ビザ取るのは大変だし、ビザなしで年間どのくらいまで滞在できるかな?
こんにちは、キベリンブログです。
タイは観光や移住にも魅力的な国なので、ゆっくり滞在したいですよね。
今回は、「タイのノービザで可能な年間滞在期間の限界」について、紹介します。
【本記事の内容】
① タイにノービザで長期滞在するための基本ステップ【入国+滞在延長+ビザラン】
② タイの年間滞在期間は、ノービザで何日が限界か【入国拒否リスクとビザ勧告】
③ まとめ:タイのビザなし年間滞在期間は、120日間(4ヶ月)までと考えておこう
ビザなし入国後の滞在延長手続きで、タイでの長期滞在を繰り返してきました。
実体験を踏まえて、入国拒否のリスクも語っていきます。
【2024年6月から、タイのノービザ滞在が30日から60日に延長】 2024年6月以降のタイ入国から、ビザなしでの滞在が30日から60日に延長されています。 本記事は以前の内容になっているので、参考としてご覧ください。
① タイにノービザで長期滞在するための基本ステップ【入国+滞在延長+ビザラン】
タイにデジタルノマド生活などで長期滞在したいとき、どのくらい滞在できるかは気になりますよね。
でもビザを取得するのは、ちょっと大変です。
そんな状況でパスポートのみのノービザで、タイに長期滞在する方法があります。
どのくらいの期間までなら可能なのか、具体的に見ていきましょう。
タイにノービザで長期滞在するための基本STEP
STEP1 : タイ入国で、30日滞在可能
STEP2 : タイ国内で、1回だけ30日の滞在延長が可能(合計で60日)
STEP3 : タイ出国+再入国で、滞在可能期間はリセットされ30日滞在可能(ビザラン)
タイにノービザで長期滞在を考える上で最初に押さえるべき内容は、上記の3つのステップです。
観光目的のビザなし入国では、「30日間(入国日も含む)」まで滞在できます。
30日以上滞在したい場合は、(1回の入国に対して)1回だけタイ国内で「30日間の滞在延長手続き」が行えます。
滞在可能期間は一度タイを出国するとリセットされ、再入国するとまた30日間の滞在が可能になります。
1回の入国+延長手続きで、60日間(2ヶ月)滞在可能
タイの滞在予定期間が60日以内であれば、途中でタイから出国する必要はありません。
STEP2のタイ国内で行う「滞在延長手続き」は、簡単に行えます。
準備に手間のかかる書類もなく、現地調達で済みます。
ただし「1,900バーツ(約8,000円)」の手数料がかかるので、その点は注意しておきましょう。
※滞在延長手続きの申請方法は、「【チェンマイ経験談】タイのビザなし滞在延長の申請方法【画像解説】」で紹介しています。
60日以上滞在したい場合、ビザランで120日間(4ヶ月)滞在可能
・ビザランとは、「タイ出国 → 再入国」して滞在可能期間をリセットする行為
・ビザランでまた30日滞在でき、さらに30日の滞在延長手続きも可能(初回の入国との合計で120日)
・ビザラン規制法により、陸路でのタイ入国は暦年で2回まで
ビザなしで60日以上滞在したい場合は、一度タイを出国して再入国する必要があります。
この行為は "ビザラン" と呼ばれ、ビザランにより滞在可能期間がリセットされ、また新たに30日間タイに滞在できます。
加えて、滞在延長手続きも可能になるため、ビザラン後の入国でも60日まで滞在可能です。
つまり計算上では、初回の入国分との合計で「60日+60日 = 120日(4ヶ月)」まで滞在できるということですね。
ただし、近年はビザランに対する取り締まりが厳しくなってきています。
次のパートで、ビザラン規制を考慮した上でのノービザでの年間滞在期間を考えていきます。
② タイの年間滞在期間は、ノービザで何日が限界か【入国拒否リスクとビザ勧告】
前のパートで、タイにノービザで長期滞在するときの基本ステップを紹介しました。
1回の入国では、滞在延長手続きも含めて最大でも60日まで滞在可能です。
その後ビザランを1回すれば、計算上は120日まで滞在できます。
ここで思うのが「2回ビザランして、180日まで滞在できないの?」ということですよね。
タイのビザラン規制法は「暦年で2回まで」なので範囲内ですが、年間滞在日数が増えると、規制法にかかわらず入国拒否される可能性が高まります。
ノービザでの年間滞在期間別で、どのくらいの期間から入国拒否されるのかを見ていきましょう。
【タイのノービザでの年間滞在期間の限界と、入国拒否のリスク】
❶ 年間60日以内 : 基本的に入国拒否はないが、片道航空券の場合は注意事項あり
❷ 年間120日以内 : 2回目の入国日が1回目の出国日に近い場合、入国拒否のリスクが高まる
❸ 年間120日を超える : 3回目の入国は拒否される可能性大
区切りの日数としては、「60日(1回の入国で30日+滞在延長手続きで30日)」がベースです。
順番に説明していきますね。
❶ 年間60日以内 : 基本的に入国拒否はないが、片道航空券の場合は注意事項あり
・入国拒否は基本的にないと考えてOK
