片道航空券でも入国できるの?
こんにちは、キベリンブログです。
片道航空券で海外に行く場合、無事に入国できるかは気になりますよね。
今回は、「トルコの入国条件と、片道航空券で拒否されたときの回避法」について紹介します。
【本記事の内容】
① トルコのビザなし(ノービザ)での入国条件とは【2つだけ】
② トルコに片道航空券で旅行する場合、行けない可能性がある【回避法あり】
③ まとめ:出国用航空券がないなら、航空会社のチェックインで要注意。回避法は知っておこう
トルコには海外旅行やデジタルノマド生活で、短期・中長期の滞在を繰り返してきました。
経験から、片道航空券での対処法を語っていきます。
① トルコのビザなし(ノービザ)での入国条件とは【2つだけ】
トルコは異国情緒にあふれ、人気の海外旅行先のひとつです。
ビザなしで簡単に入国できることは、旅行先を選ぶポイントにもなりますよね。
パスポートだけで行けることは旅行者にとってありがたいのですが、実は「トルコの入国条件」があります。
知っておかないと入国拒否の可能性もあるので、まずは条件の内容を紹介していきますね。
【トルコのビザなし(ノービザ)での入国条件】
❶ パスポートの残存有効期間が、トルコ入国時に150日以上あること
❷ トルコの滞在日数が、180日間のうち合計90日以内であること
トルコにビザなしで入国するには、2つの条件を満たすことが必要です。
それぞれ見ていきましょう。
❶ パスポートの残存有効期間が、トルコ入国時に150日以上あること
まず1つ目は、「パスポートの有効期間」です。
"残存有効期間" とも言われ、入国日から "150日以上(約5ヶ月以上)" あることが条件です。
パスポートの有効期限が150日未満の状態で空港へ行った場合、航空会社のチェックインカウンターで搭乗を拒否されます。
もし出発の当日に気付いた場合は対処法がなく、この時ばかりは諦めるしかありません。
パスポート更新の手続きには、1~2週間ほどかかります。
多くの国では「6か月以上」が条件になっているので、余裕をもって更新しておきましょう。
※パスポート更新の目安と手続きの流れは、「【海外移住】パスポート更新いつする?申請と目安時期【ビザも影響】」をご覧ください。
❷ トルコの滞在日数が、180日間のうち合計90日以内であること
2つ目は、「トルコでの滞在日数」に関する内容です。
"連続した180日間のうち、トルコの滞在日数が合計で90日以内であること" が条件です。
短期のトルコ旅行であれば、特に気にする必要はありません。
数か月以上など中長期で滞在する場合は、ちょっと注意が必要ですね。
東南アジアなどで行われるような、いわゆる「ビザラン(滞在可能日数がリセットされること)」はトルコではできません。
出入国は繰り返し可能ですが、合計の滞在日数は制限があるので注意しておきましょう。
以上の2つが、トルコの入国条件です。
疑問に思ったかもしれませんが、"出国用航空券の所持" は条件として特に明示されていません。
「それなら片道航空券でも、問題なくトルコに入国できるのでは?」と思いますよね。
ところが入国前に日本を出国できない可能性があるので、そのポイントを次のパートで見ていきましょう。
② トルコに片道航空券で旅行する場合、行けない可能性がある【回避法あり】
前のパートで紹介したとおり、トルコの入国条件は「パスポートの有効期限(150日以上)」と「滞在日数(90日以内)」の2つです。
トルコから出るための出国チケットは条件には入っていないので、片道航空券でも可能なはずです。
ですが条件に入っていなくても、確認されるタイミングがあるのが実情なんですよね。
そのタイミングと、トルコに行けなくなる可能性を回避する方法を解説していきます。
トルコ出国の航空券を確認される可能性があるタイミング
・トルコ入国時の入国審査官からの質問 : 可能性 → 低
・日本出国(または他国からトルコへ向かう)時の航空会社のチェックイン時 : 可能性 → 中
出国用の航空券をチェックされるのは、上記の2つのタイミングです。
ただし必ず確認されるわけではなく、あくまで "可能性がある" ということですね。
トルコに到着したら、空港のイミグレーションで入国審査を受けます。
ここで入国審査官から、出国用の航空券を持っているか聞かれる可能性があります。
