以上の3つのパターンを考慮すると、ベトナムでの中長期滞在なら「eビザ」の取得がおすすめですね。
次のパートで、eビザの申請方法を説明していきます。
② ベトナムのeビザ申請方法を画像で解説【必要なものと、手順の3ステップ】
【2023年8月15日以降の、eビザ申請方法の変更について】
2023年8月15日から、ベトナムのeビザでの滞在可能日数が「30日 → 90日」に変更されました。
変更に合わせて、申請を受け付けるサイトも変わっているようです。(2023年8月15日以降のeビザポータルサイト)
本記事で紹介している申請方法は変更前の手順のため、あくまで参考としてご覧ください。
では、ベトナムのeビザの申請方法を、画像を使いながら解説していきます。
申請にあたって、必要なものは以下のとおりです。
ベトナムのeビザ申請に必要なもの
・自撮りした写真データ(証明写真の代わり)
・パスポートの顔写真のページを撮影した写真データ
・クレジットカード(手数料25USDの支払いのため)
・宿泊地の情報(1か所のホテル名などでもOKで、予約確認書は不要)
写真データの具体的な注意点は、後で説明する申請の流れの中で見本があります。
宿泊地の情報については、予約は必須ではなく、あくまで予定の情報でもOKでした。
【ベトナムのeビザ申請方法】
ステップ1 : ベトナム政府のE-VISAポータルサイトで、情報を入力する
ステップ2 : eビザの申請手数料「25USD」を払う(クレジットカード払い)
ステップ3 : 3営業日後(確認メール受信後)、eビザの発給結果を確認して印刷する
手順は3つのステップですね。
順番に見ていきましょう。
ステップ1 : ベトナム政府のE-VISAポータルサイトで、情報を入力する
❶ eビザポータルサイトにアクセスし、「外国人用」を選択する
❷ 見本ページで、申請の流れを確認する
❸ 自撮り写真とパスポートの顔写真のページの写真をアップロードし、情報を入力する
❹ 完了後、画面に表示された「Registration code」をメモする
【❶ eビザポータルサイトにアクセスし、「外国人用」を選択する】
まずは、ベトナム政府の「eビザポータルサイト」にアクセスします。
取得を代行する代理店や、類似の詐欺サイトもあるようなので、アクセスするサイトには注意してくださいね。
「FOR FOREIGNERS」または「personally apply for E-visa」を選択しましょう。
どちらを選んでも、同じページに移動します。
【❷ 見本ページで、申請の流れを確認する】
見本ページが表示されるので、申請の流れを確認します。
自撮りの写真やパスポートの顔写真の例を、チェックしておきましょう。
写真は、顔やパスポートの文字がきちんと写るように撮影してくださいね。
一番下の「チェックボックス」にチェックを入れて、次のページに進みます。
【❸ 自撮り写真とパスポートの顔写真のページの写真をアップロードし、情報を入力する】
・Portrait photography:自撮り写真(背景は白)
・Passport data page image:パスポートの顔写真のページを撮影した写真
・Full name (First name Middle name Last name):フルネーム(名・姓の順)
・Sex:性別(Male:男性、Female:女性)
・Date of birth (DD/MM/YYYY):生年月日(日・月・年の順)
・Current nationality:国籍
・Nationality at birth:出生国(空欄でもOK)
・Religion:宗教
・Occupation:職業(空欄でもOK)
・Permanent residential address:住所(空欄でもOK)
・Phone number:電話番号(空欄でもOK)
・E-mail:メールアドレス
・Re-enter e-mail:メールアドレス(確認用)
・Passport number:パスポート番号
・Type:パスポートのタイプ
・Expiry date (DD/MM/YYYY):有効期間満了日
・Intended date of entry (DD/MM/YYYY):入国予定日
・Intended length of stay in Viet Nam (number of days):滞在日数(30でOK)
・Purpose of entry:入国目的
・Intended temporary residential address in Viet Nam:宿泊地(1か所でOK)
・City/Province:宿泊地の都市
・Grant Evisa valid from (DD/MM/YYYY) To (DD/MM/YYYY):ビザの有効期間
・Allowed to entry through checkpoint:入国する場所
・Exit through checkpoint:出国する場所
画面の項目にしたがって、情報を入力していきましょう。
入力内容については、上記のとおりです。
多くの項目は必須入力になっていますが、空欄でも大丈夫な項目もいくつかあります。
入力が完了したら、確認ページで入力内容を確認しましょう。
【❹ 完了後、画面に表示された「Registration code」をメモする】
