
良い情報はよく聞くけど、逆にどんなデメリットがあるのかな?
こんにちは、キベリンブログです。
海外移住はキラキラした情報で溢れていますが、もちろんデメリットもあります。
今回は、「バリ島移住で知っておくべきデメリット 7選」について、紹介します。
【本記事の内容】
① バリ島移住で、知っておくべきデメリット7選【経験談】
② 東南アジアで、他の国とは違うバリ島移住のメリットとは【穏やかさ】
③ まとめ:海外移住して失敗しないよう、デメリット情報もチェックしよう
バリ島には長期滞在や海外旅行などで、何度も過ごしてきました。
実際の経験から、移住後に後悔しないための情報を語っていきます。
① バリ島移住で、知っておくべきデメリット7選【経験談】

① バリ島移住で、知っておくべきデメリット7選【経験談】
海外移住の情報をネットで調べると、良い話ばかり目にしますよね。
特に東南アジアは暖かくのんびり過ごせて、穏やかに暮らせるイメージが強いです。
中でもバリ島は、旅行だけでなく海外移住先としても人気の場所。
在住の日本人も多いことから、現地で日本語もよく目にします。
とはいえ、人気のバリ島でも悪い面はもちろんあって、しっかり理解せずに移住すると後悔する結果になることも。
そこで実際の体験から、バリ島移住のデメリットについて紹介していきますね。
【バリ島移住のデメリット】
❶ 蚊やアリなど、虫がたくさんいる
❷ 湿度が高い
❸ 渋滞がひどい
❹ 野犬が多い
❺ 公共交通機関が限られる
❻ お酒はそれほど安くない
❼ 長期的な移住はハードルが高い
上記のとおり、7つのデメリットを挙げています。
順番に見ていきましょう。
❶ 蚊やアリなど、虫がたくさんいる
・蚊が多く、網戸がないため窓やドアを開けていると部屋に入ってくる
・食べカスなどを含め食品を放置しておくと、アリが集まってくる
・蚊やアリ以外にも、ゲジゲジやクモなどたくさんの虫が現れる
バリ島は南国で一年中暑いので、とにかく虫がたくさんいます。
他の東南アジアの国々と比べても、いろんな虫が多かった印象ですね。
バリ島では日本のように網戸がないので、窓やドアを開けていると蚊が部屋に入ってきます。
蚊に刺されるとデング熱に感染する可能性があるので、室内では「おすだけベープ」がよく効いたので必須でした。
また、封を開けた食品や食べカスなどを放置しておくと、小さなアリが集まってきます。
アリ対策では「アリメツ」を使えば出なくなるので、準備しておくといいですよ。
❷ 湿度が高い
・年間の平均湿度は約80%で、雨季(11月~3月)はさらに高くなる
・食品や衣類などが傷みやすい
・特に雨季は、洗濯物がなかなか乾かない
バリ島は高温多湿の気候なので、年間を通して湿度が高めです。
年間の平均湿度は80%ほどもあり、特に雨季(11月~3月)はさらに湿度が上がります。
一時的なスコールだけでなく、まとまった雨も降るので、部屋に湿気が溜まるんですよね。
食料品は保存しにくいし、衣類もカビなどで傷みやすくなります。
雨季は晴れ間が少ないため、洗濯物がなかなか乾きません。
乾季の6月~8月は気温と湿度が落ち着いて過ごしやすいのですが、それ以外の時期はジメジメした暑さを感じることが多いです。
❸ 渋滞がひどい
・狭い道路が多い上に観光客が増えていることから、渋滞する場所が多い
・信号機など交通インフラが整っておらず、交通マナーの悪さも渋滞に影響している
・車だけでなくバイクも多いため、交通事故のリスクが高い
バリ島は渋滞がひどいことでも有名になっています。
観光客の増加で交通量が増えた上に、狭い道路が多いので、あらゆる場所で渋滞が発生しています。
構造的に道幅を広げることが難しく、信号機も少なくて交通インフラが整っていません。
交通マナーもあまり良くないので、譲り合いがなく交差点などで詰まりやすいんですよね。
バリ島では車だけでなく、バイクもたくさん走っています。
渋滞のすり抜けからの交通事故も多いので、配車アプリ(Gojek や Grab)でのバイクタクシー利用にも、事故のリスクは認識しておきましょう。
