
え、生体データとか記録されるの!?
こんにちは、キベリンブログです。
近年は海外の出入国審査において、デジタル化の加速とともに厳しめになっています。
今回は、「ヨーロッパ(EU)の出入国審査EESと、スタンプがない場合の出入国の証明法」について紹介します。
【本記事の内容】
① ヨーロッパ(EU)の出入国審査、EES導入【2025年10月から段階導入】
② 日本で出入国スタンプが必要になるケースと、証明する方法【出入国在留管理庁】
③ まとめ:2026年4月には、ヨーロッパでEESが全面運用に。移行期は待ち時間に要注意
海外転職して海外へ移住するなど、これまで100か国以上に渡航してきmした。
変わっていく出入国審査の流れを、わかりやすく語っていきます。
① ヨーロッパ(EU)の出入国審査、EES導入【2025年10月から段階導入】
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① ヨーロッパ(EU)の出入国審査、EES導入【2025年10月から段階導入】
ヨーロッパの多くの国(29ヶ国)は、"シェンゲン協定" に加盟しています。
加盟国間での移動では出入国審査がなく、自由な移動を可能にする協定です。
私たち日本人などヨーロッパ域外からシェンゲン協定国に入国するとき、最初に入る国で入国審査を受けます。
その後はシェンゲン協定国で移動は審査なしで移動でき、ヨーロッパ域外(シェンゲン協定国以外)に出るときに出国審査が行われます。
そんなヨーロッパ(EU)の出入国審査で、以前と違う新たなシステムが導入されています。
どう変わっているのか、ヨーロッパの海外旅行前までにチェックしておきましょう。
ヨーロッパの出入域システム、EESとは【2025年10月から段階導入】
・出入国審査のデータを電子的に記録する、EUの制度
・日本など非EUからの渡航者が対象
・2025年10月12日から段階的に運用を開始し、2026年4月10日にすべての場所で実施予定
・EES運用後は、出入国スタンプは廃止
ヨーロッパに出入国するときに新たに使われるシステムが、「EES(Entry/Exit System)」と呼ばれるものです。
日本などEU圏外からの渡航者が対象となる、出入国の情報を電子的に記録するシステムです。
2025年10月12日から段階的に進められているため、一斉スタートではありません。
2026年4月10日には、すべての国・場所で運用される予定です。
なので2026年4月まではEESへの移行期間のため、"出入国審査のシステムトラブル" も一部の場所で起きています。
混雑で時間がかかるケースも多そうなので、乗り継ぎには時間に余裕をもっておいた方がいいですね。
EESでは、どんなデータが取られる?【生体認証データ】
・顔写真と指紋(生体認証データ)
・パスポート情報(氏名や生年月日など)
・出入国の日付と場所
・入国拒否の有無
※データはシステムに3年保管される
ヨーロッパで導入されるEESでは、上記の個人情報を含むデータが収集されます。
新たなものとしては "生体認証データ" で、「顔写真」と「指紋」ですね。
EES導入済みの場所から入国するときは顔写真と指紋を取られるので、その旨は認識しておきましょう。
「こんな個人情報を取られたくない!」と思うかもしれませんが、拒否すれば入国できません。
近年はヨーロッパに限らず、中国やタイなど多くの国で入国時に顔写真と指紋を取られます。
海外旅行では必須と捉えて、受け入れるしかないですね。
EESの導入で、ヨーロッパではパスポートのスタンプ廃止に
EESの導入にともない、EUは「パスポートへのスタンプ押印を廃止」とすることを発表しています。
2026年4月まではシステム移行期なので、まだスタンプを押してくれる国境も多いかもしれません。
でもゆくゆくは、スタンプは押してもらえなくなります。
パスポートのスタンプは海外旅行の記念になったりするので、ちょっと残念でもありますよね。
とはいえ、ヨーロッパに限らず、近年は出入国スタンプを廃止する国が増えています。
いわゆる "デジタル化" にともなう廃止で、自動化ゲートを使うと基本的にスタンプは押されません。
そもそも大勢の出入国者がいる中で、審査官が手作業で一人ひとりスタンプを押す作業も、手間がかかります。
空港での出入国審査待ちで、混雑する原因にもなっていました。
でもスタンプを押してもらえなかったら、「出入国したことをどうやって証明するの??」と困るシーンもあります。
そんなときの出入国の証明が必要な場合の方法について、次のパートで掘り下げていきます。
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② 日本で出入国スタンプが必要になるケースと、証明する方法【出入国在留管理庁】

② 日本で出入国スタンプが必要になるケースと、証明する方法【出入国在留管理庁】