完了すると、画面に「Successfully completed!」と表示されます。
あわせて表示される「Registration code(登録番号)」は、忘れずにメモしておきましょう。
eビザの申請結果を確認するために、必要となりますので。
確認メールも同時に届き、メール内にも Registration code は書かれています。
ステップ2 : eビザの申請手数料「25USD」を払う(クレジットカード払い)
申請したら、すぐにeビザの申請手数料を支払います。
申請した後で画面にしたがっていけば、引き続きそのまま支払いが可能です。
手数料は、「25USドル」ですね。(ベトナムドンの為替レートでも表示されます)
クレジットカード払いできるので、カードを準備して情報を入力していきましょう。
支払いが無事完了すると、上の画像のようにポータルサイトで「Payment Success!」と表示されます。
ステップ3 : 3営業日後(確認メール受信後)、eビザの発給結果を確認して印刷する
eビザの発給までは、申請から「3営業日」かかります。
例えば、「月曜に申請 → 木曜に発給」「金曜に申請 → 水曜に発給」という感じですね。
なお、土日だけでなくベトナムの祝日も休むので、余裕をもって申請してくださいね。
特に「テト期間(旧正月)」は1週間ほど審査が止まるので、この期間の申請は要注意です。
3営業日が経って結果が出ると、確認メールが届きます。
結果が出た時間は夕方頃だったので、やや遅めの時間になるかもしれません。
「E-visa search」のページから「Registration code(登録番号)」「メールアドレス」「生年月日」を入力して、結果を確認しましょう。
無事に発給されたら、eビザを印刷してベトナム入国時に提示すればOKです。
③ eビザでベトナムに入国するときの注意点【体験談】
ここで、eビザでベトナムに入国するときの注意点も紹介しておきますね。
実際の経験談でもあるので、参考になると思います。
【E-Visaでのベトナム入国時の注意点】
・eビザはスマホでの提示ではなく、紙で印刷して持っていく
・パスポートに記載される滞在期限日は、入国審査時に必ず確認する
eビザはスマホでの提示ではなく、紙で印刷して持っていく
ベトナムのeビザは、紙で印刷して持っていく必要があります。
入国審査で、パスポートと一緒に提示します。
「スマホで提示するのはダメなの?」と思うかもしれませんが、日本人に限らず他の外国人も、印刷したものを提示していました。
公式のポータルサイトでも、プリントアウトするよう案内されています。
ちょっと面倒かもしれませんが、必ず印刷しておきましょう。
なお、印刷したeビザは、特に回収はされませんでした。
パスポートに記載される滞在期限日は、入国審査の直後に必ず確認する
ベトナムの入国審査では、パスポートに押された入国スタンプのところに「滞在期限日」が手書きで書かれます。
この滞在期限日が、eビザにより許可された期限日と一致しているか、必ずその場で確認しておきましょう。
私の場合は特に問題なく、入国審査官は印刷したeビザを目視でチェックしていました。
審査官によっては、eビザで許可された正しい日付を書かないケースもあるようです。
繰り返しですが、必ず入国審査の場で確認して、滞在期限の日付が間違っていたらすぐ直してもらうようにしましょう。
審査場を離れた後で気づいても、いろいろ面倒になりますので。
④ まとめ:ベトナムのeビザは、ネット申請できて自分で取得可能
本記事では、「ベトナムのeビザの申請方法」を紹介しました。
ポイントをまとめます。
【ベトナムに滞在できる日数】
❶ ビザなし(パスポートのみ):45日(1ヶ月半)
❷ 観光/業務ビザ(大使館or空港申請):30日(1ヶ月)or 90日(3ヶ月)
❸ eビザ(オンライン申請):90日(3ヶ月)
【ベトナムのeビザ申請方法】
ステップ1 : ベトナム政府のE-VISAポータルサイトで、情報を入力する
ステップ2 : eビザの申請手数料「25USD」を払う(クレジットカード払い)
ステップ3 : 3営業日後(確認メール受信後)、eビザの発給結果を確認して印刷する
【E-Visaでのベトナム入国時の注意点】
・eビザはスマホでの提示ではなく、紙で印刷して持っていく
・パスポートに記載される滞在期限日は、入国審査時に必ず確認する
ベトナムはビザなしの場合、2023年8月15日から「15日間 → 45日間」まで滞在できるようになっています。
それ以上滞在したいときは、ビザが必要になります。
ベトナムのeビザはオンライン完結で簡単に取得できて、3ヶ月まで滞在できます。
招聘状の取得など、面倒な準備は必要ありません。
割安でコスパの良い部屋に過ごせるし、ビールが安いのも魅力です。
簡単に取れるeビザを活用して、ベトナムに中長期滞在してみてくださいね。
【ベトナム滞在可能日数の延長について】 2023年8月15日から、ビザなし滞在:15日 → 45日、eビザでの滞在:30日 → 90日までに延長されています。 延長の変更措置に関する詳しい内容は、「【ベトナム】滞在日数が3倍延長!ビザなし・e-visa【2023年8月】」をご覧ください。
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