何が原因なんだろう?
こんにちは、キベリンブログです。
海外でクレカが使えなかったら、現金の準備も難しくて困りますよね。
今回は、「海外でクレジットカードが使えなかったのは、不正検知システムが理由」の件を紹介します。
【本記事の内容】
① クレジットカードの不正検知システムとは【海外旅行での事例あり】
② 楽天カードが不正検知で使えなかった時の対処法【オンライン本人確認OK】
③ まとめ:海外でのカード決済はエラーもあるので、複数枚の準備でトラブルを回避できる
海外移住や旅行を通して、100か国以上に渡航してきました。
経験から、カードが使えなかったときの対処法を語っていきますね。
① クレジットカードの不正検知システムとは【海外旅行での事例あり】
私も経験がありますが、海外でクレジットカードを使おうとしたとき、エラーで決済できなかったことはありませんか?
お店で使う場合はカード読み取りの失敗、ネット決済ならカード番号の入力ミスなどを理由として、まず疑いますよね。
でも実は、もうひとつ確率の高い原因があります。
それは「不正検知システム」によるものです。
クレジットカードには、不正検知システムがある
各社のクレジットカードには、不正検知システムが導入されています。
第三者による不正なカード使用の負担を、未然に防ぐためのものですね。
不正検知システムは、「本人認証(3Dセキュア)」や「セキュリティコード(裏面の番号)」とは異なります。
各カード会社がそれぞれで導入しているので、不正を検知する方法は違っており、各社共通ではありません。
カードの使用をモニタリングして、「過去にはない高額なカード利用だから、不正利用なのでは?」という感じで自動的に推測して判断するシステムです。
不正と推測されるような決済をすると、不正検知システムが発動します。
不正検知システムが発動すると、カード利用が制限される
考えられる事例としては、例えば「海外で航空券をネットからクレカ決済する」といった取引ですね。
海外での利用で、かつ高額になるようなものは、不正検知システムが発動しやすいです。
発動すると、不正ではなくあなた本人が使っていたとしても、エラーが起きてカード決済が一時的にできなくなります。
でも決済の画面では「カードが使えません」と表示されるだけで、「不正検知システムが原因」ということは、そのときはわかりません。
後からメールやSMS(ショートメッセージサービス)などで、本人確認の連絡がくることが多いです。
その連絡を受けてWebなどで本人確認を行うと、また使えるようになるしくみです。
クレカの不正検知システムが発動する、カード決済の一例
・海外での高額なカード利用
・同じ店で何度も連続したカード利用
・過去の不正利用と同じ or 類似のカード利用
あくまで一例ですが、上記のようなカード決済をすると、不正検知システムによりカード利用が停止されます。
不正利用を未然に防いでくれることを考えれば、そこは安心ですよね。
とはいえチェックが厳しすぎると、「本人なのになぜ使えないの?」と決済できない状態になり、困ってしまいます。
こういったシステムは、バランスが重要ですね。
② 楽天カードが不正検知で使えなかった時の対処法【オンライン本人確認OK】
前のパートで紹介したとおり、不正検知システムは各カード会社で異なります。
不正検知のしくみや、不正検知後にカードを使えるようにするための本人確認の方法にも違いがあります。
例として、広く使われている「楽天カード」の不正検知システムを紹介しておきますね。
不正検知後の本人確認は、楽天カードのサイトから行えるので、海外にいても簡単にできますよ。
【楽天カードの不正検知システムと、本人確認の方法】
❶ 不正検知システムが、発動する事例【海外も該当例あり】
❷ 不正検知システム発動後、本人確認する方法【e-NAVIで簡単】
❸ 本人確認を実施した後は、不正と判断された決済も可能【24時間以内】
順番にみていきましょう。
❶ 不正検知システムが、発動する事例【海外も該当例あり】
・過去の不正使用の事例と類似した場合
・第三者利用の疑いがあると判断した場合
