
両替の手間とか省けて良さそうだけど、デメリットとかあるのかな?
こんにちは、キベリンブログです。
ユーロ導入で便利になる一方、懸念点もあります。
今回は、「ブルガリアのユーロ導入と、旅行者が要注意のデメリット3つ」について紹介します。
【本記事の内容】
① ブルガリア、ユーロ導入へ【2026年1月1日から】
② ブルガリアのユーロ導入で、日本人旅行者が知るべきこと【デメリット3つ】
③ まとめ:ユーロ導入はデメリットもあるので、損しないよう要チェック
ブルガリアは海外旅行だけでなくノマド生活など、長期滞在も経験してきました。
ユーロ導入で、日本人旅行者が注意すべき点にも触れていきます。
① ブルガリア、ユーロ導入へ【2026年1月1日から】

① ブルガリア、ユーロ導入へ【2026年1月1日から】
ブルガリアは2007年のEU加盟から、自国通貨のレフ(Lv)からユーロへの移行を目指してきました。
そして2025年6月、EUと欧州中央銀行はブルガリアのユーロ導入を承認しました。
2026年1月1日から、ブルガリアの通貨はレフ(Lv)→ ユーロ(€)へ
ブルガリアの通貨は、2026年1月1日からユーロ(€)に移行する予定です。
近年の為替レートを見ると、「1€ = 2Lv」ほどで安定して推移しています。
レフからユーロに価格を変換するには、"半分" にすればだいたい一致します。
両替するときにわかりやすいのは、良い点かもしれません。
ユーロ導入国として、21ヶ国目に
アイルランド、イタリア、エストニア、オーストリア、オランダ、キプロス、ギリシャ、
クロアチア、スペイン、スロバキア、スロベニア、ドイツ、フィンランド、フランス、
ベルギー、ポルトガル、マルタ、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク、ブルガリア【New】
(※モンテネグロとコソボについては、非公式でユーロ使用)
2025年6月時点では、通貨ユーロは上記の国々で使われています。
人口でみると、約3.5億人が利用しています。
ブルガリアのユーロ導入で、合計21カ国に。
1999年の開始以降、ユーロ導入国は増え続けています。
5割の人々が、ユーロ導入には反対
ブルガリアの人たちはユーロ導入に賛成しているかというと、そうとも言い切れません。
2025年5月の調査では、「5割の人々がユーロ導入に後ろ向き」という結果が示されました。
なぜ半数もの人が反対かというと、物価上昇を招くことが懸念されているようです。
私たち旅行者にとっても、ユーロ導入で注意しておく "デメリット" があります。
導入に伴うデメリットはどんなことなのか、次のパートで深掘りしていきます。
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② ブルガリアのユーロ導入で、日本人旅行者が知るべきこと【デメリット3つ】

② ブルガリアのユーロ導入で、日本人旅行者が知るべきこと【デメリット3つ】
ブルガリアでは2026年から、通貨ユーロ(€)が導入されます。
両替の手間が省けたりするので、メリットに感じたりしますよね。
一方で、私たち旅行者が見落としがちな "デメリット" があります。
知らないと損する結果にもなるので、どんなデメリットがあるのかチェックしておきましょう。
【ブルガリアのユーロ導入による、日本人旅行者のデメリット】
デメリット❶ : 旧通貨レフ(Lv)が、両替できなくなる
デメリット❷ : 便乗値上げがあり、旅行者には厳しい
デメリット❸ : 二重流通期間中、ATMで現金引き出しができない場合がある
デメリット❶ : 旧通貨レフ(Lv)が、両替できなくなる
まず1つ目は、「以前の通貨レフが両替できなくなる」ということです。
基本的には、ブルガリア以外の国では両替はできません。
例えば、2023年にユーロを導入したクロアチアでは、旧通貨クーナはクロアチア国内の特定の銀行でしか両替できません。
両替できる期間も、数年間までと期限が決められたりしています。
ブルガリアでも同様の措置が予想されるため、使い残した手持ちのレフがあると損することになります。
できるだけ通貨レフは残さず、クレカでのキャッシングも最低限にして使い切るようにしましょう。
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デメリット❷ : 便乗値上げがあり、旅行者には厳しい
2つ目は、「便乗値上げがある」ということ。
これまでいくつかの国でユーロ導入による通貨の移行がありましたが、便乗値上げの問題がありました。
ユーロ導入を口実に、商品やサービスの値上げをしれっと行う店も多いです。
各国の政府も対策を行っていますが、なかなか防止することはできません。
特に現地の価格になじみのない私たち日本人旅行者には、便乗値上げを見抜くのは厳しいです。
ヨーロッパの中で物価の安いブルガリアは行きやすい国ですが、今後はさらに物価が上がることが予想されます。
デメリット❸ : 二重流通期間中、ATMで現金引き出しができない場合がある
3つ目として、「二重流通期間のATM問題」です。
ユーロの導入時、移行期間としてユーロと旧通貨の2つが併用できる "二重流通期間" があります。
過去のユーロ導入国の例をみると、2023年導入のクロアチアと2015年導入のリトアニアは、「約2週間」ほど二重流通期間が設けられました。
この期間は旧通貨で支払うと、お釣りはユーロで返ってきます。
イレギュラーな二重流通期間中は、ATMでの現金引き出しができない場合も。
ブルガリアでの二重流通期間は2026年初から数週間ほどと思われますが、年末年始にブルガリア旅行する場合は気をつけておきましょう。
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③ まとめ:ユーロ導入はデメリットもあるので、損しないよう要チェック

③ まとめ:ユーロ導入はデメリットもあるので、損しないよう要チェック
本記事では、「ブルガリアのユーロ導入と、旅行者が要注意のデメリット3つ」を紹介しました。
ポイントをまとめます。
【ブルガリアのユーロ導入】
・2026年1月1日から、ブルガリアの通貨はレフ(Lv)→ ユーロ(€)へ
・ユーロ導入国として、21ヶ国目に
・5割の人々が、ユーロ導入には反対
【ブルガリアのユーロ導入による、日本人旅行者のデメリット】
デメリット❶ : 旧通貨レフ(Lv)が、両替できなくなる
デメリット❷ : 便乗値上げがあり、旅行者には厳しい
デメリット❸ : 二重流通期間中、ATMで現金引き出しができない場合がある
2026年1月1日から、ブルガリアの通貨はユーロに変わります。
ユーロ導入は利便性が上がる一方で、物価上昇に対する懸念も大きいです。
私たち日本人旅行者にとっても、ブルガリアのユーロ導入で知っておくべきデメリットがあります。
損しないよう、本記事で紹介した内容をチェックしておいてくださいね。
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