
え、ルールが一部緩和されるの!?
こんにちは、キベリンブログです。
タイのアルコール規制はあまり知られていないので、お酒好きには要注意です。
今回は、「タイのアルコール販売規制、2025年12月から一部緩和と罰則強化」について紹介します。
【本記事の内容】
① タイには、お酒の販売規制ルールがある【販売時間と禁酒日】
② 2025年12月からのアルコール販売規制の緩和と、罰則の強化【試験的な措置】
③ まとめ:タイの酒類の販売禁止ルールの緩和と、罰則の強化は要チェック
タイには海外旅行やデジタルノマド生活など、滞在を繰り返してきました。
外国人旅行者には知られていないお酒販売のルールを、わかりやすく語っていきます。
① タイには、お酒の販売規制ルールがある【販売時間と禁酒日】

① タイには、お酒の販売規制ルールがある【販売時間と禁酒日】
2025年12月から、タイの「アルコール販売禁止措置」について、ルールが一部緩和されました。
ただ実際のところ、タイでお酒の販売に規制があるなんて、あまり知られてないですよね。
法律で酒類の販売禁止ルールが定められており、特定の日時ではバーや居酒屋で飲むことはもちろん、スーパーやコンビニでもお酒を買うことができません。
緩和されたルールの紹介に入る前に、まずはタイのアルコール販売規制について紹介しておきますね。
【タイのアルコール販売規制とは】
規制ルール❶ : お酒を買える時間が決められている
規制ルール❷ : 販売禁止の "禁酒日" がある(仏教の祝日・選挙日)
規制ルール❸ : 規制が適用されない例外がある(空港・外資ホテルなど)
規制ルール❶ : お酒を買える時間が決められている
・アルコール販売時間 : 11時~14時、17時~24時【年間ルール】
(0時~11時、14時~17時は販売禁止だが、2025年12月から時間帯の緩和措置あり)
まず1つ目は、「お酒を販売できる時間が決められている」ということです。
"11時~14時" と "17時~24時" の時間帯のみ、飲食店やスーパーで酒類の販売が許可されています。(※次のパートで紹介しますが、2025年12月から時間の緩和措置あり)
それ以外の時間帯はお酒が販売できないので、バーやクラブなどお酒が中心となるお店は24時で営業を終了します。
24時間営業のコンビニでも、禁止の時間帯はビールなどのお酒は買えません。
販売禁止の時間帯になると、酒類のコーナーはカーテンなどで目隠しされます。
英語や日本語などで販売規制の案内が書かれているので、タイに行ったらチェックしてみてください。
規制ルール❷ : 販売禁止の "禁酒日" がある(仏教の祝日・選挙日)
・「仏教の祝日(年間5日)」と「選挙日(前日18時~当日18時)」は "禁酒日" となり、終日アルコール販売禁止
・祝日の日程は毎年変わるので、事前に要チェック
2つ目は、「禁酒日」があること。
先ほどの規制❶では "販売時間" があることを紹介しましたが、禁酒日は販売時間中でも終日お酒は買えません。
禁酒日に指定されているのは、「仏教の祝日(年間5日)」と「選挙日(前日18時~当日18時)」です。
(禁酒日となる祝日は、万仏節・仏誕節・三宝節・入安居・出安居)
"祝日の日程は毎年変わる" ため、いつが祝日なのかタイへ行く前にチェックしておきましょう。
選挙日は日程が近くならないと決まらないので、選挙日にぶつかってしまったら仕方ないですね。
規制ルール❸ : 規制が適用されない例外がある(空港・外資ホテルなど)
・空港(国際線あり)はアルコール販売規制の対象外
・一部の外資系ホテル内など、規制が適用されない例外あり
3つ目は、「一部エリアのみアルコール販売規制の対象外」があることです。
ここまで "販売時間" と "禁酒日" の規制ルールを説明しましたが、一部エリアでは規制が適用されません。
例えば「空港のターミナル内」では、規制の適用外となります。
たとえ禁酒日でも、空港内のお店でワインを買ったり、ラウンジでビールを飲むことも可能です。
空港以外では、一部の外資系ホテル内などでは、規制されない例外エリアもあるようです。
おもに外国人観光客向けに限られた場所が、例外エリアになっていたりします。
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② 2025年12月からのアルコール販売規制の緩和と、罰則の強化【試験的な措置】