・片道航空券でタイ入国する場合は、出国チケットを確認されるケースに注意
年間で「60日以内」の滞在期間であれば、基本的に入国拒否されるようなことはありません。
滞在延長手続きによる60日の連続滞在でなくても、1回ビザランして「30日+30日」の滞在もOKです。
ただし注意点が1つあり、それは "片道航空券でタイに入国する場合" です。
なぜなら、タイのビザなし入国には「出国用のチケットを持っていること」が条件になっているからですね。
必ずではありませんが、タイ入国時や出発時の航空会社のチェックインカウンターで、出国チケットの提示を要求されることがあります。
その場で対処できないと、入国拒否や飛行機に乗れないことも得るので、注意しておきましょう。
※片道航空券でのタイ入国には、対処法があります。
詳しくは「【タイ移住】片道航空券は入国拒否される?【3つの条件と対処法】」をご覧ください。
❷ 年間120日以内 : 2回目の入国日が1回目の出国日に近い場合、入国拒否のリスクが高まる
・2回目の入国でビザランと判断されると、次回の入国でビザ取得を勧告される可能性あり(次回ノービザだと入国拒否)
・入国拒否のリスクを下げるなら、「1回目の出国日」と「2回目の入国日」の期間をあける
・1回目の滞在期間を「60日フル」ではなく、やや少なめの日数にしておく方法もあり
年間滞在期間が「60日以上 ~ 120日以内」の範囲になると、気をつけないと入国拒否のリスクが高まってきます。
最も注意すべきタイミングは、「2回目の入国」ですね。
例えば「1回目の入国+滞在延長で60日滞在 → 陸路でラオスに出国して同日にタイへ戻り再入国」というルートでは、"ビザラン目的なのは明らか" です。
審査官の判断によるのでグレーゾーンですが、次回の入国でビザ取得を勧告されたり、下手をすればここで入国拒否の可能性も。
入国拒否のリスクを下げるなら、「2回目の入国まで期間をあける」「1回目の滞在期間を40日程度にしておく」「空路で入国する」という方法を選びましょう。
バンコク(スワンナプーム空港 / ドンムアン空港)での入国は厳しめの傾向があるので、チェンマイやハートヤイなど地方の国際空港がおすすめです。
❸ 年間120日を超える : 3回目の入国は拒否される可能性大
・ビザラン規制法の暦年2回であっても、120日を超えるとノービザは入国拒否の可能性が高い
・150日以内なら、観光ビザを取得すれば可能
・150日を超えるなら、EDビザ(学生ビザ)を取得すれば可能
「ビザラン2回で180日滞在できない?」と思うかもしれませんが、近年はノービザ長期滞在の取り締まりが厳しく、「入国拒否される可能性が高い」です。
一度でも拒否されると記録が残り、その後の入国が難しくなるため、ノービザでの年間滞在期間は "最大でも120日" と考えておく方が安心です。
「120日以上 ~ 150日以内」の滞在期間なら、「観光ビザ」を取れば可能です。
「観光ビザ60日 → 滞在延長30日 → ビザラン30日 → 滞在延長30日」の合計で、"150日までOK" という感じです。
150日を超える場合は、「EDビザ(学生ビザ)」を検討しましょう。
タイ語学校や英語学校のコースを受講することで、学校がEDビザを取得してくれます。
③ まとめ:タイのビザなし年間滞在期間は、120日間(4ヶ月)までと考えておこう
本記事では、「タイのノービザで可能な年間滞在期間の限界」を紹介しました。
ポイントをまとめます。
【タイにノービザで長期滞在するための基本STEP】
STEP1 : タイ入国で、30日滞在可能
STEP2 : タイ国内で、1回だけ30日の滞在延長が可能(合計で60日)
STEP3 : タイ出国+再入国で、滞在可能期間はリセットされ30日滞在可能(ビザラン)
【タイのノービザでの年間滞在期間の限界と、入国拒否のリスク】
❶ 年間60日以内 : 基本的に入国拒否はないが、片道航空券の場合は注意事項あり
❷ 年間120日以内 : 2回目の入国日が1回目の出国日に近い場合、入国拒否のリスクが高まる
❸ 年間120日を超える : 3回目の入国は拒否される可能性大
タイにビザなしでの長期滞在は、近年は厳しくなってきています。
ビザラン規制法は「陸路でのタイ入国は暦年で2回まで」とされていますが、空路であっても今は安心できません。
タイのノービザでの年間滞在期間は、"120日間(4ヶ月)が限界" と考えておきましょう。
120日以内であっても、「2回目の入国(ビザラン後の入国)」は要注意ポイントです。
ビザ取得を勧告されたり、一度でも入国拒否されると、その後のタイ入国は難しくなります。
もし120日を超える長期滞在を望むなら、観光ビザやEDビザの取得を考えてくださいね。
【2024年6月から、タイのノービザ滞在が30日から60日に延長】 2024年6月以降のタイ入国から、ビザなしでの滞在が30日から60日に延長されています。 本記事は以前の内容になっているので、参考としてご覧ください。
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