・高額なカードの利用があり、直近のカード利用時間と場所から見て、同一人物の利用とは考えられない場合
・海外にて高額の利用があった場合
(※楽天カードのサイトから引用)
楽天カードでは、上記のようなカード利用があると「使用を制限する場合がある」と案内されています。
海外での高額の利用も、記載がありますよね。
不正検知システムが発動すると、カード決済できずエラーになります。
決済時の画面からは、「不正検知システムが理由で制限されたことはわからない」ので、注意してくださいね。
次で説明する本人確認を行うまでは、楽天カードの利用は制限されます。
なお、不正検知システムのしくみはカード会社で違うので、他のカードを使えば決済できることもあります。
❷ 不正検知システム発動後、本人確認する方法【e-NAVIで簡単】
・楽天カードの会員向けサイト「e-NAVI」から、本人確認する
・メールや電話などで連絡が来て、本人確認する
決済できなかった後、楽天カードのサイト「e-NAVI」へアクセスすると、「利用確認」の画面が表示されます。
その利用確認の画面で、「利用覚えあり」or「利用覚えなし」を選択することで、本人確認するようになっています。
「利用覚えあり」を選んで情報などを入力すれば、その後は制限が解除されカードが使えるようになります。
「利用覚えなし」を選ぶと、「不正利用された」と判断されて、カード交換などの対処が行われます。
あなた自身で決済した場合は、必ず「利用覚えあり」を選ぶようにしてくださいね。
ちなみに、不正検知システムの案内メールが来なかったり、海外では電話を受けられないこともあります。
メールが来なくても、「e-NAVI」へアクセスすれば利用確認は可能です。
こまめに日頃からアクセスして、利用状況をチェックしておくと安心ですよ。
❸ 本人確認を実施した後は、不正と判断された決済が可能【24時間以内】
・「利用覚えあり」を選択しても、エラーになった取引の決済は行われない
・楽天カードで再度決済したい場合は、24時間以内なら同じ取引の決済が可能
「利用覚えあり」で本人確認できたら、楽天カードは引き続き使えるようになります。
合わせて「ご利用確認完了のお知らせ」のメールも届くので、内容を確認しておきましょう。
そのメールにも書かれていますが、「利用覚えあり」を選んでも、その取引の決済はされません。
すでに別のカードで決済した場合は、ここまででOKで、楽天カードは引き続き使えるようになっています。
まだ決済しておらず、「楽天カードを使って同じ取引をしたい場合」は、「24時間以内」なら可能です。
今度は楽天カードでも、同じ取引でエラーにならずに決済できるはずです。
③ まとめ:海外でのカード決済はエラーもあるので、複数枚は準備しておこう
本記事では、「海外でクレジットカードが使えなかったのは、不正検知システムが理由」の件を紹介しました。
ポイントをまとめます。
【クレジットカードの不正検知システムとは】
・不正利用を防止するため、各カード会社は不正検知システムを導入している
・不正検知システムが発動すると、カード利用が制限される
・海外での高額な利用などは、不正検知システムが発動する事例になりやすい
【楽天カードの不正検知システムと、本人確認の方法】
❶ 不正検知システムが、発動する事例【海外も該当例あり】
❷ 不正検知システム発動後、本人確認する方法【e-NAVIで簡単】
❸ 本人確認を実施した後は、不正と判断された決済も可能【24時間以内】
クレジットカードの不正検知システムは、不正利用のリスクを考えれば、安心できる対策です。
でも、使いたいときにエラーで決済できなかったら、困ってしまいますよね。
特に海外旅行などでの利用は、不正検知システムが発動する事例になりやすいです。
こういった問題は、カードを複数枚は準備しておけば回避できます。
不正検知システムはカード会社によって違うので、同じ取引でも不正検知システムが発動せず、使えるカードもあります。
海外へ行くときは少なくとも3枚以上は持っておくと、トラブルにも対処できるので安心ですね。
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