ここまで、ヨーロッパ(EU)での出入国システム "EES" について紹介してきました。
出入国の記録やパスポート情報、生体認証データを電子的に記録することで、これまでの出入国スタンプの押印は廃止に。
ヨーロッパに限らず、デジタル化の流れで出入国スタンプを廃止する国は増えている状況です。
イミグレなどはパスポートを読み取れば出入国の状況がわかるので、スタンプがなくても問題ありません。
でも第三者や他の機関に対して、「あなたがいつ出入国したのか?」を示したいとき、証明できず困るケースも。
そういった場合は、アナログな出入国スタンプがあると助かることも。
具体的にどんな場合に必要で、スタンプの代わりに証明する方法があるのかなど、ここで紹介しておきますね。
出入国スタンプが必要となる手続き
・海外でのビザ取得の手続き
・海外移住から帰国後の転入手続き
・非居住者の免税手続き
・年金保険の合算対象期間(免除期間)の証明手続き
・海外旅行保険の給付金の受給手続き
・海外滞在中に有効期限の切れた運転免許証の再取得の手続き
上記のような手続きを行うときは、出入国のスタンプを求められます。
例えば、海外勤務を終えて日本に本帰国する場合、役所で転入届を申請するときなどですね。
手続きによっては航空券の半券など、他のものでも代用できる場合があります。
ですが失くしやすいし、スタンプをもらっておいた方が安心ですね。
日本の空港では、「自動化ゲート(顔認証ゲート)」が使われており、ゲート通過時に出入国スタンプは押されません。
スタンプが欲しい場合は自動化ゲートの近くのカウンターに担当者がいるので、パスポートを渡してスタンプをもらいましょう。
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出入国スタンプがない場合、証明する方法【出入国在留管理庁】
出入国スタンプを押してもらうのを忘れたときや、出入国の証明に航空券の半券などでも代用できない場合は困りますよね。
そんな場合にちょっと面倒ですが、あなたの出入国を証明する方法があります。
出入国在留管理庁へ「出入(帰)国記録に係る開示請求手続」を行うと、出入国記録の証明書がもらえます。
出入国在留管理庁への出入国記録の開示請求に必要なもの
開示請求する際の注意点ですが、証明書は開示請求の手続き当日にすぐ交付されるわけではありません。
ルールは「請求した日から30日以内に開示決定を行う」という決まりですが、かかる時間は個別のケースで異なります。
申請から約1ヶ月ほどかかるとの情報もあります。
詳しくは、「出入国在留管理庁」のサイトを確認してみてくださいね。
③ まとめ:2026年4月には、ヨーロッパでEESが全面運用に。移行期は待ち時間に要注意

③ まとめ:2026年4月には、ヨーロッパでEESが全面運用に。移行期は待ち時間に要注意
本記事では、「ヨーロッパ(EU)の出入国審査EESと、スタンプがない場合の出入国の証明法」を紹介しました。
ポイントをまとめます。
【ヨーロッパの出入域システム、EESとは(2025年10月から段階導入)】
・出入国審査のデータを電子的に記録する、EUの制度
・日本など非EUからの渡航者が対象
・2025年10月12日から段階的に運用を開始し、2026年4月10日にすべての場所で実施予定
・EES運用後は、出入国スタンプは廃止
【EESで取られるデータ】
・顔写真と指紋(生体認証データ)
・パスポート情報(氏名や生年月日など)
・出入国の日付と場所
・入国拒否の有無
※データはシステムに3年保管される
【出入国スタンプが必要となる手続き】
・海外でのビザ取得の手続き
・海外移住から帰国後の転入手続き
・非居住者の免税手続き
・年金保険の合算対象期間(免除期間)の証明手続き
・海外旅行保険の給付金の受給手続き
・海外滞在中に有効期限の切れた運転免許証の再取得の手続き
【スタンプがない場合、出入国を証明する方法】
・出入国在留管理庁に「出入(帰)国記録に係る開示請求手続」を行うと、出入国記録の証明書がもらえる
・申請の手続きは、開示請求書を提出する
・証明書はすぐ発行されるわけではなく、申請から時間がかかるので要注意
2025年10月以降、ヨーロッパの出入国審査は「EES」が段階的に導入されています。
2026年4月には全面移行となるため、6ヶ月間は "移行期" となっています。
移行期はシステムトラブルも起きやすく、一部の場所では出入国審査の "待ち時間" が長くなっているケースも。
乗り継ぎなどがある場合は間に合わない可能性もあるので、時間には余裕を持っておきましょう。
EESの導入にともない、ヨーロッパ旅行での入国時にはパスポートにスタンプが押されなくなります。
日本での出入国スタンプが必要となる手続きもあるので、その際の出入国を証明する方法も押さえておくと安心ですよ。
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