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ブルガリアの物価上昇は日本以上か【2024年vs2022年比較】

ブルガリアの物価上昇は日本以上か【2024年vs2022年比較】

 

お悩み相談
海外では日本以上の物価高って聞くけど、ブルガリアの物価も上がってるの?

 

こんにちは、キベリンブログです。

世界の物価はどのくらい上がっているのか、日本との違いを知っておきたいですよね。

今回は、「ブルガリアの2024年までの物価上昇(食料品・日用品の価格一覧)」について、紹介します。

 

【本記事の内容】

① ブルガリアでのインフレはピークアウトするも、物価は大きく上昇【日本以上+円安】

② ブルガリアの食料品・日用品は、2年でどのくらい上がったか【2022年と2024年の比較】

③ まとめ:ブルガリアの物価は2022年から2024年で大きく値上がりし、円安も厳しい

 

2022年と2024年にブルガリアで生活した経験から、物価上昇をまとめました。

どのくらい変わったのか、上昇率などわかりやすく紹介していきます。

 

① ブルガリアでのインフレはピークアウトするも、物価は大きく上昇【日本以上+円安】

① ブルガリアでのインフレはピークアウトするも、物価は大きく上昇【日本以上+円安】

① ブルガリアでのインフレはピークアウトするも、物価は大きく上昇【日本以上+円安】

 

ブルガリアでの具体的な物価の話に入る前に、まずは全体的な「物価上昇(インフレ)」について紹介しておきます。

新型コロナ以降、世界中でインフレが加速して、あらゆる物の値段が上がっていきました。

 

2022年の後半からは物価上昇もピークアウトし始め、2024年以降は値上げも落ち着きつつあります。

ただ2022年~2023年の物価上昇率が大きく、一度上げた値段はなかなか下がりません。

 

コロナ以降のブルガリアの物価の上がり方は、明らかに「日本以上」の上昇率です。

加えて、ブルガリアの通貨であるブルガリアレフ(BGN)に対して「円安(円の価値が下がること)」が進み、日本円で換算するとさらに高くなります。

 

そこで、2024年までのブルガリアの「物価上昇(インフレ)」「為替レート(円安)」の2つを見ていきましょう。

 

ブルガリアの消費者物価指数(CPI)の増加率は、日本以上【インフレ】

【ブルガリアの消費者物価指数の変化率(%)】

【ブルガリアの消費者物価指数の変化率(%)】

【日本の消費者物価指数の変化率(%)】

【日本の消費者物価指数の変化率(%)】

 

上の2つのグラフは、ブルガリア(上のグラフ)と日本(下のグラフ)の「消費者物価指数(CPI)」について、2022年1月~2024年6月までの変化率を示したものです。

(画像は「ceicdata」から引用)

 

物の値段を表す指標として、世界的にもよく使われるデータです。

ブルガリアのデータをみると、2022年から2023年の前半まで「+10% ~ 18%」ほどの高い上昇率を記録し続けた後、2024年以降は+4%以下の水準まで下がってきました。

 

一方で日本は、ブルガリアに比べてコロナ以降の物価上昇率は低く、2022年の半ば以降で「+3%前後」の水準が続いたものの2024年は「+2%台」に落ち着いています。

2022年以降でみると、ブルガリアの物価上昇は日本よりもはるかに高いと言えますよね。

 

円安の加速により、日本円で換算すると以前よりも高くなる【2年で約23%高】

ブルガリアレフ - 日本円の為替チャート

【ブルガリアレフ - 日本円の為替チャート】

 

上記のチャートは、ブルガリアの通貨「ブルガリアレフ(BGN)」に対する日本円の為替レートです。

(画像は「XE : 通貨換算レート」より引用)

 

2022年以降は本格的に円安が加速し、ブルガリアレフに対しても日本円の価値は下がっています。(チャートが上がるほど、円の価値は下がっていく)

2024年7月時点から直近2年でみると、日本円では「約23%」も高くなります。

 

