もう少し長く滞在したいけど、現地での申請って大変なのかな?
こんにちは、キベリンブログです。
タイは居心地の良い国ですが、滞在できる日数が限られるのが悩みですよね。
今回は、「タイのビザなし滞在延長と、チェンマイでの手続き経験談」について紹介します。
【本記事の内容】
2023年12月、タイでビザなし滞在延長手続きをしてきました。
実体験での画像を使いつつ、手順をわかりやすく解説していきますね。
【2024年6月から、タイのノービザ滞在が30日から60日に延長】 2024年6月以降のタイ入国から、ビザなしでの滞在が30日から60日に延長されています。 本記事は以前の内容になっているので、参考としてご覧ください。
① タイのビザなし(ノービザ)滞在延長とは【60日滞在可能に】
タイで1ヶ月以上滞在したいなら、現地で「滞在延長手続き」が可能です。
具体的な手続き方法に入る前に、タイの滞在延長について簡単に説明しておきますね。
タイでの滞在延長手続きで、ノービザで合計60日まで滞在できる
タイは「ビザなし(ノービザ)」で入国できますが、30日間までしか滞在できません。
「お試し移住やノマド生活で、もう少し長く過ごしたい!」というケースだと、ちょっと短いんですよね。
そんなとき、現地で滞在延長の手続きが可能です。
もともとの滞在期限日から、さらに30日延長されるので、ビザなしでも合計で60日間まで滞在できるようになります。
滞在延長手続きは、申請手数料と時間が必要【1,900バーツ+半日】
・申請手数料 : 1,900バーツ(約8,000円)
・かかる時間 : 半日ほど(午前 or 午後)
ただし、ビザなしでの滞在延長手続きには、「申請手数料と手続きの時間」が必要です。
「1,900バーツ(約8,000円)」かかるので、それほど安くはありません。
また、手続き場所に行く時間や待ち時間も含めると、「半日ほど」はかかります。
混雑状況にもよりますが、午前または午後はつぶれると考えておきましょう。
なお、チェンマイのイミグレではWiFiが使えるし、トイレやカフェもあります。
待ちくたびれた時などは利用すると良いですね。
手続き場所は、イミグレーションで行う【チェンマイは2か所】
・イミグレ① : チェンマイ空港近く(8:30~12:00、13:00~16:30)
・イミグレ② : モール「セントラルフェスティバル(2F)」(9:00~12:00、13:00~17:00)
・営業日 : 平日のみ(土日とタイの祝日は休み)
ビザなし滞在延長は、「イミグレ(イミグレーション)」に行って手続きします。
主要都市にはイミグレがあり、チェンマイ、バンコク、パタヤなどにあります。
基本的には滞在している都市(または近く)のイミグレに行かなければなりません。
チェンマイのイミグレは2か所あるので、滞在場所から近い方が良いですね。
イミグレまでの移動は、「Bolt」や「Grab」などの配車アプリがおすすめです。
数百円レベルで安くてカンタンに使えるので、スマホに入れておきましょう。
② タイの滞在延長手続きに必要なもの【事前準備 or 申請場所で入手可】
前のパートで、タイでのビザなし滞在延長手続きの概要を見てきました。
ここで、具体的に手続きで必要なものを紹介していきます。
【チェンマイでの30日ビザなし滞在延長の手続きに必要なもの】
❶ パスポート原本
❷ TM30(ホテルや部屋のオーナーが申請する外国人の滞在証明書)
❸ 申請料 1,900バーツ(現金のみ)
❹ TM7(申請書類1)
❺ STM2(申請書類2)
❻ オーバーステイした場合の同意書(申請書類3)
❼ 証明写真 1枚(サイズ:4x6、背景:白or青)
❽ パスポートのコピー(顔写真ページ、タイ入国スタンプページ)
❾ TM30原本のコピー
上記の「❶ ~ ❸」は "事前に準備が必要" で、「❹ ~ ❾」は "イミグレで入手可能" なものです。
それぞれ説明していきますね。
❶ パスポート原本
当たり前ですが、「パスポート原本」が必要です。
白紙ページがあり、有効期限が6か月以上ある状態にしておきましょう。
❷ TM30(ホテルや部屋のオーナーが申請する外国人の滞在証明書)
「TM30」とは、外国人の滞在を届け出るフォームで、タイの法律で義務付けられています。
申請は "滞在先の所有者(ホテルやコンドミニアムのオーナー)" が行うことになっているので、チェックインしたら申請を依頼しましょう。(24時間以内が一応のルール)
オンライン(アプリまたはWeb)で申請できるので、あなたのパスポート情報を伝えれば申請してくれるはずです。
申請してもらったら、申請後のスクリーンショット(または画面を印刷したもの)を受け取ってください。(イミグレで提示が必要になるため)
