
え!? お酒の販売禁止ルールがあるの??
こんにちは、キベリンブログです。
実はタイではアルコール規制があるので、お酒好きなら要注意です。
今回は、「タイのアルコール販売規制と、規制見直しの可能性」について紹介します。
【本記事の内容】
① タイのお酒の販売規制ルールとは【販売時間と禁酒日】
② タイのアルコール販売規制は、緩和に向かうのか【首相の指示】
③ まとめ:タイには酒類の販売禁止ルールあり。気づきにくい禁酒日は要注意
タイには海外旅行やデジタルノマド生活など、何度も渡航してきました。
旅行者だと気づきにくいタイのお酒事情を、わかりやすく紹介していきます。
① タイのお酒の販売規制ルールとは【販売時間と禁酒日】

① タイのお酒の販売規制ルールとは【販売時間と禁酒日】
旅行先として人気のあるタイは、お酒も自由に楽しめる印象がありますよね。
でも実は、タイにはお酒の販売を規制する法律があります。
酒類の販売禁止ルールが定められ、特定の日時ではバーや居酒屋で飲むことはもちろん、スーパーやコンビニでもお酒を買うことができません。
具体的にどんな決まりになっているのか、掘り下げて見ていきましょう。
【タイのアルコール販売規制】
規制ルール❶ : お酒が買える時間は、"11時~14時" と "17時~24時"(通年)
規制ルール❷ : 販売禁止の "禁酒日" がある(仏教の祝日・選挙日)
規制ルール❸ : 規制が適用されない例外がある(空港・外資ホテルなど)
お酒の販売規制のポイントは、おもに3つですね。
順番に紹介していきます。
規制ルール❶ : お酒が買える時間は、"11時~14時" と "17時~24時"(通年)
・アルコール販売時間 : 11時~14時、17時~24時【年間ルール】
(0時~11時、14時~17時は販売禁止)
まず1つ目は、「お酒を販売できる時間が決められている」ということです。
"11時~14時" と "17時~24時" の時間帯のみ、飲食店やスーパーで酒類の販売が許可されています。
それ以外の時間帯はお酒が販売できないので、バーやクラブなどお酒が中心となるお店は24時で営業を終了します。
24時間営業のコンビニでも、0時~11時と14時~17時の時間帯は、ビールなどのお酒は買えません。
販売禁止の時間帯になると、酒類のコーナーはカーテンなどで目隠しされ、英語や日本語などで販売規制の案内が書かれています。
なお、禁止時間帯に買った場合の罰則ですが、お店側に罰則があり、私たち購入者には特に罰則はありません。
規制ルール❷ : 販売禁止の "禁酒日" がある(仏教の祝日・選挙日)
・「仏教の祝日(年間5日)」と「選挙日(前日18時~当日18時)」は "禁酒日" となり、終日アルコール販売禁止
・祝日の日程は毎年変わるので、事前に要チェック
2つ目は、「禁酒日」があること。
先ほどの規制❶では "販売時間" があることを紹介しましたが、禁酒日は販売時間中でも終日お酒は買えません。
禁酒日に指定されているのは、「仏教の祝日(年間5日)」と「選挙日(前日18時~当日18時)」です。
(禁酒日となる祝日は、万仏節・仏誕節・三宝節・入安居・出安居)
"祝日の日程は毎年変わる" ため、いつが祝日なのかタイへ行く前にチェックしておきましょう。
選挙日は日程が近くならないと決まらないので、選挙日にぶつかってしまったら仕方ないですね。
規制ルール❸ : 規制が適用されない例外がある(空港・外資ホテルなど)
・空港(国際線あり)はアルコール販売規制の対象外
・一部の外資系ホテル内など、規制が適用されない例外あり
3つ目は、「一部エリアのみアルコール販売規制の対象外」があることです。
ここまで "販売時間" と "禁酒日" の規制ルールを説明しましたが、一部エリアでは規制が適用されません。
例えば「空港のターミナル内」では、規制の適用外となります。
たとえ禁酒日でも、空港内のお店でワインを買ったり、ラウンジでビールを飲むことも可能です。
空港以外では、一部の外資系ホテル内などでは、規制されない例外エリアもあるようです。
おもに外国人観光客向けに限られた場所が、例外エリアになっていたりします。
② タイのアルコール販売規制は、緩和に向かうのか【首相の指示】

