確定申告で取り戻せるの!?
こんにちは、キベリンブログです。
2025年にする確定申告では、定額減税の記入ミスには要注意です。
今回は、「確定申告で定額減税が受けられる3つの対象者と、定額減税の書き方(申告書+e-Tax)」について紹介します。
【本記事の内容】
① 確定申告で定額減税が受けられる、3つの対象者【忘れると大損】
② 2025年にする確定申告(令和6年分)での定額減税の書き方【申告書+e-Tax】
③ まとめ:定額減税は記入漏れ・ミスで損するので、確定申告は要注意
対象者は確定申告すると、定額減税が受けられます。
損しないための記入法を、わかりやすく語っていきます。
① 確定申告で定額減税が受けられる、3つの対象者【忘れると大損】
2024年は定額減税の措置があり、所得税は「3万円」が控除されます。
会社員で働いているなら、給料の源泉徴収額から控除されているので、確定申告は必要ありません。
でも2024年中に退職した人など、確定申告しないと定額減税を受けられない場合があります。
具体的にどんな人が当てはまるのか、詳しく見ていきましょう。
【確定申告で定額減税の記入が必要な人】
❶ 2024年5月以前に退職し、年末調整していない人
❷ フリーランス・自営業の人
❸ 寄附金控除(ふるさと納税)や医療費控除のために、確定申告する人
おもな対象者としては、3通りですね。
順番に解説していきますね。
❶ 2024年5月以前に退職し、年末調整していない人
所得税の定額減税は、2024年6月の月給・ボーナスの源泉徴収額から3万円が控除されるしくみです。
(控除しきれなければ、7月以降に順次控除)
5月以前に退職していた場合は、定額減税が受けられていません。
2024年内に再就職して、会社が "年末調整" を行った場合は、そこで定額減税が適用されます。
ですが再就職せず年末調整していない場合は、定額減税は適用されていません。
そのため確定申告することで、定額減税を受けることができます。
❷ フリーランス・自営業の人
フリーランスや自営業の場合は、定期的な月給があるわけではありません。
会社員と違って源泉徴収から控除という仕組みがないので、確定申告で定額減税が受けられます。
❸ 寄附金控除(ふるさと納税)や医療費控除のために、確定申告する人
寄付金控除(ふるさと納税など)や医療費控除は、年末調整の対象外です。
これらの控除を受けるには、確定申告しなければなりません。
確定申告する場合は、定額減税を踏まえて記入する必要があります。
記入漏れやミスがあると、定額減税が "帳消し" となり損することになるので、必ず注意しておきましょう。
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② 2025年にする確定申告(令和6年分)での定額減税の書き方【申告書+e-Tax】
前のパートで紹介したとおり、定額減税を受けるには確定申告が必要な場合があります。
確定申告に慣れていないと、どう記入すればいいのか難しいですよね。
そこで確定申告の方法別(確定申告書とe-Tax)に、具体的な書き方も紹介しておきます。
【2025年にする確定申告(令和6年分)での、定額減税の書き方】
方法① : 確定申告書での定額減税の記入
方法② : e-Taxでの定額減税の記入(自動計算)
方法① : 確定申告書での定額減税の記入
2025年に行う確定申告書(令和6年分)には、定額減税の記入欄が「第一表」と「第二表」にあります。
まず第一表ですが、記入欄「㊹」が追加されています。
「人数」と「金額(3万円 × 人数)」を記入できるようになっているので、しっかり記入しましょう。
人数は、あなたと扶養家族(所得が48万円以下の配偶者・子ども)の数ですね。
4人家族(夫婦と子ども2人)であれば、「人数:4」「金額:12」と書けばOKです。
続いて第二表には「配偶者や親族に関する事項」という欄があり、定額減税にカウントされる配偶者や子どもがいる場合に記入します。(単身であれば記入不要)
氏名・続柄・生年月日を記入したら、右端の欄の「その他:2」と書けばOKです。(個人番号は書いても書かなくてもOK)
16歳未満の子の場合は、住民税の欄の「16」に "〇" をつけましょう。
方法② : e-Taxでの定額減税の記入(自動計算)
e-Taxで確定申告するときは、入力した情報をもとに定額減税の金額が自動計算されます。
(※すでに定額減税を受けた源泉徴収票がある場合は、源泉徴収票での入力項目「源泉徴収時所得税減税控除済額」に定額減税の金額入力を忘れないようにしましょう)
画面の項目にしたがって収入の入力を終えると、控除の入力画面(下の画像)になります。
配偶者や扶養親族(子ども)がいる場合は、控除の入力画面で「親族に関する控除の入力」の項目に入力しましょう。
ここで入力した情報から、定額減税の人数にカウントされます。
控除の入力が終わると、「計算結果の確認」画面が表示されます。
「税金の計算(税額控除等)の確認」の項目で、「令和6年分特別税額控除(定額減税)」に金額が反映されていれば大丈夫です。
【定額減税で控除しきれない場合、調整給付金あり】
定額減税では所得税3万円分が減税されますが、所得(収入)が少ないと控除しきれないケースがあります。
所得税が3万円未満で控除しきれない場合は、調整給付金の対象となります。(2025年内に支給予定)
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③ まとめ:定額減税は記入漏れ・ミスで損するので、確定申告は要注意
本記事では、「確定申告で定額減税が受けられる3つの対象者と、定額減税の書き方(申告書+e-Tax)」を紹介しました。
ポイントをまとめます。
【確定申告で定額減税の記入が必要な人】
❶ 2024年5月以前に退職し、年末調整していない人
❷ フリーランス・自営業の人
❸ 寄附金控除(ふるさと納税)や医療費控除のために、確定申告する人
【2025年にする確定申告(令和6年分)での、定額減税の書き方】
方法① : 確定申告書での定額減税の記入
方法② : e-Taxでの定額減税の記入
2025年にする確定申告では、定額減税の適用があります。
会社勤めで源泉徴収から控除されていて、年末調整済みで確定申告が不要なら、特に問題ありません。
一方で、2024年中に退職した人やフリーランス、寄附金控除(ふるさと納税)などで確定申告する人は、定額減税に要注意です。
確定申告で記入漏れ・ミスがあると、減税を受けられず大損することになります。
e-Taxでは定額減税分が自動計算されるため、記入漏れしにくいのでおすすめですね。
確定申告書の場合はあなた自身で記入が必要なので、必ずチェックするようにしましょう。
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