ちなみに、バンコクで滞在延長するときはTM30は不要なのですが、"チェンマイではTM30が必須" とされています。
泊まるホテル、借りるコンドミニアムやアパートがTM30を申請してくれるか、事前にチェックしておくと安心ですよ。
❸ 申請料 1,900バーツ(現金のみ)
30日間の滞在延長手続きの手数料は、「1,900バーツ(THB)」です。
現金しか受け付けてないので、両替やキャッシングなどで準備してからイミグレに行きましょう。
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❹ TM7(申請書類1)
滞在延長の申請書類は3つあり、1つ目が「TM7(APPLICATION FOR EXTENSION OF TEMPORARY STAY IN THE KINGDOM)」です。
書類3つはイミグレにも置いてあるため、申請するときに書いて出せますが、事前にダウンロードして用意しておくと落ち着いて記入できます。(ダウンロードはこちら)
表と裏に記入する項目があるので、上の記入例を参考に記入してみてくださいね。(写真は裏面に貼る)
裏のページの余白には、「電話番号(日本の番号でもOK)」と「メールアドレス」を書いておきましょう。
❺ STM2(申請書類2)
申請書類の2つ目が、「STM2(ACKNOWLEDGEMENT OF TERMS AND CONDITIONS FOR PERMIT OF TEMPORARY STAY IN THE KINGDOM OF THAILAND)」ですね。
記入欄は表だけで、記入例を参考に記入していきましょう。
❻ オーバーステイした場合の同意書(申請書類3)
申請書類の3つ目が、「オーバーステイした場合の同意書(THE ACKNOWLEDGEMENT OF PENALTIES FOR A VISA OVERSTAY)」です。
こちらも記入欄は表だけで、記入例を参考に書いてくださいね。
❼ 証明写真 1枚(サイズ:4x6、背景:白or青)
写真は "TM7(申請書類1)の裏面" に貼り、サイズは「4x6cm」というちょっと特殊なサイズです。
イミグレにも写真を撮ってくれるサービス(100バーツ)があるので、用意していなければ利用しましょう。
❽ パスポートのコピー(顔写真ページ、タイ入国スタンプページ)
パスポートの「顔写真ページ」と「タイ入国のスタンプページ」のコピーが必要です。(余白にパスポートと同じサイン記入)
イミグレでコピーしてくれるサービス(1枚2バーツ)を利用できます。
❾ TM30原本のコピー
TM30の原本はイミグレで取りますが、そのコピーが必要です。(TM30原本の取得方法は、次のパートで説明しますね)
イミグレのコピーしてくれるサービス(1枚2バーツ)を利用しましょう。
③ タイのビザなし滞在延長手続きの流れ【チェンマイの経験談】
ではいよいよ、タイのビザなし滞在延長の具体的な手続き方法を説明していきます。
2023年12月時点で、実際にチェンマイ空港近くのイミグレで行った経験談から紹介します。
【タイのビザなし滞在延長手続きの流れ(チェンマイ版)】
STEP1 : イミグレに着いたら、書類チェック用の受付番号をもらう
STEP2 : 3つの申請書類を記入する
STEP3 : TM30の原本を受け取る
STEP4 : TM30の原本、パスポート(顔写真ページとタイ入国のスタンプページ)をコピーする
STEP5 : 書類チェックを受け、本館での申請番号をもらう
STEP6 : 本館で申請番号が呼ばれるまで待ち、書類を提出する
STEP1 : イミグレに着いたら、書類チェックの受付番号をもらう
イミグレの門を抜けると、正面に「SCREENING POINT」と書かれたゲートがあります。
ゲートをくぐると窓口に係員がいるので、「Tourist Visa の延長申請をしたいのですが(ビザなしでも Tourist Visa と言えばOK)」と告げましょう。
すると「書類チェック用の受付番号(整理券)」がもらえます。
この番号で呼ばれるので、覚えておきましょう。
STEP2 : 3つの申請書類を記入する
・申請書類1 : TM7
・申請書類2 : STM2
・申請書類3 : オーバーステイした場合の同意書
本館に向かって左手の屋外ブースに「書類チェックのエリア(Document Preparation Area)」があり、前のパートで紹介した3つの申請書類が置いてあります。
事前に準備していなければ、この場で記入しましょう。
記入するための机や、ボールペンも置いてあります。
ちなみに書類チェックのエリアは人が多くて混雑しやすいので、注意しておきましょう。
STEP3 : TM30の原本を受け取る