この円安の「23%高」の上に、「ブルガリアでの物価上昇」が加わってきます。

以前と比べたら、あまり割安にならないことがわかりますよね。

 

 

② ブルガリアの食料品・日用品は、2年でどのくらい上がったか【2022年と2024年の比較】

② ブルガリアの食料品・日用品は、2年でどのくらい上がったか【2022年と2024年の比較】

② ブルガリアの食料品・日用品は、2年でどのくらい上がったか【2022年と2024年の比較】

 

前のパートで、2024年までの「物価上昇(インフレ)」「為替レート(円安)」を紹介してきました。

ブルガリアはヨーロッパの中においては、物価が安い国の1つです。

 

でも近年のインフレと円安によって、以前のような物価の格差はなくなっています。

2022年から2024年の2年間でブルガリアの物価がどのくらい変わったのか、「飲料品・食品・日用品」にわけて見ていきましょう。

 

【紹介している物価と為替レートについて】

2022年7月と2024年7月のブルガリアのスーパー(中級のチェーン店)での販売価格の一例です。

日本円への換算は、以下の為替レートで計算しています。

【2022年の価格】1BGN = 72円(2022年7月時点)

【2024年の価格】1BGN = 86円(2024年7月時点)

 

ブルガリアの飲料品の物価一覧(2022年 vs 2024年)

項目 2022年 2024年
水(500ml) 0.50BGN(36円) 0.89BGN(77円)
水(1.5L) 0.81BGN(58円) 1.05BGN(90円)
コーラ(500ml) 1.35BGN(97円) 1.75BGN(151円)
ビール(500ml) 1.19BGN(86円) 1.55BGN(133円)
ワイン(750ml) 6.79BGN(489円) 11.99BGN(1,031円)
インスタントコーヒー(100g) 6.79BGN(489円) 9.49BGN(816円)

【飲料品の合計での物価上昇率(2022年 → 2024年)】

・ブルガリアレフ建て : 約1.5倍の値上がり(+53%高)

・日本円での換算 : 約1.8倍の値上がり(+83%高)

 

飲料品の値段を2022年と2024年で比べてみて、明らかな値上がりを感じました。

チェックした飲料品の合計で比べると、ブルガリアレフ建てで「約1.5倍」、日本円換算で「約1.8倍」の値上げです。

 

水やコーラなど一般的な飲料は、日本と同じくらいか、やや高いかもしれません。

ブルガリアではビール(ブルガリア産)はもともと安いので、値上げされてもまだ安めの水準で買えます。

 

ワインなど輸入品は割高になりますね。

インスタントコーヒーもかなり高くなった印象でした。

 

ブルガリアの食品の物価一覧(2022年 vs 2024年)

項目 2022年 2024年
米(1kg) 4.19BGN(302円) 4.99BGN(429円)
食パン(500g) 1.58BGN(114円) 1.89BGN(163円)
豚肉(1kg) 10.99BGN(791円) 15.99BGN(1,375円)
卵(6個) 2.59BGN(186円) 3.69BGN(317円)
ヨーグルト(400g) 1.04BGN(75円) 1.29BGN(111円)
トマト(1kg) 2.79BGN(201円) 3.49BGN(300円)
キャベツ(1kg) 0.99BGN(71円) 1.69BGN(145円)
ぶどう(1kg) 3.99BGN(287円) 5.99BGN(515円)
スイカ(1kg) 0.99BGN(71円) 0.99BGN(85円)
スナック菓子(100g) 2.39BGN(172円) 2.59BGN(223円)

【食品の合計での物価上昇率(2022年 → 2024年)】

・ブルガリアレフ建て : 約1.4倍の値上がり(+35%高)

・日本円での換算 : 約1.6倍の値上がり(+61%高)

 

食品もだいたい値上げされていますが、飲料品に比べると値上げ幅はすこし低めの印象でした。

食品の合計で比べると、ブルガリアレフ建てで「約1.4倍」、日本円換算で「約1.6倍」の値上げです。

 