❹ 野犬が多い
・バリ島はどこにでも野良犬がいるので、犬が苦手だとストレスになりやすい
・人通りの少ない場所で野犬に遭遇すると、吠えられて道を通れなくなったりする
・咬まれたり引っ掻かれた場合、狂犬病に感染する可能性がある(発病すると致死率100%)
バリ島では農村部など田舎に限らず、街中でも野犬(野良犬)がたくさんいます。
一部は放し飼いの犬もいるのですが、野犬と混在している状況です。
コンビニの前とかにも犬がいるのですが、場所によっては何頭かで群れていることも多く、近づくと吠えられることも。
狂犬病のリスクがあるため、たとえ犬が好きでも、気軽に近寄って触れたりするのは危険です。
すべての犬が狂犬病に感染しているわけではないので、「犬に咬まれた = 狂犬病で死ぬ」というわけではありません。
狂犬病が発病してしまった場合に、治療法がなく「致死率100%」と言われているので、このリスクを考えるとストレスになります。
❺ 公共交通機関が限られる
・バリ島の公共交通機関は、2つのバスしかない(トランスメトロデワタとトランスサルバギタ)
・公共バスの走行ルートは、デンパサールを中心とした南部一帯のみ(ウブドまでのバスはある)
・移動手段がない場合は、配車アプリやタクシーを使うことになる
バリ島では安く乗れる公共交通機関が、ほとんどありません。
あるのは2つのバスだけで、「トランスメトロデワタ(Trans Metro Dewata)」と「トランスサルバギタ(Trans Sarbagita)」のみです。
ローカルバスが走っているルートは、デンパサール周辺を中心とする南部一帯に限られています。
ウブドまで行くバスはありますが、それ以外の地域へ行く場合は公共バスがないんですよね。
車やバイクなど移動手段がない場合は、配車アプリ(Gojek や Grab)やタクシーを使うことになります。
気軽に使える公共交通機関が限られるのは、移動に困る場面が多いかもしれません。
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❻ お酒はそれほど安くない
・お酒は他の物価に比べると、それほど安くない
・ビール(330ml)ひと缶で、約300円ほど(2025年11月時点)
・バリ島の物価高に加えて円安が加速したため、日本円で換算するとさらに高くなる
バリ島の物価も近年は上昇してきていますが、まだ安さを感じられるレベルです。
ですがお酒に関しては、あまり安くありません。
スーパーで売られているビールの価格は、330ml のひと缶で約300円ほどでした。(2025年11月時点)
日本のスーパーで売っているビールの値段よりも、高いですよね。
輸入品の場合はさらに高くなるため、日本酒やワイン、ウィスキーなどは日本で買うより高くなります。
特に近年の円安の加速により、日本円で換算すると昔よりもかなり高くなっていると感じます。
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❼ 長期的な移住はハードルが高い
・ビザなしの場合、滞在は30日間まで(延長申請で60日まで可能)
・退職者向けにはリタイアメントビザがあるが、60歳以上で一定の収入が条件
・就労ビザを取得すれば長期滞在できるが、バリ島での海外就職は難しい
バリ島はビザなし(ノービザ)で入国すると、30日間までしか滞在できません。(延長申請すれば60日まで可能)
長期滞在するには、ビザが必要になります。
退職者向けには「リタイアメントビザ」があるので、60歳以上で収入条件を満たせるなら、長期的な移住も可能です。
ですがそれ以外の方法だと、バリ島移住は少しハードルが高いのが実情です。
現地の会社への海外就職すれば就労ビザが取れますが、日本人向けの求人は少なくなっています。
デジタルノマドビザもあるものの、収入条件が「年収 60,000USD 以上」と厳しめなのも注意ですね。