② 2025年12月からのアルコール販売規制の緩和と、罰則の強化【試験的な措置】
ここまで、タイのアルコール販売規制ルールを紹介してきました。
このお酒の販売規制について、2025年12月から一部緩和されています。
具体的にどう緩和されたのか、タイ旅行へ行く前にチェックしておきましょう。
加えて "罰則" も強化されているので、あわせて説明していきますね。
2025年12月から、14時 ~ 17時のアルコール販売禁止を解除
・2025年12月以降のアルコール販売時間 : 11時~24時
→ 以前の昼間の「14時~17時」の販売禁止を解除し、11時~24時はお酒の購入が可能に
(0時~11時については引き続き販売禁止)
2025年12月から、「14時~17時(午後2時~午後5時)」の午後の販売禁止時間について、販売禁止が解除されました。
この緩和措置により11時~24時の通しで、お店でお酒を飲んだり、スーパーやコンビニでお酒を買うことが可能に。
なぜ緩和されたかというと、"アルコール販売規制は、政府の観光促進に逆向している" と指摘されていたからです。
50年以上も前にできた規制は "時代遅れ" という声が、観光業を中心としたビジネス団体から上がっている状態でした。
14時~17時の販売禁止解除は、試験的な実施【6ヶ月間】
ただし、今回の昼間の時間帯の規制緩和は、"試験的な実施" ということです。
まずは6ヶ月間実施してみて、経済などにどう影響するか評価されます。
その上で大きな問題がなければ、その後も継続されるものと思われます。
なので2026年中にはまた変更される可能性があるので、今後の情報には注意しておきましょう。
2025年11月以降、禁止時間帯の飲酒による罰則が強化
タイのお酒の規制ルールが緩和に向かう一方で、実は "罰則" が強化されています。
お酒の販売の禁止時間帯(0時~11時)に飲酒すると、「飲酒した側」にも罰金(1万バーツ以上)が科されるように。
それまでは、お酒を販売した側のみ罰則があり、私たちのような客側には罰則がありませんでした。
それが2025年11月以降、客側にも罰則が適用されるよう変わっています。
一般的なお店であれば、禁止時間帯はお酒を販売しないよう守っているので、違反する可能性は低いかもしれません。
ですが「知らなかった」では済まないこともあるので、お酒の販売禁止ルールは知っておくと安心です。
③ まとめ:タイの酒類の販売禁止ルールの緩和と、罰則の強化は要チェック

③ まとめ:タイの酒類の販売禁止ルールの緩和と、罰則の強化は要チェック
本記事では、「タイのアルコール販売規制、2025年12月から一部緩和と罰則強化」を紹介しました。
ポイントをまとめます。
【タイのアルコール販売規制とは】
規制ルール❶ : お酒を買える時間が決められている
規制ルール❷ : 販売禁止の "禁酒日" がある(仏教の祝日・選挙日)
規制ルール❸ : 規制が適用されない例外がある(空港・外資ホテルなど)
【2025年12月から、14時 ~ 17時のアルコール販売禁止を解除】
・2025年12月以降のアルコール販売時間 : 11時~24時
→ 以前の昼間の「14時~17時」の販売禁止を解除し、11時~24時はお酒の購入が可能に
(0時~11時については引き続き販売禁止)
タイに行ってみないと気づきにくいのが、「酒類の販売規制ルール」です。
タイではお酒を買える時間が決められており、2025年12月から昼間の禁止時間帯が緩和されています。
午後2時~午後5時(14時~17時)の禁止時間が緩和され、11時~24時まで通しでお酒が買えるように。
0時~11時の時間帯については、引き続きアルコールの販売は禁止となっています。
なお、禁止時間帯に飲酒した場合の罰則についても、2025年11月から強化されています。
飲酒した客側にも罰則(罰金1万バーツ以上)となる可能性があるので、タイのアルコール販売禁止の時間はチェックしておくと安心ですよ。
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