物価が上がっているとはいえ、野菜や果物などの農産物は日本よりもまだ安いですね。

食料自給率170%を超える農業国なので、ブルガリアでは割安に買えます。

 

自炊中心にすれば安く生活できますが、外食となると話は変わってきます。

レストランの値上げ幅はスーパーに比べてかなり大きいので、旅行などで利用するときは以前との値段の違いに気をつけておきましょう。

 

 

ブルガリアの日用品の物価一覧(2022年 vs 2024年)

項目 2022年 2024年
トイレットペーパー(4ロール) 3.19BGN(230円) 4.59BGN(395円)
歯磨き粉(150ml) 2.89BGN(208円) 3.99BGN(343円)
シャンプー(350ml) 3.95BGN(284円) 4.99BGN(429円)
生理用品(20枚) 3.59BGN(258円) 4.20BGN(361円)
洗濯用洗剤(1L) 8.89BGN(640円) 11.90BGN(1,023円)
食器用洗剤(450ml) 2.25BGN(162円) 3.00BGN(258円)

【日用品の合計での物価上昇率(2022年 → 2024年)】

・ブルガリアレフ建て : 約1.3倍の値上がり(+32%高)

・日本円での換算 : 約1.6倍の値上がり(+58%高)

 

日用品も飲料や食品と同じく、ほとんどの商品が値上げされていました。

日用品の合計で比べると、ブルガリアレフ建てで「約1.3倍」、日本円換算で「約1.6倍」の値上げです。

 

日用品の値段はもともと、食品に比べてあまり安くはありません。

シャンプーなどは日本でも見かけるメーカーのものも売っていますが、日本よりも高いかもしれないですね。

 

③ まとめ:ブルガリアの物価は2022年から2024年で大きく値上がりし、円安も厳しい

③ まとめ:ブルガリアの物価は2022年から2024年で大きく値上がりし、円安も厳しい

③ まとめ:ブルガリアの物価は2022年から2024年で大きく値上がりし、円安も厳しい

 

本記事では、「ブルガリアの2024年までの物価上昇(食料品・日用品の価格一覧)」を紹介しました。

ポイントをまとめます。

 

【ブルガリアの物価が、以前よりも上がっている理由】

・ブルガリアの消費者物価指数は2022年から2023年の前半まで「+10% ~ 18%」ほどの高い上昇率を記録し続け、日本を大きく超える上昇率(日本は+3%ほど)

・円安の加速で、日本円にすると以前よりも割高になる(2024年7月時点からの直近2年で約23%高)

 

【ブルガリアの2022年から2024年の物価上昇率(チェックした商品の合計で計算)】

・飲料品 : ブルガリアレフ建てで「約1.5倍」、日本円換算で「約1.8倍」の値上がり

・食料品 : ブルガリアレフ建てで「約1.4倍」、日本円換算で「約1.6倍」の値上がり

・日用品 : ブルガリアレフ建てで「約1.3倍」、日本円換算で「約1.6倍」の値上がり

 (※2022年は1BGN=72円、2024年は1BGN=86円で換算)

 

2020年に発生した新型コロナ以降、世界の物価は大きく値上がりしました。

加えて世界のあらゆる通貨に対して円安が加速し、円で稼ぐ日本人にとっては負担が大きくなっています。

 

ブルガリアの物価上昇も例外ではなく、日本を大きく超える物価上昇率を記録しました。

2022年から2024年の2年間でブルガリアの物価も上がり、以前の割安感はなくなりつつあります。

 

2024年以降はインフレ鈍化の兆しを見せていますが、ブルガリアレフに対しても円安がかなり進んでおり、円で稼ぐ日本人には大きなダメージに

日本よりも高くなっているモノが増えているので、早めにブルガリア旅行・ブルガリア移住を楽しんでみてください。

 

 

 

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