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② 東南アジアで、他の国とは違うバリ島移住のメリットとは【穏やかさ】

② 東南アジアで、他の国とは違うバリ島移住のメリットとは【穏やかさ】
前のパートで、バリ島移住におけるデメリット7つを紹介してきました。
「デメリットばかり言われると、海外移住ってやっぱり辛そう...。」と悩んでしまうかもしれません。
バリ島には、他の東南アジアの国とは違った、魅力のあるメリットがあります。
そんなメリットについて、すこしだけ紹介しておきますね。
【東南アジアで、バリ島移住が他の国と違うメリット】
・コンビニなど日本人に利用しやすい店が多く、日本食にも困らない
・バリの人は温厚で優しい人が多く、心穏やかに過ごせる
・外国人に慣れており、珍しがられずジロジロ見られたりしない
コンビニなど日本人に利用しやすい店が多く、日本食にも困らない
バリ島には、日本人にも利用しやすいコンビニなどのお店が多いです。
24時間営業やトイレも借りれたりするなど、安心して買い物ができます。
昔から日本人観光客が多かったため、日本食レストランも多いです。
和食が恋しくなったら、いつでも食べに行けます。
スーパーでも日本の製品が置いてあったりするので、自炊で日本食も作れます。
現地の食事ばかりで胃腸が疲れた場合でも、日本食が食べられる環境なら安心できるはずです。
バリの人は温厚で優しい人が多く、心穏やかに過ごせる
インドネシアはイスラム教の国ですが、バリ島では9割の人がバリ・ヒンドゥー教を信仰しています。
宗教的な背景からも、バリ島の人たちは温厚で優しい人が多いです。
買い物やバスの乗り方などで困ったときも、ほとんどの人は親切に対応してくれました。
ローカルな場所でたとえ英語が通じなくても、伝えようと一生懸命になってくれるのを見ると嬉しいですよね。
暖かくのんびりしていて、時間に追われているような雰囲気もありません。
心穏やかに過ごしやすいのは、バリ島の魅力あるメリットですね。
外国人に慣れており、珍しがられずジロジロ見られたりしない
バリ島での観光業は、経済の主要な柱です。
外国人観光客はもちろんですが、移住者も多いので、外国人には慣れています。
街中だけでなく田舎の方に行っても、あまり珍しがられたりはしません。
そのため落ち着いて過ごせるし、差別されるようなこともありませんでした。
他の東南アジアの国では、場所によってはジロジロと視線を感じることもあり、ちょっと落ち着かなくなったりします。
外国人でもバリ島の居心地の良さは、長く過ごしたい場所としての理由にもなりますね。
③ まとめ:海外移住して失敗しないよう、デメリット情報もチェックしよう

③ まとめ:海外移住して失敗しないよう、デメリット情報もチェックしよう
本記事では、「バリ島移住で知っておくべきデメリット 7選」を紹介しました。
ポイントをまとめます。
【バリ島移住のデメリット】
❶ 蚊やアリなど、虫がたくさんいる
❷ 湿度が高い
❸ 渋滞がひどい
❹ 野犬が多い
❺ 公共交通機関が限られる
❻ お酒はそれほど安くない
❼ 長期的な移住はハードルが高い
【東南アジアで、バリ島移住が他の国と違うメリット】
・コンビニなど日本人に利用しやすい店が多く、日本食にも困らない
・バリの人は温厚で優しい人が多く、心穏やかに過ごせる
・外国人に慣れており、珍しがられずジロジロ見られたりしない
バリ島は東南アジアの中でも、根強い人気のある海外旅行先です。
外国人でも居心地が良くて、まだ物価も安い水準にあります。
そんな魅力的な場所でも、海外移住すると「日常」になります。
デメリットの悪い面を理解しておかないと、イメージとの違いから後悔する結果になりかねません。
バリ島は日本人にも、東南アジアの中で過ごしやすいところであることに間違いないです。
たとえ短くても海外移住は大きな経験になるので、まずは実際に体験してみて、違いを楽しんでみてください。
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