ただ、今まで何度もトルコに行っていますが、私の経験では入国審査時に出国チケットを求められたことはありません。
何も聞かれずスタンプを押すだけのケースが多いですが、「何日間滞在するのか?」「宿泊場所はどこか?」など簡単な質問に答えられる準備はしておくと安心です。
日本出国(または他国からトルコへ向かう)時の航空会社のチェックイン時に、可能性あり
・何も聞かれない場合 : 何も答えなくても搭乗OK
・帰国日だけ聞かれた場合 : 旅程の回答だけで搭乗OK
・トルコ出国の航空券を求められた場合 : eチケットを提示しないと搭乗NGのケースあり
片道航空券で問題になりやすいのが、「日本出国(または他国からトルコへ向かう)時の航空会社のチェックイン時」です。
同じ航空会社で往復航空券を買っていれば、チェックインすると分かるので、問題になることはありません。
ですが片道航空券でチェックインすると、「帰国用の航空券」or「トルコから第三国へ出国する航空券」を持っているか、聞かれる可能性があります。
なぜ聞かれるかというと、トルコで入国拒否された場合に航空会社が連れて帰る責任を負うので、余計なリスクは航空会社側も避けたいからです。
もちろん何も聞かれない場合や、簡単な旅程を話すだけで済む場合、一筆サインを求められる(入国拒否されたら航空券代をあなた自身が払うこと)場合もあります。
その中で最も厳しい対応が、「出国用航空券のeチケットが提示できないと、トルコ行きの飛行機に乗せてもらえない」というケースです。
回避法は、トルコ出国の安い航空券(ダミーチケット)を買ってしまうこと
・イスタンブール - ソフィア
・アンタルヤ - ニコシア
・アンカラ - トビリシ
片道航空券(トルコ出国の航空券を未購入)で飛行機に乗れないリスクを回避する対処法は、「安い航空券(捨て用のダミーチケット)を買ってしまうこと」です。
例えば上記の区間は、トルコを出国する航空券で値段が比較的安いルートで、数千円ほどで買えます。
買う航空券は日本行きである必要はないし、それに日本行きは高いですよね。
トルコを出国するルートであれば、"出発地や行先はどこでもOK" です。
「Trip.com」では、安くて簡単に航空券が買えます。
ダミーチケットの日程は「トルコ入国日から90日以内」であれば大丈夫なので、最も安い日を選んで買いましょう。
③ まとめ:出国用航空券がないなら、航空会社のチェックインで要注意。回避法は知っておこう
本記事では、「トルコの入国条件と、片道航空券で拒否されたときの回避法」を紹介しました。
ポイントをまとめます。
【トルコのビザなし(ノービザ)での入国条件】
❶ パスポートの残存有効期間が、トルコ入国時に150日以上あること
❷ トルコの滞在日数が、180日間のうち合計90日以内であること
【トルコ出国の航空券を確認される可能性があるタイミング】
・トルコ入国時の入国審査官からの質問 : 可能性 → 低
・日本出国(または他国からトルコへ向かう)時の航空会社のチェックイン時 : 可能性 → 中
【トルコ出国の航空券がないことで、搭乗拒否されるリスクの回避法】
・安い航空券(捨て用のダミーチケット)を買ってしまうこと
・日本行きである必要はなく、トルコを出国する航空券なら出発地や行先はどこでもOK
・「Trip.com」は安くて簡単に航空券が買え、90日以内で最安日を選ぶ(イスタンブール - ソフィアなどのルートが安い)
トルコはパスポートのみの「ビザなし(ノービザ)」で入国できます。
入国条件としては、「パスポートの有効期限(150日以上)」と「滞在日数(90日以内)」の2つです。
ですが入国条件になくても、"片道航空券" で行くときは注意しておきましょう。
日本出国時や他国からトルコへ向かう航空会社のチェックイン時、トルコの出国用航空券がなければ、搭乗を拒否される可能性があります。
特に海外移住やデジタルノマド生活での中長期滞在では、片道航空券でトルコへ行くことも多いです。
搭乗拒否の回避法を事前にチェックしておけばその場で慌てなくて済むので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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