書類チェックのエリアの裏手に行くと、「TM30」と書かれた建物があります。
中に入って受付番号を受け取り、呼ばれるまで待ちましょう。
番号が呼ばれたら、ホテルやコンドミニアムのオーナーからもらった「TM30申請後のスクリーンショット(または印刷したもの)」を提示します。
イミグレ側で確認後、「TM30の原本」が受け取れます。
STEP4 : TM30の原本、パスポート(顔写真ページとタイ入国のスタンプページ)をコピーする
TM30を受け取ったすぐ左隣の部屋に、コピーを行ってくれるサービスがあります。(1枚2バーツ)
ここで「TM30の原本」と「パスポート(顔写真ページとタイ入国のスタンプページ)」をコピーしましょう。(コピー余白にパスポートと同じサインを記入)
証明写真を用意していなければ、写真を撮ってくれるサービスもここでやっています。(100バーツ)
のりは書類チェックのエリアに置いてあるので、「TM7(申請書類1)の裏」に写真を貼ればOKです。
STEP5 : 書類チェックを受け、本館での申請番号をもらう
書類をすべて揃えたら、書類チェックのエリアに戻り、「STEP1」で受け取った番号が呼ばれるまで待ちます。
モニターに呼ばれている番号が表示されるので、何番まで呼ばれているのか分かりやすくなっています。
番号が呼ばれたら、カウンターへ行って書類をすべて渡し、チェックを受けましょう。
特に問題がなければ「本館での申請番号」の整理券とともに、書類一式をホッチキスで止めて渡してくれます。
STEP6 : 本館で申請番号が呼ばれるまで待ち、書類を提出する
本館に入ると、左側の奥に「10番カウンター(TOURIST)」があります。
モニターに申請番号が表示されるので、あなたの番号が表示されるまで近くで待ちましょう。
番号が呼ばれたら、書類を提出して申請手数料(1,900バーツ)を支払います。
その後に再び待つことになるのですが、「顔写真の撮影」と「パスポートの返却」で、"あなたの名前" で2回に分けて呼ばれます。(番号では呼ばれないので、しっかり聞いておいてくださいね)
最後に「滞在延長のスタンプが押されたパスポート」と「お釣り(あれば)+領収証」を受け取ったら、ビザなし滞在延長の手続きは完了です。
時間はかかりますが、手続きの流れを押さえておくと安心ですよ。
④ まとめ:チェンマイでのビザなし滞在延長は、事前準備が必要なので要チェック
本記事では、「タイのビザなし滞在延長と、チェンマイでの手続き経験談」を紹介しました。
ポイントをまとめます。
【タイのビザなし滞在延長手続きとは】
・滞在延長手続きで、ノービザで合計60日まで滞在できる
・滞在延長手続きは、申請手数料と時間が必要【1,900バーツ+半日】
・手続き場所は、イミグレーションで行う【チェンマイは2か所】
【チェンマイでの30日ビザなし滞在延長の手続きに必要なもの】
❶ パスポート原本
❷ TM30(ホテルや部屋のオーナーが申請する外国人の滞在証明書)
❸ 申請料 1,900バーツ(現金のみ)
❹ TM7(申請書類1)
❺ STM2(申請書類2)
❻ オーバーステイした場合の同意書(申請書類3)
❼ 証明写真 1枚(サイズ:4x6、背景:白or青)
❽ パスポートのコピー(顔写真ページ、タイ入国スタンプページ)
❾ TM30原本のコピー
【タイのビザなし滞在延長手続きの流れ(チェンマイ版)】
STEP1 : イミグレに着いたら、書類チェック用の受付番号をもらう
STEP2 : 3つの申請書類を記入する
STEP3 : TM30の原本を受け取る
STEP4 : TM30の原本、パスポート(顔写真ページとタイ入国のスタンプページ)をコピーする
STEP5 : 書類チェックを受け、本館での申請番号をもらう
STEP6 : 本館で申請番号が呼ばれるまで待ち、書類を提出する
タイはビザなし(ノービザ)だと、30日しか滞在できません。
「デジタルノマド生活でもう少し長く過ごしたい」といったときなどは、ちょっと短いですよね。
そういったときは、タイ国内で滞在延長手続きが可能です。
さらに30日間の滞在日数が追加され、合計で60日まで滞在できるようになります。
申請する場所で必要なものが違ったりするので、事前にチェックしておくと安心です。
チェンマイでは「TM30」が必要なので、ホテルや借りる部屋のオーナーへのTM30申請依頼を忘れないようにしてくださいね。
【2024年6月から、タイのノービザ滞在が30日から60日に延長】 2024年6月以降のタイ入国から、ビザなしでの滞在が30日から60日に延長されています。 本記事は以前の内容になっているので、参考としてご覧ください。
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