② タイのアルコール販売規制は、緩和に向かうのか【首相の指示】
前のパートで、タイでの酒類の販売規制について紹介してきました。
実はこの規制ルール、1972年に役人の飲酒を止めるために発令したことが始まりで、50年以上も前にできた規制です。
"時代遅れ" という声が、観光業を中心としたビジネス団体から上がっている状態でした。
こういった流れから、タイのアルコール販売規制の緩和の可能性についても、ここで触れておきますね。
タイ首相、アルコール販売禁止の見直しを指示【2025年2月】
・午後の販売禁止時間 "14時~17時" の見直し
・仏教の祝日(年間5日)による禁酒日の見直し
タイのペートンターン・チナワット首相は、ビジネス団体の声を受け、観光業を支援するため "アルコール販売禁止の見直し" を指示しました。
(2025年2月12日の Bankkok Post で報道)
タイはビザ要件を緩和するなど、観光業の促進に力を入れています。
"アルコール販売規制は、政府の観光促進に逆向している" という指摘があったからですね。
見直す内容は2つで、「14時~17時の販売禁止」と「禁酒日(年間5日の仏教祝日)」です。
政府はこの販売規制がどのくらい観光業に影響している調査し、その上で規制の見直しを判断します。
外国人観光客は、アルコール販売禁止ルールを認識していない
私も初めてタイを訪れたときはそうでしたが、お酒の販売規制があることを知りませんでした。
多くの外国人観光客は認識しておらず、スーパーのレジでお酒が買えなくて困惑する観光客を何度も目にしています。
トラブルを生む要因にもなっているため、この点も見直しの背景になっています。
2025年以降でタイのアルコール販売規制が緩和されるのか、お酒好きなら注目しておきましょう。
【補足】2025年5月から、入国カードのオンライン登録が義務化
アルコール販売規制の話題ではありませんが、タイでは2025年5月から入国カードが復活します。
"TM6" と呼ばれる手書きの出入国カードがありましたが、一時的に免除措置が取られていました。
それが「TDAC(Thailand Digital Arrival Card)」という "オンライン登録による入国カード" に変わります。
2025年5月1日から登録必須になるので、忘れないよう注意してくださいね。
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③ まとめ:タイには酒類の販売禁止ルールあり。気づきにくい禁酒日は要注意

③ まとめ:タイには酒類の販売禁止ルールあり。気づきにくい禁酒日は要注意
本記事では、「タイのアルコール販売規制と、規制見直しの可能性」を紹介しました。
ポイントをまとめます。
【タイのアルコール販売規制】
規制ルール❶ : お酒が買える時間は、"11時~14時" と "17時~24時"(通年)
規制ルール❷ : 販売禁止の "禁酒日" がある(仏教の祝日・選挙日)
規制ルール❸ : 規制が適用されない例外がある(空港・外資ホテルなど)
【タイのアルコール販売規制が緩和される可能性】
・タイ首相がアルコール販売禁止の見直しを指示(2025年2月)
・「14時~17時の販売禁止」と「禁酒日(年間5日の仏教祝日)」の販売規制を見直す
・販売規制は観光業の促進に逆向しており、外国人観光客にも認識されていない背景がある
タイ旅行が初めてだと知らないケースが多いのが、「酒類の販売規制」です。
タイでお酒が買える時間は "11時~14時" と "17時~24時" で、この時間帯以外は買えません。
バーやクラブなどお酒を中心とするお店は、この時間内で営業停止となります。
観光客にはあまり認識されておらず、「禁酒日(年間5日の仏教祝日と選挙日)」もあるので、注意しておきましょう。
なお、2025年2月には、タイ首相が「アルコール販売規制の見直し」の指示を行っています。
2025年以降は規制が変わっていく可能性もあるので、今後の情報もチェックしてみてくださいね。
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